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  • ソ満国境15歳の夏

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ソ満国境15歳の夏

5つ星のうち4.6 (14)

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敗戦直前の1945年夏、15歳の少年たち130名が最前線であるソ満国境へと送られたのはなぜか。 敗戦に際し、彼らはどんな悲惨な状況に陥り、ソ連軍の捕虜となってどんな目に遭ったのか。 生き残りの一人である著者が冷静な筆致でつづる、埋もれた昭和史をよみがえらせる貴重な記録。
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

敗戦直前の1945年5月、ソ連国境最前線の「東寧報国農場」に勤労動員として新京一中三年生130名が派遣された。敗戦に際し国軍に見捨てられた少年達がどのような状況に陥ったのか。その渦中にいた著者が一部始終を記録。

著者について

1930年、中国北京に生まれる。父は北京留学、母は北京育ちで、両親とも中国語に堪能だった。幼児は四合院の中で中国人の社会にとけこんで生活した。中国語とともに、大陸の風土に慣れ親しんで成長した。 満州国政府高官・呂栄環氏の秘書官であった父にしたがい、ハルビン、新京(現・長春、旧満州国の首都)で、幼・少年期を過ごした。一時、広島市内に寄宿し進学したが、敗戦直前、再び渡満した。 1945年、新京一中在学中に15歳で敗戦を迎える。1946年、葫蘆島港経由で中国大陸を去り、家族とともに博多に上陸した。 1953年、旧制八高を経て東大経済学部を卒業、在学中は古谷ゼミに属し、近代経済学を専攻した。卒業後、日東化学工業株式会社に入社し、主として労務人事部門のほか、横浜工場、大竹工場、化成品営業部などを経て、関係会社である株式会社コステムヨシダ、三洋東北特機システム株式会社などの経営に携わった。 幼、少年期を通じ、中国大陸の人と風土の中で育ったせいか、日本社会の中で、異邦人としての自分自身を発見することがしばしばある。横浜日中友好協会会員。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 築地書館
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/8/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 184ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4806755648
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4806755647
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 422 g
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 1,101,270位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.6 (14)

著者について

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田原 和夫
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カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
14グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    映画を鑑賞してから
    2021年6月3日に日本でレビュー済み
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    原作を読みたくなりまして購入しました。

    凄いドキュメンタリーでした

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  • 星5つ中4つ
    ソ連が不可侵条約を一方的に破棄して侵攻してきた状況と一般在留邦人の苦労が判る本
    2017年9月30日に日本でレビュー済み
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    終戦も近い当時の満州の状況が、民間人それも現在でいえば中学三年生が集団で行動し派遣された農場から父母のもとへ帰り着くまでの苦労を克明につづられており、後世に残す貴重な資料だと思います。作者の田原さんがNHKラジオ深夜便に出演されて執筆に関してのインタビュー形式の放送があり、それを聞いていて是非読んでみたいと強く感じました。放送の最後に田原さんの人生観を五つ述べられてましたが、その中の一つが「世の中に絶対の正義は無い」と言われてました、あとの四つは失念したので本の中で紹介されているかなと期待してましたが、残念ながらその件については全く記述がありませんでした。

    しかしながら本文中に、何とか感じ取ることができました。

    6人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    当時15歳の旧制中学生の目で見た移動の記録
    2018年5月19日に日本でレビュー済み
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    佐藤優氏の旅行記を読んだ後、15歳の旅行記(正確には移動記録)つながりで本書を読んだ。様々な読み方ができるが、まずは素朴な旅の記録として読んでほしい。新たな示唆に富むと思う。昔を振り返りながら読むのもよいし、また、ハルピン~北京が新幹線ですぐの現代に育った若い世代が、当時の同年代の少年の行動や見たこと感じたことを、少し離れたところから眺めるのもよいと思う。さらに、詳細な当時の現地地図と照らし合わせれば、本書が学術的に非常に高い価値を持つだろう。非常におすすめ。

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  • 星5つ中5つ
    知らなかった旧満州の最前線
    2016年4月27日に日本でレビュー済み
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    旧満州は、長野県から渡った人達も多かったので結構知っているつもりだった。

    しかし、この本に描かれた15歳の少年たちがソ連国境の最前線で戦争に巻き込まれ、食料もろくに無いまま放浪しソ連軍の捕虜になった事は驚きの事実だった。

    去年、映画化された事から、この本を知ったが映画には描き切れなかった衝撃があった。

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  • 星5つ中5つ
    コップで水を飲むときは・・・
    2023年3月11日に日本でレビュー済み
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    私たち日本人にとって最も身近な難民問題、それは終戦後の戦時難民問題です。

    みなさまにおすすめしたい名著が、映画化もされた本書、『ソ満国境 15歳の夏』です。

    太平洋戦争が終わる直前、ソ連と満州の国境地帯で勤労奉仕していた15歳の少年たちがいました。総勢130名。

    昭和20年8月9日にソ連軍が突然侵攻してきましたが、少年たちは助けもなく孤立し、約200キロの距離を10日かけて歩いて逃げます。そこから先もソ連の捕虜にされたりして、実家の長春へようやくたどりついたのが10月20日、4人の少年が帰ることができず、また帰還後に衰弱して亡くなった少年もいました。

    衰弱の原因は約50日間の捕虜生活と、それと水だったようです。ボウフラがわいた水をのみほし、それでご飯を炊くしかなかったような過酷な状況でした。原作者の田原和夫氏は、こう書いています。

    「いつのころからか私は、コップで水を飲むときはコップを目の前に一瞬捧げるようにしてから飲み干すようになった。そして飲み干す瞬間には必ずこのときのたまり水の情景が胸に浮かぶ。のどが渇いたときの一杯の水はほんとうにおいしい。だが私にとっては、それは水の恩を尊び、水に感謝する祈りのときでもある。」

    田原「ソ満国境 15歳の夏」p78-79

    130名の少年たちは事態の全貌を知らされることなく、ただ逃げまどうしかなかった。田原氏の著書は、執念の資料調べで、15歳の時に知ることができなかった真実の空白を埋めていきます。戦争指導者たちの無責任さを暴き立てます。

    田原氏が著書の中で、見捨てられた少年たちのルサンチマンを正直に出しているところが良いと思いました。私憤を公憤にすりかえるのは潔い態度とは思えません。指導者の責任は追及しつづけるべきです。許せないものは許さなくていい。人には「どうしても忘れられないこと」と言うものがあるのですから。

    「戦争に負け」、「孤立していて」、しかも「子どもだった」。この三重のハンディの中で難民になるとはどういうことか、とても良く分かる名著です。

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  • 星5つ中5つ
    今、読むべきもの
    2015年9月19日に日本でレビュー済み
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    このようなことがあったという事実を忘れないために語り継いでいきたいと思います。

    7人のユーザーが役に立ったと感じています
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