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キャンセルカルチャー: アメリカ、貶めあう社会
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挑発的な手法の大統領を生み、社会に大きな溝を残したアメリカ。その背景には「文化の否定」をめぐる応酬があった。2020年、黒人差別反対を訴えるブラック・ライブズ・マター(BLM)運動は、建国の英雄らの銅像が次々と引き倒される事態へと広がる。対して、保守派からは反論が巻き起こる。トランプ大統領(当時)は、ワシントンやジェファーソンら「建国の父祖」たちの像の撤去は、これまでの文化を否定する「キャンセルカルチャー」であるとした。ほんとうに歴史を清算するのか、どうしたら対立を乗り越えられるのか。BLMをはじめ、銃規制、同性婚、ダイバーシティ、妊娠中絶、移民など数々のもつれた糸を、2020年代のホットワード「キャンセルカルチャー」を縦軸にときほぐしていく。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書は百科事典から生まれました。小学館の『日本大百科全書(ニッポニカ)』では、最新の事実に基づき、新たな項目を追加し、従来の項目の改訂を続けています。その中で2021年1月に就任したバイデン大統領の人物項目をはじめ、現代アメリカ政治の分野で項目執筆を担当したのが、本書の著者前嶋和弘氏です。百科事典項目のエッセンスを核に、アメリカの真実をさらに掘り下げたいという意図から生まれたのが『キャンセルカルチャー』なのです。
- 本の長さ258ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2022/10/18
- 寸法13 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-104093888442
- ISBN-13978-4093888448
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登録情報
- 出版社 : 小学館
- 発売日 : 2022/10/18
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 258ページ
- ISBN-10 : 4093888442
- ISBN-13 : 978-4093888448
- 商品の重量 : 280 g
- 寸法 : 13 x 1.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 297,615位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 社会一般関連書籍 - 3,366位
- その他の思想・社会の本 - 5,457位
- 文学・評論 (本) - 74,817位
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著者について

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カスタマーレビュー
日本からのトップレビュー
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アメリカニズム・カルトを失った後、日本人はどんな準備と覚悟でこの地球に相対するのか?
2026年3月29日に日本でレビュー済み微細な英語熟知者として、著者はアメリカに対する。右へ行くか左へ行くか分断された合州国の現在と未来を語る。「キャンセル・カルチャア」とは南北アメリカ大陸植民地化への反省を欧米諸国に迫る欧州の正統なる学知の要請であり、それなくして、かれらには地球文明を語る資格はない。我が国のアメリカニズム・カルトが危機にある今日、再度言う、我々には、自国を導く、なんらかの原理を創出する準備と覚悟はあるのか? 付言すれば明治国家とは天皇制カルトに過ぎない。トランプ氏は某深夜ラジオ局卑猥政談家に、ボブ・ディランにオバマが与えた勲章を授与した。それがトランプの話術の師匠だった。テレビ討論のクリントン夫人もまったく情けない。フェラチオ如きに惨敗するとは。
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アメリカの政治をめぐる現状
2022年11月28日に日本でレビュー済みキャンセルカルチャーという用語が、保守がリベラルを揶揄する用語と学んだ。
いわゆる"分断"について、理解が深まった。
7人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください - 星5つ中5つ
アメリカの分断と未来 こんな分断社会でも未来は明るいと思わせてくれる本
2024年4月4日に日本でレビュー済みニュースなどで著者を知り、その知識量と的確な解説に惹かれて初めて著書を購入。
過去の歴史からアメリカの差別や分断を解説していて、アメリカに根付く2大政党制による政治の歴史をざっくりと勉強するにはかなり最適かと思います。知識がなくても分かるように解説されているのもとても良かったです。
反ワクチン、QアノンとJアノン、、議会襲撃事件、BLM、MAGAなど最近の事柄もかなり豊富に書かれています。
個人的に面白く感じたのは、日本で自分は中道右派くらいだと自認していても、アメリカに行けば超リベラルな人間になるということ。
アメリカでの保守派は、銃規制反対(むしろ自衛のために増やすべき)、妊娠中絶反対(レイプされた場合でも)、トランプ氏は救世主(もしくはキリストの生まれ変わり)、積極財政反対("自由"を重視した小さい政府・緊縮財政)、国境管理強化(これは唯一賛成できる)などを主張する人たちであり、一部以外は日本人的な感覚で言えばかなりめちゃくちゃに感じてしまう。
アメリカの保守はキリスト教福音派など宗教右派の存在も大きく、そのあたりも日本とは違って複雑なところ。
そしてもう一つ面白かったのは、この分断はいずれ収束する運命でしかないという話。
なぜならアメリカは世界中から常に大量の移民を受け入れてるので(トランプ政権でも合法移民は多かった)、絶対に有色人種が年々増えていく。なのでマイノリティーにも配慮する民主党の方が社会での支持を得やすくなり、共和党支持層の中西部や田舎に住む白人がどんどんマイノリティーになっていき今の保守的な共和党では二度と政権が取れなくなるので、どうしてもリベラルな政策を取り入れるしかなくなりそこで両党の政策にあまり差がなくなり党派による分断は徐々に収束するという。
この話はとても現実味があるし、実際人口動態的にもこうならざるを得ないと感じた。
アメリカはよくテクノロジーなどの先端分野が注目されがちだが、高度な民主主義による究極の分断社会という世界のどこも経験したことのない圧倒的混乱の最先端を行っている国であり、その動向は必ず世界中の国にとって大きな参考にすべき事例である。
日本でも移民問題、憲法改正、陰謀論、同性婚などはアメリカの先例が必ず参考になる。
アメリカは建国当初から分断を常に抱え成長してきた。
だがむしろ分断が論争を生み、激しい論争が理想を追求するきっかけになり、その分断こそがアメリカを未来に向かって成長させてきた原動力なのであり、これが生みの苦しみであると著者は説く。
そう考えるとどんな政治的分断だって乗り越え、より良い未来に向かって進化出来るのだと、日本人として、個人的に政治分断に嫌気がさしてた中道右派の日本人として、大きな勇気を貰えた。
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分断がアウフヘーベンした先に未来のアメリカがある!
2025年3月8日に日本でレビュー済みキャンセルカルチャーとは、社会的に好ましくない発言や行動をしたとして個人や組織をSNSなどで糾弾し、不買運動を起こしたり、ボイコットしたりすることで、社会から排除しようとする動きを指す。
かつて奴隷制を行っていたアメリカ社会にとって、奴隷制は国家の原罪だ。人種差別意識は歴史上の汚点と言ってもいいだろう。移民国家であるアメリカでは、見知らぬ人が近くに移り住んでくることは頻繁にあるアメリカにとって、差別が完全にない社会を達成するのは難しい。アメリカ全体での外国生まれの移民の人口は全体の15%、起業家に絞ると25%、531社のユニコーン企業の44%の創業者は海外で生まれている。また、非合法移民が農家の収穫や選別などの労働に携わることで、成立している産業もある。これがアメリカ社会にある前提だ。その上で、保守とリベラルが分断している。
本書に紹介されている例として、「すべての人間は平等につくられている。創造主によって、生存、自由そして幸福の追求を含む侵すべからざる権利を与えられている」というアメリカ独立宣言の序文の言葉を書き、民主主義の英雄と呼ばれているジェファーソンは地主で、自らも奴隷を所有していたというのだ。しかも、奴隷サリーに7人の子供を産ませている。オールドメディアには取り上げられないこれらの事実をSNSは拡散する。BLM運動をきっかけにして広まった歴史の見直し運動に意義を唱えたのが、保守派のトランプだ。
トランプは講演の中で、建国の父たちの記念像への冒涜は、これまでの文化を否定する「キャンセルカルチャー」であると批判した。これによって、キャンセルカルチャーという言葉はアメリカに定着することになった。キャンセルカルチャーの批判は、リベラル派の「ポリティカル・コレクト」(政治的に正しいこと、差別や偏見を社会からなくすこと)への保守派の逆襲とも言える。
さまざまな格差や差別の根底には、人種差別だけでなく、それを許してきた社会制度があるとした「批判的人種理論」は、1970年代に黒人の弁護士で大学教授であったデリック・ベルが最初に唱えた理論だ。『人種主義の深い淵』(1995年、朝日新聞社)という彼の著作は、アメリカの法科大学院の教科書でもある。バラク・オバマ元大統領は彼の生徒だった。トランプはオバマに対する対抗心むき出しの政策を推し進めていると同時に、ノーベル平和賞を狙っていることは、よく知られている。ウクライナ侵攻で西側諸国が、ロシア人作曲家の作品や作家の作品を排除することを「西側のキャンセルカルチャー」と呼んだのはプーチンだ。これによって、この言葉は世界に拡がっている。
保守派とリベラル派の分断が問題になっているアメリカだが、ヒスパニック系の移民が増え続ける中、AOC(アレクサンドリア・オカシオ・コルテス)の存在なども含め、現在の深刻な分断がアウフヘーベンした先に、未来のアメリカがあると考えておくべきなのだろう。
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政治的には民主党の左翼リベラルの立場からのキャンセルカルチャー支持論
2024年1月17日に日本でレビュー済み本書を読んでわかったことは、本書の著者は、キャンセルカルチャーを支持する立場からの本です。
キャンセルカルチャーとは、過去の歴史的な常識や伝統を、現在のマルクス共産主義思想の亜種である批判的人種理論(CRT)の立場から、時代状況を全く無視して、300年前に(歴史的に)抑圧されてきたとされる黒人たちを、あるいは、奴隷として扱われていた黒人たちの子孫である、現在の黒人を感情的に焚きつけて、米国の建国の父にはじまり、アメリカで尊敬されてきた米国の偉人たちの信用を貶めるだけでなく、銅像などのモニュメントを片っ端から破壊すること、すなわち彼らからすると、マルクス主義に照らして、「政治的に正しくない」と現在の視点からみなされた不適切な偉人や歴史的モニュメントの尊敬や評価を片っ端からキャンセルする(取り消す)ことである。このようことを推進している勢力にとっては、このような行為は、世直し(社会)革命であり、社会正義であり、絶対的善であるから、キャンセルカルチャーの信奉者が行っているキャンセル行為=暴力的破壊行為は、賞賛されるべき正義の行為として感じられているのだろうと思われる
このようなことを進歩主義政党である民主党や左翼メディアにバックアップされながら強力に推進してきたBLM(ブラック・ライブズ・マター)の暴力的破壊行為を肯定し、賛美しているのが本書である。したがって、キャンセルカルチャーに首をかしげる保守主義者、その象徴としてのドナルド・トランプを徹底的に貶めている本でもある。
私は個人的に、とにかくアメリカの偉大さを支えてきた偉人や歴史的モニュメントを暴力的に破壊しまくるBLMが賛美されるのはなぜなのか、数年前、BLMがノーベル平和賞の受賞候補になったのはなぜなのか、そして批判的人種理論(CRT)を米国の教職員組合が子どもたちに何としてでも教育しようとしている、その理由がわかる素晴らしい資料であるといえる。
おすすめします!
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充実した内容
2023年7月26日に日本でレビュー済み事象の前後の時系列と原因が端的にまとめられていて読みやすいです。百科辞典の拡大版とは、素晴らしい企画だと思います。
何かを敵視するような雰囲気はなく、公平で正確な内容。
本書を読んで、正直いま自分が米国人なら、銃と分断と競争の社会で平穏な気持ちでいられる自信はないです。冷酷な資本主義の亡者になるか、あるいは禅寺とかに駆け込みたくなると思います。
毎日がエキサイティングだと言えばその通りです。過剰な米国を外側から見る視点。もう米国に憧れることはないけど、興味は尽きない国です。
繰り返しになりますが本書はとても読みやすかったです。続編を希望します。
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2024アメリ大統領選挙の前に読みたい1冊
2024年3月31日に日本でレビュー済みキャンセルカルチャー、今のアメリカの分断の象徴であるこの言葉。この言葉の意味を、様々な歴史背景を提示しつつ、最終的には、読者自身の総合力で解釈することを求める書となっています。情報溢れる現代で、各政策、論点に、積極的支持、消極的支持、許容できる、許容できない(革命まではしないが内心)、の4つの立場に分類しながら、相手の背景を想像していく作業は、相手を理解しようとすれば、最低必要なんだ、と頭の整理になりました(ハードな作業で、体力がなければ思考停止になりそう(笑))。メディアの質が低下していく悪循環を指摘、メディアを鵜呑みにできる状況にはないことを示している第5章後半は特に参考になりました。おすすめです。
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読みづらい
2024年3月22日に日本でレビュー済み日本語の文章そのものが読みづらいです。参考になる情報がたくさん盛り込まれていると期待しているのですが、読了を諦めました。
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