НIШIХАТА Осахiро
@_Osahiro
トランスサイエンスというのが話題になってるが、あれは「科学のさらに先」の領域を言っている。 科学で書ける問題点を理解した上で「どうして科学では結論を出せないのか」に挑める能力のある人向けの話であって、前提となる科学すら理解してない人らの出番はひとっかけらも無い。
2024-05-28 00:20:02
НIШIХАТА Осахiро
@_Osahiro
「科学で説明できるのはここまで」としっかり区切りをつけて、その先にある問題のことを言うわけだから、例えばALPS処理水の話なら「海洋放出で生態系への悪影響は出ない」までが科学の領域、「それでも騒ぐ方々がいる」が科学ではどもならん領域。安全なのが前提になってないのは全然別のやつ。
2024-05-28 01:38:55
НIШIХАТА Осахiро
@_Osahiro
こういう例を見ればわかりやすいが、当該分野の科学的知見をいつまでも否定し続けるのは「科学を踏まえてその先を考える」姿勢ではない。心理学や宗教学の研究材料にはなるかもしれないが、主張自体は当該分野においては全く価値がない。 x.com/hVHVWhYKarU4Ve… pic.twitter.com/sJgMOoAKEz
2024-05-29 18:00:08
ワラジ
@hVHVWhYKarU4Veu
@_Osahiro 汚染水を流せば、どういう問題が発生するかは、不明! 「生態系への影響は出ない」は科学の領域外! 勝手に解釈するな。
2024-05-29 16:06:57
kingalcohol
@kingalcohol
いま話題のトランス・サイエンスですが、議論が錯綜している、要は何言ってるか分からないときは、大元に戻ってみることがオススメです。というわけで、言い出しっぺのアルヴィン・ワインバーグ(Alvin M. Weiberg)の話から。1/12
2024-05-28 12:10:32
kingalcohol
@kingalcohol
「アルビン・ワインバーグ」で日本語版ウィキの項目(概ね英語版と同じ)が立っているので詳細は省きますが、注目は、核物理学者で軽水炉の開発に関わったこと、より安全な溶融塩炉(未実用化)を推奨したり60年代から放射線の生物学的影響の研究に取り組んだことです。2/12
2024-05-28 12:10:52
kingalcohol
@kingalcohol
ここから彼自身の問題意識が見えるでしょう。専門分野の他にそれが社会に及ぼす影響への関心も有していたことになります。そのワインバーグが「トランス・サイエンス」という概念を提唱するのは、ある意味自然なこととも言えます。3/12
2024-05-28 12:11:16
kingalcohol
@kingalcohol
その概念が提出されたのは、1972年の『ミネルヴァ』誌が早く(4月)、『サイエンス』誌(6月)はそのあとになります。史料学の観点からすると、(科学)社会学の学術誌での発表後に自然科学系学術誌に掲載されたことは重要です。4/12
2024-05-28 12:11:30
kingalcohol
@kingalcohol
というのは、ワインバーグはまず社会科学者に対して問題提起をした後、自然科学者に説明していると解されるからです。つまりトランスサイエンス概念の原点は、「文系」ではなく、自然科学にあるということになります。5/12
2024-05-28 12:11:44
kingalcohol
@kingalcohol
具体的な内容について、『ミネルヴァ』誌の論文は一般には読むことは難しいので、ここでは自然科学向けに説明した『サイエンス』誌の小文を元にします(ネットで読めます)。それによると、科学が明らかにできること「科学的事実」の先に、科学だけでは決定できない問題があるとしています。6/12
2024-05-28 12:12:02
kingalcohol
@kingalcohol
それが「トランス・サイエンス」なのですが、ここでは冒頭で「科学と政治」の問題とされ、後に「審判あるいは政治のadjudicative or political」手続きを伴うとされており、より具体的に科学的事実の「先に」ある科学だけでは決定できない問題とされています。7/12
2024-05-28 12:12:21
kingalcohol
@kingalcohol
つまり科学的事実の決定においては、トランスサイエンスは何の効力もなく、その事実を元に社会がどのような判断を下すかがトランスサイエンスの領域ということになります(この点で、キクマコ先生の理解は正しいことになります)。両者の境界をワインバーグは明確に認識していました。8/12
2024-05-28 12:12:46
kingalcohol
@kingalcohol
そうすると、「不知の知」云々以前に、このワインバーグの考え方に対する理解が問題になるでしょう。トランス・サイエンスは、この判断の「手続きprocedures」に関する知ということになります。ワインバーグもこの点を強調しています。9/12
2024-05-28 12:12:59
kingalcohol
@kingalcohol
そして民主主義社会においては、トランス・サイエンスの問題が生まれるのは不可避であろうとワインバーグは考えています。そのため、この「手続き」を改善することが必須であるとして文章を閉じています。10/12
2024-05-28 12:13:13
kingalcohol
@kingalcohol
ここ数年の、新型コロナ感染症についても同じような問題が発生していたと思いますが、だれもこの判断に係わったという認識は持っていないように思います。そうすると、そもそも現状の「判断」を何に基づいてしたのか?その「判断」は妥当なのか?という疑問が生じますね。11/12
2024-05-28 12:13:32
kingalcohol
@kingalcohol
これがトランス・サイエンスをめぐる問題なので、理系と文系の専門家のポジショントークのためにあるのではないことは肝に銘じる必要があります。果たして「文系」がこの「判断」について改善に貢献しているのかが問われていることになるでしょう。12/12
2024-05-28 12:14:00
狸穴猫/松村りか
@mamiananeko
「教育科学」ってのは、ちょっと厄介な文言で、 どう見てもその発祥は、 ①教育学にも、科学的知見を取り入れ、客観性を大事に だったようなんだけど、いつの間にか ②「民主科学」に沿う、すなわち共産主義的能力観・人格発達観に基づく教育(←つまり科学性は二の次になる) にすり替わっちゃったのよね。
2024-05-28 00:57:45
狸穴猫/松村りか
@mamiananeko
この転回は、1938年に阿部重孝(1939年没)が病に倒れて以降終戦あたりまでの間じゃないかなとワシは見ている。 門下生の宗像誠也の阿部重孝追悼文を読むに、阿部重孝は統計大好きマンだったようだ。
2024-05-28 01:28:28
狸穴猫/松村りか
@mamiananeko
阿部重孝没後の話だが、城戸幡太郎の主宰する教育科学研究会は、翼賛風味を出してはいたものの、内実として共産主義寄りのメンバーもいたようだ。 その機関誌といった位置づけの『教育』という雑誌(岩波書店刊)には、戦後日教組運動で名前が出てくる人が多数寄稿しているし、ゾルゲ事件に連座した人も2名ほど寄稿している。 みんな知ってるスパイの尾崎秀実もその一人。
2024-05-28 01:43:01
狸穴猫/松村りか
@mamiananeko
後に東大教授になってる宮原誠一も、戦中は戦意高揚にがんばってたが、戦前から組合活動家だし… まあ、そんなこんなで、戦後~高度成長前期くらいに、日教組の教研運動を率いていた学者先生達は「民主科学的教育」方向に振れちゃったのよね。
2024-05-28 02:05:54
狸穴猫/松村りか
@mamiananeko
戦前から共産思想だった人もいりゃ、敗戦ショックや戦後の苦労からなどから急転回した人もいるだろう。時間が経つにつれてオルグされる層も増えてくる。 トップがそれだから、戦後の教育は「民主科学的」方向に振れやすかった。 客観性よりもイデオロギー、アジテーションもプロパガンダもあり。
2024-05-28 02:14:56
狸穴猫/松村りか
@mamiananeko
んでもって、マルクス・レーニン主義の基本は「怒りと共感で連帯して声を挙げる」だし、「日本は未革命」という理解の人たちは、そういう方向で「”遅れた”社会と、封建的権力に対する怒り」を誘導、励起しやす指導システムつくっちゃったのよねえ。
2024-05-28 02:33:41
狸穴猫/松村りか
@mamiananeko
これ、うまくいかなくても現実を参照して路線変更するのは容易じゃないのよね。 うまくいかないってのは、彼らの教義にある進歩の法則から外れるからね。 かくして「目の前のうまくいかない現実」をなんとか「うまくいきつつある」ように見せるための屁理屈が増産される。
2024-05-28 02:42:39
狸穴猫/松村りか
@mamiananeko
都合の良くない現実は隠蔽されスルーされる。 かくて「科学的」「論理的」な立ち位置からはどんどん遠ざかる。 うっかり「民主科学的な教育」に過剰適応しちゃってると、「科学的な物言い」は敵になりやすい。 まあ、こんなところだろう。
2024-05-28 02:49:25
狸穴猫/松村りか
@mamiananeko
で、なんで唐突にこんな話はじめたかというと、 「トランスサイエンス」で東大教育学部の教授様が燃えてるからさw 東大教育学部ってのは戦後ずーっと、今に至るまで「民主科学」の巣窟であった組織で、②の方の「教育科学」の総本山だよ。 人文科学でも自然科学でもない「民主科学」さ。 x.com/mamiananeko/st…
2024-05-28 22:59:04
三塚ハル
@mtkharu3
@mamiananeko 理系だと「現実には熱力学第二法則があるので、永久機関は作れません」のような例を通じて「現実をイデオロギーで誤魔化すことはできない」と学習させられますね。 このレベルまで理科を学んでいる人間は小学校教員養成課程に進学しなさそう(偏見
2024-05-29 15:59:56