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ケアへのまなざし 【新装版】
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弱者に対する強者の優越感というものは医療の場では極めて起こりやすいことで、
しかも強者自身は案外気づいていないことが多いのではなかろうか。医療者も一度
病人という弱者になってみるのが一ばん手っ取り早く、このことに気づく道かもしれない
が、みんなにこの道をとられても困る。だから唯一の可能な道は「自分もまた病みうる
者だ」「自分もまた死にうる者だ」ということを、絶えず念頭においておくことだろう。
もうひとつ医療者が知らず知らず持ちやすい思いあがりの心は、「患者の心は何もかも
よくわかっている」と思い込んでしまうことだろう。
一人の人間どうしとして、患者と向き合う姿勢を貫いた精神科医・神谷美恵子。
人間としての医療・看護・介護のあり方をみつめるエッセイ、論文、対談を新編集で贈る。
[2013年8月初版発行]
しかも強者自身は案外気づいていないことが多いのではなかろうか。医療者も一度
病人という弱者になってみるのが一ばん手っ取り早く、このことに気づく道かもしれない
が、みんなにこの道をとられても困る。だから唯一の可能な道は「自分もまた病みうる
者だ」「自分もまた死にうる者だ」ということを、絶えず念頭においておくことだろう。
もうひとつ医療者が知らず知らず持ちやすい思いあがりの心は、「患者の心は何もかも
よくわかっている」と思い込んでしまうことだろう。
一人の人間どうしとして、患者と向き合う姿勢を貫いた精神科医・神谷美恵子。
人間としての医療・看護・介護のあり方をみつめるエッセイ、論文、対談を新編集で贈る。
[2013年8月初版発行]
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社みすず書房
- 発売日2019/7/10
- 寸法13.9 x 2.1 x 19.2 cm
- ISBN-10462208838X
- ISBN-13978-4622088387
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出版社より
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| 価格 | USD 12.51USD12.51 | USD 13.90USD13.90 | USD 12.51USD12.51 | — no data | USD 15.29USD15.29 | USD 20.86USD20.86 |
| 神谷美恵子の本 | 神谷美恵子はつねに苦しむひと、悲しむひとのそばにあろうとした。 本書は、ひとが生きていくことへの深いいとおしみと、たゆみない思索に支えられた、 まさに生きた思想の結晶である。 | 熱く思い、黙して働くひと。 1950年代から70年代、ハンセン病療養所で厳しい現実と格闘する日々。 「自分」を超えて生きた、切実な日々がリアルに綴られた貴重な記録。 | 生命の芽生えから人生の終章まで、ひとのこころの歩みを、その一歩一歩をたしかめるように、丁寧にたどっていく。人生への愛情と洞察にみちた静かな言葉の数々。 | 間近にせまる死を予感しつつ、みずからの生のあしあとをたどった、著者の絶筆。 控えめな、抑制された文章からは、ひとがひとり生きぬくことの重さが静かに伝わってくる。 | 結核療養期を支えてくれた「恩人」マルクス・アウレリウス、一生を決めるほどの「電撃」をうけたプラトンをはじめ、人生の折々に神谷美恵子をたすけた、本や人との出会い。新編集で贈るエッセイ集。 | 一人の人間どうしとして、患者と向き合う姿勢を貫いた精神科医・神谷美恵子。人間としての医療・看護・介護のあり方をみつめるエッセイ、論文、対談を新編集で贈る。 |
商品の説明
出版社からのコメント
著者について
神谷美恵子(かみや・みえこ)
1914-1979。岡山に生まれる。1935年津田英学塾卒業。1938年渡米、1940年からコロンビア大学医学進学課程で学ぶ。1941年東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)入学。1943年夏、長島愛生園で診療実習等を行う。1944年東京女子医専卒業。東京大学精神科医局入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957-72年長島愛生園精神科勤務(1965-1967年精神科医長)。1960-64年神戸女学院大学教授。1963-76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没。
著書『生きがいについて』(1966、みすず書房)『人間をみつめて』(1971、朝日新聞社)『こころの旅』(1974、日本評論社)『遍歴』(1980、みすず書房)『本、そして人』(2005、以上は「神谷美恵子コレクション(全五巻)」〈2004-2005、みすず書房〉所収)「神谷美恵子著作集(全10巻、補巻1、別巻2)」(1980-1984)、『うつわの歌』(1989、新版2014)、『ケアへのまなざし』(《始まりの本》、2013、以上みすず書房)、
訳書 マルクス・アウレリウス『自省録』(1949、創元社、1956、岩波文庫)、ジルボーグ『医学的心理学史』(1958)、ミシェル・フーコー『臨床医学の誕生』(1969)『精神疾患と心理学』(1970)、ヴァージニア・ウルフ『ある作家の日記』(1976、以上みすず書房)他多数。
外口玉子(とぐち・たまこ)
1937年千葉県生まれ。1960年東京大学医学部衛生看護学科卒業後、保健所保健師、病院看護師長、東京大学医学部保健学科助手、ボストン大学大学院留学を経て、1973年東京都精神医学総合研究所主任研究員。1986年「地域ケア福祉センター」を有志で立ちあげ、1989年、精神障害者の社会参加と地域での生活を支援する「社会福祉法人かがやき会」を設立。その間、大学教員、衆議院議員を務める。現在、「かがやき会」理事長・地域ケア福祉研究所所長。保健学博士。
著書『人と場をつなぐケア』(1988、医学書院)、共著『精神科看護の展開』(1967、医学書院)、『問われ、問いつづける看護』(1977、星和書店)、『困りごとからケアは始まる』(2008、ゆう書房)、共編著『らい看護から』(1980、日本看護協会出版会)他多数。
1914-1979。岡山に生まれる。1935年津田英学塾卒業。1938年渡米、1940年からコロンビア大学医学進学課程で学ぶ。1941年東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)入学。1943年夏、長島愛生園で診療実習等を行う。1944年東京女子医専卒業。東京大学精神科医局入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957-72年長島愛生園精神科勤務(1965-1967年精神科医長)。1960-64年神戸女学院大学教授。1963-76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没。
著書『生きがいについて』(1966、みすず書房)『人間をみつめて』(1971、朝日新聞社)『こころの旅』(1974、日本評論社)『遍歴』(1980、みすず書房)『本、そして人』(2005、以上は「神谷美恵子コレクション(全五巻)」〈2004-2005、みすず書房〉所収)「神谷美恵子著作集(全10巻、補巻1、別巻2)」(1980-1984)、『うつわの歌』(1989、新版2014)、『ケアへのまなざし』(《始まりの本》、2013、以上みすず書房)、
訳書 マルクス・アウレリウス『自省録』(1949、創元社、1956、岩波文庫)、ジルボーグ『医学的心理学史』(1958)、ミシェル・フーコー『臨床医学の誕生』(1969)『精神疾患と心理学』(1970)、ヴァージニア・ウルフ『ある作家の日記』(1976、以上みすず書房)他多数。
外口玉子(とぐち・たまこ)
1937年千葉県生まれ。1960年東京大学医学部衛生看護学科卒業後、保健所保健師、病院看護師長、東京大学医学部保健学科助手、ボストン大学大学院留学を経て、1973年東京都精神医学総合研究所主任研究員。1986年「地域ケア福祉センター」を有志で立ちあげ、1989年、精神障害者の社会参加と地域での生活を支援する「社会福祉法人かがやき会」を設立。その間、大学教員、衆議院議員を務める。現在、「かがやき会」理事長・地域ケア福祉研究所所長。保健学博士。
著書『人と場をつなぐケア』(1988、医学書院)、共著『精神科看護の展開』(1967、医学書院)、『問われ、問いつづける看護』(1977、星和書店)、『困りごとからケアは始まる』(2008、ゆう書房)、共編著『らい看護から』(1980、日本看護協会出版会)他多数。
登録情報
- 出版社 : みすず書房
- 発売日 : 2019/7/10
- 版 : 新装
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 272ページ
- ISBN-10 : 462208838X
- ISBN-13 : 978-4622088387
- 商品の重量 : 1 g
- 寸法 : 13.9 x 2.1 x 19.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 492,281位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
これ以上の言葉が出てきません。
2025年10月25日に日本でレビュー済み『生きがいについて』と並んで、私が好きな本です。
タイトルにある、"まなざし"という言葉は、「限界状況における人間の存在」の"症例記録”に、
神谷さんの"まなざし"として表れています。"人"に対する温かい視線と冷静に"症例"を分析する
視点には驚かされます。おそらく、この患者さんだけでなく、他の多くの患者さんに対しても
同じような視線と視点を向けてこられたのだと思います。これ以上の言葉が出てきません。
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