結論: NotebookLMは2026年7月16日、Googleの公式発表により「Gemini Notebook」へ改名された。既存のノートブック・ソース・共有リンクはすべてそのまま引き継がれ、移行作業は不要。最大の変化は名称よりも、Google AI Ultra/Proユーザー向けに順次展開中の新機能「セキュアクラウドコンピュータ」(アップロード資料に対するコード実行環境)と、Google AI Plusの値下げ(月7.99ドル→4.99ドル)だ。
この記事の要点:
- 改名の公式発表内容(発表日・発表元・理由)を一次ソースで確認
- 「変わったこと」「変わらないこと」を1枚の比較表で整理
- 企業・チームが今すぐ確認すべき5項目チェックリスト
- 料金プラン(無料/Plus/Pro/Ultra)の2026年8月時点の最新状況
対象読者: すでにNotebookLMを業務で使っている企業の担当者・管理職/社内マニュアルやIT資産台帳の更新担当者
読了後にできること: 社内向けに「名称が変わっただけで、データも使い方もそのまま」と3分で説明できるようになる
「NotebookLMって名前、まだ使われてるんですか? もうGeminiに統合されたって聞いたんですが」
企業向けAI研修の場で、2026年7月以降よくこの質問を受けるようになりました。実際にNotebookLMを議事録要約や社内マニュアルの検索に使い始めていた企業ほど、「名前が変わった=また一から覚え直しなのか」という不安を持たれる方が多い印象です。
結論から言うと、心配は不要です。Googleは2026年7月16日、NotebookLMを「Gemini Notebook」へ改名すると公式に発表しましたが、これはブランド統合が目的であり、機能・データ・使い方はほぼそのまま引き継がれています。むしろ注目すべきは、改名と同時に発表された新機能「セキュアクラウドコンピュータ」(アップロードした資料に対してコードを実行できるサンドボックス環境)と、Google AI Plusの値下げです。
この記事では、公式発表・公式ヘルプページを一次ソースとして、①改名の経緯、②「変わったこと」「変わらないこと」の整理、③企業が今すぐ確認すべきチェックリスト、④料金プランの最新状況までをまとめます。個別の使い方10選やコピペ用プロンプト集は、姉妹記事のNotebookLM(Gemini Notebook)使い方完全ガイドと業務活用プロンプト集に譲り、本記事は「名称変更・新機能を押さえる」ことに絞ります。
2026年8月時点のスナップショット:NotebookLMは今どうなっているか

まず現時点(2026年8月21日)の状況を一言で言うと、「NotebookLM」は「Gemini Notebook」という新しい名前で存在し続けている状態です。旧URLのnotebooklm.google.comにアクセスすると、新URLのnotebook.google.comへ自動的に転送されることを編集部で実機確認しました。公式ヘルプセンターのドメインもsupport.google.com/notebooklmからsupport.google.com/gemininotebookへ移行しています。
| 項目 | 2026年8月時点の状態 |
|---|---|
| 正式名称 | Gemini Notebook(旧NotebookLM) |
| アクセスURL | notebook.google.com(旧notebooklm.google.comは自動リダイレクト) |
| 公式ヘルプ | support.google.com/gemininotebook |
| ロゴ | 青紫のGeminiグラデーションへ更新(数週間かけて順次反映) |
| 既存データ | ノートブック・ソース・共有リンクはすべて引き継ぎ済み、移行作業不要 |
| 無料プランの上限 | 100ノートブック・1ノートあたり50ソース(各50万語まで)・1日50チャット・Audio Overview 3回/日 |
NotebookLMがGemini Notebookに改名した理由と経緯

改名を最初に発表したのは、Google Labs担当VPのJosh Woodward氏です。Google公式ブログとGoogle Workspace Updatesの両方で、2026年7月16日付で改名が発表されました。要点は次の3つです。
- ブランド統合: 「NotebookLM」の「LM(Language Model)」という技術用語よりも、メインの「Gemini」ブランドと結びつけることで分かりやすくする狙い
- エコシステム連携の強化: Geminiアプリ本体やGoogle検索の「AIモード」からもノートブック機能へアクセスできるようになる
- 独立ツールとしての位置づけは維持: 単体の研究・リサーチツールとしての立ち位置は変わらないとGoogleは明言
改名時点での利用規模は「3,000万人以上のユーザー・60万以上の組織」とGoogleは公表しています(2026年7月16日時点)。管理者側の対応については、Google Workspace Updatesが「管理者が実施すべきアクションはない」と明記しており、企業の情報システム部門が緊急対応を迫られるような変更ではありません。
「変わったこと」「変わらないこと」を1枚で整理する
企業の担当者が知りたいのは「結局、何をすればいいのか」です。変更点を整理すると、以下のようになります。
| 区分 | 変わったこと | 変わらないこと |
|---|---|---|
| 名称・ブランド | 「NotebookLM」→「Gemini Notebook」、ロゴが青紫グラデーションに変更 | 単体ツールとしての位置づけ、既存の呼び名(社内での通称)は引き続き通じる |
| URL・ヘルプ | ドメインがnotebook.google.com・support.google.com/gemininotebookへ移行 | 旧URLは自動リダイレクトされ、ブックマークは実質的にそのまま使える |
| データ | 特になし | 既存ノートブック・ソース・共有リンクはすべて引き継ぎ済み |
| 料金プラン | Google AI Plusが月7.99ドル→4.99ドルに値下げ(2026年6月8日〜。ストレージも400GBに倍増) | 無料版で使える基本機能・上限数の構造自体は維持 |
| 機能 | 新機能「セキュアクラウドコンピュータ」(コード実行環境)が順次追加 | ソースに基づく要約・Q&A・Audio Overview・Deep Researchなど既存機能はすべて継続 |
つまり、社内で使っているマニュアルやFAQを大幅に書き直す必要はなく、「名前が変わった」「URLが変わったが自動転送される」の2点を周知すれば十分、というのが実務上の結論です。
新機能「セキュアクラウドコンピュータ」を使ってみる
改名と同時に発表された目玉機能が、各ノートブック内でコードを書いて実行できる「セキュアクラウドコンピュータ」です。裏側ではPythonのサンドボックス環境が動作し、アップロードした資料をもとに表計算・グラフ生成・簡易的なデータ分析を実行できます。
- 利用条件: 2026年8月21日時点で、Google AI Ultraユーザーと対象のGoogle Workspaceユーザーが優先的に利用可能。Google AI Proユーザーへは「今後数週間」かけて順次展開中(Google公式発表)
- 無料版での提供: 2026年8月21日時点で公式発表は確認できていません
- できること: アップロードした売上データやアンケート結果のCSVを読み込ませ、コードで集計・可視化する、といった用途に向いています
まだ全ユーザーに展開されている機能ではないため、「使えない」と表示された場合はプランまたは展開タイミングの問題である可能性が高い点に注意してください。
移行確認に使えるプロンプト3選
改名にともなう社内周知・移行確認に使える、コピペ可能なプロンプトを3つ紹介します。
あなたは社内IT広報担当です。以下の事実にもとづき、
社内Slack向けに「NotebookLMがGemini Notebookに改名された」ことを
3行で伝える告知文を作成してください。
事実:
- 2026年7月16日にGoogleが公式発表
- 既存のノートブック・データはそのまま引き継がれる
- URLはnotebook.google.comに変わったが旧URLからも自動転送される
条件: 専門用語を使わず、「対応不要」であることを最初に伝える
この資料(社内マニュアルPDF)の中で「NotebookLM」という
表記が出てくる箇所をすべてリストアップしてください。
それぞれについて「Gemini Notebook(旧NotebookLM)」への
書き換え案を1文で提示してください。
新機能のセキュアクラウドコンピュータ(コード実行環境)を使い、
アップロードしたこの売上CSVから
「月別の合計」「前月比が最も大きい月」の2点を
Pythonで集計し、簡単な棒グラフを作成してください。
企業・チームが今すぐ確認すべき5つのチェックリスト

情報システム担当者・管理職向けに、優先度順のチェックリストをまとめました。緊急対応が必要なものはありませんが、放置すると社内問い合わせが増える項目です。
- 社内マニュアル・稟議資料の名称表記を確認する:「NotebookLM」の表記が残っている資料に「(現Gemini Notebook)」を併記する
- ブックマーク・社内Wikiのリンクを確認する:自動リダイレクトされるため差し替え必須ではないが、新URL(notebook.google.com)に更新すると読み込みが速くなる
- Google Workspace管理コンソールの表示名を確認する:Googleは管理者対応不要と案内しているが、組織のライセンス管理画面でどう表示されているか一度確認しておくと安心
- 有料プランの契約状況を確認する:Google AI Plusは2026年6月8日に月4.99ドルへ値下げ済み。旧価格のまま請求されていないか確認する
- 新機能(コード実行環境)の利用可否を確認する:Google AI Ultra/対象Workspaceプラン以外は段階的展開中のため、使えなくても異常ではない
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料金プラン(無料/Plus/Pro/Ultra)の現在地
改名にともない、料金プラン自体の構造(無料・Plus・Pro・Ultra)は変わっていません。ただしGoogle AI Plusは2026年6月8日に値下げされているため、古い情報を見ている場合は要注意です。
| プラン | 月額 | 無料版との主な違い |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 100ノートブック・1ノートあたり50ソース(各50万語)・1日50チャット・Audio Overview 3回/日 |
| Google AI Plus | 4.99ドル/月(2026年6月8日〜。改定前は7.99ドル) | ノートブック数・ソース数・チャット回数が拡大、Google Drive容量400GB付帯 |
| Google AI Pro | Google公式ページに記載(地域により表示通貨が異なる) | Plusよりさらに上限拡大、公式ページでは「Audio Overview・ノートブック・ソース数が無料版の5倍」と案内 |
| Google AI Ultra | Google公式ページに記載(地域により表示通貨が異なる) | 最上位プラン。最も高い利用上限とセキュアクラウドコンピュータへの優先アクセス |
Google公式の料金ページは地域ごとに現地通貨で表示される仕様のため、正確な日本円の金額はGoogle公式のプランページで確認することをおすすめします。Pro・Ultraの具体的なノートブック上限数(100/200/500など)はGoogle公式ページでは「Expanded」「Higher」といった相対表現のみで、正確な数値は2026年8月21日時点で確認できていません。
NotebookLM(Gemini Notebook)とChatGPT・Claude・Perplexityとの使い分けは変わったか
結論から言うと、他ツールとの使い分けの考え方は改名前と変わりません。Gemini Notebookの強みは「アップロードしたソースの中だけで回答し、必ず引用元を示す」という設計思想にあり、これは名称変更後も維持されています。
| ツール | 得意なこと | 最適な場面 |
|---|---|---|
| Gemini Notebook(旧NotebookLM) | 特定の社内資料・PDFから正確に回答、引用元表示、ハルシネーションが少ない | 議事録整理、マニュアルFAQ、論文調査、競合資料比較 |
| ChatGPT | インターネット検索連動・画像生成・広範な知識 | 一般的な文章生成、アイデア発散、資料作成 |
| Claude | 長文読解・論理的整合性・プロジェクト単位の記憶 | 契約書レビュー・コード生成・長文の構造整理 |
| Perplexity | リアルタイムのWeb検索と出典表示 | 最新ニュースの調査、一般的なリサーチ |
より詳しい業務別の使い分け・ChatGPT/Claudeとの比較はGeminiの有料プラン比較記事もあわせてご覧ください。生成AIツール全体の選び方は中小企業のAI導入完全ガイドで体系的にまとめています。
【要注意】改名にともなう勘違いパターン4選
勘違い1:「Gemini Notebookは全く新しいツール」だと思ってしまう
❌ 「Gemini Notebookという新サービスが出た」と社内に周知し、既存のNotebookLMの使い方研修をやり直そうとする
⭕ 「同じサービスが名前を変えただけ」と伝え、既存の使い方資料はタイトルだけ差し替えれば流用できる
勘違い2:URLが変わったので全ての社内リンクを緊急で差し替えようとする
❌ 社内Wikiの数百件のリンクを一斉に手動で書き換える作業を発注してしまう
⭕ 自動リダイレクトが効いているため緊急対応は不要。次回の資料更新タイミングで新URLに直せば十分
勘違い3:料金プランも刷新されたと思い込む
❌ 「Plus版がなくなってPro版必須になった」と誤解し、不要な上位プランへ契約変更してしまう
⭕ プラン構造(無料/Plus/Pro/Ultra)自体は維持。Plusは値下げされただけなので、現行契約のままで問題ないか確認する
勘違い4:新機能(コード実行環境)が全員すぐ使えると思ってしまう
❌ 「新機能が使えない」とサポートに問い合わせる、または不具合と誤認して利用を諦める
⭕ Google AI Ultra・対象Workspaceプラン以外は段階的展開中であることを理解し、展開時期を待つ
まとめ:今日やること3つ
- 社内で「名前が変わっただけで対応不要」と周知する:混乱を防ぐために一報を入れる
- Google AI Plusの請求額を確認する:2026年6月8日以降、月4.99ドルになっているはずか確認する
- 使い方をもっと深掘りしたい場合は姉妹記事へ:使い方完全ガイド・業務活用プロンプト集で具体的な活用事例を確認する
参考・出典
- NotebookLM is now Gemini Notebook — Google公式ブログ(発表日: 2026-07-16/参照日: 2026-08-21)
- NotebookLM is now Gemini Notebook — Google Workspace Updates公式ブログ(発表日: 2026-07-16/参照日: 2026-08-21)
- Google renames NotebookLM to Gemini Notebook — 9to5Google(参照日: 2026-08-21)
- Google AI Plus gets price drop to $4.99 and storage bump — 9to5Google(参照日: 2026-08-21)
- Gemini Notebook Help – Frequently asked questions — Google公式ヘルプ(参照日: 2026-08-21)
- Google AIプラン比較ページ — Google公式(参照日: 2026-08-21)
よくある質問
Q. NotebookLMとGemini Notebookは同じものですか?
はい、同一サービスです。Googleは2026年7月16日、Google Labs担当VPのJosh Woodward氏名義で「NotebookLM」を「Gemini Notebook」に改称すると公式発表しました。ノートブック・ソース・共有リンクなどのデータはすべてそのまま引き継がれ、移行作業は不要です。
Q. なぜGoogleはNotebookLMをGemini Notebookに改名したのですか?
Google Workspace Updatesの公式発表によると、「Gemini」ブランドファミリーへの統合を明確にし、Geminiアプリ・Google検索のAIモードなどGoogleエコシステム全体でノートブック機能を使えるようにするためとしています。「言語モデル(LM)」という技術用語よりも分かりやすい名称にする狙いもあると报じられています。
Q. 既存のノートブックやブックマーク、共有リンクはどうなりますか?
Google Workspace Updatesは「管理者が実施すべき対応はない。自動リダイレクトにより既存の共有ノートブックとリンクは引き続き機能する」と明記しています。実際に旧ドメインのnotebooklm.google.comへアクセスすると、新ドメインのnotebook.google.comへ301リダイレクトされることを確認済みです(2026年8月時点)。ただし社内マニュアルや稟議資料に「NotebookLM」という名称を明記している場合は、読み手の混乱を避けるため「Gemini Notebook(旧NotebookLM)」と併記しておくことをおすすめします。
Q. 無料版とGoogle AI Plus・Pro・Ultraの違いは何ですか?
無料版は1ノートブックあたり50ソース・1日50チャット・Audio Overview3回/日が上限です。有料プランはGoogle Oneの「Google AI」サブスクリプションに統合されており、2026年6月8日にGoogle AI Plusの月額が7.99ドルから4.99ドルへ値下げされ、付帯ストレージも400GBに倍増しました。上位のGoogle AI Pro・Ultraではノートブック数・ソース数・チャット回数がさらに拡大されます(Google公式ページでは倍率のみ公開で厳密な上限数は非公開)。
Q. 新機能の「セキュアクラウドコンピュータ」(コード実行環境)は誰が使えますか?
2026年8月時点では、Google AI Ultraユーザーと対象のGoogle Workspaceユーザーが優先的にアクセスでき、Google AI Proユーザーへは数週間かけて順次展開されるとGoogleは案内しています。アップロードした資料に対してPythonコードを書いて実行し、表計算やグラフ生成などのデータ分析ができるサンドボックス機能です。無料版への提供時期は2026年8月21日時点で確認できていません。
Q. 社内資料やマニュアルで「NotebookLM」と書いている場合、書き換える必要はありますか?
必須ではありませんが、新規に作成する資料では「Gemini Notebook(旧NotebookLM)」と併記すると親切です。検索性を考えると、社内Wikiやヘルプページのタイトルに両方の名称を残しておくと、社員がどちらで検索しても迷わずたどり着けます。
Q. Google Workspace版で使う場合の名称やヘルプページも変わりましたか?
はい。公式ヘルプセンターのドメインもsupport.google.com/notebooklmからsupport.google.com/gemininotebookへ移行しています(2026年8月時点で確認)。Google Workspace管理コンソール上の表示名についてはGoogleの公式発表で明言されていないため、自社の管理コンソールで実際の表示を確認することをおすすめします。
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