トルコ旅行記#25 街歩きしたら5人の手下ができた(4日目③)

特にすることがなかったので、うろうろ散歩していると、ひげと赤服の二人組に声をかけられた。

『何しているんだい?』
「いやー、暇やから散歩しいてるだけやで」
『どっからきたんだ?』
「日本やで」
『とりあえず、うちのオフィスで休んでいけよ』
「まぁ暇やから行ったるわ」

ということで怪しい二人組のオフィスに行くことになった。
オフィスにはボスも居て、マフィア的な匂いもしたが、話題はサッカーや日本経済に終始した。
結論としては、こいつらはかなり暇だったということで、
「お前たちに構ってる暇はもうないよ」と言ってオフィスを立ち去った。

とりあえず、もう一回ゲストハウスに戻ると、共同ルームで韓国人のキム君と知り合いになった。
彼の部屋で、彼の就職活動について相談に乗ったのだが、どうやら彼はエリートで、韓国銀行とヒュンダイから内定をもらっているらしかった。
僕が銀行員だということもあり、意見を求められたのだけど、僕は不敵な笑みを浮かべて「大いに悩みなさい」と言ってやった。
だってキムくんエリートなんだもん。

あと、かの名言「生きてるだけで丸儲け」を日本語で伝授しておいた。
国に戻ったら意味を調べたいとキムは言っていた。

とりあえず、キムは僕の舎弟になったので、二人で散歩することにした。
すると悪ガキに遭遇した。

とりあえず舎弟のキムはどう接すればいいのか分からない様子だったので、「下がっておれ」と命令し、僕が対峙することになった。

僕がカメハメ波の構えをすると、悪ガキ達もスッと身構える。


しかし、僕が出したのはカメハメ波ではなく、「耳が・・・大きくなっちゃった」だったから、悪ガキ達もたまったもんじゃない。
いきり立った猫にまたたびを与えるようなもので、すごく耳を大きくしたがり始めた。


ちょろいもんだ。結局こいつらも僕の舎弟になり、極齋流空手のメンバーが一気に5人に増えた。

私の弟子たち

一丁稽古でもつけてやろうかと思ったが、僕はこれから約束があったので、その場は1番弟子のキムに任せてゲストハウスに戻ることにした。
キムも兄弟子としてまんざらでもなさそうだった。

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