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  • 虚無の構造

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虚無の構造

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

現代における「最も不気味な訪問者」たるニヒリズムは、今や、人間の精神を全的に冒しつつある。精神を腐食させる、その訪問者に屈するか、それとも闘うか。虚無の闇に覆われた、戦後の時空間からの超克を思索する評論。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 飛鳥新社
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 285ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4870313669
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4870313668
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 440 g
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 948,728位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 (35)

著者について

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西部 邁
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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
35グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    ニヒリズムの害
    2024年1月13日に日本でレビュー済み
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    いやあ難しい。

    文自体は多少読みにくい程度だが内容があまりに深くてついていけない。

    なんとか最後まで文章を目で追っかけた程度で、中身はちんぷんかんぷに近い。

    偉そうに言うならば、人間誰しもが持っているニヒリズムの害についての深い考察を書き綴った本ってところでしょうか。

    同じ人間でも脳みその中身がこうも違うとはというところも勉強になりました。

    11人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    忘却
    2021年2月12日に日本でレビュー済み
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    相対主義においてすべてが平面化された社会においては当為、ひいては善悪を語ることができない。世論への後天的な迎合(関わり)が正義となる社会では個人は無思想になるしかなくそれがいまの大衆の姿である。大衆は過去を忘却することで今にコミット(笑)することを可能にしている。

    三島が日本人はからっぽと言っていたことに通じる

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  • 星5つ中4つ
    傷付いた魂に贈る虚無を可視化した不朽の名著
    2018年2月19日に日本でレビュー済み
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    虚無、に止まらず、現代日本人の心に巣食う病理についてこれほど理論的に、考え直させてくれる著作はないでしょう。

    ただ、西部先生はご自分の思いに深く捕らわれ、この世を如何にして生ききるか、その為の救いを見い出す作業まで到達しない所で、ご自分を閉ざされておられる気もするのです。

    それはまさしく虚無なのではないでしょうか。

    漱石が「こころ」で描いて見せた自画像、Kと先生のように。

    自裁死で、この矛盾に満ちた、凶々しい、現代からの決別を肯定されるのは疑問です。インテリにはインテリの、現代を少しでもましにする務め、を課すべきです。そこを大衆と混同するからこそ、存在意義が不明朗になるのだと思います。

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  • 星5つ中5つ
    自分と戦い、強く生きたい人のための本です。
    2010年6月2日に日本でレビュー済み
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    ニヒリスト・ニヒリズムぐらい乱用されている言葉も珍しいが、

    私はとうにその凡庸な言葉を、何気なく左の耳から右へ流すのに

    慣れてしまっていた。

    西部邁は、ニヒリズムは生涯付きまとうという。そしてそれへの対処法は、

    いくつか示されてはいるものの、やはり時代の虚無を完全に吹き払うこと

    が出来るのは、死ぬことだけなのだ。とにかく、現代が不幸なのは、

    ニヒリズムの「ひそかな瀰漫」である。つまり、自覚されざるニヒリズムである。

    パンドラの箱はもう開かれ、最後に残った「希望」も封じ込められてしまった。

    だが、まだ心ある庶民や知識人、そして西部邁は活力を持って、

    言論活動を続けている。それは、ニヒリズムを

    放置でも無視でも抑圧することでもなく、それと

    戦い、乗り越えての生きた表現活動であるのだ。

    なぜ生涯付きまとうニヒリズムを抱えてそんなことができるのか?

    それは、虚無の構造を知ったからだろう、そして、逃れられない

    虚無の構造のなかでなんとかして意志の力を発揮しようと負けを

    覚悟でもがいたからだろう。

    私というニヒリストも、この本を読んで、もがいて、マシな

    保守人士になろうと覚悟を決めているのだ。

    狂信や軽信ではなく、人間としての本来的な生を、精神の躍動する

    生を望む人は、この本を通り過ぎることはできないだろうと思っている。

    難解な哲学的書物にこう名づけるのは、陳腐だと思うが、

    やはり私にとって、また多くの方にとって、より良く生きるための

    「意志の書」なのだと思う。

    追記

    文庫版がでましたが、私は単行本のほうのレビューを書いて

    いたのに、そしてなぜかそこにも私の上のレビューが載っていた。

    しかし、文庫版も改めて読み直しました。

    少し、単行本と違ってる箇所がいくつか散見できました。

    それは、しっかりと西部本を読みこなしている者への

    ひそかなご褒美みたいなもんだと思いますのでここでは触れません。

    あとがき、がいつものように追加されています。

    ですが、それが私の空白、虚無を埋めて、単行本に

    あった物足りなさを完璧に埋めているような言葉でした。

    西部先生は「難しい」と評されるのが嫌いな方ですが、

    私は素直に言ってしまいたい。「やっぱりこの本は難しい」と。

    そのあと、続けて、

    「でも、人間にとって根本、本来的な大事なことが書かれてある

    から何度も読み返します。ありがとうございます」と言いたいです。

    52人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中3つ
    長く読み続けられるでしょうね
    2014年1月30日に日本でレビュー済み
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    久しぶりに西部氏の著作を読みました。もともとは1999年に出た作品の文庫版だそうですが、作品中に散見される「前世紀」という言葉の部分の解釈から読み取る限り、全く初版のママというわけではないようです。「終章、破局について(記号の暴走)」がその部分なのかな。

    いうまでもなく難解な作品です。だってハイデッガーまで出てきますから。相当な知識を前提としていますので、寝っころがって読むというわけには行きません。また西部氏の「語り」自体が相当に逆説と諧謔と限定と精巧な論理をふくむものですから。負ける戦いと分かっていてもやらなければいけない戦い(ニヒリズムとの戦い)があるというのが基本的なメッセージですが、「社交」と「歴史」「伝統」の重要性が様々な角度から繰り返し指摘されます。平凡なターミノロジーでも、西部氏の手と論理にかかると、カギかっこ付きの深遠なキーワードへと再生されるのです。

    渾身の作品です。でも著者によると出版時の反応は全くのゼロだったそうです。不思議ながら、納得がいきます。こんな作品に中途半端にレヴューやコメントなんてかけません。黙殺するというのが、「大人」のインテリゲンチャ(政治主義的知識人)の対応だったのです。そして、インテリジェント(技術主義的知識人)には、おそらく何が議論されているのかちんぷんかんぷんだったのでしょう。

    また1990年代の後半時点で、The Globalization Paradox: Democracy and the Future of the World EconomyTo Save Everything, Click Here: The Folly of Technological Solutionismで取り上げられている課題がより深いレヴェルで議論されているというその先駆性には驚きです。

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  • 星5つ中5つ
    The Harm of Coming into Existence : Better Never to Have Been...
    2018年4月14日に日本でレビュー済み
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    先生は、人間 (理性) 誕生から常に我々の傍らに不気味に存在する

    虚無という闖入者を拒絶し、愛し、時には透かして見せ

    最後には受け入れざるを得なかった為に...

    先生の著書を拝読する機会を永遠に失ってしまった事を

    悲しく思います

    安らかに

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  • 星5つ中5つ
    『これからの70年』に添えて
    2015年8月10日に日本でレビュー済み
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    購入してからつい先日、一年の時間をかけてこの本を読みました。これが本というものなのだ、と、そう思っています。

    大衆の本屋さんでは扱っていないはずなので、Amazonで買うことを強くおすすめいたします。

    本来的『解釈』の態度を、平衡感覚を害わずに保つ秘訣というか、その醸成への羅針盤ともいいえましょうか。

    とかく、22の私にはこの本に会えたことがとても嬉しい。

    この本と一緒に、モーリス・パンゲの『自死の日本史』やハイデガーの『存在と時間』もあわせて読むことをすゝめて、紹介といたします。

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  • 星5つ中1つ
    意味不明で見当外れ
    2015年1月20日に日本でレビュー済み
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    期待していた分ガッカリしました。

    まず文書が下手というか意味不明。

    難解なカタカナ言葉と哲学用語(?)や造語

    の羅列で何を主張したいのか読みとりにくいです。

    また、一番のテーマであるニヒリズム

    についての定義や説明が皆無なので

    問題設定ができておらず読者を置いて

    けぼりにした著者の独自解釈で

    話が進んでいきます。

    その結果ただでさえわかりにくい

    著者の主張が更にちんぷんかんぷんな

    ものになり、完全に理解不能になります。

    最近の哲学者ってのは大したことない考えを

    意味不明な言葉で武装して発表するものなのでしょうか?

    最後に

    「ヘーゲル的歴史観に立つ俺からすれば

    テロスがニヒリズムに否定され得るアポリアだとしてそのドラスティックなヒューマニズムの上にアジェンダを構築することがアルチュセール的構造主義における、ミームだ。

    いずれにせよ、ケイオスティックな人間存在における経験をテクネーへと、 普遍へと、止揚することが、デカルト的パラダイムの モダニズム的出発点だ。 エピステーメー的に論考すれば

    リングイスティックターン以降の日常的言語学派におけるアフォーダンスをシラバスにおいてエキュートすることがアカディメイアのタスクだと思われ さもなければ想像の共同体は サイバーカスケードの上にもろくも崩れ去ってしまう。」

    上記は2chの無意味なコピペですが著者の文章にそっくりです。ショーペンハウアーの『読書について』で批判されている愚かな著者の文体にこれほど当てはまる本はないでしょう。

    31人のユーザーが役に立ったと感じています
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