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最大10%のガイジン受け入れ可 ~シリーズ「でもなにも心配しなくていい」

インナーシティという言葉があります。都市中心周辺に位置し、住宅・商店・工場などが混在する低所得者層の居住地域を指します。
活気に満ちていた都市の旧市街地が、スポンジのようにあちこち虫食い状に空洞化しています。
かつては定期バスが連なって走っていました。自家用車とトラックとタクシーが交差点ごとに連なりました。大通りの歩道や軒を連ねる個人商店街にはたくさんの人が行き交いました。制服姿の中高生があちこちで楽しそうにおしゃべりしながらたむろしていました。たくさんの人を駅は呑み込み吐き出していました。

今のインナーシティは無様です。
歩道ブロックは割れたまま。舗装はパッチワークのよう。減便された定期バスには年寄りが数人乗るだけです。シャッターが降りたままの商店街は寂れるに任せています。あんなにたくさんハシャいでいた中高生グループをもう見かけません。
痛んだ古木造アパートと雑草まみれの民家が、ただ残っています。

都市の代謝が進んでいます。
インナーシティを牽引し始めているのは、海を渡ってきた異邦人たちです。
台中韓はもとより、フィリピン・インドネシア・ベトナム・カンボジア・タイ・ミャンマー・ネパール・ブータン・インド・バングラディシュが含まれます。
最近のお騒がせなら川口のクルド人密集が有名でしょう。
あいにくあなたの大好きな白人は少ないです。

家賃が安いインナーシティ物件は、外国人労働者や留学生に格好の受け皿です。
フードを被り自転車で歩道を走り、くわえタバコで赤信号を渡っています。真冬でもサンダルです。
日本の全人口の5%ていどが、これら移民や外国人です。
「治安の悪化」「伝統コミュニティの崩壊」を煽る輩も少なくありません。


でもなにも心配しなくていい

でも心配しなくてもいいです。不安にさいなまれなくてもいいです。
日本もこれまでになく多民族を抱える国家になります。日本だけではありません。先進国はすべて多民族の国家になります。
移動定住が容易になり、世界中がより安い労働力を欲しがるうちは、先進国の多民族化は必ず進んでしまいます。これは近代の貨幣構造社会の必然です。多民族化の潮流には抗えません。

大規模な多民族国家は、さらに帝国体制の構造をとります。
現在覇権国と見なされるアメリカ・中国・ロシアもすべて多民族国家です。国情に合わせ統治体制の名目はそれぞれ少しずつ異なります。しかしごく少数の統治者が多くの多民族を統治する構造に、変わりはありません。
言い換えれば「広大な国領土」で「大勢の多民族を統治」していることが、覇権国の条件と言えます。
次時代の大国候補がインドとブラジルなのも、この条件を満たすからでしょう。

日本はどうでしょうか?
国土は狭い。インナーシティに流入して来ているとはいえ、他民族の総数はせいぜい総人口の10%までが上限です。それ以上の多数の他民族を、日本政府は統治できないでしょう。
つまり現状の国際統治構造では、日本が覇権国となることはありません。
敗戦後、政治家や官僚などの為政者は日本の国情を見越し「経済に特化した大国を目指そう」と方向づけました。
1980~90年代に経済覇権国の目標を達成し、一時期、その栄華を謳歌し驕りました。
その様は1600年代の一時期中継貿易でとても羽振りのよかったネーデルラント共和国を彷彿させます。

GDPランキングなんか気にするな

1600年代ヨーロッパで貿易覇権国として栄えたオランダ・ベルギーは、今不幸でしょうか?
それ以前ヨーロッパの覇権国家であったスペイン・ポルトガルは「昔は俺たちのほうが羽振りが良かった」とイジけているでしょうか?
文化先進国であったイタリア半島諸藩は、今極貧に喘いでいるでしょうか?
答えは明確に「否」です。

オランダの先進的な社会制度と合理的な暮らし。スペインの情熱的な祭祀とゆったりとした時間の流れ、ポルトガルの哀愁を帯びた美しい街並みと穏やかな治安。イタリアの豊かな食文化や洗練されたデザイン。
彼らは成熟した等身大の豊かさの中で過ごしています。
いずれの国も生活と生涯を楽しむゆとりを感じさせます。
充実した福祉制度へタダ乗りを企む大量の不法移民流入に手を焼いている現状も共通しています。

勘のいいあなたなら、もうお気づきでしょう。
日本も「経済覇権国の競争」から、もう降りましょう。
「幸せな中規模国家」を目指すフェーズに入るべきです。
経済大国よもう一度技術立国よ今一度...は、もう若かった昔話にしましょう。もう二度と経済大国には返り咲きません。
国際GDPランキングが10位・20位クラスになろうが気にもせず、文化や生活の質を謳歌しましょう。
等身大の豊かさを享受しましょう。
がむしゃらに無理をし働かなくてもゆったりとささやかな幸せに包まれ暮らしを大勢の市民で目指すほうが、現実的で賢明です。
もう二度と経済大国に返り咲かないのです。
もう一度言います。日本が再び世界屈指の経済大国に返り咲くことはありません。

オランダ・ベルギー・スペイン・ポルトガル・イタリアの小さくとも豊かで成熟したライフスタイルをこれから学んでゆきましょう。
台中韓・フィリピン・インドネシア・ベトナム・カンボジア・タイ・ミャンマー・ネパール・ブータン・インド・バングラディシュ人を、インナーシティや農漁村へ受け入れましょう。

治安が悪くなる?日本らしさが消える?だからどうだと言うんです?

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