【社会人野球日本選手権】前回王者・トヨタ自動車が八回コールド発進!ヤクルト4位指名・増居が7回零封の快投
第50回社会人野球日本選手権大会の1回戦が11月4日、京セラドーム大阪で行われました。
大会連覇を狙う東海地区第1代表のトヨタ自動車と、四国最終予選を勝ち上がった四国銀行の一戦は、
投打で圧倒したトヨタ自動車が10対0の8回コールドで快勝し、6大会連続の初戦突破を果たしました。
この試合の最大の注目は、先日プロ野球ドラフト会議でヤクルトスワローズから4位指名を受けたトヨタ自動車のエース、増居翔太投手。
ドラフト指名後初の公式戦登板で、圧巻のピッチングを披露しました。
序盤|増居、圧巻の立ち上がりと四国銀行の積極性
トヨタ自動車の先発マウンドには、注目の増居翔太が上がりました。初回からストレートと変化球のコンビネーションが冴えわたり、四国銀行打線を寄せ付けません。特に、7回を投げて奪った9つの三振は、その球威と制球力の高さを物語っています。
一方、四国銀行も前回王者相手に臆することなく、序盤から積極的な姿勢を見せました。
2回表、先頭の5番・大北海斗がチーム初ヒットをレフト前に運ぶと、6番・藤井拓海が送り、7番・神野恵資がレフト前ヒット。
ここで、大北が本塁に突入するも、トヨタ自動車のレフト・徳本の好返球に阻まれ、本塁憤死。
先制点のチャンスを逃す。
前半|福井の先制弾で試合の主導権を握る
試合が動いたのは2回裏。
トヨタ自動車は一死一塁の場面で、打席に7番・福井章吾が入ります。
福井は期待に応え、ライトスタンドへ飛び込む先制の2点本塁打を放ち、試合の均衡を破る。
しかし、この一発以降
四国銀行の先発・田井投手は毎回走者を出しながらも、粘りのピッチング。
5回まで、福井に浴びた一発の2点のみに抑えます。
中盤〜終盤|打線爆発、コールド勝ちへ
6回表。四国銀行はエース・菊池にスイッチ。
しかし、これが大誤算。
トヨタ自動車はこの回、4番・逢澤崚介の三塁打、5番・北村祥志の二塁打など長短打を絡めてこの回4点を追加。
終盤以降もトヨタ自動車の勢いは止まりません。
続く8回裏には、四国銀行の3番手・田中大成を攻め、
8番・坂巻尚哉がこの日2本目の長打となる三塁打を放ち、さらに9番・徳本健太朗のショート内野安打で10点目。
規定により10対0の8回コールドが成立しました。
トヨタ自動車打線は、この日先発全員安打となる15安打を放ち、その破壊力をまざまざと見せつけました。
ヒーロー|増居翔太、ドラフト指名後の初登板で快投
この試合の最大のヒーローは、間違いなく先発の増居翔太投手でしょう。
ヤクルトからのドラフト4位指名という大きなニュースの後、重圧のかかる初戦のマウンドで、7回3安打無失点、6奪三振という完璧な内容でチームを勝利に導きました。
ストレートは140km/h中盤であったが、キレのある変化球とのコンビネーションで四国銀行打線に的を絞らせませんでした。
藤原監督も試合後、「増居のいいところが出た」と絶賛。
プロの世界へ羽ばたく前に、社会人野球の舞台で最高のピッチングを見せてくれました。
また、先制ホームランを放った福井章吾の活躍も光りました。
前回王者の主軸として、チームに勢いをつける一打を放ち、打線の爆発の口火を切りました。
四国銀行の健闘と課題
一方、敗れた四国銀行ですが、「どん底からはい上がった」と評されるように、四国予選を勝ち抜いて掴んだ日本選手権の舞台で、積極的な姿勢を見せたことは称賛に値します。
西武ドラ6の川田悠慎選手は、ノーヒットでしたが、一塁を駆け抜けるスピードには非凡なものを感じさせられました。
しかし、前回王者の壁は厚く、増居投手の前に打線が沈黙。先発投手も制球に苦しみ、強力打線を止められませんでした。
主将の大北は「走塁や球際の強さなど思った以上に力の差を感じた。一回り大きくなって帰ってきたい」と巻き返しを誓っていた。
この悔しい敗戦を糧に、四国銀行が再びこの舞台に戻ってくることを期待したいです。
試合まとめ|前回王者、盤石の初戦突破!
トヨタ自動車は、投打の軸がしっかりと機能し、大会連覇へ向けて最高のスタートを切りました。
次戦は11月8日(金)の2回戦Honda鈴鹿との東海地区対決。
1回戦を井村投手の完全試合で勝利し、勢いに乗っている相手です。
次戦も投手陣の出来と、この試合先発全員安打を記録した強力打線の勢いが、どこまで続くのか注目が集まります。
