アダルトチルドレンと“安心できない母親”の関係
「優しいお母さん」に違和感を感じるあなたへ
多くの人が「お母さんは優しいもの」だと思っています。泣けば抱きしめてくれる、困ったら助けてくれる、子どもの気持ちを自然にわかってくれる…そんなイメージ。 でも、そう感じられなかった人もいます。感じられない事を、気づかないふりをしている人もいます。
なぜ、お母さんは優しくなれなかったの?
もしお母さん自身が、子どものころに十分な愛情を受けられていなかったら…。
「本当は子どもを大切にしたいのに、どうやって愛情を伝えればいいのかわからない」
そんな不安と一緒に、大人になってしまいます。
子育てをする中で、
「これで合ってるかな?」「間違っていたらどうしよう」
本来、知っているはずのことを知らずに育っているために、
いつも正しさや周りの目を気にして、心の中にぽっかりとした孤独を抱えやすくなります。
どうすればいいかわからない、自信が持てない。
その不安定さは、子どもへの関わり方にもにじみ出てしまいます。
昨日は優しくできたのに、今日は理由もなく冷たく突き放してしまう。
お母さん自身も「なぜこんなふうになるんだろう」と悩みながら、子どもはただ戸惑い、心に小さな傷を抱えていくのです。

心に刻まれた子どもの混乱
毎日のお母さんの態度が変わると、子どもは心の中でこんな気持ちになります。
どれが本当のお母さんかわからない
昨日は何も言われなかったのに、今日は同じことをしても叱られる。次にどんな態度をとられるのか、母親の顔色を必死にうかがいながら過ごします。「私、また怒られるのかな…」と不安で胸がいっぱいになり、どうしていいか分からなくなります。母親の機嫌に振り回される
朝、にこっと笑って「いってらっしゃい」と見送られたのに、帰宅するとムスッとした顔。ある日は「もう帰ってくるな」と怒られたまま学校に行き、恐る恐る家に帰るとにこっと「お帰り」と言われる。子どもはそのたびに心が揺れ、次に何が起こるか母親の顔色ばかり気にしてしまいます。自分の気持ちがわからなくなる
友達と遊んでいるときは楽しいのに、家に帰ることを考えると急に悲しくなる。
学校で笑って話していたのに、ふと、(この話しても大丈夫だろうか?)と、お母さんの顔色が気になって胸がざわざわしてくる。
泣きたいのに「怒られるかも」と我慢し、怒りたいことがあっても「怒っちゃいけない」と押し込めてしまう。安心して感情を出せず、心の中に小さなモヤモヤや不安が積もっていきます。

大人になっても続く「生きづらさ」
子どものころの体験は、大人になっても心に深く残ります。安心できなかった記憶や「本当のお母さんはどっち?」と迷い続けた感覚は、そのまま人間関係や生き方に影響していきます。
人を信じるのが難しい。
たとえ相手が笑っていても、「裏があるんじゃないか」とつい疑ってしまう。
心の奥では「近づきたい」という気持ちがあるのに、同時に傷つきたくないという不安がせめぎ合い、自然と距離を取ってしまう。「この人は本当に大丈夫?」と常に確認しながら、安心できる瞬間を探し続けてしまう。他人に合わせすぎて疲れてしまう。
相手の表情や言葉の裏を先に読もうとしてしまい、「嫌われないように」「怒られないように」といつも気を張ってしまう。そのため、ほんの些細な態度の変化にも敏感に反応してしまい、心は常に緊張状態。人と接するたびにエネルギーを使い果たし、帰宅するとどっと疲れてしまうことも。自分の感覚に自信が持てない。
「これでいいのかな?」と常に不安に思い、どんな小さな決断でも迷ってしまう。
嬉しい、悲しい、怒りといったシンプルな感情さえ、「本当に自分はそう思っていいの?」と疑ってしまいます。
日常のあらゆる瞬間で、自分の気持ちを信じられず、心の奥で小さな不安や戸惑いがくすぶり続けるのです。
安心して甘えられない
誰かに頼りたい、助けてほしいという気持ちはあるのに、「また突き放されるんじゃないか」と不安で胸がざわざわする。頼りたいという気持ちと、不安で守ろうとする心がせめぎ合い、体もこわばり、自然に力が抜けなくなってしまうのです。
こうした特徴は、性格の問題ではありません。子どものころに“生き残るため”に身につけた習慣であり、むしろ、それだけ環境に適応してきた証拠とも言えます。

過去を知り、連鎖を止めるために
アダルトチルドレンとして育った私たちは、母親の不快や不安の感情に振り回されながら、少しでも安全でいられるよう対応してきました。自分の気持ちを押さえ込み、相手の顔色を読み、身を守ってきたのです。
そのすべては、子ども時代に生き抜くための精いっぱいの努力でした。だから、大人になった今も感じる生きづらさは、決して「弱さ」や「欠点」ではなく、過去に一生懸命生きてきた、頑張った証です。
そして、この経験を振り返ると気づくのは、こうした生きづらさが無意識に親から子へ受け継がれることがある、ということです。
私たちの親は、自分の気持ちがわからないまま子育てをしてきました。そして私たちも、知らず知らずのうちに同じやり方で子どもに接してしまうことがあります。その影響はさらに次の世代に伝わってしまうのです。
だからこそ、今からでも少しずつ自分の気持ちを確かめ、自分の感覚を取り戻すことが大切で、同じ連鎖を止め、次の世代に安心をつなぐ第一歩。
もしアダルトチルドレンの経験や、家族との関係でしんどさを感じているなら、zukaの公式LINEでご相談ください。心の回復をサポートできればと思っています。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。 (^-^)
zuka
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