乳牛を水飲み場に連れて行くことは出来ても、飲むかどうかは乳牛次第
こんにちは。酪農日記〜Day17〜です。
僕は農業のオンラインサロンに入っています。畜産に限らず農業全般のです。
ある時にオフ会に参加しました。
そこで、農業コンサルタントに言われたのが、
「動物は動くから良いよね。農業は水をやるにも自分でやらないといけない。乳牛は自分で飲んでくれるから。」
なるほど、そういう考え方もあるのかと思いました。
確かに植物は自分で動けないので、肥料も水も人間が与えないと枯れてしまいます。
生き物を飼うのは大変と言われることは多々あります。けれどもこの視点は初めてで、少し新鮮な感じがありました。
この話から畜産をするうえで、大切なことを言語化できるかもと思いました。
乳牛たちを生産性高く、快適に過ごしてもらうには、不快なく動いてもらう動線が大事になる。
当たり前ですが、乳牛を人間の力で動かすとなるととても大変です。
体重は700kgはあるので、人間の10倍はあります。とても敵いません。
餌場1つとっても、乳牛が食べやすい高さというものがあります。水飲み場もです。
通路は滑りやすくなっていないか?その通路を乳牛たちは通るのが嫌なのではないか?
もし、乳牛が寝るベッドの環境が快適でなければ、通路で寝てしまったり、人間が意図していないところで寝たりしてしまいます。
僕達人間が、乳牛たちが不快だと感じている場所を特定し、取り除いていく。そうすることで、乳牛たちは僕達が手を加えることなく動いてくれると思います。
この動線が顕著に大切になるのが、搾乳ロボットだと思います。
搾乳ロボットは全自動で乳牛の搾乳を行ってくれる機械ですが、扱いが難しいようです。
現在搾乳ロボットは完成形と言われています。この先、大きく進化することはないということです。i-phoneみたいなものです。
それでも、搾乳ロボットをうまく使いこなせている酪農家さんもいれば、そうではない酪農家さんもいます。
搾乳ロボットは搾乳という重労働から開放される、画期的な機械ではあるかも知れません。
ですが、そう簡単な話ではないようです。
この差は、乳牛たちが動きやすい動線が確保できているかどうかの差ではないかと思っています。
搾乳ロボットには乳牛自身が入っていきたいと思ってもらわないといけません。
搾乳ロボットに入ると嗜好性の高い餌が出るのですが、その餌は何を選択するのか?搾乳ロボットに行くまでの、通路は乳牛たちは通りやすいのか?
僕の牧場にはまだ搾乳ロボットはありません。ですが、将来は導入したいと思っています。
1台3000万円する代物です。
投資効果を最大にするためにも、よく勉強してから導入したいなと思います。
乳牛が快適に過ごしてもらう。酪農家の仕事は言葉を話してくれない乳牛を観察して、行動から問題を発見することだと感じます。
