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「大学へ行けば安心」は、これからも続くだろうか

長い間、日本では「とりあえず大学へ行ったほうがいい」と言われてきた。

大学を卒業すれば、
高卒より給料が高く、生涯年収も増える。

そう考えられていたからだ。

しかし、これから金利が上がる時代になると、
その常識は少しずつ変わるかもしれない。

もし奨学金を借りて大学へ進学し、
卒業後の給料が高卒より月に3万円高いだけだとしたらどうだろう。

毎月の奨学金返済と利息を差し引けば、
その差はほとんど残らないかもしれない。

場合によっては、自由に使えるお金は
高卒で働き始めた人のほうが多いことさえ考えられる。

さらに、
高卒で就職した人は18歳から収入を得ている。

大学へ通う4年間は、学ぶ時間であると同時に、
働いていたなら得られたはずの収入を手放している時間でもある。

そして、奨学金は卒業した瞬間に終わるものではない。

返済は何年も続く。

その返済があることで、
車のローンや住宅ローンを組みにくくなったり、
家賃を抑えた部屋を選ばざるを得なかったり、
旅行や趣味を我慢したりと、
人生の選択肢そのものが狭くなることもある。

もちろん、医師や研究者、高度な専門職など、
大学でしか得られない知識や資格には大きな価値がある。

そのような進学は、
将来への投資として十分に意味があるだろう。

しかし、「何となく大学へ行く」という選択は、
以前より慎重に考える時代になるのではないだろうか。

これから問われるのは、
大学へ行くかどうかではない。

借金をしてまで学ぶ価値があるのか。

その問いに、
自分なりの答えを持てるかどうかである。

低金利の時代は、
「借金をして未来に投資する」が合理的だった。

だが、金利が上がる時代には、
「借金をしない自由」が大きな資産になる。

学歴よりも、身軽さ。
肩書きよりも、自由度。

そんな価値観が、
これから少しずつ広がっていくのかもしれない。



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