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デイリーコンパストレーニング2025

こんにちは。酪農日記〜Day20〜です。
昨日帯広にてデイリーコンパストレーニング2025が開催されました。

ついに来ました。ここ数ヶ月乳牛の栄養学に興味が湧き、勢いで受講することにしたこのセミナー。
もちろん楽しみにしていました。

昨日は2日間のセミナーですが、初日の内容をまとめて行きたいと思います。



ルーメンアシドーシスのリスク要因を見落としてきたのか?

まず、ルーメンアシドーシスの話からでした。
ルーメンのpHを決めるのは「発酵さんの生成ー発酵酸の中和+吸収」です。

ルーメンアシドーシスの話となるとまずフォーカスされるのが、粗飼料の物性や反芻材料がどれくらい給与できているか、つまり中和の部分です。

しかし、ルーメンからの発酵酸の除去を考えた時に、反芻などによる唾液の流入(中和)は全体の28%ほどしかないそうです。

事実として、50%以上を占めるのはルーメンから発酵酸を吸収する代謝機能だということです。この半分以上を占める発酵酸の吸収に今までフォーカスしてこなかったと言っていました。

発酵酸の吸収には個体差があるようで、吸収能力が高い乳牛はルーメンアシドーシスになりづらいようです。

どんな乳牛が発酵酸の吸収能力が高いのか?

この問の答えは先天的なものもあるが、後天的に備えることもできるそうです。結論には至っていないようでしたが、子牛の代用乳に酪酸を混ぜるとその後の発酵酸吸収に影響があるそうです。
また、発酵している餌を多く与えることも吸収能力が高まると言っていました。

ちなみに、懇親会で聞いたのですが、酪酸入りの代用乳は明治飼糧で扱いがあるようです。

一時的、あるいは短時間の採食中断状態

次に、疾病などにより一時的に採食が中断してしまう影響についてでした。
ルーメンは絨毛があるため、ルーメンの表面積を大きくしています。

ですが、5日採食量が低い状態が続くと、絨毛の後退により表面積が60%失われるという衝撃的な見解を示しました。
また、内蔵の重量も低下するそうで、なんと肝臓の重量の低下も見られるため、肝機能の能力も少ない日数で低下する可能性があるそうです。

疾病になったら早めに治療が必要であり、他なんらかの理由で採食ができない状態があれば素早く対応することが必要だと思いました。

糖の利用についてもありました。糖についてですが、デンプンとの置き換えによりDMIや乳脂肪分の増加、ルーメンアシドーシスのリスクを下げる可能性を示していました。
ですが、明確な結論には至っておらず、日本では餌として糖の入手は困難であり、結果もわずかなポジティブ面しかないように思いました。

搾乳ロボット牛群での栄養管理

搾乳ロボット内では乳牛が訪問すると給餌しますが、給餌した量と乳牛が実際食べている量には差があるということでした。
この餌の残飼量が非常に重要であると言っていました。

ほとんどの場合、設定している給餌量より少ない量しか摂取出来ていないそうです。
また、搾乳ロボットでの給餌の量が多ければ多いほど、摂取量のばらつきが大きくなり、日々の変動も激しくなるそうです。

搾乳ロボットで残飼が発生した場合、次に訪問した乳牛が摂取してしまうため、個体間でも摂取のばらつきが発生してしまうといっていました。

搾乳ロボットでの給餌の目標は個体ごとの精密な給餌です。しかし、搾乳ロボット内での給餌量のコントロールは困難であるとしています。

ではどうするのか?

これは僕なりの解釈ですが、搾乳ロボット内での給餌量を減らし、PMRの濃度を高めるべきだと思います。搾乳ロボット内の給餌をゼロにするとロボットへの訪問回数が減ってしまうので、少量は給餌する必要がありそうです


PMRの濃度を高めると、泌乳後期の過肥の可能性が高まります。また、牛がどれだけ採食しているかの把握は不可能になり、搾乳ロボット形式が目指す精密な給餌との理想からは離れてしまいます。

ですが、現状は精密な給餌の達成は困難であるのならば、妥協点を探っていかないといけません。
今後の技術の進展に期待です。

以上のような内容でしたが、難しかった。今日が2日目になるので頑張っていこう。





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