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A 6023:2005

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人建材試験

センター (JTCCM)/アスファルトルーフィング工業会 (ARK)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業

標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産

業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,JIS A 6023 : 1991は改正され,この規格に置き換

えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(1)

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A 6023:2005

ページ

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 1

3. 種類 ······························································································································ 1

4. 品質 ······························································································································ 2

5. 寸法及び製品の単位面積質量 ····························································································· 2

5.1 寸法 ···························································································································· 2

5.2 寸法及び製品の単位面積質量の表示値に対する許容差 ··························································· 2

6. 外観 ······························································································································ 2

7. 試験 ······························································································································ 3

7.1 試験の一般条件 ············································································································· 3

7.2 寸法の測定 ··················································································································· 4

7.3 外観 ···························································································································· 5

7.4 製品の単位面積質量 ······································································································· 5

7.5 あなの直径 ··················································································································· 5

7.6 隣接あなの中心間距離 ···································································································· 5

7.7 あなの面積比 ················································································································ 5

7.8 アスファルトの単位面積質量 ··························································································· 5

7.9 鉱物質粒子の単位面積質量 ······························································································ 6

7.10 引張強さ ····················································································································· 6

7.11 耐折り曲げ性 ··············································································································· 6

7.12 アスファルトの浸透状況 ································································································ 6

7.13 耐熱性 ························································································································ 6

7.14 寸法安定性 ·················································································································· 7

8. 検査 ······························································································································ 7

9. 製品の呼び方 ·················································································································· 7

10. 表示 ···························································································································· 7

(2)

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日本工業規格

JIS

A 6023:2005

あなあきアスファルトルーフィングフェルト

Perforated asphalt roofing felts

1. 適用範囲 この規格は,防水工事などの絶縁工法に用いるあなあきアスファルトルーフィングフェル

ト(以下,あなあきルーフィングという。)について規定する。

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS K 6257 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方

JIS Z 8401 数値の丸め方

JIS Z 8703 試験場所の標準状態

JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい

3. 種類 種類は,表1による。

表 1 種類及び製品の単位面積質量の呼び

種類

製品の単位面積質量の呼び

備考

あなあきルーフィング

無機質繊維を主原料とした不織

布原反(以下,原反という。)に

アスファルトを浸透,被覆し,

表裏面に鉱物質粉末を付着させ

たもの。

砂付あなあきルーフィング

原反にアスファルトを浸透,被

覆し,表面に鉱物質粉末を密着

させ,裏面に鉱物質粒子(1)を付

着させたもの。

注(1) 鉱物質粒子は,JIS Z 8801-1に規定する公称目開き3.35 mmの金属製網ふるいを通過

し,150 μmの金属製網ふるいに残るもので,砕石状のもの及びりん(鱗)片状の天然

スレートチップの2種類がある。

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A 6023:2005

4. 品質 品質は,7. によって試験を行い,表2の規定に適合しなければならない。

表 2 品質

種類

あなあきルーフィング

製品の単位面積質量の呼び

製品の単位面積質量 g/m2

砂付あなあきルーフィング 適用試験箇条

1 100以上

2 500以上

(2 200以上)(3)

あなの直径 mm

30以下

30以下

隣接あなの中心間距離 mm

70以上

70以上

あなの面積比 %

アスファルトの単位面積質量 g/m2

8.0以上

8.0以上

400以上

700以上

鉱物質粒子の単位面積質量 g/m2

800以上

(600以上)(3)

引張強さ

40以上

60以上

20以上

30以上

長手方向

幅方向

耐折り曲げ性

試験片10個中9個以上にき裂が生じないこと。

アスファルトの浸透状況

アスファルトの不浸透部分がないこと。

被覆物(4)のずれ落ち,発 被覆物(4) 5 mm以上のずれ

泡などが生じないこと。

落ち,発泡などが生じない

こと。

耐熱性

寸法安定性 mm

注(2) 表示値に対して,5.2の許容差の範囲とする。

(3) 鉱物質粒子として,りん(鱗)片状の天然スレートチップを使用する場合は,( )内とする。

(4) 被覆物とは,被覆しているアスファルト,鉱物質粉末及び鉱物質粒子をいう。

5. 寸法及び製品の単位面積質量

5.1

寸法 寸法は,受渡当事者間の協定による。

5.2

寸法及び製品の単位面積質量の表示値に対する許容差 寸法は7.2によって,及び製品の単位面積質

量は7.4によって試験をした場合,表示値に対する許容差は,表3による。

表 3 寸法及び製品の単位面積質量の表示値に対する許容差

長さ

単位面積質量

プラス側は規定しない。

プラス側は規定しない。

プラス側は規定しない。

マイナス側は認めない。

マイナス側は1.0 %まで認める。 マイナス側は認めない。

6. 外観 外観は,7.3によって試験を行い,次の規定に適合しなければならない。

a) 著しいわん曲,起伏,裂けた箇所,折れ及びしわがないこと。ただし,被覆しているアスファルトに

細かい起伏があっても差し支えない。

b) 相互に粘着する部分がなく,被覆しているアスファルト又は鉱物質粒子がはがれていないこと。

c) 1巻の長さが8.0 m未満の場合,1巻の途中で切断していないこと。

d) 1巻の長さが8.0 m以上の場合,1巻の途中で2か所以上切断していないこと。1か所切断している場

合,1片の長さが2.0 m以上あること。

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A 6023:2005

7. 試験

7.1

7.1.1

試験の一般条件

試験場所の温湿度条件並びに試料及び試験片の養生条件 試験場所の温湿度条件並びに試料及び

試験片の養生条件は,次による。

a) 寸法の測定,外観及び製品の単位面積質量の測定の温湿度条件は,JIS Z 8703に規定する20 ℃15級,

65 %20級 [20±15 ℃,(65±20) %] とする。

b) a) 以外の試験の温湿度条件は,特に指定がない限り,JIS Z 8703に規定する20 ℃2級,65 %20級 [20

±2 ℃,(65±20) %] とする。

c) 試料及び試験片の養生時間は,特に指定がない限り,試験前1時間以上とする。

7.1.2

試料及び試験片の作製 試料及び試験片の作製は,次による。

a) 試料,試験片の寸法及び個数は,表4による。

表 4 試料,試験片の寸法及び個数

試験項目

試験片

の記号

試料及び試験片の寸法

(長手方向×幅方向)mm

個数

1 500 × 全幅

長手方向

幅方向

長手方向

幅方向

製品の単位面積質量

あなの直径

隣接あなの中心間距離

あなの面積比

アスファルトの単位面積質量

鉱物質粒子の単位面積質量

引張強さ

耐折り曲げ性

アスファルトの浸透状況

100 × 全幅

耐熱性

寸法安定性

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A 6023:2005

b) 試験片の形状及び採り方の例を,図1に示す。

幅方向(全幅)

図 1 試験片の形状及び採り方(例)

7.1.3

7.2

数値の丸め方 測定値・計算値を丸める場合の数値の丸め方は,JIS Z 8401による。

寸法の測定 寸法の測定は,次による。

a) 長さ 長さは,平面に広げた全長の最短部を0.01 mの単位まで測定する。1巻中に切断箇所がある場

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A 6023:2005

合は,それぞれの最短部分の長さを同様にして測定し,その和から0.15 m減じた長さを1巻の長さと

する。

b) 幅 幅は,長手方向の両端付近及び中央付近の3か所を1 mmの単位まで測定し,測定値の平均値で

表す。

7.3

外観 外観は,あなあきルーフィングを平面に広げ,目視によって調べる。

7.4

製品の単位面積質量 製品の単位面積質量は,7.2で長さ及び幅を測定した後のあなあきルーフィン

グの端部から約1 mを除き,これから全幅にわたって長さ1.5 mの試料を平均的にあなが分布するように

長手方向に直角に切り取り,その試料の長さ及び幅の3か所を1 mmの単位まで測定し,これらの平均値

から面積を求めた後,その質量を1 gの単位まではかり,次の式によって算出する。

M=

m

················································································· (1)

A

ここに,

7.5

M: 製品の単位面積質量 (g/m2)

m: 試料の質量 (g)

A: 試料の面積 (m2)

あなの直径 任意に10個のあなを選び,その直径を0.5 mmの単位まで測定し,平均値を1 mmの

単位で表す。

7.6

隣接あなの中心間距離 任意に10個のあなを選び,それに隣接した最短距離にあるあなとの中心間

距離を1 mmの単位まで測定し,平均値で表す。

7.7

あなの面積比 試料に含まれるあなの数と,7.5で求めた直径とから試料に含まれるあなの面積の総

計を求め,7.4で求めた試料の面積に対する比率を0.1 %の単位で表す。

7.8

7.8.1

アスファルトの単位面積質量

試験機器 試験機器は,次による。

a) 抽出器 抽出器は,フラスコ容量が,500 ml以上で,抽出器の内径が30 mm以上のソックスレー抽出

器又は,これに準じるものとする。

b) デシケータ デシケータは,シリカゲル,無水塩化カルシウムなどの乾燥剤を入れたガラス製などの

容器とする。

c) 加熱恒温器 加熱恒温器は,JIS K 6257の6.2(試験装置),7.2(試験装置),又はこれに準じる装置

で,設定温度に対して±3 ℃に調整できるものとする。

7.8.2

試験方法 試験片の長さ及び幅の3か所及びあなの直径をそれぞれ0.1 mmの単位まで測定し,そ

れらの平均値から試験片のあなを除いた面積を求めた後,質量を0.01 gの単位まではかる。次にこれをト

ルエンなどの炭化水素系溶剤で抽出器によって,抽出液が着色しなくなるまでアスファルトを抽出した後,

原反及び鉱物質を取り出し,室温で溶剤を揮発させ,更に105±3 ℃の加熱恒温器中で1時間乾燥する。

乾燥した原反及び鉱物質をデシケータに入れ,室温になるまで冷却した後取り出し,それぞれの質量を0.01

gの単位まで手早くはかる。

アスファルトの単位面積質量は,次の式によって算出し,試験片3個の平均値で表す。

M

1

=

m

0

m

1

m

2

···································································· (2)

A

1

ここに, M1: アスファルトの単位面積質量 (g/m2)

M0: 試験片の質量 (g)

M1: 抽出後の乾燥した原反の質量 (g)

M2: 抽出後の乾燥した鉱物質の質量 (g)

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A 6023:2005

A1: 試験片のあなを除いた面積 (m2)

7.9

鉱物質粒子の単位面積質量

7.9.1

試験機器 試験機器は,JIS Z 8801-1に規定する金属製網ふるいとする。

7.9.2

試験方法 7.8.2で分離した鉱物質を,JIS Z 8801-1に規定する公称目開き3.35 mm及び150 µmの

金属製網ふるいでふるい,公称目開き3.35 mmの金属製網ふるいを通過し,150 µmの金属製網ふるい上に

とどまった鉱物質粒子の質量 を0.01 gの単位まではかる。

鉱物質粒子の単位面積質量は,次の式によって算出し,試験片3個の平均値で表す。

M=

2

m

3

················································································ (3)

A

1

ここに, M2: 鉱物質粒子の単位面積質量 (g/m2)

M3: 鉱物質粒子の質量 (g)

A1: 試験片の面積 (m2)

7.10 引張強さ

7.10.1 試験機器 試験機器は,引張試験機とする。引張試験機は,試験片を一定速度で引っ張り,荷重及

び変位が自動記録できるものとする。

7.10.2 試験方法 試験片の幅は3か所を0.1 mmの単位まで測定し,その平均値とする。つかみ間隔が50

mmになるように試験片を引張試験機に取り付け,速度100 mm/minで試験片が破断するまで引っ張り,最

大荷重を求める。ただし,試験の際,つかみ金具から10 mm以内で破断した場合は,その試験片を除外し,

新たに試験片を追加する。引張強さは,次の式によって算出し,試験片10個の平均値で表す。

T=

P

·················································································· (4)

W

ここに,

T: 引張強さ (N/cm)

P: 最大荷重 (N)

W: 試験片の幅 (cm)

なお,破断時の伸び率 (%) を次の式によって算出し,試験片10個の平均値で表し,付記する。

E

=LL

×

100 ··········································································· (5)

0

ここに,

E: 伸び率 (%)

L: 破断時の変位量 (mm)

L0: つかみ間隔 (mm)

7.11 耐折り曲げ性

7.11.1 試験機器 試験機器は,次による。

a) マンドレル マンドレルは,直径20 mmで長さ50 mm以上の鋼製の丸棒とする。

b) 恒温水槽 恒温水槽は,温度20±1 ℃に調節できるものとする。

7.11.2 試験方法 試験片を20±1 ℃の水中に4時間以上静置し,1枚ずつ取り出し,直ちにマンドレルに

当てて2秒間に180度折り曲げ,表面にき裂を生じるか否かを調べる。

7.12 アスファルトの浸透状況 試験片を製品の幅方向に全幅にわたって1か所手で引き裂き,内部にア

スファルトの不浸透部分があるか否かを調べる。

7.13 耐熱性

7.13.1 試験機器 試験機器は,7.8.1 c) の加熱恒温器とする。

7.13.2 試験方法 試験片を80±3 ℃の加熱恒温器中に2時間懸垂する。その後取り出して,被覆物のず

れ落ち及び発泡の有無を調べる。

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A 6023:2005

7.14 寸法安定性

7.14.1 試験機器 試験機器は,次による。

a) 測長器 測長器は,0.1 mm以下の目量のものとする。

b) 加熱恒温器 加熱恒温器は,7.8.1 c) による。

c) 恒温水槽 恒温水槽は,温度60±1 ℃に調節できるものとする。

7.14.2 試験方法 試験片を60±3 ℃の加熱恒温器中の金網上に24時間静置後,取り出して室温まで冷却

し,直ちにその長さを0.1 mmの単位まで測定して基準長とする。

次に,試験片を60±1 ℃の恒温水槽中に24時間浸せきした後,同様に長さを測定して基準長との差を

0.1 mmの単位まで求める。

恒温水槽浸せき後の差は,次の式によって算出し,試験片3個の平均値で表す。

L

D

=

L

W

L

S

··········································································· (6)

ここに,

LD: 恒温水槽浸せき後の差 (mm)

LW: 恒温水槽浸せき後の試験片の長さ (mm)

LS: 試験片の基準長 (mm)

8. 検査 検査は,7. によって試験を行い,4.,5. 及び6. の規定によって合否を決定する。

なお,検査は,合理的な抜取検査方式によって行うことができる。

9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,種類及び製品の単位面積質量の呼びによる。

例1.

あなあきルーフィング 1 100

製品の単位面積質量の呼び

種類

例2.

砂付あなあきルーフィング 2 500

製品の単位面積質量の呼び

種類

10. 表示 製品には,1巻ごとに包装の見やすい箇所に,次の事項を表示しなければならない。

a) 種類

b) 長さ,幅及び製品の単位面積質量

c) 製造年月日又はその略号

d) 製造業者名又はその略号

e) 製造工場名又はその略号