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なぜ台湾の親日は「静かで長持ち」なのか

第4回 残ったのは、制度よりも作法だった

台湾の駅に立つと、
どこか見覚えのある光景に出会います。
列に並ぶ人々。
落ち着いた構内放送。
丁寧な駅員の応対。
清掃の行き届いた構内。
これは日本の模倣ではありません。
台湾社会の
常識として内在化した結果です。

「分かる人たちだ」という感覚

だから日本人観光客が訪れると、
台湾の人々はどこか安心した顔をします。
「あ、分かる人たちだ」
それは好意ではなく、
作法が共有されているという
感覚です。

新幹線が記憶を更新した
台湾高速鉄道は、
日本の新幹線方式を採用しました。
安全で、
正確で、
地震にも強い。
これによって、
親世代が知る
「日本時代の鉄道」と、
若い世代が体験する
「今の安心感」が
一本の線でつながりました。
親日は、
過去の記憶ではなく
現在進行形の評価へと
更新されたのです。

鉄道は、善悪を語らない
鉄道は、
政治的主張をしません。
ただ走り、
ただ運び、
ただ守る。
だからこそ、
宣伝より信じられ、
教科書より強く、
記念碑より身近です。

静かで、長持ちする理由

台湾の親日は、
大声で語られません。
歴史を美化しすぎず、
否定もしない。
生活の中で、
毎日確かめられる
信用だからです。

一文で言うなら

台湾の親日とは、
「毎日ちゃんと走るものを作った国」への、
静かな信頼の蓄積
である。

次回は、 
では中国はどう見えているのか

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