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「人付き合いが怖かった」私が実践した、自分を“逃げられない環境”に置く夢の叶え方

ゼロ高は、さまざまなバックグラウンドを持つ生徒が集まる場所です。

住んでいる地域やこれまでの歩みは違っても、「自分のやりたいことを見つけ、形にしたい」という思いを胸に、それぞれの個性を活かしながら学びを広げています。

一人ひとりが自分のフィールドで挑戦を重ねていく。
【ゼロ高生紹介】の記事では、そんな生徒たちの姿をお届けします。

今回紹介するのは、2年生の竹田こはるです。

現在はゼロ高「housoubu(放送部)」の部長として15人の部員を束ね、プロの映像クリエイターを目指してインターンやコンテストに挑戦しています。さらに、MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授によるプログラム「Fab Academy」を日本最年少で修了するなど、驚くべき行動力があります。

しかし、入学前の彼女は今とは真逆の「超・引っ込み思案」だったといいます。

田舎町で「外に出るのが怖かった」という彼女が、なぜここまでアクティブに変わり、大きな夢を語れるようになったのか。その劇的なビフォーアフターと、彼女が実践する「夢を現実にする思考法」に迫ります。

※この記事は、ゼロ高ラジオでのインタビューをもとに、コーチとしての視点も交えながらお届けします。ラジオの放送もあわせてぜひお聞きください!



誰かの誘いはすべて「お断り」。殻に閉じこもっていた中学時代

「もともと、夢なんて全くありませんでした」

こはるは、中学時代をそう振り返ります。
当時は極度の人見知り。「引っ込み思案で、外に出るのも怖い。人と関わるとすぐに疲れてしまう」という性格でした。

住んでいる場所は、コンビニまで徒歩30分、電車は1時間に1本という自然豊かな地域。物理的な距離も相まって、彼女の世界は狭く閉じていたのです。

「誰かから『これやってみない?』『どこか行こうよ』と誘われても、全部『あ、遠慮しときます』って断っていました。新しいことに挑戦するのが、とにかく怖かったんです」

自分の殻に閉じこもり、変化を恐れていた日々。
そんな彼女がゼロ高に入学したのは、一つの転機でした。しかし、入学してすぐに行動が変わったわけではありません。最初のきっかけは、彼女の中に眠っていた意外な「感情」でした。


「負けたくない」一心で挙げた手。カメラ越しに見えた新しい世界

変化のときは、入学直後の「Spring Camp」で訪れました。
Campの活動記録を動画にまとめる役割を誰がやるか、という話になった時のことです。当然、動画編集の経験などありません。いつもなら「遠慮します」と逃げるところですが、この時は違いました。

「ここで逃げたら、みんなに置いていかれる気がしたんです。私、実はすごく負けず嫌いで(笑)。『できないからやらない』じゃなくて、ここでやらなきゃ負けると思って、初めて自分から手を挙げました」

未経験の動画編集に必死で食らいつきました。完成させた時、彼女の中で何かが弾けたといいます。
「世界はこんなに広いんだ」。新しいことに挑戦する楽しさを知った瞬間でした。

Spring Camp中、動画を編集する彼女(右から2番目)

その後、彼女を決定的に変えたのが、ゼロ高の文化祭イベント「ZERO-1 EXPO」での経験です。カメラマンを担当した彼女は、レンズ越しにステージを見た時、涙が止まらなくなりました。

「普通に見るよりも、カメラを通したほうが3倍くらい感動したんです。撮影しながら泣いちゃって。『あ、これだ。私はこれを仕事にしたい』って直感しました」

大好きなアーティスト「Mrs. GREEN APPLE」の魅力を、自分の映像で伝えたい。
「ミセスのMVを撮る」という明確な夢が生まれたことで、彼女の行動は加速していきます。


「やるしかない環境」を自分で作る。それが私の攻略法

現在の彼女の行動量は、大人顔負けです。
「MVを撮るにはどうすればいいか?」をプロのカメラマンに相談しに行き、アドバイス通りすぐにSNSで写真の発信を開始。ダンスが得意な友人を巻き込んでMV撮影の練習を行い、現在は動画編集とSNSマーケティングのインターンにも挑戦しています。

圧巻なのは、MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授が提供する「Fab Academy」への参加です。
大学院レベルの内容を英語で学ぶ半年間のハードなプログラム。英語が得意だったわけではありません。講義中は「何を言っているのか全く分からない」状態からのスタートでした。

それでも彼女は食らいつき、結果として「日本最年少修了」、かつ同期の中で「一番乗りでの卒業」を果たしました。

▼ 彼女のFab Academyページはこちら

なぜ、そこまで頑張れるのでしょうか。彼女は自身の「攻略法」をこう語ります。

「私、放っておくとダラダラしちゃうんです。だから、『やらなきゃいけない環境』に自分を追い込むようにしています。
「申し込みボタンを押してしまえば、もうやるしかない。司会をやりますと手を挙げたら、逃げられない。そうやって自分を追い込んでいくと、やるしかなくなって、結果的に成長できるんです」

失敗して落ち込むこともあります。理想が高すぎて、自分の実力が追いつかずに悔しい思いもします。そんな時は、家で家族に「うるさい」と言われるほど大声で歌って発散し、その悔しさを次の原動力に変えているのです。

「とりあえず、100個でも1000個でも新しいことに挑戦してみてほしい。そうすれば、絶対に好きなことが見えてくるから」

かつて誘いを断り続けていた少女は今、誰よりも貪欲に、新しい世界への扉を叩き続けています。


ゼロイチコーチより

彼女の凄さは、その「一歩踏み出す力」です。負けず嫌いの性格をバネに、いろんなことに挑戦をしていく姿勢が磨かれていると感じます。

さらに素晴らしいのは、フットワークの軽さです。地方在住でありながら、東京でのイベントやインターンにも「行きます!」と即答し、夜行バスで駆けつける。お金を服や遊びではなく「経験」に投資できる高校生はなかなかいません。

彼女なら、「ミセスのMVを撮る」という夢も、近い将来本当に叶えてしまうと確信しています。

(ゼロイチコーチ:吉岡)


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