【2026年版】MIXI 新卒向け技術研修を公開しました。
2026年度新卒向け技術研修の資料と動画を公開しました。
MIXIの新卒向け技術研修では、一部の科目を除き、実際の開発現場で活躍するエンジニアが講師を務めています。技術や開発環境の変化に合わせて毎年カリキュラムを見直し、現場で必要となる知識や技術を学べる研修を目指しています。
また、職種や配属先にかかわらず、エンジニアとして必要となる幅広い技術的な土台を身につけられるよう、モバイルやWebフロントエンドなどのアプリケーション開発に加え、データベース、セキュリティ、クラウド、データ活用など、多様な領域を扱ってきました。
近年は、生成AIやAIエージェントの登場により、開発業務におけるAI活用が広がっています。一方で、AIを効果的に活用するためには、生成されたコードやSQL、設計の妥当性を判断するための基礎知識や設計力が、これまで以上に重要になっています。
こうした変化の中でも、個々の技術を理解し身につけるだけでなく、それぞれの技術がどのような課題を解決し、どのような場面で活用されるのかを捉え、状況に応じて適切に選択・活用できる基礎力を養うことを目指しています。
2026年度は、これらを踏まえ、AI研修を2日間へ拡充しました。また、データ活用研修では「問いの発見と仮説構築」を新たに取り入れ、データベース・ソフトウェアアーキテクチャ研修の後には設計ハンズオンを実施するなど、AI時代に求められる基礎力や設計力を養う内容へとアップデートしました。
公開している資料や動画が、これから学ぶ方や、新卒研修・社内教育を検討されている皆さまの参考になれば幸いです。
26新卒向け技術研修 スケジュール
最初に、2026年度の新卒技術研修のスケジュールをご紹介します。

約1か月にわたり、セキュリティ、モバイル、Webフロントエンド、AI、データ活用、データベース、ソフトウェアアーキテクチャ、クラウドなど、幅広い技術領域を扱いました。
2026年度の主なアップデートは、以下のとおりです。
- AI研修を2日間に拡充し、MLに加えて生成AI、LLM、RAG、AIエージェントを扱う内容に変更
- データ活用研修に「問いの発見と仮説構築」を追加
- データベースとソフトウェアアーキテクチャの学びを実践する「設計ハンズオン研修」を追加
- 分析向けSQLの研修を、BigQueryやデータエンジニアリングの基礎を含む内容に再構成
- iOS・Androidそれぞれの研修を、両プラットフォームの基礎を扱う「モバイル研修」として再構成
続いて、それぞれの研修をご紹介します。
26新卒向け技術研修 科目
以下より、各研修の動画、資料、リポジトリ等をご覧いただけます。
※資料や動画、リポジトリは非公開の科目もございます。あらかじめご了承ください。
※動画は、YouTube上でなるべく大きな画面でご視聴いただくことをおすすめします。動画の左下にある「見る YouTube」、または右上の「リンクをコピー」からYouTubeを開けます。
※講師の所属は、研修実施当時のものです。
研修一覧
まずは、2026年度の研修内容を一覧でご紹介します。
・オリエンテーション
・マインドセット研修
・Git 研修
・BigQuery研修
・コンテナ・K8s研修
・セキュリティ研修
・インシデントハンドリング研修
・モバイル研修
・Flutter研修
・WEBフロントエンド研修
・AI研修
・データ活用研修
・QA・ソフトウェアテスト研修
・データベース研修
・ソフトウェアアーキテクチャ研修
・設計ハンズオン研修
・クラウド研修 4日間
オリエンテーション
約1か月にわたる新卒技術研修のスタートとして、研修全体の目的やカリキュラム、研修を通じて身につけてほしいことを共有するオリエンテーションを実施しました。技術を学ぶだけでなく、なぜこの研修を行うのか、会社としてどのようなエンジニアを目指してほしいのかを伝えることで、受講者が目的意識を持って研修に取り組めるよう構成しています。技術研修全体の土台となるセッションです。
マインドセット研修
技術力だけで良いプロダクトを作ることはできません。本研修では、エンジニアとして成長し続けるための考え方や自己認識、変化への向き合い方、チームで成果を出すためのコミュニケーションなど、技術以外の土台となるマインドセットを取り上げました。開発現場で活躍するために必要な視点を身につけ、配属後の業務にもつながる考え方を学ぶことを目的としています。
Git研修
MIXIの開発現場ではGitHubを利用したチーム開発が基本となっています。本研修では、Git/GitHubの基本操作だけでなく、Gitの内部構造やブランチ運用、コンフリクトへの対応、チーム開発におけるベストプラクティスまで幅広く取り上げました。ハンズオンや「Git Challenge」を通じて、仕組みを理解した上で、安全かつ効率的にGitを活用できる基礎力を身につけることを目指しています。
🎥 動画
📖 資料1 Basic
📖 資料2 チーム開発とGitでAI活用
📄 リポジトリ
BigQuery研修
分析向けSQLとGoogle BigQueryを題材に、データ分析やデータエンジニアリングの基礎を学ぶ研修を実施しました。生成AIによってSQLを容易に生成できるようになった一方で、その結果が適切かどうかを判断するためには、SQLやデータウェアハウスの理解が欠かせません。本研修では、BigQueryを活用した演習を通じて、AIを活用しながら正しくデータを分析・活用するための基礎知識を扱いました。
コンテナ・Kubernetes研修
Dockerによるコンテナ技術と、Kubernetes(GKE)によるコンテナオーケストレーションについて、ハンズオン形式で学ぶ研修を実施しました。コンテナの基本的な仕組みから、アプリケーションのコンテナ化、Kubernetesのアーキテクチャや各種リソースまで、現在のWebサービス開発で広く利用されている技術を体系的に取り上げています。実際に手を動かしながら学ぶことで、開発現場で役立つ基礎力を身につけることを目指しました。
🎥 動画
📖 資料1
📖 資料2
セキュリティ研修
安全なサービスを開発・運用するために必要な情報セキュリティの基礎知識を学ぶ研修です。セキュリティの基本的な考え方や代表的な脅威、開発時に意識すべきポイントなどを取り上げ、エンジニアとして必要となるセキュリティリテラシーの向上を目的として実施しました。サービス品質やユーザーの信頼を守るために欠かせない基礎知識を幅広く扱っています。
📖 資料
インシデントハンドリング研修
情報セキュリティインシデントへの対応をテーマに、TRPG形式のグループワークを交えた実践型研修を実施しました。実際のインシデントを想定したシナリオの中で、状況整理や優先順位の判断、関係者との連携などを体験しながら、インシデント対応の基本的な流れを学びました。有事の際にも落ち着いて適切な判断ができるよう、知識だけでなく実践を重視した内容となっています。
モバイル研修
iOS・Androidアプリ開発の基礎を学ぶモバイル研修を実施しました。UIの実装、リソース管理、イベント処理、デバッグ、アーキテクチャ、単体テスト、非同期処理など、モバイルアプリ開発に共通する基本的な技術を取り上げています。モバイルアプリを専門としないエンジニアにとっても、プラットフォームの特性や開発の流れを理解し、将来的に連携できる基礎知識を身につけることを目的としています。
🎥 動画
📖 資料
Flutter研修
Flutterを用いたアプリケーション開発を体験するハンズオン研修を実施しました。実際にアプリを開発しながら、Flutterによるマルチプラットフォーム開発の特徴や開発スタイルを学びました。また、モバイル研修で扱ったiOS・Androidのネイティブ開発と比較することで、それぞれの技術の特徴や適した利用シーンについて理解を深め、技術選定の考え方にも触れられる内容となっています。
📖 資料
📄 リポジトリ
Webフロントエンド研修
Webブラウザ向けアプリケーション開発の基礎を学ぶ研修を実施しました。宣言的UIや仮想DOM、SPAの動作原理、状態管理など、現在のフロントエンド開発で広く用いられている考え方を中心に取り上げています。サーバーサイドやモバイルなど他領域を担当するエンジニアにとっても、Webアプリケーションの仕組みを理解し、開発チーム間で円滑に連携するための基礎知識を身につけられる内容となっています。
🎥 動画
📖 資料
AI研修
今年度はAI研修を2日間に拡充しました。1日目はMachine Learningの基礎からモデルの学習・推論・軽量化・MLOpsまでをハンズオン形式で学び、AI技術の土台となる仕組みを理解する内容としました。2日目は生成AI、LLM、RAG、LangChain、AIエージェントなど、現在の開発現場で注目される技術を取り上げました。AIを単なるツールとして利用するだけでなく、仕組みを理解し、適切に活用・評価できるエンジニアを目指すことを目的としました。
🎥 動画 DAY1
🎥 動画 DAY2
📖 資料 DAY1
📖 資料 DAY2
📄 リポジトリ
データ活用研修
データを活用した意思決定に必要となる考え方を学ぶ研修を実施しました。データマネジメントやデータ可視化に加え、今年度は「問いの発見と仮説構築」をテーマとした内容を新たに取り入れました。分析手法だけでなく、「何を解決すべきか」「どのような仮説を立てるべきか」といった課題設定の重要性を学ぶことで、データを価値につなげるための基礎的な思考力を養う内容としました。
📖 資料1
📖 資料2
QA・ソフトウェアテスト研修
品質保証やソフトウェアテストの基本的な考え方を学ぶ研修を実施しました。ISTQB(国際ソフトウェアテスト資格認定委員会)の考え方をベースに、品質とは何か、テスト設計の基本、代表的なテスト技法などを体系的に取り上げました。品質を開発工程全体で考える視点を身につけることで、開発者自身がより品質の高いソフトウェアを作るための基礎を学べる内容としました。
🎥 動画
📖 資料
データベース研修
データベース設計の基礎から、RDBMS・NoSQL・NewSQLなど各種データベースの特徴、クラウドサービス、データガバナンスまで幅広く扱う研修を実施しました。近年はAIの発展に伴いデータ基盤の重要性も高まっています。本研修では、それぞれの技術の特徴や適用場面を理解し、システム要件に応じて適切なデータベースを選択・設計するための基礎知識を身につけることを目的としました。
🎥 動画
📖 資料
ソフトウェアアーキテクチャ研修
ソフトウェアアーキテクチャの役割や設計の考え方について学ぶ研修を実施しました。ソフトウェア設計には唯一の正解があるわけではなく、性能や保守性、拡張性など、さまざまな要件を踏まえたトレードオフの判断が求められます。本研修では、アーキテクチャの基本的な考え方や設計時の判断軸について解説し、自ら設計を考えられるエンジニアになるための土台づくりを目指しました。
🎥 動画
📖 資料
設計ハンズオン研修
データベース研修とソフトウェアアーキテクチャ研修で学んだ内容をもとに、架空のWebサービスを題材とした設計ハンズオンを実施しました。グループごとに要件整理からデータベース設計、アーキテクチャ設計までを行い、それぞれの設計判断やトレードオフについて議論しながら進める実践形式で行いました。知識をインプットするだけでなく、自ら考え、議論し、設計する経験を通じて理解を深めることを目的としました。
クラウド研修(4日間)
AWS様協力のもと、4日間にわたるクラウド研修を実施しました。前半では、クラウド上でシステムを構築・運用するために必要なアーキテクチャ、ネットワーク、セキュリティなどの基礎を学び、後半ではチームごとにAWS環境の改善課題へ取り組む実践型のグループワークを行いました。クラウド技術の基礎知識だけでなく、チームで課題を分析し、改善策を検討・実装する実践的な経験を積める内容としました。
おわりに
MIXIでは、新卒エンジニアが配属後に円滑に業務へ取り組めるよう、技術や開発環境の変化を踏まえながら、毎年研修カリキュラムを見直しています。
今回公開した資料や動画が、これから技術を学ぶ方や、新卒研修・社内教育を企画されている皆さまにとって、少しでも参考になれば幸いです。
最後に、本研修の企画・実施や資料の公開に協力した講師・関係者の皆さまに、あらためて感謝申し上げます。
今後もMIXIでは、エンジニアの育成と技術発信に取り組んでいきます。
Discussion
講師として 櫛引淳之介 様が担当されている Git 研修の動画 についてです。
コミットログが「左から右に向かう」「下から上に向かう」という表現を動画の冒頭25分頃まではされていましたが、29:15以降に関しては方向が逆になっていませんか?
29:15 時点ではgit commitの表現なので「左から右に向かう」のが今までの流れの正しい方向ではないでしょうか?
29:38 時点ではgit resetの表現なので「右から左に向かう」のが今までの流れの正しい方向ではないでしょうか?
それとも冒頭25分までとは異なって、いきなり逆方向で表現した事に深い意味があるのでしょうか?
なぜ逆方向にしたのかについてご説明をお願いします。
逆方向にした事に意味がなければ混乱するだけなので矢印の方向を統一して下さい。
また、そもそも矢印の方向が間違っているので、愚直にスライドの表現を受け取るとgit resetによって「コミットを無かったことにする」のではなく「未来のコミットに移動している」ような表現になっていませんか?
機能として出来るかの話ではなく、スライドタイトルが「コミットをなかったことにする」と書かれているにも関わらずスライドの内容は未来のコミットへの移動という表現になっており、明らかに間違いなので訂正をお願いします。
他の研修内容について時間がないので全て確認していませんが同様に誤りがある可能性はありませんか?
資料のチェックを再度されたほうが良いかと存じます。
特に新卒向けという事ですので、初学者に対して誤った情報を広げてはいけません。
基礎となる知識は非常に重要ですので絶対に歪めてはいけません。