OpenPGP
OpenPGPとは
PGP (Pritty Good Privacy) は,Philip Zimmerman氏によって開発された公開鍵暗号を用いた電子メールの暗号化を行うソフトウェアである.PGP は鍵の生成・管理,ファイルに対する暗号化・復号,署名の生成・検証の機能を持ち,電子メールばかりでなく個人で利用するファイルに対する暗号化や署名の付与などのツールとしても利用できる.
OpenPGP は,PGP をベースに RFC4880
として電子メールの暗号化のプロトコルとして規定されており,ライセンス料なしにソフトウェアを開発できる.PGP は商標であり,技術仕様を指す場合は OpenPGPという言い方が正しい.(→ OpenPGP)
OpenPGP規格 (RFC4880)
RFC4880 (OpenPGP Message Format) は,OpenPGPで用いられるメッセージ交換パケットの形式を規定している.これらのパケットにより,暗号化,復号,ディジタル署名,鍵管理の機能が提供される.
OpenPGPソフトウェアは,通信とデータ保存のための安全性の高いサービスを提供するために公開鍵暗号と共通鍵暗号を組み合わせた方式を採用している.
OpenPGPが利用する基本的な技術は以下である.
- ディジタル署名
メッセージに対する署名(改ざん検出と認証)
- 暗号化・復号
ハイブリッド暗号方式(公開鍵暗号,共通鍵暗号)によるメッセージの暗号化
- データ圧縮
メッセージの圧縮(ディジタル署名後,暗号化前)
- Radix-64変換
バイナリデータのASCII文字列への変換
暗号アルゴリズム
OpenPGP では次の暗号アルゴリズムが利用可能である (2019.1 現在).
- 共通鍵暗号
- IDEA
- Triple DES
- CASTS
- Blowfish
- AES
- Twofish
- Camellia
- 公開鍵暗号
- RSA
- ElGamal
- DSA
- ECDSA
- EdDSA
- ECDH
- 暗号学的ハッシュ関数
- MD5
- SHA-1
- RIPE-MD/160
- SHA-256, SHA-384, SHA-512, SHA-224
- 圧縮アルゴリズム
OpenPGP ソフトウェア
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PGP
PGP Corporation が商用製品として PGP の開発と販売を行っている.当初はメールの暗号化のみであったが,現在ではディスク自体を暗号化する「PGP
Whole Disk Encryption」や共有フォルダを暗号化する「PGP NetShare」,暗号化ゲートウェイ「PGP Universal Gateway Email」,管理ツールなど幅広い製品が「PGP Encryption Platform」として提供されている.
- GnuPG
GNU Privacy Guard (GnuPG, GPG) は,OpenPGP 規格 (RFC 4880) に準拠した
GPL に基づいた実装である.(→ GnuPG).
- その他
OpenPGP をサポートしている電子メールソフトは各OS対応に多数存在する.
(→ EMail ソフトウェア)