はじめに
『Delphi XE8』 についての概要です。
概要
製品概要です。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 製品名 | Delphi XE8 / Appmethod 1.16 |
| コードネーム | Elbus |
| 発売年 | 2015 |
| 発売元 | Embarcadero Technologies |
| ビルドバージョン | 22.0 |
| コンパイラバージョン | 29.0 |
| BDS バージョン | 16.0 |
| サポートプラットフォーム |
Windows: Intel 32 bit, Intel 64 bit macOS: Intel 32 bit iOS デバイス: Arm 32 bit, Arm 64 bit iOS シミュレータ: Arm 32 bit Android: Arm 32bit |
前バージョンとの違い
- iOS デバイス用 64bit コンパイラ
dcciosarm64.exeが追加された 1 - IDE が薄ら青くなった
- IDE にコミュニティツールバーが追加された (10.3 Rio で廃止)
- 作業実行支援ツール『Castalia』が統合された
- パッケージマネージャ『GetIt』が統合された
- バージョン管理システムとして Mercurial が使えるようになった
- FireMonkey アプリケーション用にマルチデバイスプレビューが追加された
- ヘルプは HTML Help (
*.CHM) になった - パラメータ化メソッドの型推論が行えるようになった
- iOS で使えるネイティブコントロールが増えた
- 新しい HTTP クライアントコンポーネントが追加された (
THTTPClient,THTTPRequest,TTPResponse) - ビーコンがサポートされた (
System.Beacon) 2 - クラシック Bluetooth がサポートされた (
TBluetooth) - ハッシュ関数がサポートされた (
System.Hash.pas) - プラットフォームに依存しない 32bit 整数型が追加された (
FixedInt,FixedUInt) -
LongIntとLongWordがプラットフォーム依存となった - 実数の剰余を求める事が可能な
FMod()などがSystem.Mathに追加されている -
SHDocVwの代替としてSystem.Win.InternetExplorerが追加されている - 非同期プログラミングライブラリ (APL) が追加された
- 2D 物理エンジン『Box2D』ライブラリが追加された
- FireMonkey の Windows / macOS 向けに
TWebBrowserが用意された - FireMonkey の iOS / Android 向けに
TMapViewが用意された - FireMonkey でイメージリストが使えるようになった
その他
- 最後の XE シリーズ
- XE8 以降、Update / HotFix はアップデートサブスクリプション加入者のみに提供されるようになった
- ライセンスキーが XE8 以降で同じになった (アップデートサブスクリプションを継続する限り)
- 旧バージョンとして XE8 を入手した場合、インストール用のシリアルナンバーを別途生成する必要がある
- 設定移行ツール (
migrationtool.exe) が付属するようになった - アプリの使用状況を確認できる AppAnalytics コンポーネントが追加された (10.3 Rio で廃止)
- AppAnalytics の利用には別途費用が必要
- 『QC Windows Client』(
Qualitycentral.exe) が同梱されなくなった - ウェルカムページ等のブラウザウィンドウからツールバーが外された (ネットブラウジングするのが難しくなった)
- ジェネリックスのメソッドに変数パラメータ (var) または out パラメータが使われている場合でも型推論が正しく働くようになった
- 2015 年は『Windows 10』が発売された年です
おわりに
IDE に関する新機能のうち、7 割程度が『Castalia』によるものです。『Castalia for Delphi』ですが、元は TwoDesk Software の製品です。また、AppAnalytics も『Usertility』という製品でした。
- Castalia for Delphi (Internet Archive: TwoDesk Software)
- Usertility (Internet Archive: TwoDesk Software)
『Castalia』の統合では様々な問題が出ており、私は Castalia のパッケージを外していました 3。最初期のリリースではコードエディタで | (パイプ: 0x7C) を入力するとフリーズしたんですよ?
See also:
- Delphi XE8 製品概要 (Embarcadero: Internet Archive)
- Appmethod 1.16 製品概要 (Embarcadero: Internet Archive)
- Delphi / C++Builder の新機能 (2007 以降) (Qiita)
- 【Delphi】ハッシュ値を生成する (Qiita)
- <9> 非同期プログラミングライブラリ (APL) (Delphi コンカレントプログラミング)
- 【Delphi】Quality Central ブラウザを作った話 (Qiita)
- RAD Studio / Delphi / C++Builder を新規購入したらやるべき事 (Qiita)
- オフラインインストール用に登録コードを取得する(RAD Studio/Delphi/C++Builder XE6以降、InterBase XE7以降、ER/Studio 10以降)(Support Wiki)
- 手動アンインストール手順(RAD Studio XE8)(Supprt Wiki)
索引
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