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八神 夜宵

みなさん、こんにちは! 八神夜宵と申します! 主に広義のミステリー小説、エッセイなどを書…

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作品

固定された作品

正直すぎる就活失敗生は、企業の闇を暴く「覆面社員」になる。

覆面社員は履歴書を書かない

【あらすじ】 就職活動で「嘘がつけない」性格が災いし、140社の不採用通知(お祈りメール)を積み上げた大学生・星野澪。絶望の淵にいた彼女を救ったのは、憧れのキャリアコンサルタント・久須美乃生だった。 しかし、内定をもらった「紫山キャリア・デザイン(MCD)」の実体は、単なる職業相談所ではなかった。そこは、ハラスメント、不正、悪しき企業風土……社会に蔓延る病巣を内部から治療するため、身分を隠して潜入する覆面社員、「マスクドカウンセラー」たちの拠点だったのだ。 「天然記念物」と揶揄されるほど純真な澪は、導かれるままに、企業の闇へと足を踏み入れる。キャリアの専門知識を武器に、人々の「働く喜び」を取り戻すための、痛快お仕事エンターテインメント! 【登場人物紹介】 星野 澪(ほしの みお) 22歳。超が付くほど正直で、面接でも企業の欠点を指摘してしまう損な性格。MCDに拾われ、スパイ業務に巻き込まれながらキャリアのプロを目指す。 久須美 乃生(くすみ のお) 35歳。MCD代表。可憐な外見とは裏腹に、狡猾な戦略で企業の闇を暴くサディスティックな知略家。 馬波 虎次郎(うまなみ こじろう) 28歳。法科大学院卒の頭脳派。内気だが法律と運転の腕は一流。 鹿島 美佳(かしま みか) 26歳。武道に長けた元セクハラ被害者。明るさと度胸でチームを支える。 山内 かなえ 56歳。澪の師匠。キャリア支援の真髄を説く、温厚な教育者。 末石 圭敏 52歳。元会計検査院から「裏稼業」へ。現在は陶芸家を志している。 数字の不正を暴く天才。 斎藤 茉亜子 24歳。舞台女優。変装と演技で潜入捜査をサポートする。 【作者あとがき】 最後まで『覆面社員は履歴書を書かない』をお読みいただき、本当にありがとうございました。 二百ページを超える長い物語でしたが、澪たちの歩みを最後まで見届けていただけたことを、作者として心からうれしく思います。 本作は、就職活動に苦戦する主人公・星野澪が、自分自身の可能性と出会い、「働くこと」と向き合っていく物語として執筆しました。 世の中には、履歴書や面接だけでは測れない能力があります。 人と違うことに悩んだり、自分に自信が持てなかったり、社会の中でうまく立ち回れなかったりする人もいます。 けれど、その「弱み」だと思っていたものが、環境や出会いによって誰かを助ける力へと変わることもある。 澪という主人公には、そんな願いを込めました。 私はCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)および2級キャリアコンサルティング技能士の資格を取得しており、これまで多くの「働くこと」に関する悩みや葛藤に触れてきました。 その中で強く感じてきたのは、人の価値は決して履歴書一枚では測れないということです。 採用される人にも、されない人にも、それぞれの事情があります。 職場で活躍できる人にも、苦しむ人にも、それぞれの背景があります。 だからこそ本作では、「能力がない人」の物語ではなく、「まだ自分の能力に気付いていない人」の物語を書きたいと思いました。 また、本作のもう一つのテーマは、「働く人を守ること」です。 企業にも事情があり、働く人にも事情がある。 その間に立ち、双方がより良い未来へ進めるよう支援する人たちがいる。 そんな存在への敬意と願いから生まれたのが、MCDとマスクドカウンセラーという設定でした。 実際にこのような職業が存在するかどうかは、皆さんのご想像にお任せしますが、しかし、もし本当にこんな仕事があったなら――。そんな空想から生まれた物語でもあります。 そして本作は、ここで一区切りとなりますが、物語としては「第一部完結」です。 澪はようやくスタートラインに立ったばかりです。 これから彼女は、資格を取得し、本格的な面談や潜入調査に関わり、さまざまな企業や働く人々と出会いながら、自分自身の在り方とも向き合っていくことになります。 まだ描かれていない物語も数多く残されています。 もし続編をお届けする機会に恵まれましたら、その時は再び澪たちの成長を見守っていただければ幸いです。 最後になりますが、本作に出会い、貴重なお時間を使ってくださったすべての読者の皆さまへ、心から感謝申し上げます。 この物語が、働くことに悩んでいる誰かの背中を少しでも押すことができたなら、作者としてこれ以上の喜びはありません。 本当にありがとうございました。 【予告】 ・ 「受験編」 澪のキャリアコンサルタント受験を描く ・ 「病院編」 第一部エピローグで触れられた潜入調査案件 ・ 「対決編」 乃生の宿敵とも言える、人材派遣会社社長との対決 ・ 「指導編」 MCDに新入社員が入社。澪が先輩として教育に奮闘 ・ 「旅行編」 慰安旅行で乗り合わせたクルーズ船でMCDが大活躍 などなど。

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  • 31仕事・人間ドラマ
完結

犬猿の仲の二人が、まさかの入れ替わり!? コメディタッチの人間ドラマ!

ケンエン

【あらすじ】 舞台は、利益率を重視する理論派の古賀誠一と、顧客との信頼関係を第一とする人情派の高野圭介、二人の営業課長が火花を散らす中堅企業です。同期入社で成績も互角、しかし営業方針は真逆の二人は、社内でも有名な「犬猿の仲(ケンエン)」でした。 ある月曜日の朝、部長が「入れ替わってくれたら少しは仲良くなるかね」と零した独り言が、なぜか現実になってしまいます。 翌朝、二人は互いの身体が入れ替わっていることに気づき、愕然とします。 正体がバレれば社会的に抹殺されると恐れた二人は、渋々「運命共同体」として互いを演じることを決意します。古賀(中身は高野)は慣れない緻密な事務作業と冷徹な振る舞いに苦戦し、高野(中身は古賀)は部下との泥臭いコミュニケーションや、知るはずのない家族の悩みに直面します。 そんな中、会社を揺るがす「資材原価表の誤記」という重大な経営危機が発覚します。 倒産の危機を前に、二人は互いの長所を掛け合わせた「共闘」を開始し、会社と自分たちの居場所を守るために奔走します。 【登場人物紹介】 高野 圭介(たかの けいすけ) 48歳 第一営業課長。恰幅が良く、少し腹が出ている。 営業スタイル: 「人間は数字じゃない」が信条の人情派。泥臭い根性営業と顧客との絆を重視し、部下からも家族のように慕われています。 家族: 妻・美和、高校生の息子・拓海、中学生の娘・美羽。 家では少し浮いた存在で、特に妻と思春期の娘との距離感に悩んでいます。 古賀 誠一(こが せいいち) 48歳  第二営業課長。細身で銀縁眼鏡を愛用。 営業スタイル: 「数字は嘘をつかない」と豪語する徹底した理論派。利益率と効率を最優先し、部下も緻密な管理下に置く冷徹なマネジメントを行います。 家族: 妻・奈緒(元・会社の後輩)、中学生の娘・恵梨香。 私生活でも理詰めで接してしまい、家族との間に見えない壁を感じています。 佐々木(ささき) 第一営業課の課長補佐。高野の右腕として、数字管理から部下のメンタルフォローまでこなす優秀な若手です。 小林(こばやし) 第二営業課の課長補佐。古賀が育て上げた期待の若手ですが、実力があるがゆえに独断専行に陥りやすい傾向があります。 営業部長 高野と古賀の絶え間ない喧嘩に胃を痛めている上司。二人が入れ替わるきっかけ(?)となる言葉を漏らした張本人です。

  • 51
  • 152
  • 9仕事・人間ドラマ
完結

キミが大切にしたモノは、キミを忘れない。

ニート・ミーツ・ニーズ 〜レベル1の引きこもり、異世界の経験値で現実をアップデートする〜

【あらすじ】 黒崎悠人(28歳)は、かつて東大合格確実と言われた神童ながら、受験の失敗を機に8年間も自室に引きこもるニートだった。108キロまで肥大化した肉体と、ゴミに埋もれた「子供部屋」という名の檻の中で、彼は自らを社会の廃棄物と同じだと絶望していた。 そんなある日、家計を支えていた父親が交通事故で重体に陥る。 絶望する悠人の前に現れたのは、彼が12年間使い続けてきたスマートフォンの付喪神(つくもがみ)・ミコトだった。 彼女は、現実世界の12時間が異世界の4ヶ月に相当する特殊な「異世界ミッション」を悠人に課す。異世界で得た経験値やパラメータの上昇は、現実の肉体へとリアルタイムでバックグラウンド・アップデートされ、目覚めた瞬間に完全適用されるという。 父親の命を奪おうとする「医療機器のエラー(バグ)」の根源は、捨てられた道具たちの怨念が異世界で肥大化した存在『忘却王』だった。悠人は、長年愛用してきたノートPCやゲーム機のコントローラー、ぬいぐるみ、超合金ロボットといった「付喪神」となった仲間たちと共に、自らの知略を武器に異世界の過酷な戦いへと身を投じる。 これは、一度は人生を諦めた青年が、愛した道具たちとの絆を糧に、自らの足で現実を歩み始めるまでの「再起動(リブート)」の物語である。 【登場人物】 黒崎 悠人(くろさき ゆうと) 本作の主人公。28歳のニート。かつては全国模試一桁台の天才だったが、大学受験の失敗で挫折。初期ステータスは「知力95」という驚異的な数値を誇るが、筋力・魅力・運は極めて低い。 ミコト 悠人が12年間愛用しているスマートフォンの付喪神。近未来的な巫女装束を纏う美しい少女。毒舌だが、悠人の人生をアップデートするために厳しく導くナビゲーター。 ノート 悠人が高校時代から酷使し、サーバー代わりにしていたノートPCの付喪神。モノクルをかけた老執事の姿をしており、高度な演算能力で悠人の戦術支援を行う。 クロス ボタンが壊れるまで使い込まれたゲームコントローラーの付喪神。二本のコントローラーを模した双剣を操る快活な少年。高い機動力を誇る。 クマゴロウ 片方のボタンの目が取れかかった熊のぬいぐるみの付喪神。巨大な熊の姿をしており、癒やしの光で悠人たちを包むタンク兼ヒーラー役。 守護神ガンジンガーV 幼少期に何度も壊れ、そのたびに悠人が接着剤で修理した超合金ロボットの付喪神。圧倒的な防御力を誇る重装騎士。悠人への忠誠心が極めて高い。

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  • 175
  • 11現代ファンタジー
完結

夢はアイドル、現実は体育会系! 鉄血の魔法少女ファンタジー!

世界最強の私が入ったのは、可憐じゃない方の魔法少女部でした

 世界中の視聴率を独占する、フリルと魔法のエンターテインメント――それが「魔法少女」。  近未来の地球では、月が“異世界からの侵入を防ぐ防壁”としての機能を失い、世界各地に魔物や怪物が出現するようになった。さらに月が遠ざかった影響で、人類にはかつて失われていた「魔力」が戻り、怪物と戦う力を持つ少女たちが誕生する。各国は彼女たちを集めて「魔法女性部隊」を組織し、その戦いは撮影ドローンを通して全世界へ中継される一大エンターテインメントとなっていた。  そんな時代に生きる主人公・夕霧天音(ゆうぎり あまね)は、幼い頃から魔法少女に憧れて育った少女である。  十四歳で義務付けられる魔力測定において、宇宙は世界でも指折りの潜在能力とされる最高位グレード「FL(フローレス)」を記録。将来を嘱望される天才として、日本初の国立魔法学校にして魔法少女の総本山「白鳳学園高等学校」へ入学する。  ――だが、そこで彼女は盛大にやらかす。  本来入るはずだったのは、エリートだけが集う清水校の「魔法女性研究会」。  しかし天音は名前だけを見て、旧校舎にある暁校の「魔法少女部」に入部してしまう。  そこにいたのは、きらびやかなアイドル型魔法少女とはほど遠い、筋肉と武闘派精神に満ちた先輩たちだった。  20キロのロングステッキを振り回す豪快な部長・大剛寺さくら。  重弓を操る冷徹な軍師・桐谷麗華。  巨体と大楯で戦場を制圧する双子の志子田紫・翠。  新体操仕込みの動きで金属リボンやフープを武器に変える蓮華院愛瑠。  白鳳学園魔法少女部は、予算も実績もエリート校に押され気味の弱小集団でありながら、誰よりも「魔法少女」の看板に誇りを持つ、暑苦しくも愛すべき面々だったのだ。  可憐な魔法少女ライフを夢見ていた宇宙は、当然のように困惑する。  だが、世界最高峰の魔力を持つ彼女の入部は、長年「雑種」と蔑まれてきた暁校魔法少女部にとって、まさに起死回生の一手だった。  天音は半ば流されるように、筋肉と根性と実戦主義に満ちた部活生活へ巻き込まれていく。  学園のエリート集団である清水校「魔法女性研究会」との対立。  “可愛く戦う”だけでは済まない、実戦と配信の両立。  魔法少女という存在が、国防であり、ショービジネスであり、若い少女たちの人生そのものでもあるという現実。  さらに天音自身も、圧倒的な才能ゆえに周囲から期待され、時に利用されそうになりながら、「自分はどんな魔法少女になりたいのか」を問い直していくことになる。  本作は、  「魔法少女になりたい天才少女が、間違って脳筋だらけの弱小魔法少女部に入ってしまう」  というコメディを入口にしながら、  学園もの、部活もの、ライバルもの、そして少女たちが“見られる戦士”として戦う現代的なエンターテインメント性を掛け合わせた作品です。  可愛い衣装、華やかな配信、そして魔物との苛烈な戦い。  フリルと筋肉、憧れと現実、才能と努力がぶつかり合う中で、宇宙は仲間たちとともに「自分だけの魔法少女像」を見つけていく。  これは、世界最強クラスの新入生が、最も泥臭くて最も熱い“魔法少女部”で青春を燃やす物語! 【登場人物】 ■夕霧天音(ゆうぎり あまね)  本作の主人公。白鳳学園高等学校一年生。  幼い頃から魔法少女に憧れ続けてきた少女で、魔力測定では最高位グレード「FL(フローレス)」を記録した超逸材。華奢で小柄な見た目に反して、世界有数の潜在能力を秘めている。  本来はエリート集団である「魔法女性研究会」に入るはずだったが、勘違いから暁校の「魔法少女部」に入部。理想と現実のギャップに振り回されながらも、仲間たちと過ごすうちに少しずつ成長していく。 ■大剛寺さくら(だいごうじ さくら)  白鳳学園魔法少女部の部長。三年生。  元剣道部で、20キロのロングステッキを武器に戦う豪快な武闘派。圧倒的なフィジカルと姉御肌の性格で部を引っ張る存在。見た目も言動も豪快だが、「魔法少女部」の看板に対する愛情と誇りは人一倍強い。 ■桐谷麗華(きりたに れいか)  魔法少女部副部長。三年生。  元アーチェリー部で、重量級のコンポジットボウを使いこなすクールな軍師。規律を重んじる現実派で、感情より合理性を優先するタイプだが、部を守る責任感は非常に強い。暴走しがちな部員たちの手綱を握る苦労人でもある。 ■志子田紫(しこだ ゆかり)  魔法少女部所属の二年生。翠の双子の姉。  元相撲部で、巨体と大楯を生かした防御の要。圧倒的な存在感を放つが、戦い方は理詰めで冷静。双子ならではの連携を得意とし、妹の薫とともに前線を支える。 ■志子田翠(しこだ みどり)  魔法少女部所属の二年生。紫の双子の妹。  姉と同じく元相撲部で、大楯を武器に戦うパワーファイター。双子で繰り出す合体技「肉鋏」は部の名物。姉妹そろって規格外のフィジカルを誇るが、どこか親しみやすい空気を持つ。 ■蓮華院愛瑠(れんげいん めぐる)  魔法少女部所属の二年生。  新体操仕込みの柔軟性と身のこなしを活かし、金属リボンやフープ、クラブなどを武器として操る技巧派。見た目は可憐で愛らしいが、中身はかなりしたたかで食えない性格。場をかき回しつつも、部の戦力としては非常に頼もしい。 ■現王園真理(げんのうぞの まり)  白鳳学園魔法少女部の顧問教師。  個性的すぎる部員たちをまとめる立場にある大人であり、宇宙たちを見守る存在。学園内の政治や、魔法少女という制度の裏側にも通じている。 ■皇城院 ルミナ(こうじょういん るみな)  清水校2年生。研究会副会長。金髪で気品溢れる「正統派エリート」。科学的に体系化された「魔法女性」としての戦いを信条とし、当初は天音を「魔法少女ごっこ」から救い出そうとする。 ■鳳 ミレイ(おおとり みれい)  清水校3年生。生徒会長兼研究会会長。白鳳学園の頂点に立つ「ラスボス」的存在。圧倒的なカリスマ性と実力を持ち、天音の特異性を見抜いて直々に監視下に置く 【作品の見どころ】 ・「魔法少女×部活×学園バトル」という王道ジャンルを、配信文化やショービジネス性と結びつけた近未来エンタメ世界観 ・“可愛い”を夢見る主人公が、よりにもよって脳筋だらけの部活に入ってしまうというギャップ ・新鋭エリート校との対立、仲間との絆、魔法少女としての理想と現実など、コメディの奥にある熱い成長ドラマ ・フリル、筋肉、魔法、ドローン配信、学園抗争が同居する、派手で映像的なバトル演出  可愛いだけじゃ生き残れない。  でも、可愛いを捨てたくもない。  そんな時代に、「魔法少女とは何か」を全力で駆け抜ける少女たちの物語です。

  • 215
  • 489
  • 41現代ファンタジー
完結

海に消えた死者たちは、今も浜で客を待つ。

ウミウシの浜

あらすじ(世界観含む) 舞台は、かつての大震災によって大きな傷を負った三陸沿岸の半島です。記録的な大雪に見舞われた冬の日、東京で音楽の道を志していた弟の修が、不意に実家へ転がり込んできます。 最強寒波による猛吹雪で孤立し、食料も底を突いた兄弟は、空腹に耐えかねて「今も営業している店があるかもしれない」という僅かな希望を抱き、古いボルボを走らせて海沿いへと向かいます。 辿り着いたのは、震災の津波で壊滅し、今は地元の人間からも忌み嫌われる廃墟の集落、弓浜――通称「ウミウシの浜」でした。 かつて豊かな漁場だったその場所は、ある時期を境に大量のウミウシが発生し、魚が獲れなくなったという不気味な言い伝えを持つ場所です。 闇の中に浮かび上がる、場違いなほど明るく賑やかな浜小屋。そこで差し出されたのは、この世のものとは思えないほど濃厚な旨味を持つ海の幸でした。しかし、料理を貪る兄弟の背後で、店員たちの正体――眼球を持たず、耳の後ろに毒々しい肉の襞(エラ)を持つ異形の存在――が音もなく忍び寄ります。 生者と死者の境界が曖昧になった停滞の夜、兄弟は無事に「人間の世界」へ帰ることができるのでしょうか。 登場人物紹介 「俺」(主人公) 実家で独り暮らしをしながら、亡き両親の家を守っている兄。慎重な性格で、30年落ちの古いボルボ「走るレンガ」を愛車としています。10年前の震災で婚約者のアキを失い、周囲の復興とは裏腹に、自分自身の時間はあの日から止まったままになっています。 修(しゅう) 主人公の弟。音楽で身を立てるために上京しましたが、恋人と喧嘩して家を追い出され、計画性もなく実家に帰省しました。楽天家で食欲に忠実な性格が、結果として兄弟を異界の入り口へと誘い込むことになります。 アキ 主人公の婚約者。10年前の震災当時、沿岸部の役所に勤めており、津波で行方不明になったまま今も遺体が見つかっていません。弓浜での窮地に陥った兄弟の前に、意外な形で姿を現すことになります。 老医師 兄弟が幼い頃から通っている町の診療所の主治医。彼自身も震災で家族全員を亡くした「終わらない震災」を生きる一人です。海で亡くなった者が「精一杯のお洒落」をして帰ってくるという、ウミウシにまつわる古い伝承を兄弟に語ります。

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完結

掲示板

ちょっと早いですが! お疲れさまっしたっ!!!

創作大賞2026、皆さんお疲れさまでした!! 締め切りまではまだ5時間ちょっとございますが、私のTALESからの応募は「ケンエン 第9話」で終了でございます! 三か月に渡り、拙作をお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました! 皆さんの作品はほとんど読みにも行かず、自分の創作だけに没頭させていただいたにも関わらず、いつも読みに来てくださる方々もいらっしゃって、本当にありがたいことです! それでは、皆さん、 秋に四ツ谷(恵比寿?)でお会いしましょう!

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「ヴァルナネス・クロニクル」の設定資料を作りました!

いつも拙作をお読みいただき、ありがとうございます! noteに「ヴァルナネス・クロニクル」の設定資料記事を作成しました! https://note.com/yagami_acg/n/n24952d60da3c ヴァルナネスの世界に深くハマり、より楽しんでいただくための資料となっていれば幸いです! なお、上記リンク先記事にコメントをいただければ、ご不明点など、解説&更新させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします!

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「桜のダイモン」について、お詫びとお知らせ

桜のダイモン読者の皆様 拝 いつも拙作をお読みいただき、ありがとうございす。 表題の件につきまして、「桜のダイモン」をTALES主催の漫画原作コンテストに応募するにあたり、第1話ではシーンごとにサブタイトルを付け、コマ割りのように小刻みに話を進めて(「桜の大門」から新たに書き起こしていた)おりましたが、第2話以降の執筆をしながら、 「これは違うな」 と考えるに至りました。 そこでスタイルを小説に戻し、新たに「桜の大門」では、文字数の都合で描き切れなかったシーンを含め、リライトという形にさせていただきました。 第1話について、スキ、ブックマークを頂戴しておりましたが、まずはその方々にお知らせしなければと思い、掲示板に投稿させていただきました。 作者勝手で大変申し訳ございませんが、何卒心情をお汲み取りいただき、ご理解ご容赦を賜りたく存じます。 なお、「桜のダイモン」につきましては、創作大賞2025に応募させていただいた「桜の大門」のプロトタイプとも言うべき小説です。 内容に大きな変更はございませんが、文字数の関係で削ったエピソードなど、約6万字多い20万文字に迫る作品となる予定です。 「桜の大門」と併せまして、お楽しみいただけましたら幸いです。 2025年1月21日 八神夜宵 

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