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□□□とボードゲーム(3.5009)〜【番外編】ボードゲームミュージック(9)「Pawn」

前回の記事はこちら。

チェスの駒「Rook(ルーク)」で書きました。
ルーク、ほかにカラスの意味もあったんですけどね。
今回もチェスの駒です。


Pawnってそういうことね

Pawnですが、結構楽曲を探してみるとあります。
あるにはあるんですが。

たとえば、Sublime(サブライム)の『Pawn Shop』や

Alicia Keys(アリシア・キーズ)さんの『Pawn It All』とか。

これらの曲のPawnは、チェスの駒を指してません。
Pawnは動詞で、質に入れることです。
ほかに賭ける意味もありますが、これらの動詞から質草担保の意味もあります。
なので、Pawn Shopは質屋です。

語源を追ってみると、

【引用】
pawnの語源は、古フランス語の「pan」や「paan」に由来しています。これらの言葉は、さらに遡るとラテン語の「pignus」に繋がり、これは「担保」や「質」といった意味を持っています。「pawn」という単語は、元々「質入れされた物」や「他人に預けられた物」を指していました。この背景から、「pawn」とは「質屋に持ち込まれる物」としての意味が強くつながっています。

引用:天才英単語「Pawn」https://tentan.jp/word/pawn?wid=40119

さらに、チェスの駒についても言及しています。

【引用】
「pawn」の名詞形は、チェスの駒の一つを指すこともありますが、これは中世ヨーロッパにおける「質」や「保証」に関連したゲームの背景から来ています。チェスにおける「pawn」は、ゲーム内での役割としては最も弱い駒ですが、地味に重要な役割を果たします。

引用:天才英単語「Pawn」https://tentan.jp/word/pawn?wid=40119

どうもPawnは兵士のイメージを持っていますが、異なる見方がありそうです。
チェスにおいてプロモートできる駒はPawnだけですが、あれは昇格ではなく担保を取り消して元の価値にかえる行為、ともとれます。

将棋の歩兵も金将に成るのは、単に強くなる以外の意味があった……んですかねえ。


Pawnの楽曲

ある程度前フリをしたので、いつも通りチェスの駒Pawnな楽曲をつまんでみます。

1曲目は、Bob Dylan(ボブ・ディラン)さんの『Only a Pawn in Their Game(邦題:しがない歩兵)』
題名を訳すと「奴らのゲームの駒に過ぎない」です。

Bob Dylanさんについては、もう説明不要ですが。

本楽曲はチェスがテーマではありませんけど、Pawnとして比喩しています。
比喩しているのが、歌詞に書かれた人物Medgar Evers(メドガー・エヴァーズ)さんで、彼が1963年6月12日に暗殺された事件が背景にあります。

1963年7月6日に初めて披露して、同年8月6日にスタジオ録音して、翌年1964年のアルバム『The Times They Are a-Changin'(邦題:時代は変わる)』に収録されています。

この楽曲のカバーを、The Smith(ザ・スミス)のヴォーカルMorrissey(モリッシー)が、2019年のソロアルバム『California Son』に収録しています。


2曲目は、Alter Bridge(アルター・ブリッジ)の『Pawns & Kings』。
2022年のアルバム『Pawns & Kings』の表題曲です。

Alter Bridgeは1995年に結成したバンドCreed(クリード)が2004年に解散したメンバー数人が新たに結成したバンドです。

Kingもあるので、チェスの駒でしょう。

3曲目は、Pyrexia(パイレクシア)の『Pawn to King』。
2021年のアルバム『Gravitas Maximus』に収録。

1990年からニューヨークで活動しているブルータル・デス・メタルバンドです。
Wikipediaをあたってみると、英語版ではなくドイツ語版に項目がありました。

加えて、ドイツ語版Wikipediaにしかない項目New York Death Metalに含まれています。

New York Death Metalの先駆者としてあげられているのがCannibal Corpse(カンニバル・コープス)とImmolation(イモレーション)で、うん、濃ゆい。

PawnからKingに昇格しているので、もはや酔象かと。


最後にもう1曲。Family Vision(ファミリー・ヴィジョン)『Pawn』。
2024年のシングル曲。

ジャケットを見ると……駒、ではあるな。

Family Visionは、どうも2017年くらいから活動しているっぽい。
ジャンルはパンクになるが、ローファイだったりスケートパンクだったり、ほとんど短い楽曲ばかりだが、クセになります。

あまり情報見つからなかったので、英語の記事を2つばかり。


締め

ということで、前回の予告通りPawnで書いてみました。

なんだかんだで、このシリーズ次回で10回目です。
こんなに続くとは思わなんだ。
というか、いいのかね、次回もやります、の流れで。

前回、前々回とチェスの駒にふれたので、やはり、次は将棋の駒ですかね。

では。

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