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まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,全国仮設安全事業協同組合(ACCESS)/財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
また,令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標
準化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
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目
次
ページ
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 種類 ······························································································································ 1
3. つま先板を用いた足場の構成例 ·························································································· 2
4. 各部の名称 ····················································································································· 3
5. 構造 ······························································································································ 4
6. 強度 ······························································································································ 4
7. 試験方法 ························································································································ 4
8. 検査 ······························································································································ 6
9. 表示 ······························································································································ 6
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日本産業規格
JIS
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つま先板
Toeboard
1. 適用範囲 この規格は,作業床高さ2 mを超える足場及び支保工として使用する足場における作業床,
通路などに用いるつま先板について規定する。
備考 つま先板は,作業床,通路などの周囲に取り付ける板状のもので,墜落・転落,飛来・落下に
よる災害防止を目的とするもの。
2. 種類 つま先板は,第1種及び第2種に分類し,表1による。
表 1 つま先板の種類
種類
形状
第1種
床上面からの高さが15 cm以上確保できる高さの
もの。
第2種
床上面からの高さが10 cm以上15 cm未満確保で
きる高さのもの。
2
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3. つま先板を用いた足場の構成例 つま先板を用いた主な足場の構成例は,次の図1〜4による。
図 1 枠組式足場の例
図 3 単管式足場の例
図 2 くさび緊結式足場の例
図 4 支保工として使用される足場の例
3
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4. 各部の名称 つま先板は,次の図5〜7に示すように,つま先板部,固定部,すき間ふさぎ部などから
構成する。また,次の図のうち,○1 はつま先板部,○2 は固定部,○3 はすき間ふさぎ部を表す。
[平面図]
②
[側面図]
[断面図]
図 5
[平面図]
②
[側面図]
[断面図]
図 6
[平面図]
③
②
③
すき間
すき間
[側面図]
[断面図]
図 7
4
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5. 構造
a) つま先板を取り付けたとき,近接する足場板とのすき間は垂直方向(図8),水平方向(図9)とも1 cm
以下とする。
1cm以下
cm以下
図 8
図 9
b) つま先板を取り付けたとき,つま先板部と建地(図10),つま先板部とつま先板部のすき間(図11)
は3 cm以下とする。
3
3cm以下
cm以下
3
3cm以下
cm以下
建地
建地
3
3cm以下
cm以下
建地
建地
図 10
図 11
c) 浮き上がり,跳ね上がりなどにより脱落してはならない。
6. 強度
a) つま先板の強度は,つま先板を垂直に立て,中央部に60 kgの水平力を与えたときの水平たわみ量が
10 cm以下とする。
b) つま先板の強度は,つま先板を垂直に立て,中央部に85 kgの鉛直力を与えたときの鉛直たわみ量が1
cm以下とする。
7. 試験方法
a) つま先板の水平荷重試験 次の図12〜14に示すように,試験用ジグにつま先板を取り付け,つま先板
の中央部に60 kgのおもりをつり下げることによって水平力を加え,水平たわみ量(δH)を測定する。
1) 支柱に取り付ける方式
支柱
支柱
支柱
支柱
つま先板
つま先板
mm(加力ジグ幅)
50mm(加力ジグ幅)
ワイヤロープ
おもり(60kg)
おもり
(60 kg)
[側面図]
[断面図]
図 12
加力ジグ
加力ジグ
5
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2) 床に取り付ける方式
加力ジグ
加力ジグ
ワイヤロープ
mm(加力ジグ幅)
50mm(加力ジグ幅)
床付き布わく
床付き布わく
つま先板
おもり (60 kg) つま先板
おもり(60kg)
[側面図]
[断面図]
図 13
3) 支柱と床に支持させる方式
支柱
支柱
支柱
支柱
mm(加力ジグ幅)
50mm(加力ジグ幅)
加力ジグ
加力ジグ
ワイヤロープ
ワイヤロ-プ
床付き布わく
床付き布わく
おもり(60kg)
おもり
(60 kg)
[側面図]
つま先板
つま先板
[断面図]
図 14
b) つま先板の鉛直荷重試験 次の図15〜17に示すように,試験用ジグにつま先板を取り付け,つま先板
の中央部に85 kgのおもりをつり下げ,鉛直たわみ量 (δv) を測定する。
1) 支柱に取り付ける方式
支柱
支柱
支柱
支柱
加力ジグ
加力ジグ
mm(加力ジグ幅)
50mm(加力ジグ幅)
つま先板
つま先板
ワイヤロ-プ
ワイヤロープ
おもり(85kg)
おもり
(85 kg)
[側面図]
[断面図]
図 15
2) 床に取り付ける方式
加力ジグ
加力ジグ
mm(加力ジグ幅)
50mm(加力ジグ幅)
つま先板
つま先板
床付き布わく
床付き布わく
ワイヤロープ
おもり
(85 kg)
おもり(85kg)
[側面図]
[断面図]
図 16
6
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3) 支柱と床に支持させる方式
加力ジグ
支柱
支柱
加力ジグ
支柱
支柱
つま先板
つま先板
mm(加力ジグ幅)
50mm(加力ジグ幅)
床付き布わく
床付き布わく
ワイヤロープ
おもり
(85 kg)
おもり(85kg)
[側面図]
[断面図]
図 17
c) 前記7. a) 又はb) に定める試験は,当該機材の方式ごとに各5回行い,そのすべてに適合しなければ
ならない。
8. 検査 検査は,5.(構造)及び6.(強度)について,次に示す方法によって行い,合否を決定する。
a) 構造については,それぞれ1回の連続製造数の中から5個以上の試料を抜き取る。
b) 強度については,それぞれ1回の連続製造数の中から5個以上の試料を抜き取る。
9. 表示 つま先板には,次の事項を見やすい箇所に表示する。
a) 製造業者名又はその略号
b) 製造年
c) 日本産業規格の番号及び種類
関連規格 社団法人仮設工業会:幅木の認定基準
EN HD-1000 プレハブ(組立)部材からなる点検補修用足場の材料,寸法,設計荷重,安全性
に対する規格
JIS Z 9002:1956 計数規準型一回抜取検査(不良個数の場合)(抜取検査その2)
JIS Z 9003:1979 計量規準型一回抜取検査(標準偏差既知でロットの平均値を保証する場合及
び標準偏差既知でロットの不良率を保証する場合)
JIS Z 9004:1983 計量規準型一回抜取検査(標準偏差未知で上限又は下限規格値だけ規定した
場合)
JIS Z 9015-1:1999 計数値検査に対する抜取検査手順−第1部:ロットごとの検査に対する
AQL指標型抜取検査方式