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『ベンチャーの創造なくして日本の再生はない』
著者は、三和銀行(現UFJ銀行)の常務を経て、昨年、ベンチャーキャピタル3社の統合により誕生したUFJキャピタルの社長に就任した。現在は日本ベンチャーキャピタル協会の理事も兼任する。本書は、銀行マンとして主に大企業への“融資”に関わってきた著者が、小規模企業に“投資”する立場へと転身した体験から、両者の似て非なる現実やベンチャーの将来性についてまとめたもの。
銀行業とベンチャーキャピタルの違いについては、その歴史的背景やベンチャー先進国である米国の事例を多数挙げて分かりやすく解説していく。過去には日本にも何度かベンチャーブームがあった。しかし、いずれも未成熟なものであったと指摘。これからは「6(旧来の大企業):2(外資):2(ベンチャー)」の時代だと言い、ベンチャーキャピタルは起業家と一体となって新たな経済的衝撃力を生み出す重要なポジションにあると分析する。
UFJキャピタルの累計投資社数は約1500社で、うち500社以上が新規上場を果たしている。この高確率の秘訣について、対象企業を見抜くコツ、成功する企業に共通する特徴などを整理して示す。また、ベンチャー企業への関与が大企業経営にも多くの教訓を与えてくれるとも指摘している。
(日経ビジネス 2003/06/23 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画

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言いたいことはわかるものの、あまり踏み込んでおらず、ありきたりのことを言っている。
現場にいる人たちに伝わるかは非常に微妙。
本当に現場を理解して書いたのかという疑問は残る。
まず言っておくと、この本を読んだところで、ベンチャー企業家になれる訳ではありません。
UFJ銀行で常務取締役迄勤めた後、系列のベンチャーキャピタルの代表取締役に就任した著者が、心機一転ベンチャーキャピタル業界に本腰を入れて取り組み、その過程で気が付いてきたことを系統立てて整理・披露したものです。
今の日本はこれこれこうでなくちゃいかんという評論本が巷にはあふれていますが、それを官僚や政治家が読んで、ふんふんその通りだと言って世の中が変わったという話はあまり聞きません。この本は、それの小型版とも言え、ベンチャーキャピタル業界について、こうしなきゃいかん、この辺が硬直しているというのを、そのためにはこの6つだという感じで、ある程度系統立てて著述!されています。だからと言って、業界が変わることもないでしょうという意味で、脱力感を覚えます。
残念ながら本人がベンチャーキャピタルを起業したわけではありません。天下り銀行家のベンチャー業界見聞録とでも申せましょうか。
唯一読むに値するのは、分析・現状認識・方向感の提示については、丁寧で的確な指摘が終始続くことです。本書全体で参考となる箇所は33箇所ほどありました。平均的な数です。
ベンチャーのダイナミズムを知りたい・体感したい方は、ジャパニーズドリームの藤田さんの本や、板倉さんの社長失格シリーズを読むのが良いでしょう。この本はあくまで、評論的な本です。
三和銀行から子会社投資会社に天下った人物が書いた本。
あまりに観念的であり、投資の実務をまったくしていないであろうことが容易に推測できる内容の薄い本。
堀氏もそうであるが、格好をつけてばかりいて、実際の実務を部下にやらせて、その手柄をさも自分のもののように喧伝している書物はその内容が呼んでいる側にわかってしまうものである。
この本もその範疇を抜け出ていない。
元銀行員らしいベンチャー評論本である。著者が属するUFJキャピタルの投資判断基準はよくわかったが、はたしてこのロジックがすべてのVCに当てはまるのか?
「ベンチャーキャピタルって何するところ?」を知りたい読者のとっかかりとしてはベターか?
一方、アントレプレナーが読むに値するか?甚だ疑問である。
銀行員らしく、マクロなデータを取り揃え、もっともらしくベンチャーのありかたを指南しているが、所詮アントレプレナーにはなりえない。
2.5時間で読破したが、もうひとつインパクトにかけた一冊であった。
ベンチャーに興味を持ち始めて、「ベンチャーとはなんぞや」を知るために、あまり知識が無かった私には参考になり、内容的にもちょうど良いでした。
VCの立場から見た「何がベンチャーの発展を妨げているのか」や、ベンチャー起業するにあたっての「事前点検6カ条は」などは特に、今後起業しようと考えている人にとっては参考になると思います。
また、他のレビューにも書いてある通り、「著者は元銀行員のベンチャーキャピタル」なので、そのことを意識しつつ読み進めていくとよいかと思います。
ベンチャーキャピタル業界の状況、ベンチャーキャピタルは、どんなことを考えて投資先を選び、育てるの?今後のベンチャーキャピタリストは、どうあるべきか?アメリカのベンチャーキャピタルと日本との違い等、ベンチャーキャピタルに関する話題が中心です。
経営、財務、組織論、ベンチャー企業等に関する前提知識は、不要でした。
素人にもわかりやすく、書いてありました。(その分、そう深い事は、書いてない)。字が大きくて読みやすし、図表も多く、わりと短時間で読めます。自分でビジネスを考えてる人にも、チェック等の意味で、参考になることがある思います。
元三和銀行の役員が系列ベンチャーに天下りして書いた本。ベンチャーキャピタルを次のキャリアとして想定しているため、読みました。一読して、そもそもベンチャー企業のことを論じるまえに、ご自分で人生を選択したことがない(銀行は中にいる限りキャリアを選択することは不可能)方が、リスクをとることを自ら選択した起業家を支援するベンチャーキャピタルを論じることに無理があると思いました。やはり、いちど従業員としてでもベンチャーに身を投じた経験がないとこの本のようなペライ内容になるのは仕方がないです。其の点、堀義人氏ぼお話は説得力がありました。