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オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る
総取材時間20時間以上!
オードリー・タン氏自身が、自らの考え、行動、夢を語る。
世界のメディアがいま、最も注目するテクノロジー界の叡智が、描くデジタルとAI(人工知能)の未来!
台湾は、2020年に全世界を襲った新型コロナウイルス(COVID-19)の封じ込めに唯一成功しました。
本書は、その中心的な役割を担った若きデジタル担当政務委員(閣僚)が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを、自身の言葉で語りつくします。
【目次抜粋】
はじめに
序章 功を奏したITによる新型コロナ対策
第一章 私をつくってきたもの
第二章 デジタル民主主義とソーシャル・イノベーション~誰もが政策に寄与できる社会
第三章 ITは教育をどのように発展させるか~プログラミング思考を身につける
第四章 AIが開く新しい社会~デジタルは人のためにある
第五章 日本へのメッセージ
- 言語日本語
- 出版社プレジデント社
- 発売日2020/11/29
- ファイルサイズ3.7 MB
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商品の説明
出版社からのコメント
など様々な形容詞でセンセーショナルに取り上げられ
る彼女が、現在の世の中、新型コロナウイルスの行方、
AI・デジタル、そして日本をどのように捉えているのか、
ぜひ本書で確認してください!
著者について
台湾デジタル担当政務委員(閣僚)
1981年台湾台北市生まれ。幼い頃からコンピュータに興味を示し、12歳でPerlを学び始める。
15歳で中学校を中退、プログラマーとしてスタートアップ企業数社を設立。
19歳のとき、シリコンバレーでソフトウエア会社を起業する。
2005年、プログラミング言語「Perl6(現Raku)」開発への貢献で世界から注目。
同年、トランスジェンダーであることを公表し、女性への性別移行を開始する(現在は「無性別」)。
2014年、米アップルでデジタル顧問に就任、Siriなど高レベルの人工知能プロジェクトに加わる。
2016年10月より、蔡英文政権において、35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣、無任所閣僚の政務委員(デジタル担当)に登用され、部門を超えて行政や政治のデジタル化を主導する役割を担っている。
2019年、アメリカの外交専門誌『フォーリン・ポリシー』のグローバル思想家100人に選出。
2020年新型コロナウイルス禍においてマスク在庫管理システムを構築、台湾での感染拡大防止に大きな貢献を果たす。
登録情報
- ASIN : B08MF877HP
- 出版社 : プレジデント社
- アクセシビリティ : 詳細はこちら
- 発売日 : 2020/11/29
- 版 : 第1
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 3.7 MB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- タイプセッティングの改善 : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 212ページ
- Page Flip : 有効
- Amazon 売れ筋ランキング: Kindleストア - 140,409位 (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
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- カスタマーレビュー:
著者について

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日本でも参考になることがとても多いです
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
日本でも参考になることがとても多いです
2024年8月10日に日本でレビュー済みこの本はオードリータンさんの考え方が詰まっています。
渋沢栄一翁が言ってたことにも通じます。
とてもたくさんの気づきを得ることができました。
台湾と日本の考え方はとても近くてこの本はきっと日本の「公共の利益」に繋がるヒントが詰まってると思います。
「公共の利益を達成する」ことを
「自分の価値の源にする」
僕は人と比べることに達成感を求める思考があったと思います。
でも人より上手くできたことに達成感を求めるより人と協力して社会問題を解決することの方が価値があるということばに救われるように思います。
例えば中国語の勉強をしていても現時点で言えばきっとゴマンといる中国人の5歳児に及ばないと思います。
誰かに勝ちたいと闇雲に焦り続けるよりも今できることを謙虚に受け止めて一歩一歩進むことに意味があります。
自分自身の自己実現の価値を公共の利益達成にすり合わせていくことで一歩一歩自己実現と社会貢献をイコールにしていければと思います。
「デジタルはあくまでも道具にすぎず、その成否を握るカギは活用する側にある」
デジタルの活用は自分の力を何倍にも高めることができます。
AIが自分より10倍優れているならその効用を使って10倍の社会貢献をすれば良いということですね。
「青銀共創」
青年と年配者が共同でクリエイトしてイノベーションを行なっていくもの。
これは西成のあいりん地区に通じるように思います。
いろいろな社会経験をしてきた年配者の多い地区です。
ただ時代に合わないことも多いように思います。
それなら社会に合うようなアップデートをしていけば良いと思います。
一方で自由に起業したりできるようなたくさんの若者を取り込む仕掛けを作れたら。
「青銀共創」を進めていける地域なんやと思います。
「人々が協力してより多くの価値を生み出すためにはどうすればいいか」
Aクローズドなモデルだけれど見返りがある(国家や政府と国民の関係)
B知り合いのしか交換しないけれど自由に交換する(家族)
C不特定の会ったこともない人と見返りを伴って交換する(市場)
Dオープンでかつ無償の交換を行う(交換モデルX)
交換モデルXを僕なりに考えると学習ボランティアの関係なのかなと思います。
実際のところ僕が頑張って30年前の知識を思い出して受験勉強を教えても僕に減るものはなにも無いです。
ただそこには僕がシェアした知識をその子が受け取って自分の人生を切り拓いてくれるという信頼関係があるのかなと思います。
その信頼もどちらかといえば一方的なもので必ずしも日本の「公共の利益」につながらないのかもしれません。
でも僕はこのボランティアに意義を感じてるしきっと「公共の利益」に繋がってるやろなといやこれからなるんやろなと信じてます。
デジタルの場ではないですがより多くの価値を生み出す社会貢献ができてるのかなあと思います。
「保守」より「持守」
「持守」とは「自分の意志を堅持する、貫く」と言った意味だそうです。
僕は自分で「保守」やと思っています。
その中で僕も自分のこだわりを貫く方だと思います。
ダイエットすると決めたら同じ方法を何年も続けます。
(MAX120キロから今は75キロ)
朝起きて勉強すると決めたら何年も始発で起きて自習室に向かいます。
「伝統文化を守る」という意味で毎週土日の神社参拝は欠かさないようにしてます。
デジタル化の進展でも失ってはいけない信念はあると思っています。
要は壊していけないものは堅持しつつ進歩するために取り入れるものは取り入れることが真の「保守」なのかなと思います。
僕が外国籍の子供に学習ボランティアするのは「保守」からしたらおかしなことなのかもしれません。
でも守るべきものは守って社会貢献を進めることは僕は両立できると思います。
新しいものを排除するのではなく選択することが大切なんやと思います。
「インクルージョンや寛容の精神はイノベーションの基礎となる」
台湾と日本の考え方はとても近いんやなあと思います。
日本の神道は八百万の神という言葉に表されるように万物が神になる可能性があります。
受け入れるということはインクルージョンや寛容の精神につながります。
またいろんなものを受け入れるからこそイノベーションが起こるんやろなあと思います。
台湾と日本は思考信仰の面でも近いんやろなと思います。
「プログラミング思考」
これは単にプログラミングを書くための能力や思考ではなく
自分の持ってる(頭の内外にある)ツールを利用して物事を見る方法や複雑な問題を分析する方法を訓練することが次のステップとしてたくさんの人とチームで問題を解決する基礎になります。
大きな問題も解体と再構築をすることで問題を定義し直して専門的なツールを持つ人がそれぞれ解決していく。
こうしたことを自然にできる人を増やしていく必要があると思います。
これはプログラミングを学ぶことで実現できるんやと思います。
おそらく今後社会に出るときに実用的な思考法であると同時に資格になるのかなと思います。

この本はオードリータンさんの考え方が詰まっています。
渋沢栄一翁が言ってたことにも通じます。
とてもたくさんの気づきを得ることができました。
台湾と日本の考え方はとても近くてこの本はきっと日本の「公共の利益」に繋がるヒントが詰まってると思います。
「公共の利益を達成する」ことを
「自分の価値の源にする」
僕は人と比べることに達成感を求める思考があったと思います。
でも人より上手くできたことに達成感を求めるより人と協力して社会問題を解決することの方が価値があるということばに救われるように思います。
例えば中国語の勉強をしていても現時点で言えばきっとゴマンといる中国人の5歳児に及ばないと思います。
誰かに勝ちたいと闇雲に焦り続けるよりも今できることを謙虚に受け止めて一歩一歩進むことに意味があります。
自分自身の自己実現の価値を公共の利益達成にすり合わせていくことで一歩一歩自己実現と社会貢献をイコールにしていければと思います。
「デジタルはあくまでも道具にすぎず、その成否を握るカギは活用する側にある」
デジタルの活用は自分の力を何倍にも高めることができます。
AIが自分より10倍優れているならその効用を使って10倍の社会貢献をすれば良いということですね。
「青銀共創」
青年と年配者が共同でクリエイトしてイノベーションを行なっていくもの。
これは西成のあいりん地区に通じるように思います。
いろいろな社会経験をしてきた年配者の多い地区です。
ただ時代に合わないことも多いように思います。
それなら社会に合うようなアップデートをしていけば良いと思います。
一方で自由に起業したりできるようなたくさんの若者を取り込む仕掛けを作れたら。
「青銀共創」を進めていける地域なんやと思います。
「人々が協力してより多くの価値を生み出すためにはどうすればいいか」
Aクローズドなモデルだけれど見返りがある(国家や政府と国民の関係)
B知り合いのしか交換しないけれど自由に交換する(家族)
C不特定の会ったこともない人と見返りを伴って交換する(市場)
Dオープンでかつ無償の交換を行う(交換モデルX)
交換モデルXを僕なりに考えると学習ボランティアの関係なのかなと思います。
実際のところ僕が頑張って30年前の知識を思い出して受験勉強を教えても僕に減るものはなにも無いです。
ただそこには僕がシェアした知識をその子が受け取って自分の人生を切り拓いてくれるという信頼関係があるのかなと思います。
その信頼もどちらかといえば一方的なもので必ずしも日本の「公共の利益」につながらないのかもしれません。
でも僕はこのボランティアに意義を感じてるしきっと「公共の利益」に繋がってるやろなといやこれからなるんやろなと信じてます。
デジタルの場ではないですがより多くの価値を生み出す社会貢献ができてるのかなあと思います。
「保守」より「持守」
「持守」とは「自分の意志を堅持する、貫く」と言った意味だそうです。
僕は自分で「保守」やと思っています。
その中で僕も自分のこだわりを貫く方だと思います。
ダイエットすると決めたら同じ方法を何年も続けます。
(MAX120キロから今は75キロ)
朝起きて勉強すると決めたら何年も始発で起きて自習室に向かいます。
「伝統文化を守る」という意味で毎週土日の神社参拝は欠かさないようにしてます。
デジタル化の進展でも失ってはいけない信念はあると思っています。
要は壊していけないものは堅持しつつ進歩するために取り入れるものは取り入れることが真の「保守」なのかなと思います。
僕が外国籍の子供に学習ボランティアするのは「保守」からしたらおかしなことなのかもしれません。
でも守るべきものは守って社会貢献を進めることは僕は両立できると思います。
新しいものを排除するのではなく選択することが大切なんやと思います。
「インクルージョンや寛容の精神はイノベーションの基礎となる」
台湾と日本の考え方はとても近いんやなあと思います。
日本の神道は八百万の神という言葉に表されるように万物が神になる可能性があります。
受け入れるということはインクルージョンや寛容の精神につながります。
またいろんなものを受け入れるからこそイノベーションが起こるんやろなあと思います。
台湾と日本は思考信仰の面でも近いんやろなと思います。
「プログラミング思考」
これは単にプログラミングを書くための能力や思考ではなく
自分の持ってる(頭の内外にある)ツールを利用して物事を見る方法や複雑な問題を分析する方法を訓練することが次のステップとしてたくさんの人とチームで問題を解決する基礎になります。
大きな問題も解体と再構築をすることで問題を定義し直して専門的なツールを持つ人がそれぞれ解決していく。
こうしたことを自然にできる人を増やしていく必要があると思います。
これはプログラミングを学ぶことで実現できるんやと思います。
おそらく今後社会に出るときに実用的な思考法であると同時に資格になるのかなと思います。
8人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください - 星5つ中4つ
(台湾での)民主主義社会の可能性を感じる書籍
2023年3月21日に日本でレビュー済み結論:デジタルデモクラシーの可能性に関心があるならば読むべき書籍
・初版 2020年
台湾のデジタル担当政務委員(閣僚)であるオードリー・タンさんの生い立ちや価値観、政治的な立場などをわかりやすく述べている書籍です。
〜タイトルは「デジタルとAIの未来を語る」と なっていますが、先端的テクノロジーの詳細について解説した書籍ではありません。〜
台湾においてコロナウイルス対策のためマスクマップの作成で話題になったオードリー・タンさん。
確かにソフトウェアのエンジニアとして優れた能力をお持ちのようですが、その本質は社会変革をめ目指すリーダー(イノベーター)だと分かります。
プログラマやデザイナーの中にはソフトウェア開発のことのみに関心を持つ人もいます。
が、オードリー・タンさんの場合はウィトゲンシュタインや柄谷行人さんに強く影響を受けるなど、広い分野に興味関心を持つことで今の価値観を獲得したのだと思いました。
特に、デジタルの力を利用することによって「人々が望んでいること」を実現しようとする「公僕」と言う姿勢には驚きさえ覚えます。
〜「自分の理想や目標」を追求する政治家が多いのが現実ですから〜
政府が国民を信頼し、国民も政府を信頼すると言う信頼関係が民主主義の基本であると言うメッセージは、日々日本で流れる政治的なニュースとは大きく違う社会をイメージさせます。
(話し合うことで国民が協調できるという信念があるようです。)
それは、人口の少ない遠隔地から5G網を整備するという姿勢にもよく表れています。
〜経済的な投資対効果だけで政策を判断しない姿勢は素晴らしいと思います。
それが実現できるほどに、台湾は経済成長をしているのでしょう。〜
日本の民主主義と経済を発展させるひとつの参考例になると思いました。
一方で、私個人の感想としては「そのような理想的な政治が長期間実現できるのか?」と疑問を持ちました。
実際、 蔡英文総裁は2022年の統一地方選挙敗北の責任を取って党主席の辞任を表明しています。
また、敵対勢力によるプロパガンダも日増しに強まっているとのニュースも目にします。
今後の台湾が
・民主主義政治と社会を維持できるか?
・その背景に、この書籍でオードリーさんが語る「理想論」がどの程度貢献するか?
を興味を持って見て行きたいと思います。
以上です。
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面白い
2025年12月6日に日本でレビュー済み勉強にはなる気はします
フィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください - 星5つ中5つ
オードリー・タン氏自身の言葉が伝わる良書
2021年1月30日に日本でレビュー済み本書は、台湾のデジタル担当政務委員のオードリー・タン氏のインタビューをもとに、テクノロジーが世の中をどのように変えるか、またテクノロジーに対してどのように向き合って活用していけばいいのかの考えをまとめている。
オードリー・タン氏の一人称で、まるで本人が書かれているようなスムーズな文章で、読みやすい。
内容も日本のマンガや哲学など色々なたとえを交えたタン氏の話がわかりやすく、デジタル化に関する本質的な思考が展開されていて、教養を感じる内容。
それでも丁寧で、上から目線等全く感じさせず、入ってきやすい内容だった。
即効性があるわけではないが、デジタル化を推進する人間であれば、読むことを勧めたい本。
以下印象に残った部分。
■デジタルを活用するということ
・政府はデジタルで社会の方向性を変えようとしているのではありません。私たちも「石鹸で手を洗いましょう」という考えと同じ方向を向いています。ただ、私たちはこれと同じ方向性にいながら、「手を洗いましょう」というメッセージをデジタルによって、より広く、より早く伝えようとしているだけです。
・何かを学ぶことができた人は、誰かに教えることもできるのです。「少数の人だけが便利に使っていて、大多数の人は学ぶことができない」という手法では意味がありません。デジタル技術は「誰もが使うことができる」ということが重要なのです。それが社会のイノベーションにつながります。
■AIの目的と存在意義
・AIの目的は、あくまでも人間の補佐です。「AIの判断に従っていれば間違いない」ということでは決してありません。最終的な調整は人間が行わなくてはならず、責任は人間が負わなくてはならないのです。これは「民主主義」のシステムと同じです。総統が言ったから、行政院長(日本でいえば首相) が言ったからといって、それが必ず正しいということではありません。
・AIは「人間をどの方向へ連れていくか」をコントロールするものではなく、「私たちがどの方向へ行きたいのか」をリマインド(再確認) するための存在なのです。
・AIは「Artificial Intelligence」の略で「人工知能」と呼ばれますが、私はむしろ「Assistive Intelligence」つまり「補助的知能」と捉えたほうがいいのではないかと考えています。AIは人間の選別に使われるようなものでは決してなく、あくまでもソーシャル・イノベーションを進め、人間社会をより良くするために使われるものでなくてはならないということです。
■オードリー・タンのスタンス
・私自身は、どれか一つの主張を選択するのではなく、それぞれの主張の隔たりを明確にして議論を活性化し、そこから共通の価値を見つけることを促すようにしました。これは現在、私が政治に関わるスタンスそのものであると言っていいでしょう。
・アナーキストとしての私は、どんな場面であれ、「権力や強制といったものをどのように平和的に転換させればいいのか」「皆がお互いを理解し合った新しいイデオロギーに持っていくにはどうするのがいいのか」といったことに関心を持っています。もちろん、古くさい権威主義や上から目線の命令、高圧的な態度などにはまったく興味がありません。
・私が常に言っているのは、「八十点のものがあればどこに不足があるのかを考えよう、そして改修すれば快適になる部分から先に変えていこう」ということです。
■デジタル社会に必要とされるキーワードと素養
・今後は「持続可能な発展」「イノベーション」「インクルージョン」の三つが、社会を前進させる重要なキーワードになると私は考えています。
・あらゆる問題は人間から起こります。そして、そうした問題を解決に導くために、AIを役立てていくことができる時代になりました。その前提として必要になるのが、「プログラミング思考」「アート思考」「デザイン思考」といったデジタル時代における必須の思考方法であり、さらにそのベースとなるのが「自発性」「相互理解」「共好」という三つの素養なのです。
自発性:問題に直面したときに逃げることなく、直視して解決する努力をすること。
相互理解:問題解決のプロセスにおいて、自分と異なる考えや立場の人との接触を恐れない姿勢。
共好:お互いに交流し共通の価値を探し出すこと。
■デジタルの素養を身につける教育について
・最も重要なのは、「必ずこうしなければいけない、これを勉強しなければいけない」と考えず、特定の方向性を設定せずに学ぶこと、そして「いかに好奇心を持つか」ということです。好奇心が自分の中に湧き上がってきた時点で、先ほどお話したようなお互いに共通の価値を持った学習方法に移行すればよいのです。
・プログラミングを教科と切り離したものとして学ぶのではなく、音楽の授業の中で実際に使ってみることが重要なのです。先生たち自身が「自分とコンピュータが一緒になって、一つのメロディを作り出せる」という感覚を育てることが、プログラミング思考の素養を持つ子どもたちを育てることにつながるのです。
・たとえ自分は受け入れられないとしても、こうした異なった価値観や考え方があるということを知っておくことが、大事なのです。そういった知識がなければ、どんな考え方でも、それぞれのグループに属する人たちは、自分たちの振る舞いを自然なものだと思い、疑うことをしなくなるからです。
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インタビュー集に近い。
2021年1月11日に日本でレビュー済み「世界初の自著(オビ)」とあるが「およそ3か月にわたる延べ20時間以上の取材」をもとに「ディスカッションしながら作っていくという……体験(p.250)」により作られたらしいのでインタビュー集に近いと言えよう。
AIそのものについてというよりは、AIと民主主義、AIと社会改革の関わりを論じている。
「公共の利益を達成する(p.55)」「公僕の中の公僕になる(p.169)」等のスタンスや、「三つのキーワード『持続可能な発展』『イノベーション』『インクルージョン』(p.183)」、情報公開・透明性の重視による政府と国民の信頼関係の構築など、共感する箇所も多い。プラスチック製ストロー全面廃止にまつわるエピソード(p.130)やピンクのマスクのエピソード(p.164)も印象あざやか。
「日本では『政治の新しい方向性を導き出すのは若者たちである』ということについて、国民的なコンセンサスが十分に得られていない」「若者の側にも『公益の実現に対して積極的に行動する』という意識がまだ足りない(p.247)」という耳の痛い指摘ももっともである。
ただ、使われている言葉は平易なのにもかかわらず、話の流れがよく分からず、読みながら流されていくような印象だった。著者の思考のスピードに私がついていけないだけかもしれないが。
柄谷行人が登場してちょっとびっくり。
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オードリー・タンについて知りたいならこの本から
2020年12月6日に日本でレビュー済み間違いなく2020年を代表する人物のひとり、オードリー・タンについて、現時点で出版されている文藝春秋、講談社、プレジデント社の3冊を読み比べての感想です。
新型コロナにおけるマスク在庫管理システムの開発、IQ180の天才プログラマー、中学校中退、トランスジェンダー、35歳での閣僚就任など、様々な角度から注目されているこの人物ですが、最後発で刊行されたこのプレジデント社版は、タイトルどおり「デジタルとAI」というテクロノロジーに関するテーマに正面から向き合っているのが特徴です。
たとえば、シンギュラリティやデジタルデバイドについてどう考えているとか、学校でのプログラミング教育はどうすればいいのかといった内容です。もちろん、コロナ対策、幼少時や中学校中退のエピソード、ジェンダーや多様性に関する考えなどにも触れられているのですが、これらもデジタルとAIという切り口でわかりやすく語られています。テクノロジーの専門用語が多用されているわけではないので(AIの役割をドラえもんとのび太の関係を使って説明するなどわかりやすい)、誰でも読むことができ、3冊の中では一番おすすめです。
他社の2冊はタン氏をカリスマ的天才、時代の寵児と捉えており、それはそれで面白いし、そのようなものを読みたい人にはいいのでしょうが、これからタン氏について知りたいと思う人なら、本人がてらいのない言葉で綴っている本書をまず最初に読むのがいいのではないかと思います。
彼女の言っていることは、良識ある人間であれば誰でも理解できることです。本書を読んで「天才はすごい」とか「日本にもオードリー・タンがほしい」という感想をもつことは、おそらくタン氏の望むものではないでしょう。あとがきにある「この世界は完璧ではないが、欠陥や問題に対し真摯に取り組むことが、現在われわれがこの世に存在している理由」に彼女のスタンスが凝縮されていると思います。
ところで、本文中にあちこちにドラえもんやエヴァンゲリオン、攻殻機動隊など日本のアニメのタイトルがさりげなく出てきます。タン氏の世代なら日本のサブカルチャーの洗礼を受けていて当たり前ですが、今をときめく台湾の若きデジタル担当大臣にも影響を受けていることがうかがえて興味深かったです。
437人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください - 星5つ中4つ
国家が実践すべきデジタル戦略の道筋を教えてくれる
2023年12月16日に日本でレビュー済み台湾における新型コロナウイルス感染爆発の抑止は、蔡英文総統の言葉にもあるように、医療専門家、政府、民間、社会全体の努力の結果である。特に、2003年のSARSの流行を経験したことが、その成功の背景にある。
台湾の対策は迅速であった。ウイルスの正体が明らかになる前から、中央感染症指揮センターを設立し、スマートフォンを活用した感染経路の追跡、警告メールの送信、民間企業によるマスク増産など、デジタル技術を駆使した対策が功を奏した。これにより、ロックダウンや休校、飲食店の強制休業を行わずに、日常生活を維持しながら感染拡大を抑えることに成功し、GDPのプラス成長を実現した。
台湾のデジタル技術の活用は、政府と民間の協力によるものである。市民プログラマーによるマスクマップの開発、政府のSlackチャンネルの活用など、官民が連携して多くの対策を講じた。台湾の全民保険制度が、政府と民間の信頼関係の基礎となっている。また、政府は緊急事態宣言を発布せず、国民の自発的な協力に依存する姿勢をとった。
デジタル技術の進展に伴い、台湾では5Gの導入を地方から進めている。教育の格差解消や自然環境での安全な過ごし方を目的としている。AIやデジタル技術は人間の補助役であり、人間が主体であることが重要である。
デジタル化が進む社会では、インクルージョンの考え方が重要である。デジタル技術は、誰でも使えるものでなければならず、高齢者やブルーカラーを含むすべての人が参加できる環境を整える必要がある。台湾では、青年と年配者が互いに学び合う「青銀共創」という試みも行われている。
本書は、台湾のデジタル担当政務委員であるオードリー・タン氏の自著であり、台湾の新型コロナウイルス対策の詳細や、デジタル化社会の在り方について深く考察されている。多くの読者にとって、興味深い一冊となるであろう。
3人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください - 星5つ中5つ
未来を前向きに捉える、ひとつの羅針盤
2021年5月4日に日本でレビュー済みAIとデジタルの未来を前向きに捉え、わかりやすく読み解いた一冊。
世界初の自著ということだが、オードリー・タン氏が日本の出版社と約3か月、20時間を超えるインタビューを元に構成。WEBや他の書籍等で既出の内容も多く、自身の半生とデジタルやテクノロジーの未来について、改めて整理した印象。
順婦満帆どころか試練続きだった半生。学校生活に馴染めず14歳で中学校を中途退学。それを落伍者として否定するのではなく、支え、道筋を示した家族や校長先生。台湾という国の懐の深さや先進性にも学ぶことが多い。
オードリー・タン氏が好きな言葉は、
There is a crack in everything, that’s how the lights get in.
全てのものにはヒビがある。そして、そこから光が差し込む。
カナダのシンガーソングライターで詩人でもある、レナード・コーエン「Anthem」の一節だ。
この詞を引用し、本書はこう締めくくられている。
もし、あなたが何かの不正義や注目が集まっていないことに対し、怒りや焦りを感じているのなら、それを建設的なエネルギーに変えてみてください。そして自問自答してください。
「こんな不正義が二度と起こらないために、私は社会に対して何ができるだろうか」と。
この問いを、怒りに対して抱き続けることで、怒りは建設的なエネルギーとなります。そうすれば、誰かを攻撃したり何かを非難したりせずに、前向きな新しい未来の原型を作る道に止まることができます。そして、あなたが見つけたヒビに他の人たちが参加し、そこから光が差し込みます。
この世界は完璧ではありません。欠陥や問題点を見つけ、それに対して真摯に取り組むことこそが、いま私たちがここに存在している理由なのです。
4人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください












