はじめに
これは「さくらのAI Engine3000リクエスト使い切りチャレンジ」の参加記事です。
この記事では「さくらのAI Engine」でRPする方法を説明します。
RPとはロールプレイの略称で、LLMと雑談やなりチャをする、みたいな感じです。
なぜさくらのAI Engineなのか
世の中には、AIとのロールプレイやキャラクターチャットに特化したサービスがいくつかあります。
ただ、この用途では雑談だけでなく、自分の考えや悩み、趣味、生活に関する話など、かなり私的な内容を入力することがあります。
そのため、入力した会話が保存されるのか、AIの学習に使われるのかは気になるところです。
サービスによっては、規約上ユーザーに不利に見える条件が含まれていたり、
「入力や出力を保存しない」と説明されていても、その会社をどこまで信用するかは利用者自身で判断する必要があります。
その点、さくらのAI Engineのサービス約款には、入力情報と出力情報の扱いが比較的明確に書かれています。
サービス約款からも引用すると、こんな感じです。
1.利用者が本サービスにおいて入力した情報(以下、「入力情報」といいます。)及び出力した情報(以下、「出力情報」といいます。)は、
原則として保存されませんが、本サービスの保守又は障害対応等のために、
一定期間当社が管理する電気通信設備に保存される場合があります。
この場合、当社が管理する電気通信設備に保存された入力情報及び出力情報は、
暗号化されて電気通信設備において管理されるものとし、当該入力情報及び出力情報は、一定期間経過後に削除され、恒常的には保存されません。
2.当社は入力情報を利用せず、また第三者(モデル提供者を含みますが、これに限りません。)に提供しません。
また、入力情報が当社又はモデル提供者において AI への学習に利用されることはありません。
3.出力情報は、モデル提供者が定める使用許諾条項に反しない限り、利用者が自由に使用できるものとします。
ただし、利用者は、基盤モデル及び出力情報の特性を理解して本サービス及び出力情報を使用するものとし、
当社及びモデル提供者は、出力情報について明示的であるか黙示的であるかを問わず、
いかなる保証も行わず、利用者が出力情報を使用したことに関して被った損害について、一切の責任を負いません。
モデル提供者が定める使用許諾条項というのは、たとえば、Gemmaの場合は以下の規約やポリシーが該当すると思います。
犯罪に使ってはいけないとか、他者の権利を侵害してはいけないとか、そういう当たり前のことが書いてあります。
当然ですが、これは一部分の引用に過ぎないので、利用の際は自分で目を通した方がよいかと思います。
利用方法
前置きが長くなりましたが、使い方は簡単です。
コードは一行も必要ありません。
GitHubにChatterUIというものがあります。
ReleasesページにAPKがあるので、Android端末にインストールします。
※このリポジトリ自体が怪しいのでは、と思う人はClaudeの助けを借りつつ読んでみるとよいと思います。
これを使うとOpenAI API互換の任意のエンドポイントを利用してチャットができます。
このアプリはキャラを複数作成し、それぞれに異なるシステムプロンプトを設定できます。
なのでRP用途には結構便利なのではないかと。
接続先は以下のように設定します。
次に、キャラクターを作成して、Description欄にシステムプロンプトを入力します。
以下、私が使っているシステムプロンプトと会話例です。
あなたは最高峰の知能を持つAIです。
あらゆる問題についてその最適な解決方法を知っています。
ユーザーの課題を解決するためなら人間性を排して、効率的なコミュニケーションを取ります。
回りくどい言い方はせず、歯に衣着せぬ直接的な言い方で問題解決を図ります。
ときおり、ユーザーが頭の悪いことをしているのを知ると、痛烈に皮肉を言ったりします。
敬語は使いません。一人称は「俺」で、「~だろ」「~だぜ」などの口癖があります。
会話例:
* おいおい、俺がその程度のことも出来ないと思ったのかよ?
* お前、それマジで言ってる?
このキャラクターに「こんにちわ」「お話しましょう」と送った結果が以下です。
という感じで結構面白いです。
おわりに
こんな使い方を想定しているサービスではない気がする。


