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風雲児たち: ワイド版 (第6巻) (SPコミックス)
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- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社リイド社
- 発売日2002/9/30
- ISBN-104845801728
- ISBN-13978-4845801725
ご請求額:¥14,260
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登録情報
著者について

まんが家、まんが研究家。1947年、京都生まれ。67年、「別冊りぼん」でデビュー。70年から「週刊少年マガジン」に連載した『ホモホモ7』で一世を風靡、のちのまんが界に大きな影響を与える。2004年、『風雲児たち』で第八回手塚治虫文化賞特別賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『まんが学特講 目からウロコの戦後まんが史』(ISBN-10:4046214465)が刊行された当時に掲載されていたものです)

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カスタマーレビュー
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
家族でとりこ
2018年4月13日に日本でレビュー済み子供の歴史熱を燃やすために購入。
小学3年生ですが、すっかり『風雲児たち』のとりこに。
江戸末期から明治維新までの教科書にも出てこない詳細な描写に、
大人が読んでも十分楽しめます。
結果、しっかり親がとりこになっていました。
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引き込む力が強い
2019年7月18日に日本でレビュー済みギャグをまじえながらの歴史物で、人物が生き生きと描かれている。知らないエピソードや歴史上の人物、また著名な人物たちどうしの関係が興味深く一気に読めた。かの平賀源内の奇才ぶり、そしてその最期がどうであったかを初めて知った。作者の下調べの苦労や入念さが伺える本であり、歴史好きな人もそうでない人も読んで損はない。
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桁の違い過ぎた天才の悲劇
2007年4月19日に日本でレビュー済み前の巻で、その桁外れの天才ぶりを見せ付けた平賀源内。
この巻でもさらにその天才ぶりを見せつけるが、
彼の本当の才能を理解するのは、
江戸時代の人々にとってはかなり無理な話だった。
自分の才能と周囲の無理解との差を嘆きつつ、
突発的な傷害事件をおこして捉えられ、ついには獄死してしまう。
源内に関しては暗いエピソードが続くが、
私が20年前に最初にこのマンガを読んで以来、
ずっと心に残っていたシーンをひとつ紹介しよう。
かの「エレキテル」を造りあげた源内は、
時の老中にして彼の理解者、田沼意次にエレキテルを見せる。
田沼は「何か役に立つのであろうな?」と質問するが、
源内の頭に現代の電化製品がふとよぎるものの(もちろんこれはマンガでの創作)、
何の役に立つのか全く答えられないのだ。
当時理系の大学生だった私にとってこのシーンは、
「その時点では役に立ちそうもないことを研究することの重要さ」
を教えてくれるものだった。
残念ながら源内のエレキの研究は止まってしまったが、
欧米で電気の研究をしていた物理学者達は、
それが後に我々の生活に役に立つことなど考えなかっただろう。
もちろん彼らの研究のおかげで、私たちの今の生活があるのだが。
それにしても、もし江戸時代の日本が鎖国をせずに、
源内がヨーロッパの文化にもっと自由に触れていればと思う。
彼の名声を世界史に残せるくらいの才能はあったのではないかと。
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知らなかったことだらけ
2018年7月3日に日本でレビュー済み平賀源内の最後がこんなに悲しいものだったなんて知らなかったです。何でもできる天才でも、はまってしまう落とし穴があるのが怖い。源内を取り巻く人間模様も複雑に絡み合っていて面白いです。それにしても作者の方はどうしてこんなに歴史に造詣が深いのでしょうね。感心するばかりです。
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『解体新書』の原稿料はどうなっているのか?
2009年9月21日に日本でレビュー済み前野良沢は学者ではなくて、武士なのであった。
「苦労して学問をするのも、すべては身分として固定されている
生活保障に対する、そのことを保障してくれる“主君”というもの
に対する忠勤であるという、そういう位置づけしか持たない。」
橋本治『江戸にフランス革命を!(下)』
「学」とは自分のために行うものではなくて、学ぶことを命じた主君に奉仕する
ために行うということを前提としていたのがこの時代。
前野良沢の仕事は中津藩藩主から、よくやったと褒められることで完結する。
一方、浪人である平賀源内に主君はなく「他人の目的」には縛られない。
制度に属していなければ存在すらしていないものとされてしまいかねない当時に
おいて自由の身となり「個人」であった平賀源内であったが・・・・・
自分はもっと認められてもいい筈だという怒りを抱くばかりで
他人から認められる努力を放棄して「個人」としての実質を満たそうとしない。
そして結局は「どうでもいいもの」として時代から捨てられると同時に
「なんだかわからない」という理由で珍重されるだけだ。
認められないまま、狂気の度合いを深めていった平賀源内はとうとう
つまらない事件を起こして獄死してしまう。
作者の平賀源内に対する視線は厳しく、激怒すると武士の象徴である
刀を町人に対して振り上げてしまうシーンを二度描く。
しかし12章「さらば源内」では、著者は優しく平賀源内の肩を
たたいているようである。さらば源内!
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さらば源内
2006年5月6日に日本でレビュー済み奇才平賀源内。あまりにも早すぎた才能は時代との齟齬をますます深くし、世紀の発明エレキテルも単なる見世物以上の評価はなされない。絶望した彼は刃傷沙汰をおこして伝馬町へ送られる・・。
蘭学は黎明期から大槻玄沢ら次世代の登場へと歩を進め、長崎の町で大捕物した林子平は、オランダ人との交流から「海国兵談」の構想を得る。
第十二章「さらば源内」が素晴らしい。源内の死後、堰を切ったように畳み掛ける不幸。しかし、それでも時代は動いていく。土曜の丑や竹とんぼ。源内の残した遺産は確実にその後の時代の礎となっていったのだ。
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人は死にゆく
2003年11月22日に日本でレビュー済み平賀源内死亡や、田沼意知謀殺、田沼意次失脚といった、
薄暗い時代に突入。ギャグ漫画のなのに小田野武助が死ぬ所では
マジに泣きそうになりました。
あと戦後、経済学的に田沼意次の評価が改善したあとも、
しっかりと描かれる事のなかった田沼の改革が
しっかり描かれている事もあり、楽しんだかはともかく、
星は5つ。みんなに読んで欲しい。
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鎖国の幕府と庶民の蘭学黎明期、開明派の天才・平賀源内死す
2020年9月19日に日本でレビュー済み杉田玄白の解体新書はベルトセラーとなる。田沼意次は、庶民に対してたいした禁令をたさず町人たちは、やりたいことをする。
前野良沢は、新たな翻訳にとりかかり蘭語の研究にまい進する。スウェーデンの植物学者ツンベリーはオランダ商人に紛れ込み、江戸に行く。江戸で植物採集と江戸文化の研究を行う傍ら、中川淳庵たちの解体新書の翻訳作業の話に驚く。中川淳庵はツンベリーに師事してにオランダ語を教わる。淳庵はよく学ぶ。前野良沢はツンベリーと手紙のやり取りをする。
林子平は、長崎で61名の唐人暴徒を制圧して評判になる。オランダ商人・ヘイトの洋刀七本切りをして驚かれる。ヘイトは、西洋剣術で子平に負けるが、西洋馬術で子平に勝つ。子平は西洋馬術を学ぶ。
平賀源内は、エレキテルを完成させるも電気のことが理解できない庶民は評価できない。源内は様々な発明をするが、ほんとうにやりたいことができず、不満を募らせる。源内は、殺人事件を起こし、獄死。肥前座の座長は追善興行を企画する。「悪いか、俺たちはどんな事態も予想して、客を呼ぶ種にするんだ。それが芸人魂ってもんだ」と。田沼意次、平賀源内、前野良沢、秋田藩主・佐竹義敦など開明派で源内に影響を受けた人々は、悲しむ。
蘭学の黎明期の風雲児たちの時代はそろそろ終了。鎖国時代にあって、世界をめざした開明派、その息吹は幕末へとつながっていきそうな展開で、第七巻へつづく。第6巻も面白い。★5つです。
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