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『ZINE創作元年』だった2025年

2025年は、私にとって「ZINE創作元年」と呼べる一年でした!

3月にはじめてZINEを制作してから、その後、いくつかのイベントに出店・展示や、書店での販売などの機会を持つことができました。結果的に、ZINEを作って、外に出して、また作る、というサイクルを一年を通して繰り返すことになりました。

※このnoteでは、自費で制作した小冊子、私家本を便宜的に「ZINE」と呼びます

ざっくり年表

まずは2024年末~2025年の年表を。

2024年
12月

・WS『実験講座!はじめてのZINE作り!』申し込み
・トークイベント「本をつくるってどういうこと?」に参加
・藤原印刷打ち合わせ(初回)
2025年
1月

・WS『実験講座!はじめてのZINE作り!』①
・藤原印刷打ち合わせ(2回目)
・WS『実験講座!はじめてのZINE作り!』②
2月
・WS『実験講座!はじめてのZINE作り!』③
3月
・ZINE『丼コレ vol.1』完成
・WS『実験講座!はじめてのZINE作り!』(最終回)
4月
・藤原印刷打ち合わせ(3回目)
5月
・ZINE『半熟生活 出会って、暮らして。』完成
・文学フリマ東京40 出店
6月
・ZINEフェス東京 出店

10月
・ZINEフェス東京 出店
・クラフトプレス展 at 神田ポート(展示販売)
11月
・ZINE『やさしさがあふれちゃったね』完成
・文学フリマ東京41 出店
・第7回日記祭 出店

「とにかく綴じてみよう」と腹をくくる

ZINEを作りたいという気持ちは、2025年になって突然芽生えたものではありません。

2024年まで、ほぼ毎日noteに文章を投稿していて、気づけば800本以上の記事がたまっていました。考えるために書く、整理するために書く、というスタンスで続けてきたものです。

ただ、それらをまとめて「本」という形にすることについて、やってみたい気持ちはあるのに、決定的な一歩が踏み出せない、という状態が続いていました。

転機の一つは、2024年12月に参加したトークイベント「本をつくるってどういうこと?」に参加したこと。ゲストの一人・イラストレーターの山本ひかるさんの言葉がすごくよかった。

その当時、お弁当をつくったらインスタにアップするということを続けていたんですけど、気づいたら自分の中で義務になってきて。そこで卒業アルバムみたいなイメージで、お弁当から卒業するために本をつくろうと思いました。自分の中の区切りとしてつくっている感覚で、本は自分の墓みたいなものだと感じています。綴じないと次に進めないなって。自費出版する人ってひねくれてるんですよね(笑)

ほかに本をつくった理由は、自分でものをつくって売るという一連の作業を経験したかったのと、これからの自分の広告になるかなと思って。墓として本をつくった後に売る作業が始まるんですけど、一度自分の中から出ているものなので自分とは別物として売っています。墓というよりむしろ生まれたという気持ちなので、第2ラウンド。お子みたいな感覚です(笑)

『藤原印刷コラボトーク「本をつくるってどういうこと?」(前編)』より

何より藤原印刷の藤原隆充さんと直接お話しする機会があったことも大きかった。帰りの新幹線に飛び乗って、すぐに交換させていただいた名刺に記載のメールアドレス宛に連絡をしました。

その後、東京支店の担当者さんにつないでいただき、同年12月末には初回の打ち合わせを行わせてもらいました。制作に向けた流れが、一気に現実的に。

「いつかやれたらいいな」と思っていたことが、「やる前提の話」に変わった瞬間だったと思います。「とにかく手を動かして、綴じてみよう!」と腹をくくりました。

つくったZINE

『丼コレ vol.1』

ほぼ毎朝つくってきた丼ぶりの中から、お気に入りの10個をセレクトして、ちょっとした文章と一緒にまとめました。文庫本サイズの手のひらZINEです。

レシピ本ではないけれど、「これ見て丼つくったよ」と言ってもらえることも!

価格 500円
サイズ A6判(文庫本サイズ)
頁数 20ページ(本文16ページ)
印刷・製本 株式会社グラフィック
編集・写真・デザイン 鈴希 のん

『半熟生活 出会って、暮らして。』

900日以上の連続更新noteから生まれた、日記とエッセイ集。2024年の日記と、6編のエッセイを収録しています。

noteでアップしてきた日記やエッセイに、大幅な加筆修正を加えて再構成した1冊です。2024年から始まったパートナーとの暮らしの記録を中心にまとめました。

価格 1,500円
サイズ B6判
頁数 132ページ(本文128ページ)
印刷・製本 藤原印刷株式会社
装丁・組版 鈴希 のん

『やさしさがあふれちゃったね』

2025年4月〜10月の日記を収録した日記本です。

引っ越しも、転職も、別れもない、なんてことない日々ばかりですが、きっと大切になると思う日をまとめました。

文フリに初めて出店した頃や、この日記本の制作期間のこともたっぷり入っています。

価格 1,200円
サイズ B6判
頁数 132ページ(本文128ページ)
表紙デザイン 村上 はな
印刷・製本 プリンパ
組版 鈴希 のん

次はチームでつくることも意識してみたい

振り返ると、制作したZINEは3冊ですが、同じZINEをいくつかの場に持って行き、展示や販売という形で人の目に触れる機会を重ねてきた一年でした。

実際に活動してみて意外だったのは、「自分のものを作った」という感覚が、思っていたほど強くなかったことです。

ZINE、というよりも“本”は、完成した時点で終わるものではなく、誰かに手に取ってもらい、読まれてはじめて意味を持つもの。結果として、「作ること」以上に「届けること」を意識するようになりました。

制作の進め方にも、少しずつ変化がありました。

最初の2冊は印刷・製本を除くすべてを一人で完結させていましたが、3冊目の「やさあふ」では表紙デザインをグラフィックデザイナーの村上はなさんにお願いしました。

ZINE制作は個人の活動ですが、必ずしも一人だけで抱え込む必要はない。頭で理解していただけだったことが、やっと少しずつ行動に繋げられてきました。

正直なところ、「ZINEを作ってよかったこと」を、まだはっきりと言葉にできているわけではありません。ただ、もし2025年にZINEを作っていなかったら、この一年の過ごし方は、まったく違うものになっていたと思います。

2026年も1冊くらいは新作をつくりたい! もっともっとチームでつくることを意識したいと思いつつ、コストに阻まれて一人でやっちゃう気もしています(笑)。

確かに「ZINE創作元年」だった2025年! 2年目も、身構えすぎずに、試行錯誤しながらまだしばらく続けてみようかなと思います。

2025年12月27日〜2026年1月4日は、冬休みとしてnoteの更新をお休みします。
みなさま良い年の瀬を過ごせますように!

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鈴希 のん 最後まで読んでいただき、ありがとうございます! サポートしていただいたら、noteや日々の活動に還元できたらと思います。