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  • 源氏物語 (岩波現代文庫 学術 197)

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源氏物語 (岩波現代文庫 学術 197)

5つ星のうち4.4 (17)

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/9/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 400ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4006001975
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4006001971
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 939 g
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 2.5 x 14.8 cm
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 447,444位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.4 (17)

著者について

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大野 晋
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1919‐2008年。学習院大学名誉教授。東京大学文学部卒業。国語学者。文学博士(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 源氏物語 (ISBN-13: 978-4006001971 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
17グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    国語学者による源氏解読
    2019年4月16日に日本でレビュー済み
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    大野晋は、岩波古語辞典を編集するとき自ら上代・中古の語を担当したとのこと。その人が源氏物語を読むとどう読めるか、大変興味深かったです。

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  • 星5つ中5つ
    お勧めです
    2017年12月30日に日本でレビュー済み
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    作品論を知らなかったこともあり、とても面白く読めた。さすがに国語学者らしく作中の言葉の使い方等の説明には目からウロコ。

    良い本に巡り合った。

    2人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    感動しました
    2023年8月7日に日本でレビュー済み
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    源氏物語を読む時に、いつも微かに気になっていたいくつかの小さな違和感。大野先生はそれらを一貫した理論で見事に説明してくれました。学者としての研究姿勢に感動しました。

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  • 星5つ中4つ
    国語学者が読む『源氏』。
    2026年2月4日に日本でレビュー済み
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    大変興味深く読めました。紫式部がいかに言葉・表現に苦心したか、が分かります。やはり『源氏物語』は凄い。

    個人的にはp92〜の『枕草子』との比較が面白かった。丸谷才一の解説「まぼろし電話」も秀逸。惜しむらくは学術書なので索引が欲しかった。よって⭐️マイナス1。

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  • 星5つ中5つ
    この本は日本語の語幹から「源氏物語」を読み解いたもので、大変スリリングな面白さがある。
    2018年3月28日に日本でレビュー済み
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    今から50年ほど前の日本語ブームで話題になった「日本語の起源」の著者大野晉。その彼が日本語の語幹を基に「源氏物語」の時代を総合的に読み解いた本。単なる評論とならず、推理小説のような面白さが味わえて楽しい。

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  • 星5つ中5つ
    源氏物語の創作意図を探る
    2008年11月25日に日本でレビュー済み
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     源氏物語の創作過程の論考が主なテーマの本。

     成立論として、源氏物語の全五十四帖をa〜d系の四つに分けて論考されますが、これに少し戸惑いを感じたり、この本にとっつきにくさを感じた場合は、「光る源氏の物語」(中公文庫)を事前に読む事をお勧めします。(こちらは、丸谷才一氏との対談本)

     ですが、対談では語りきれない内容が、この本にはこめられています。

     紫式部が、自分の書く内容やニュアンスを表す言葉が当時の日本語に無かったために、おこなった言葉の工夫。そして、紫式部の文章における美意識など、国語学者ならではの分析に沿っての解説がされています。

     他にも、源氏物語の創作において、テーマが「致富譚→男女のくい違い」という風に変化をしていくこと、作品の裏にある紫式部の漢籍に対する教養や、紫式部個人の女房づとめの経験が作品にどのように反映されていったのかが、「紫式部日記」との関連で分析されます。

     著者は、自分は「源氏物語」の専門家ではない、というような断りを入れていますが、最後まで真面目で手抜きの無い論考がなされています。

     とても面白い本でした。

     

    17人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中4つ
    内容は抜群
    2014年7月19日に日本でレビュー済み
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    古書で購入したら、あちこちに鉛筆で線が引かれていて幻滅しましたが、内容はとても興味深く読みました。

    物語が「紫の上」系と「玉鬘」系に分けられる理由と、それぞれの特徴についてわかりやすく書かれています。

    しかも、後半についても、別の二つの系列に分類して、それぞれの考察を続け、作者の内面に迫ろうとします。

    入門書を読んだ人が次に読むレベルではないでしょうか。

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  • 星5つ中5つ
    源氏の正しい読み方
    2011年8月24日に日本でレビュー済み
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    源氏は現行の順番で書かれたのではない――。私はこの本の主張に従つて源氏を読み直してをります。「桐壷」の次は、「帚木」「空蝉」「夕顔」を飛ばして「若紫」へ、「末摘花」を飛ばして「紅葉賀」へ....そして「藤裏葉」で「最初」の源氏が終はり、「帚木」へ帰るのです。

    不可解なほどあちこちに飛んでゐた話が整理され、大変見通しのいい、わかりやすい進行です。大野氏の著は源氏の正しい理解に、太い道筋をつけてくれるものです。源氏を読破したいと思ふ方は、この有益な示唆に耳を傾けることをお勧めします。

    突飛な説ではありません。本居宣長によつて提出された疑問を、和辻哲郎が発展させ、阿部秋生、武田宗俊といふ学者が完全な形で世に問うたのださうで、到底無視できない証拠が掲げられてをります。

    中でも強力なのは、b系(空蝉など、のちに挿入された巻々)の登場人物は、全くa系(最初の源氏物語)に現れず、逆にa系の人物はb系に現れる。しかもa系は、b系なしに完全に物語として成立する(源氏が位を極めるといふ結末まで整つてゐる)、といふことです。

    そしてa系を先に読んでから、それを抜いてb系を読んでゐても、人物の紹介が前後したりするやうな構造のをかしさは全く生じません。それどころか夕顔、末摘花、玉鬘のエピソードが繋がり、かへつてわかりやすくなるのです。順番を違へて読んで、こんなことがありうるでせうか。

    また、「夕顔」(b系)の末尾で作者自身、「こんなくだくだしいことは書かずに残しておいたのですが、『どうして帝の皇子だというだけで、ほめちぎるのか』と、取り沙汰する人」がゐるので書いた、と記してゐるのは、のちにb系を書き足したことを明かしてゐるものだ、といふのもその通りだと思ひます。

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