ついに迎えたデイジーちゃん! ブランドバッグの続き完結!
デイジーちゃん
デニム生地にキラキラスパンコールのデイジーちゃん。
寝ても覚めてもキラキラデイジーちゃんがぐるぐるしていた。
熱を冷めさせたのは、あの対応。
はらわた煮えくり返しながら娘に、
あの日の事を話した。
「買いたければ買えばいい」
ワタシの文句に軽い相槌を打ちながら娘は言う。
「そこじゃないんだよ!
そこを言ってるんじゃない!
商品知識がない、適当な対応が許せない!
苦情の電話でもしてやろうか!」
と息まき言うと、
「担当さんにも知られるよ。やめときな。」
冷静な娘の言葉に冷静になれた。
アイテムが違うから売り場の括りも違うだろう。
でも昔を思い出す。
月に何回かフロア全体朝礼で部長が話し出す。
「お客様からこのようなご意見を頂いてます。」
そうやって伝わるかもな…
きっと入社まもないスタッフさんだよな。
装いも仕草も初々しい(ご年齢はそれなりに)接客業も初めてで、何も解らない人だったんだ。
そうストーリーを作って自分を納得させた。
あの時、ワタシの熱望していたデイジーちゃんを、
ここにありますよ
って出されても、
あの状況じゃ買わないな…
手に入れたいだけじゃない
手に入れるまでのプロセスを、
こだわりすぎるワタシには、
あの装いの
ほんとうに申し訳ないけどハッキリ言う
しとうとスタッフから買いたくない。
価格帯10万超える商品を扱うなら、
それ相応のイデタチで臨んでくれ!
というか願望からの購入に至る。
デイジーちゃん
いなくてよかったよ。
熱は一時的にさめた。
1日に何度も覗いていたサイトを、
2日おきぐらいの訪問となって、
おや?
デイジーちゃんのページがない!
ない!ない!
ミニバッグやスニーカーとか他のアイテムはあるけれど、
ワタシが欲しいあの形のバッグはない!
在庫ゼロでページが削除されたか…
縁がなかったんだよな。
諦めよ う。
逆に、ないとわかると諦めきれず、
中古リサイクルサイトを彷徨った。
そこまで執着させた丁寧な仕事を、指先が覚えているから。
朝
昼
夕
就寝前
彷徨い続けた。
初めて出会ってから季節は春から夏に向かうある日、
30%OFF
の文字がインスタのおすすめに出てきた。
デザイン物はサイクルが早いな
デイジーちゃんは定番とは逆のシーズン限定シリーズ。
早いな もしかして。。。。。
もしかして、ひょっこりいたりして。
少しの期待を込めて、
公式サイトを訪問する
何度も何度も何度も見てきたページに
30%OFF
の見慣れない文字が加わって存在していた。
30%OFFだとしても高額だよ。
でも巡り巡って出会えたんだから迎えるしかない!
残り少なくなった休憩時間を入力時間にし、
焦りで打ち間違いなどしないよう必要事項を打ち込んだ。
注文完了致しました
今までたくさんの買い物をしてきた。
自分個人の身の回り品で、
一生涯の中で高額といえばiPhoneだろうか?
なのにこんなに躊躇しない。
自分一人の判断で車を買ったことがない。
ブランドバッグ
だけども、
アイコニックなロゴはわかる人にしかわからない
一眼で、あそこのブランドですね。
ってわからないけど、
好きな人には必ず判るだろう、
そんな玄人っぽいものを手にしたい。
ワタシのひねくれた願望を満たすものだから、
こんなにこだわってしまったんだろう。
とってもお似合いですよ。
ありがとうございます。
大きな紙袋を掲げて見送られ、
こちらこそお世話になりました。
ありがとうございます。
ってショップを後にしたかった。
金額と期待度と商品の価値と、
全て満たされて買いたかった。
ちょっと気張って出かけたい時、
このバッグを持つと、
(いい年なんだから、どこかちゃんとしないとね)
って背筋が伸びる。
わかる人にしかわからない。
わかる人は興味を持ってくれる。
ドアマンがいて入店予約しなきゃ入れないハイブランド、そこまで高額じゃないけど、
今のワタシには十分すぎる「ハイ」なんだよな。

