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1958年東京都生まれ。東京外国語大学イタリア語科卒、同大大学院修了。著書に、『表層生活』(芥川賞)、『黄昏のストーム・シーディング』(三島由紀夫賞)など(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『永遠の夏休み (ISBN-13: 978-4086090735)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

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多くの子どもたちと同じように、
ピノッキオのように意の向くままに生きられるはずもなかった時代、
抄訳で読んだ『ピノッキオ』のお話は、
異文化のお話であり、説教話のようでした。
そして、どちらかというと好きになれなかったお話の1つでありました。
今回、改めて読み返すと(全訳のせいもあるでしょうが)、
どこかに置き去りにされた心の中の子ども時代を見るようで、
懐かしい気持ちを呼び起こされ、
ピノッキオに代弁してもらったような気持ちにさえなりました。
コオロギやカタツムリetc.の存在や、
困ったときだけ救いの手を差し伸べる青い髪の仙女は
魅力的でありファンタジーの横顔を見せつつも、
子どもをロバにして売り飛ばす御者を、
物語中、唯一裕福な金持ちと設定しているところなど
世の中の矛盾を描いているようにも思われます。
人のために尽くし、必要とされる存在になっていくことで
人間になる結末は
現実的で、この世も通じる人のあり方の本質を描いているような気もしました。
何度失敗しても歩み続ける、前向きな大人にも
お薦めです。
画像のイメージそのままで、大変気に入っております!
ありがとうございました!
新古本?とても綺麗です。古さは有ります。仕方ないですよね。対応が早かったです。
少し期待していた内容とは異なりました。
やはりあくまで童話。捨てるほどではありませんが
途中まで読んで本棚の隅にそっとしまってあります。
角川文庫で読んだ最初の印象は、童話というよりも怪奇色の強い寓話に見えた。少年の頃はただ単に面白い物語だったのに、50代で読んだ時、少年の頃の読後感がひっくり返るほど、不気味な小説に思えたことだった。木彫りの人形が意思を持ち動き出した時、なんの違和感もなくいきなり人間として扱われるあたりが悲しくも、切ない。それに怖かった。
完訳版で読むとこうも違うのかと改めて思い知らされた。大人の視点で読むと、こうも印象が変わるのかと。
感じ方人それぞれだけど、大人になっても「ピノキオ」は充分、読み応えがある作品だとお勧めしたいものがあります。
「くまのパディントン」の様な、真面目で礼儀正しくて、気の小さい子どもが主人公の児童文学は大好きですが、ピノキオの様に悪戯好きでわがままで、でも根は優しい子どもが主人公の作品もまた、面白いです。どちらも「子ども」という存在の真実を、おのおの描き出していると思います。
この作品が、未だに子どもたちに人気があるのも、自分たちの気持ちをピノキオが代弁してくれるからなのかもしれません。子どもたちとピノキオは、すぐに友達になれるのでしょう。親の愚痴を言い合ったり、悪戯を計画したり・・できそうですものねー(笑)。勿論、物語の展開も非常に面白い。くじらのお腹の中に呑み込まれるくだりは、何度読んでもハラハラドキドキさせられます。
と同時に、子どもの頃に読めば、物語の中にいるもう一人の自分を通して、己を客観的に眺めるいい機会になるかもしれません。怖い場面も結構多いですが、教わることも多いので、できれば子どもが小学生くらいの時に読む機会が作れればいいかも、と思います。
大人になってから読むと、ピノキオの為にあれこれ心を尽くしてやるのに報われないコオロギとジェペット爺さんがとても可哀想で、かつて親の苦労も知らずにピノキオしていた自分が省みられ、「ああ・・親孝行しなきゃ・・」と反省させられますね・・。
あなたはピノッキオの話って、知っていますか?幼いときに一度くらいは出会ったことがありますよね。今回、はじめて この『ピノッキオの冒険』が、イタリア生まれのことを知りました。創られてから、すでに100年以上の歴史をもち、イタリアの人たちは、世界で第2位だと自負しているとか。今回のおすすめは文庫本。こんなに長いお話だったんだと、びっくり。2003年2月発行
幼稚園の頃に読んだ、本当のピノッキオのお話。今でも不気味な物語として私の心に残っています
ピノッキオなら「鼻が伸びる」シーンが一番有名ですが、それはほんのいちシーンにすぎません。むしろ「ロバになってしまった」ピノッキオのほうが遥かに心に残っています。