トルコ旅行記#9 サフランボルの街を散策したらかわいい街の中でおもしろ垢すりおじさんと仲良くなった(2日目③)
現在午前7時40分。
ここの宿の朝食は9時くらいかららしいし、ドミトリーを希望したので今部屋に入ると寝ている人を起こしてしまいかねない。
約一時間、汗を流すためにハマムに行くことにした。
ハマムとはトルコ式サウナみたいなところで、昨日から風呂に入っていない自分にとっては今一番行きたいところであった。
お風呂セットを抱えて地図を頼りに街を歩いた。
目指すは、JINJI HAMAMというハマム!
少し歩くとなんかいきなり見つかった。
モスクの様な外観で、入り口にはなにやらメニューの様なものが掲げられている。
おそらくレストランも併設されているのだろう。
予想以上にキレイな建物にテンションが上がり、勢いよく突入した。

すると中にほうきを持ったお兄ちゃんがいた。
トルコ語わからんし、とりあえず体をごしごし洗う真似をしてみた。
するとなにやら笑いながら違う違うみたいなリアクション。
えぇ!でも確かにここに書いてるやん!
とアピールすると
『ここはJINJI HAN。キミが行きたいところはJINJI HAMAM』
「え、まじ?なんや~ややこいわ。じゃあここはただのレストランかいな」
「じゃあさ、JINJI HAMAMはどこにあるん?」
『ここを上って左に行けばあるよ』
「ほんまー、ありがとー」

が、案の定言われたとおり行ってもみつからない。
ってまぁ言われたっていってもトルコ語やから正直手の動きだけで判断しただけやけど。
てきとーに歩いているうちにすっかり道に迷ってしまった。
この街は坂道ばっかりなのでやたら疲れる。
でも、さすが世界遺産に登録された街である、目に映るもの全ての建物や看板、車も人も何を見てもワクワクさせられる。
道に迷うのも願ったり叶ったりなのだ。
さぁカメラカメラと。パシャパシャ。




さて、カメラも飽きたぞ。
そろそろハマムに行かないと。
おっ!丁度いいところに子供を抱いたお父さんが!

「すいませ~ん。ジンジハマムってどこにあります?」
『えーっとねぇちょっと複雑だから連れてってあげるよ』
「ほんまに?ありがとう!かわいい子供やね」
『子供はみんなかわいいよ』
お父さんは汗をやたらかきながら上ったり下ったりして、モスク風の素敵な外観で、入口にメニューが掲げられている建物に連れて行ってくれた。
ようやく着いた!

そう、見覚えのあるこの建物。
さっきの場所だ!
「お父さん!ここってジンジハンやん!俺が行きたいのはジンジハマムやで。こうやって体をごしごしするとこ!」
僕はタオルを取り出して体をこする真似をした。
『おーハマムか!発音がややこしいから間違えてしまったよ。ハマムはこっちだよ』
なんやめっちゃ近くにあるやん。
おとうさんありがとう!
ハマムは小さなモスクのような建物だった。

入り口から入ると、まだ朝早かったのか店番のおじさんはソファーで爆睡していた。
「おっちゃん、おっちゃん。お客さんやで~」
なかなか起きないので揺すって起こしてみた。
『おぉお客さんか。おはよう。そこの部屋で服を脱いでこの布を巻いて出ておいで』
トルコ語なのでよくわからんが何かそういうことを言ったので指示に従いハマムスタイルになった。
『よしそれでいいぞ。ところで、マッサージと垢すりはやるのかい?』
なぜか垢すりだけ日本語だ。
「うーん。お願いするわ」
家を出てから初めて体を洗うのでどうせなら徹底的にすっきりしたい。
『わかった。それじゃあとりあえず中に入っといてくれ』
中に入ると、部屋の中心に円形の広い台があり四方に水の出る部屋がある。
さらにそれぞれの部屋の間にドアがあってそこに入るとさらに高温のサウナになっている。
つまり中心の部屋以外に8部屋あるわけだ。
形はモスクっぽい形なので、つまり天井は栗のような形。
そこにキレイに窓が張ってあって太陽の光が良い感じに差し込んでくる。
中に電気は無いので明かりはこの太陽の光だけである。
建物も部屋も全て石で作ってあり、さらに日本のサウナと違って湿気があまりないので、もわっとしないがその分長い間入っていることができる。
とりあえず体を洗った後、真ん中のステージのようなところに大の字になって天井を見上げた。
朝一で貸切、自分の発する音以外は全く静かな中、水道から落ちる水滴の音だけがハマム内にこだまし、目をつぶるともう現実からは完全に離れたような気分になる。
もうどうにでもしてくれ・・・そのまま眠ってしまっていた。
『おい、垢すりするど』
「うわ!びっくりしたぁ。」
『あかすり』
「わかったわかった。お願いするわ」
おっちゃんも俺と同じように布を巻いている。
うつぶせにならされ、背中を思いっきりこすられた。
一回、二回、三回・・・
『はい終わりだ、仰向け』
え?
三回こすって終わり?
垢とか何にもでてないやん!
『仰向け』
だめだ聞いちゃいない。
こっち側も三回。
おわり。
おわりかい!
するとおっちゃんは何やら石鹸を取り出して泡立てだした。
さぁその泡をどうするのか?
きました!
頭にきました!
石鹸はあかん!
髪きしきしやんけ!
うわ、水かけんなや。
冷たい!
バチーン!
痛って!
なんで背中叩くねん!
もう意味不明やわ。
『終わったぞ』
「え?マッサージは?」
『もうした』
いつしてん!背中叩いただけやんけ!なんやねん!!
なんかもうテンションがあがったので、おっちゃんと一緒にサウナから出て体を拭いて、一緒に水飲んで。
「おっちゃん写真撮るで。タイマーで撮るからな。ほらおっちゃんこっちじゃないあっち向いて!」

あれ?今の撮れたんかな。ちょっと見てくるわ~、おいおっちゃんは付いてこんでええねん!
パシャ!

うわ今撮れたんかいな。
ちょっともっかい行くで、パシャ。
よっしゃ、なんかもう疲れたから帰るわ。」
ハマム全然疲れとれへんやん。
