B 0111:2017

ページ

序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲························································································································· 1

2 用語の分類 ······················································································································ 1

3 用語及び定義 ··················································································································· 1

附属書A(参考)機械の構造による分類 ·················································································· 35

附属書B(参考)プレス機械類 ······························································································ 36

(1)

B 0111:2017

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

鍛圧機械工業会(JFMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規

格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規

格である。これによって,JIS B 0111:1997は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(2)

日本工業規格

JIS

B 0111:2017

プレス機械−用語

Press machinery-Vocabulary

序文

この規格は,1993年に第1版として発行されたISO 8540,Open front mechanical power presses−Vocabulary

を参考に,対応する用語を翻訳し,この規格に包含した。

この規格は,1963年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1997年に

行われたが,その後のサーボプレスの新技術及び鍛圧機械全般(機械プレス,液圧プレス,プレスブレー

キ,パンチングなど)を含めた用語に対応するために改正した。

1

適用範囲

この規格は,主として金属のプレス工業において一般に用いるプレス機械1)及びこれらに関係する周辺

装置(以下,プレス機械類という。)に関する用語について規定する。

注1) プレス機械とは,2個以上の対をなす工具を用い,それらの工具間に加工材を置いて工具に関

係運動を行わせ,工具によって加工材に力を加えることによって加工材を成形加工する機械で,

かつ,工具間に発生する力の反力を機械自体で支えるように設計されている機械である。

2

用語の分類

プレス機械類の用語の分類は,次による。

a) プレス機械の種類

1) 機械プレス

2) 液圧プレス

3) その他のプレス

b) プレス機械の主要構成要素及び附属品

c) プレス機械の操作

d) プレス機械の仕様

e) プレス機械の周辺装置

f)

その他

3

用語及び定義

用語及び定義は,次による。

なお,参考として対応英語を示し,d)プレス機械の仕様においては,参考として単位記号も示す。

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2

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a) プレス機械の種類

1) 機械プレス

番号

用語

定義

対応英語(参考)

機械プレス

スライドを機械式機構によって駆動するプレスの総称。

クランクプレス

クランク機構によってスライドを駆動するプレス。

単動クランクプレス

クランク軸によって1個のスライドを駆動する機械プレス。 single action crank

卓上形機械プレス

卓上に置いて作業できる小形の機械プレス。クランクを用い

たものが多い。

C形シングルクラン

クプレス

C形フレームをもち,クランクが1個である単動クランクプ

レス。

ノンギヤクランクプ

レス

フレームが立形で,クランク軸をはずみ車で直接駆動するク

ランクプレス。

ノンギヤ可傾式クラ

ンクプレス

後方に傾斜できるノンギヤクランクプレス。

ギヤ掛けクランクプ

レス

クランク軸を歯車によって減速し,駆動するクランクプレ

ス。

ギヤ掛け可傾式クラ

ンクプレス

フレームが立形で,後方に傾斜できる単動のギヤ掛けクラン

クプレス。

C形横形シングルク

ランクプレス

C形フレームをもち,クランクが1個である横形の単動クラ

ンクプレス。

C形ダブルクランク

プレス

C形フレームをもち,クランクが2個であるクランクプレス。 C-frame double crank

ストレートサイド形

シングルクランク

プレス

ストレートサイド形フレーム(番号4002参照)をもち,ク

ランクが1個である単動クランクプレス。

ストレートサイド形

ダブルクランクプ

レス

ストレートサイド形フレームをもち,クランクが2個である

単動クランクプレス。

ストレートサイド形

横形シングルクラ

ンクプレス

ストレートサイド形フレームをもち,クランクが1個である

横形の単動クランクプレス。

アーチ形シングルク

ランクプレス

下広がりのアーチ形フレームをもち,クランクが1個である

単動クランクプレス。

可動ベッド形クラン

クプレス

ベッド面の高さを上下に調節できる単動クランクプレス。

複動クランクプレス

別個に作動する2個のスライドをもち,主スライドをクラン

ク軸で駆動する機械プレス。

ストレートサイド形

複動シングルクラ

ンクプレス

ストレートサイド形フレームをもち,クランクが1個である

複動クランクプレス。

複動ダブルクランク

プレス

複動で2個のクランクをもつクランクプレス。

単動クランクレスプ

レス

偏心板と一体にした主歯車によって1個のスライドを駆動

する機械プレス。

一点クランクレスプ

レス

1個の偏心板をもつ単動クランクレスプレス。

二点クランクレスプ

レス

2個の偏心板をもつ単動クランクレスプレス。

注記 C形及びストレートサイド形がある。

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3

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

四点クランクレスプ

レス

4個の偏心板をもつ単動クランクレスプレス。

複動クランクレスプ

レス

複動のクランクレス機械プレス。

複動一点クランクレ

スプレス

主スライドを駆動する1個の偏心板をもつ複動クランクレ

スプレス。

複動二点クランクレ

スプレス

2個の偏心板をもつ複動クランクレスプレス。

複動四点クランクレ

スプレス

4個の偏心板をもつ複動クランクレスプレス。

三動クランクレスプ

レス

複動クランクレスプレスに,更に1個の金型を付けることが

できるスライドをベッドに加えた機械プレス。

三動一点クランクレ

スプレス

1個の偏心板をもつ三動クランクレスプレス。

三動二点クランクレ

スプレス

2個の偏心板をもつ三動クランクレスプレス。

三動四点クランクレ

スプレス

4個の偏心板をもつ三動クランクレスプレス。

単動リンクプレス

1個のスライドをリンク機構によって駆動する機械プレス。 single action link press

一点リンクプレス

ストレートサイド形フレームをもつ一点加圧の単動リンク

プレス。

二点リンクプレス

ストレートサイド形フレームをもつ二点加圧の単動リンク

プレス。

注記 C形及びストレートサイド形がある。

四点リンクプレス

ストレートサイド形フレームをもつ四点加圧の単動リンク

プレス。

複動リンクプレス

別個に作動する2個のスライドをもち,主スライドをリンク

機構によって駆動する機械プレス。

複動二点リンクプレ

ストレートサイド形フレームをもつ二点加圧の複動リンク

プレス。

複動四点リンクプレ

ストレートサイド形フレームをもつ四点加圧の複動リンク

プレス。

ナックルプレス

単一のトッグルリンクによって1個のスライドを駆動する

機械プレス。

C形ナックルプレス

C形フレームをもつ単動のナックルプレス。

ストレートサイド形

ナックルプレス

ストレートサイド形フレームをもつ単動のナックルプレス。 straight-side knuckle

横形ナックルプレス

横形のフレームをもつ単動のナックルプレス。

スクリュープレス

ねじ機構によって1個のスライドを駆動する機械プレス。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

摩擦プレス

摩擦力とねじ機構とによってスライドを駆動する機械プレ

ス。

円板駆動形摩擦プレ

円板状摩擦車によってスライドを駆動する摩擦プレス。

ハーゼンクレーバ形

摩擦プレス

2個の摩擦車によってスライドの上下運動を別個に行う単動

の摩擦プレス。

ロール駆動形摩擦プ

レス

ロールによってスライドを駆動する単動の摩擦プレス。

ビンセント形摩擦プ

レス

円すい形の摩擦車によって駆動し,下型が上下運動する単動

の摩擦プレス。

機械式プレスブレー

主として,長板の曲げに使用する構造をもつクランク機構が

2組あるプレス。スライドを機械式機構によって駆動するプ

レスブレーキの総称。

注記 C形及びストレートサイド形がある。

ウェッジプレス

くさび機構によってスライドを駆動する単動の機械プレス。 wedge press

シェービングプレス

シェービング加工用の機械プレス。

ファインブランキン

グプレス

一行程で精密打抜き加工を行う機械プレス。

ダイイングマシン

1個のスライドを下部から駆動し,送り機構を内蔵する高速

の機械プレス。

ポストガイドプレス

主として複数個のガイドポストによって案内される1個の

スライドが上下運動をする機械プレス。

トランスファプレス

トランスファ送り装置を内蔵した機械プレス。

多柱式プレス

ストレートサイド形フレームをもつ多柱構造の機械プレス。 multi-column/upright

ノッチングプレス

主として電動機のロータ及びステータ板のスロットの打ち

抜きに使用する専用の機械プレス。

機械ホーンプレス

フレームから前方に棒状突出部がある機械プレス。

機械式マルチスライ

ドプレス

複数個のスライドが水平面内を直角多方向にタイミングを

ずらして動く機械プレス。

機械サーボプレス

サーボモータの動力をクランクなどの回転式機構又はボー

ルねじなどの直動式機構によってスライドに伝達する構造

の機械プレス。

2) 液圧プレス

番号

用語

定義

対応英語(参考)

液圧プレス

スライドを液圧によって駆動するプレスの総称。

油圧プレス

スライドの駆動を油圧によって行う液圧プレス。

水圧プレス

スライドの駆動を水圧によって行う液圧プレス。

単動油圧プレス

1個のスライドをもつ油圧プレス。

卓上形油圧プレス

卓上に置いて作業できる小形の油圧プレス。

C形油圧プレス

C形フレームをもつ単動油圧プレス。

ストレートサイド形

油圧プレス

ストレートサイド形フレームをもつ単動油圧プレス。

ストレートサイド形

横形油圧プレス

ストレートサイド形フレームをもつ横形の単動油圧プレス。 horizontal straight-side

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5

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

コラム形油圧プレス

タイロッドがスライドのしゅう動部を保持する単動油圧プ

レス。

コラム形横形油圧プ

レス

スライドが水平方向に動くコラム形油圧プレス。

単動水圧プレス

1個のスライドをもつ水圧プレス。

C形水圧プレス

C形フレームをもつ単動水圧プレス。

コラム形水圧プレス

タイロッドがスライドのしゅう動部を保持する単動水圧プ

レス。

複動油圧プレス

別個に作動する2個のスライドをもつ油圧プレス。

サスペンション形複

動油圧プレス

主スライドにつり下げたスライドをもつ複動油圧プレス。

インデペンデント形

複動油圧プレス

互いに拘束されることがなく,案内される2個のスライドを

もつ複動油圧プレス。

インナアウタ形複動

油圧プレス

内スライドと外スライドとをもつ複動油圧プレス。

横形複動油圧プレス

横形の複動油圧プレス。

複動水圧プレス

別個に作動する2個のスライドをもつ複動の水圧プレス。

横形複動水圧プレス

横形の複動水圧プレス。

三動油圧プレス

複動油圧プレスに,更に1個の金型を付けることができるス

ライドをベッドに加えた油圧プレス。

サスペンション形三

動油圧プレス

サスペンション形複動プレスに,更に1個のスライドを加え

た油圧プレス。

インデペンデント形

三動油圧プレス

インデペンデント形複動プレスに,更に1個のスライドを加

えた油圧プレス。

インナアウタ形三動

油圧プレス

インナアウタ形複動プレスに,更に1個のスライドを加えた

油圧プレス。

液圧プレスブレーキ

スライドを液圧によって駆動するプレスブレーキの総称。

油圧プレスブレーキ

主として,長板の曲げに使用する構造をもつ油圧プレスブレ

ーキ。

C形油圧プレスブレ

ーキ

C形フレームをもつ油圧プレスブレーキ。

ストレートサイド形

油圧プレスブレー

ストレートサイド形フレームをもつ油圧プレスブレーキ。

コールドホビングプ

レス

冷間押込成形によって,主として型を作る油圧プレス。

ストレッチフォーミ

ングプレス

板材を型上で引張り成形する油圧プレス。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

ダイスポッティング

プレス

プレス型の仕上げ及び調整作業に使用する油圧プレス。

油圧トランスファプ

レス

トランスファ送り装置を内蔵する油圧プレス。

油圧ホーンプレス

フレームから前方に棒状突出部がある油圧プレス。

油圧マルチスライド

プレス

複数個のスライドが水平面内を直角多方向にタイミングを

ずらして動く油圧プレス。

油圧式矯正プレス

形棒及び丸棒・平板の曲げ・ねじれを矯正する油圧プレス。 oil hydraulic

門型油圧プレス

門型フレームをもつ油圧プレス。

C形横形油圧プレス

C形フレームをもつ横形の単動油圧プレス。

液圧サーボプレス

サーボシステムによって制御された液圧でスライドを駆動

する液圧プレス。

3) その他のプレス

番号

用語

定義

対応英語(参考)

手動プレス

手の力によってスライドを駆動するプレス機械。

注記 エキセン軸,ねじ軸又はラックピニオンを用いたもの

がある。

足踏みプレス

足の力によってスライドを駆動するプレス機械。

空気圧プレス

空気圧によってスライドを駆動するプレス機械。

タレットパンチプレ

形状の異なった多数の金型を円状に配置し,任意の金型をス

ライド下部に回転させ,素材の所定の位置に所定の打抜き作

業ができ,金型搭載及び選択にタレットディスクを使用した

プレス機械。

シングルパンチプレ

形状の異なった多数の金型を,別置きの金型マガジンに収納

し,任意の金型をプレスに載せ,把持し,素材の所定の位置

に所定の打抜き作業ができ,金型交換装置を使用したプレス

機械。

b) プレス機械の主要構成要素及び附属品

番号

用語

定義

対応英語(参考)

C形フレーム

形状がC文字に似たフレームで,作業域の前,左及び右の

三方が連続した空間をもつフレーム(図1,図4,図8及び

図30参照)。

注記 ギャップフレームともいう。

ストレートサイド形

フレーム

フレームの形状が枠形のもので,両側の柱状部分が真っすぐ

なフレーム。

ストレートサイド形

一体フレーム

一体で作られているストレートサイド形フレーム(図7参

照)。

ストレートサイド形

組立式フレーム

一般に,クラウン,アプライト及びベッドに分離し,タイロ

ッドなどで組み立てたストレートサイド形フレーム(図9参

照)。

クラウン

ストレートサイド形組立式フレームの頭部で,一般に駆動部

品を内蔵する部分(図5及び図9参照)。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

アプライト

ストレートサイド形フレームの側柱部で,一般にスライドの

しゅう動部を保持する部分(図5及び図9参照)。

注記 サイドフレーム又はコラムともいう。

ベッド

フレームの一部で,プレス加圧を受ける基盤となるもの。一

般にボルスタ,金型及びテーブルを載せる(図2,図3,図

5,図8及び図9参照)。

ベッド上面

下部工具又はボルスタ(ベッドプレート)を取り付けるベッ

ドの上面。

タイロッド

フレームの組立てに使用するねじ付きの棒(図6,図9及び

図10参照)。

注記 C形フレームなどの剛性増加のために用いることがあ

る(図10参照)。

タイロッド用スペー

タイロッドの外側に位置し,締め付けられる部位の間に入れ

る間座(図10参照)。

レッグ

プレスを基礎上に据え付ける脚部(図1,図4及び図9参照)。 leg

プラットホーム

駆動部分の点検,修理用などに設けた踊り場。一般にクラウ

ン又はアプライトに設置する。

注記 デッキともいう。

可傾機構

製品又はスクラップを搬出しやすくするため,プレスを傾け

る機構(図1及び図4参照)。

ボルスタ(ベッドプ

レート)

ベッドに載せ金型を取り付ける定盤(図2,図4,図6,図

19及び図20参照)。

注記 一般に固定式と移動式とがある。

ボルスタ(ベッドプ

レート)上面

下部工具を取り付けるボルスタ(ベッドプレート)の上面。 bolster (bed plate)

ボルスタ(ベッド)

インサートプレー

ボルスタ(ベッドプレート)又はベッドにあけられた穴を,

使用しないときに蓋をするためのプレート(図2参照)。

メインモータ

スライドを駆動する電動機(図1,図2,図4及び図37参照)。 main motor,

モータプーリ

モータの回転を伝達させるためにモータ軸に取り付けられ

た滑車(図2,図3及び図6参照)。

ベルト

プーリの回転を伝達するための帯状の部品(図2,図3及び

図6参照)。

フライホイール

加工に要する回転エネルギーを蓄える部品(図2,図3,図

6及び図11参照)。

フライホイールカバ

フライホイール回転時の危険を防護するためのカバー(図2, gearwheel guard,

図4及び図6参照)。

クラッチ

スライドの運動を制御するため設ける動力継手(図2,図3, clutch

図6及び図11参照)。

注記 摩擦クラッチには乾式と湿式とがある。また,ピンな

どを用いたかみ合い構造の確動クラッチなどもある。

ブレーキ

スライドの運動を停止するために設ける制動機(図3,図8

及び図11参照)。

注記 ディスクブレーキ,シューブレーキ,ドラムブレーキ

などがある。

駆動軸

回転を伝達する軸(図4及び図9参照)。

ピニオン

メインギヤにかみ合った駆動側の小歯車(図4及び図9参

照)。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

メインギヤ

機械プレスのクランク軸などを回転駆動させる部品(図4, main gear

図6,図8及び図9参照)。

トッグルリンク

回転運動をスライドの往復運動に変えるリンク(図9参照)。 toggle link

注記 一般に鍛造プレス,複動プレスなどのアウタスライド

の駆動に用いる。

クランク軸

回転運動をスライドの往復運動に変える軸(図2,図6及び

図12参照)。

注記 同じ運動をさせるものにエキセン軸,エキセンドラム

などがある。

クランクピン

クランク軸偏心部(図12参照)。

クランクウエブ

クランク軸のメイン軸と偏心軸とをつなぐ部分(図12参

照)。

クランク軸主軸受

クランク軸を支持する軸受(図12参照)。

エキセン軸

回転運動をスライドの往復運動に変える軸(図13及び図14

参照)。

注記 偏心部がクランク形状をしていないもの。

エキセン

エキセン軸偏心部(図13参照)。

エキセン軸主軸受

エキセン軸を支持する軸受(図13及び図14参照)。

可変ストローク

可変ストロークでスライドのストローク長さを変更する機

構。

エキセンピン

回転中心に対しずれた位置に中心をもつピン(図14参照)。 eccentric pin

可変ストローク用エ

キセン

可変ストロークでストローク長さを変えるためのエキセン

トリック(図14参照)。

可変ストローク用ロ

ックリング

可変ストロークでエキセントリックを固定するリング(図

14参照)。

コネクチングロッド

スライド部又はプランジャに連結し,スライドを往復運動さ

せる部品(図2,図3,図6,図14及び図15参照)。

注記 コンロッドともいう。

コンロッドキャップ

コンロッドの2分割されたキャップ部分(図14及び図15参

照)。

コンロッド軸受

コンロッドを支持する軸受(図12及び図13参照)。

スクリュー

コネクチングロッドに連結し,スライドの位置調整に用いる

ねじ(図3及び図15参照)。

注記 スクリュープレスではスライドの往復運動に用いる。

スライド

金型を取り付けて往復運動をする部分(図1,図3,図6,

図7,図8及び図15参照)。

注記 ラムともいう。

スライド調整装置

金型の高さに合わせてスライドとボルスタとの間の高さを

調節する装置(図2,図6及び図16参照)。

過負荷防止装置

機械プレスでスライド加圧機構に過負荷が発生したとき,自

動的にプレス側の破損を防止する装置(図16参照)。

注記 油圧式,シャープレート式などがある。

インナスライド

複動プレスで2個のスライドのうち内側のスライド(図9参

照)。

注記 インナアウタ形の場合は,主スライドという。

アウタスライド

複動プレスで2個のスライドのうち外側のスライド(図9参

照)。

注記 ブランクホルダともいう。

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

スライドフランジ

スライド下部の出張り部分(図1,図2,図3及び図15参照)。 slide flange

スライド下面

上部工具を取り付けるスライドの下面。

シャンクホール

スライドの金型取付け面にあけられた金型の位置決め及び

固定用の穴(図1,図2及び図3参照)。

シャンククランプ

金型のシャンクをクランプする部品(図2,図3及び図15

参照)。

T溝

金型を固定するためにスライド又はボルスタ(ベッドプレー

ト)に設けられたT形の溝(図3,図6,図7及び図19参照)。

スライドガイド

スライドの往復運動をしゅう動案内するもの(図2,図6,

図7及び図15参照)。しゅう動部の隙間を加減できる構造の

もの。

カウンタバランサ

金型を含めたスライド可動体重量をつり上げる装置(図1, counter balancer,

図3及び図9参照)。

注記 空気圧シリンダ式及びスプリング式がある。

マイクロインチング

装置

スライドを微少量微速運転する装置(図17参照)。

スライドノックアウ

ト装置

スライドに設け,成形品を突き落とし,上型から離す装置(図

7参照)。

注記1 上部ノックアウト装置ともいう。

注記2 シリンダ式,カム式,レバー式などがある。

ノックアウトバー

金型に挿入するノックアウトピンと連携し,金型の上型に付

着する成形品を離すためにスライド内に設ける棒状の部品

(図1,図6及び図7参照)。

ベッドノックアウト

装置

ベッドに内蔵され,成形品を突き上げて下型から離すための

装置(図18参照)。

注記1 下部ノックアウトともいう。

注記2 シリンダ式,カム式,レバー式などがある。

ダイクッション

ベッドに内蔵又は下方に装備され,ダイクッションパッド

(図20参照)とダイクッションピン(図20参照)とが金型

と連携し,絞り加工のしわ押さえ用の反力及び成形品の突上

げ力を発生させる圧力保持装置(図4及び図20参照)。

注記 油圧式,油空圧式,空圧式,サーボ式などがある。

ダイリフタ

金型を交換するためにボルスタ上から金型を浮上させる部

品(図19参照)。

ダイクランパ

金型をスライド又はボルスタに締付け保持する装置(図19

参照)。

メインシリンダ

液圧プレスで,主としてスライドの加圧に用いるシリンダ

(図20参照)。

スライド落下防止装

液圧プレスで停止時にスライドが自重で落下しないように

した装置(図21参照)。

スライド拘束装置

調整,清掃,検査,保全などの作業中に,スライドの危険な

動作及び落下を防止するためにスライドを拘束する装置。

スライド平衡装置

液圧プレスでスライドの平衡運動を保持する装置(図22参

照)。

アキュムレータ

多量のエネルギーを短時間に放出させたり,圧力変動を緩和

させたりする蓄圧容器(図23参照)。

電磁弁

プレス機械の空気圧回路及び油圧回路に用い,スライド制御

などに用いる電磁弁(図24参照)。

プレフィル弁

液圧プレスのタンクと加圧シリンダとの間に取り付け,スラ

イドの速度を速くするためのバルブ(図20参照)。

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10

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

圧力調整リリーフ弁

液圧プレスで加圧能力を一定に保持させるところに用いる

バルブ(図25参照)。

注記 異常圧防止にも用いる。

カウンタバランス弁

液圧プレスでスライドなどの可動部分が落下しないように

シリンダの排出回路に設けるバルブ(図25参照)。

制御盤

制御に必要なマグネットスイッチ,リレー,タイマなどをケ

ース内に組み込み,配線した盤(図26参照)。

操作盤

運転操作及び調整に必要なボタンスイッチ,切替えスイッ

チ,計器,表示灯などを配列した盤(図27参照)。

キースイッチ

キーを用いて切替えができるようにしたスイッチ(図27参

照)。

切替えスイッチ

操作,行程などを選択できるようにしたスイッチ(図27参

照)。

起動ボタン

スライドを起動させるためのスイッチ(図1,図5及び図28

参照)。

注記 運転ボタンともいう。

両手起動ボタン

両手で同時に操作することによってスライドを起動させる

スイッチ(図2,図3及び図4参照)。

非常停止ボタン

発生している又は切迫した非常事態を回避するために非常

停止機能を作動させる押しボタン(図28参照)。

フートスイッチ

スライドを起動させる足踏みスイッチ(図3及び図29参照)。 foot switch

ペダル

確動クラッチを作動させる足踏みレバー又はスライドを駆

動させる足踏みレバー(図30参照)。

ロータリカムスイッ

スライド,フィーダなどのタイミングを得るための回転式ス

イッチ,又は回転式センサ(図31参照)。

モーションモニタ

ロータリカムスイッチの回転カム軸とスライドモーション

との同期を検出する装置(図32参照)。

ブレーキモニタ

ブレーキの滑り状態を検出する装置(図27参照)。

オーバラン監視装置

スライドが停止許容位置を越えたとき検出する装置(図27

参照)。

クランク角度表示計

機械プレスで,スライドのストローク位置を角度で表示でき

るようにした計器(図33参照)。

安全プラグ

安全のために,スライドの運転操作回路を遮断できる抜き差

し可能な形式のスイッチ(図27参照)。

注記 ショートプラグともいう。

安全ブロック

スライドの落下を防止するために上型と下型との間に挿入

する構造物(図34参照)。

両手操作式安全装置

両手の位置が作業点までの安全距離を確保し,両手押しボタ

ンなどを操作してスライドを起動する装置。

光線式安全装置

作業点までの安全距離を確保した位置に光のスクリーンを

設け,その光が遮断されたとき,その状態を検出する装置(図

35参照)。

インターロックガー

ド式安全装置

ガードを閉じなければスライドなどを作動させることので

きない構造の安全装置(図36参照)。

手引式安全装置

安全を図るためスライドと手首とをワイヤなどで連結し,ス

ライドの下降時には危険限界内から手が引き出される装置

(図37参照)。

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11

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

手払い式安全装置

スライドの下降に連動し,防護板などで危険限界内にある身

体の一部を払いのけることによって安全を図る装置(図38

参照)。

安全装置

危険防止機能を行う装置。

危険防止機能

スライドなどが閉じ行程の作動中,危険限界に体の一部が接

近したときにスライドなどの作動を停止させる機能。

施錠式インターロッ

クガード

施錠機構によって,スライドが停止しているなど,特定の条

件下でだけ開くことができる構造のガード。

ガード

危険な部分又は区域に近づけないようにする物質的障壁(図

36参照)。

手動パルス発生器

手動送りに用いるハンドルを手動で回転して指令パルスを

発生させる機器。

テーブル

プレスブレーキにおいてベッド上で金型を装着する台。

注記 金型装着ともいう。

金型

上型と下型とを組み合わせて,ワークを加工する工具。

バックゲージ

プレスブレーキにおいて,ワークを曲げる部分の奥側で,ワ

ークの位置を決める工具。

注記 突当てともいう。

プレスブレーキ用レ

ーザ式安全装置

プレスブレーキにおいて,レーザー光軸の遮光によって手指

の接近を検出したとき,スライドの作動を停止する安全装

置。

注記 ミューティングプログラムに従って,低閉じ速度切換

位置を過ぎた低速動作中は,光軸が遮光されてもスラ

イドの作動を停止しない設定で使用する。

ムービングボルスタ

金型をプレス機械内のボルスタに載せたまま,プレス機械外

へ出し,金型を交換するための自走式ボルスタ装置。

ダイナミックバラン

ス装置

スライドの慣性力によって機体に生じる加振力をキャンセ

ルするための装置。

防振装置

プレス加工時に地盤に伝わる振動を緩和するための装置。

防音装置

プレス加工時に周囲へ伝わる騒音を緩和するための装置。

クロスバー

剛性の低いパネルを搬送する際に,バキュームカップを取り

付ける装置。

フィードバー

トランスファフィーダにおいて,ワーク保持具を取り付け

て,二次元又は三次元の動作をさせる装置。

注記 トランスファバーともいう。

c) プレス機械の操作

番号

用語

定義

対応英語(参考)

寸動

スライドを作動させるための操作部を操作している間だけ

スライドが作動し,当該操作部から手を離すと直ちにスライ

ドの作動が停止する行程。

注記 現状では寸動操作を続けている間はスライドが移動

し,操作を断つとスライドが急停止する。

一行程

一度の起動操作によってスライドが一往復し,設定点で停止

する動き。起動ボタンなどを操作すればスライドは起動し,

起動ボタンなどから手を離しても,また,押し続けても下降

行程及び上昇行程を行い,上死点(上限)に停止する行程。

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12

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

安全一行程

起動ボタンなどを操作している間だけスライドが作動し,通

常は下死点通過後上昇行程中は,起動ボタンなどから手を離

してもスライドは停止せず(手を離せば止まるものを含む),

起動ボタンなどを押し続けても上死点に停止する行程。

連続行程

起動ボタンなどを操作すればスライドは起動し,起動ボタン

などから手を離しても,また,押し続けても連続して下降行

程及び上昇行程をする行程。

上死点停止

クランク角の上死点に停止すること。

設定点停止

クランク角の定められた位置に停止させること。液圧プレス

では設定上限に停止させること。

急停止

危険及びその他の異常な状態が検出された場合に,作業者の

意思にかかわらずスライドを停止させること。

非常停止

発生している又は切迫した非常事態を回避するためにプロ

セス又は運動を停止するための操作。

上死点

スライドがある調節下で行うストロークの最上点。

下死点

スライドがある調節下で行うストロークの最下点。

設定上限停止

液圧プレスで,スライドを定められた位置の最上限で停止さ

せること。

非常上昇

急停止又は非常停止をかけたとき,スライドがその位置で即

時上昇すること。

注記 主として液圧プレスに用いられる。

再起動防止

スライドが停止したとき,再起動操作を行わなければスライ

ドを再び起動することができないようにすること。

一行程一停止

起動ボタンを押し続けていても,スライドが設定停止点で必

ず停止すること。

再起動操作

起動ボタンなどから一旦手又は足を離して再び操作するこ

と。

両手操作

両手で起動ボタンなどを操作すること。

片手操作

片手で起動ボタンなどを操作すること。

足踏操作

足踏みスイッチ又は足踏みレバーで操作すること。

複数操作

二人以上で,プレス機械を操作すること。

キーロック

切替え装置において,キーによって選定された状態が保持さ

れること。

インターロック

機能相互に関連をもたせ,スライドが単独で作動しないこ

と。

光線式安全装置無効

光線式安全装置の危険防止機能を一時的に中断すること。

危険限界

プレス機械のスライド又はシヤーの刃物が作動する範囲。

注記 安衛則第131条及び昭和45.10.16基発第753号の規定

による。

通常停止

プログラムされた任意の位置(例えば,上死点,待機位置,

予定停止位置)でスライドが停止した状態。加工物の搬入出

などのために,身体の一部が危険限界に進入することを意図

した状態。

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13

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

一時停止

プログラムによる待機指令若しくは方向転回指定のため又

は起動操作を中断したため(例えば,起動ボタンから手を離

したため又は足踏みスイッチから足を離したため)にスライ

ドが一時的に停止した状態。

注記 身体の一部が危険限界に進入することを意図してい

ない。

急上昇機能

安全防護の目的で,保護装置からの信号による急停止に代え

て,直ちに,上型と下型との間隔が広がる方向(開き方向)

へスライドを作動する安全機能。

作業一行程

一度起動操作を行うと,スライドがプログラムされた軌道を

始点から終点まで一度だけ移動し,終点に達すると起動操作

を続けていてもスライドが停止する運転モード。

単動

プレス単体で操作するモード。

プレスブレーキにおいては,一度起動操作を行うと,スライ

ドがプログラムされた軌道を上限から下限へ一度だけ移動

し,下限に達すると起動操作を続けている間はスライドが停

止する。起動操作を絶つと直ちにスライドが上限へ復帰し停

止するモード。

連動運転

一度起動操作を行うと,ワーク(コイル材)をプレス内に自

動搬入したり,排出したりする装置も同時に運転するモー

ド。

ミューティング

危険防止機能の一時的な自動中断。

注記 例えば,光線式安全装置において光軸を遮光してもス

ライドが停止しないようにすること。

連続一行程

運転ボタンを押している間は連続行程を継続するが,運転ボ

タンを離すと,スライドが上死点に達したときに停止する行

程。

寸動一行程

起動ボタンなどから手を離すと直ちにスライドの作動が停

止するが,起動ボタンなどを押し続けた場合にスライドが上

死点に停止する行程。

連続安全一行程

連続一行程運転のうち,スライドの閉じ行程の作動中に起動

操作を中断すると,スライドが急停止する機構。

押しボタンなどを押している間は連続運転になるが,スライ

ドの作動中(通常下降行程)に手を離すと急停止し,下死点

を過ぎて上昇中に手を離すとその行程の上死点で停止する

行程。

d) プレス機械の仕様

番号

用語

定義

参考

単位記号

対応英語

加圧能力

プレス機械の発生できる最大加圧力。

注記 圧力能力ともいう。

能力発生位置

機械プレスにおいて,最大加圧力を出すことができ

る下死点からの高さ。

トルク能力

スライドのストローク中の各位置において発生が可

能な加圧力。

仕事能力

プレス加工に使用可能なエネルギー。

許容偏心荷重

スライドの左右方向及び前後方向に許容できる偏心

荷重。

加圧速度

素材を加圧成形するときのスライドの速度。

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14

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番号

用語

定義

参考

単位記号

対応英語

引き戻し能力

スライドを引き戻し又は引き上げる力の大きさ。

ストローク長さ

一行程におけるスライドの運動距離。

可変ストローク長

可変ストロークでスライドのストローク長さの上限

値と下限値との範囲。

ストローク数

スライドの1分間のストローク数。

可変ストローク数

連続使用時の1分間のストローク数の上限値と下限

値との範囲。

作業時ストローク

上死点停止時間を含めた1分間当たりのストローク

数。

注記 クラッチ及びブレーキの断続能力の限界から

決める1分間当たりのストロークの回数をい

うこともある。

最大下降速度

スライド下降時の最大速度。

最大上昇速度

スライド引上げ時の最大速度。

ダイハイト,

シャットハイト

ストロークダウン及びスライドのアジャストアップ

の位置において,スライド下面からボルスタ上面ま

での距離。

注記 従来,我が国ではダイハイトとシャットハイ

トとを区別して使用しており,

シャットハイト=ダイハイト+ボルスタ厚み

と表示され一般化しているが,ISO規格との整

合化を図るため,ダイハイトとシャットハイ

トとを同意語で併記した。

ベッド上面とスラ

イド下面の距離

ストロークダウン及びスライドのアジャストアップ

の位置においてスライド下面からベッド上面までの

距離。

注記 従来,我が国では,シャットハイトの用語と

して使われていた。

オープンハイト

ストロークアップ及びアジャストアップの位置で,

スライド下面からベッド上面までの距離。

デーライト

液圧プレスで,ストロークアップの位置において,

スライド下面からボルスタ上面までの距離。ただし,

ボルスタのないものはベッド上面までの距離。

スライド調節量

スライド位置又はダイハイトの調節可能な寸法。

スライド寸法

スライドの金型取付け面の左右及び前後の寸法。

ボルスタ寸法

ボルスタの金型取付け面の左右及び前後の寸法。

ボルスタ(ベッド

プレート)オー

プニング

ボルスタ(ベッドプレート)にあけられている,部

品又はスクラップを排出するための穴又は内側にあ

るクッションピンを動かすための穴。

ボルスタ厚さ

ボルスタの肉厚。

ベッド寸法

ベッド上面の左右及び前後の寸法。

ベッドオープニン

ベッド上面中央部にあけてある穴の左右及び前後の

寸法。

注記 ダイクッション用,ノックアウト用又は製品

落下用などに用いる。

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15

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番号

用語

定義

参考

サイドオープニン

アプライトの側面にあけてある穴の前後及び高さの

寸法。

注記 フィード装置,ムービングボルスタの通路な

どに用いる。

ギャップ

C形フレームのプレス機械で,スライドの中心から

フレーム内面までの寸法。

バックオープニン

C形プレスでプレスから加工品及びスクラップを取

り出したり,装置などを内蔵したりするための後方

開口部(図4参照)。

バランサ能力

スライドにつり下げることができる金型などの総質

量。

注記 上型懸垂質量ともいう。

ダイクッション能

ダイクッションの最大発生力。

ダイクッションス

トローク長さ

ダイクッションの最大移動距離。

ダイクッションパ

ッド寸法

ダイクッションパッドの左右及び前後の寸法。

ダイクッションノ

ックアウト能力

ダイクッションノックアウトの最大発生力。

停止角度

スライドの停止信号を送った時点からスライドが停

止するまでのクランクなどの回転角度。

慣性下降値

スライドの急停止信号を送った時点からスライドが

停止するまでの下降量。

注記 液圧プレスなどに用いる。

急停止時間

スライドの急停止機構が作動を開始してからスライ

ドが停止するまでの時間。

最大停止時間

スライドに停止信号を送った時点からスライドが停

止するまでの最大時間。

安全距離

両手操作式安全装置,光線式安全装置などから危険

源までの距離。

使用空気圧

プレスに供給される圧縮空気の必要な圧力。

最高使用液圧

プレス機械を駆動するために使用する最大の液圧

力。

ボルスタ高さ

床面からボルスタ上面までの寸法。

送り線高さ

自動送り装置付きのプレスで,ボルスタ上面から送

られる材料又は製品までの高さ。

床上総高さ

床面から本体の最上端までの寸法。

床下総高さ

床面から本体の最下端までの寸法。

総高さ

プレス機械の高さの合計。

所要床寸法

プレス機械の設備に必要な左右及び前後の寸法。

機械総質量

基礎に係るプレス機械の質量の合計。

急閉じ速度

プレスブレーキにおいて,閉じ方向へのスライドが

作動しているとき,上型がワークに近接するまでの

高速動作,又はその速度。

単位記号

対応英語

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16

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番号

用語

定義

参考

低閉じ速度

プレスブレーキにおいて,閉じ方向へのスライドが

作動しているとき,上型がワークに近接し,ワーク

の曲げ加工に入るまでの低速動作,又はその速度(10

mm/s以下)。

曲げ速度

プレスブレーキにおいて,ワークを挟み込み,スラ

イドが下死点に達するまでの動作速度。

開き速度

プレスブレーキにおいて,スライドが開き方向の動

作速度。

低速開き速度

プレスブレーキにおいて,スライドが開き方向の低

速動作速度。

高速開き速度

プレスブレーキにおいて,スライドが開き方向の高

速動作速度。

曲げ速度切換位置

プレスブレーキにおいて,低閉じ速度から曲げ速度

に切り替わる位置。

低閉じ速度切換位

プレスブレーキにおいて,急閉じ速度から低閉じ速

度に切り換わる位置。

マイクロインチン

グストローク数

マイクロインチング装置によってスライドを微速運

転する際の1分間のストローク数。

許容連続仕事量

規定の連続ストローク数において使用できる最大仕

事量。

注記 許容連続作業エネルギーという。

許容断続仕事量

規定の断続ストローク数において使用できる最大仕

事量。

注記 許容断続作業エネルギーという。

静的精度

スライド下面,ボルスタ上面の真直度,平行度,直

角度及び総合隙間などの精度。

単位記号

対応英語

e) プレス機械の周辺装置

番号

用語

定義

対応英語(参考)

アンコイラ

コイル材を心棒で支持して外周から巻きほぐす装置。

コイルカー

コイル材をアンコイラへ挿入する専用車。

リール

軽量のコイル材を巻きほぐすために用いる簡易形式のアン

コイラ。

クレードル

コイル材の外周を支持しながら巻きほぐす装置。

注記 コイルクレードルともいう。

ローラレベラ

ロール列の間に板材を通して板材のひずみを矯正する装置。 roller leveller

ロールフィーダ

上・下のロール間に挟み込んだ板材をロールの摩擦力を利用

し,ロールの回転によって送る装置。

グリッパフィーダ

機械的な機構,油圧などで作動するグリッパブロックによっ

て材料をつかんで送る装置。

レベラフィーダ

ローラレベラにローラフィーダ機構を一体化した送り装置。 leveller feeder

ジグザグフィーダ

材料を千鳥形に斜め送りする装置。

トランスファフィー

前工程から加工品をつかんで次工程に送り込むようにした,

連続多工程加工用の送り装置。

注記 平面的な送り運動をする二次元的なものと,立体的な

送り運動を加えた三次元的なものとがある。

スクラップカッタ

プレスから送り出されるコイル材などの抜きかすを取扱い

やすい形に切断する装置。

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17

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番号

用語

定義

対応英語(参考)

スクラップリール

プレスから送り出される抜きかすを巻き取る装置。

シートローダ

積み重ねた一定の大きさの板材を1枚ずつプレスへ送り込

む装置。

注記 ディスタックフィーダ又はシートフィーダともいう。

ブランクフィーダ

積み重ねたブランク材を1枚ずつ吸着してプレスへ送り込

む装置。

パイラ

打ち抜かれたブランクをそろえて積み重ねる装置。

注記 スタッカともいう。

ダイヤルフィーダ

回転する円板の割出し位置に加工品を載せ,金型へ送り込む

装置。

マガジンフィーダ

マガジンの中にブランクを積み上げておき,底から1枚ずつ

金型へ送り込む装置。

プッシャフィーダ

プッシャを使ってブランクを1枚ずつ金型へ送り込む装置。 pusher feeder

シャットルフィーダ

2台のプレス機械の間にあってプレス機械と同調し,往復す

るつめによって,加工品を移送する装置。

スイングアーム形ア

ンローダ

つかみ具をもつアームを機械的,油圧又は空気圧によって揺

動させ加工品をプレスから取り出す装置。

ホッパフィーダ

投入された素材をホッパの中で分離整列し,シュートを通し

て金型へ順次送入する装置。

ヒッチフィーダ

スライドの上下運動と連動したカムによって加工品をつか

み送りする装置。

エアエジェクタ

エアを噴射して軽い加工品及びスクラップを吹き飛ばす装

置。

オートパレタイザ

成形したパネルをパレットなどに自動積込する装置。

f)

その他

番号

用語

サーボシステム

定義

スライドを作動させるサーボモータ,サーボバルブ,サーボ

アンプ(インバータ回路),フィードバック用検出器,電気

制動装置及び制御装置(コントローラ)を含めたシステム(図

8参照)。

対応英語(参考)

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図2−C形フレームプレスの例

図1−C形フレームプレスの例

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19

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図3−C形フレームノンギヤプレスの例

図4−C形フレームギヤ駆動プレスの例

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20

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図6−ストレートサイド形プレスの例

図5−ストレートサイド形プレスの例

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21

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図7−ストレートサイド形一体フレームの例(4003)

図8−機械サーボプレスの例

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22

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図9−ストレートサイド形組立式フレームの例(4004)

図10−タイロッドの例

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23

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図11−クラッチ・ブレーキの例

図12−クランク軸の例

図13−エキセン軸の例

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24

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図14−可変ストロークの例

図15−スライドの例

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25

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図16−スライド調整装置の例

図17−マイクロインチング装置の例

図18−ベッドノックアウト装置の例(4058)

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26

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図19−ボルスタの例

図20−ストレートサイド形液圧プレスの例

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27

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図21−スライド落下防止装置の例

図22−スライド平衡装置の例

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28

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図23−アキュムレータの例

図24−電磁弁の例

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29

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図25−調整弁の例

図26−制御盤の例

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30

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図27−操作盤の例

図28−運転操作盤の例

図29−フートスイッチの例

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31

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図30−ペダルの例

図31−ロータリカムスイッチの例

図32−モーションモニタの例

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32

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図33−クランク角度表示計の例

図34−安全ブロックの例

図35−光線式安全装置の例

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33

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図36−ガード式安全装置の例

図37−手引式安全装置の例

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図38−手払い式安全装置の例

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35

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附属書A

(参考)

機械の構造による分類

プレス機械の構造による分類を,表A.1に示す。

表A.1−機械の構造及び用途による分類

分類

基準

1 用途

2 フレーム

3 駆動伝達 4 フレー

ム位置

5 作動

6 スライ

ド支持

7 駆動機構

8 駆動

方式

9 プレス

表示

項目

一般用

絞り用

圧縮用

打抜き用

トリミング用

鍛造用

コイニング用

液圧成形用

押出し用

折曲げ用

粉末成形用

矯正用

その他の用途

C形

ストレート

サイド形

コラム形

アーチ形

可動ベッド

三柱形(多

柱形)

その他

ノンギヤ

ギヤ掛け

アンダドラ

イブ

動床形

円板駆動形

ロール駆動

ハーゼンク

レーバ形

ビンセント

その他

単動

複動

三動

マルチス

ライド

その他

シングル

ダブル

トリプル

一点

二点

四点

その他

クランク

クランクレ

リンク

ナックル

ウェッジ

スクリュー

摩擦

油圧

水圧

その他

機械

液圧

手動

足踏み

空気圧

プレス

立形

横形

可傾式

卓上形

その他

注記 機械の名称を表示する場合は,必要最小限度を選び,分類基準番号1,2,……の順序で表示するのが望ましい。

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36

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附属書B

(参考)

プレス機械類

本体の箇条3のa)〜f)に掲げた用語以外について,参考として表B.1に示す。

表B.1−プレス機械類

定義

対応英語(参考)

動床形プレス

用語

ベッドが上昇してしわ押さえの働きをし,上方のスライドが下

降して作業を行う対向形複動プレス。

高速自動プレス

順送り装置を内蔵したプレス。

ワイドベッド形プレ

スブレーキ

ベッドの幅が前後に広いプレスブレーキ。

アイレットマシン

多列スライド式自動プレス。

アンダドライブプレ

駆動機構が下部にあるプレス。

エッジトリマ

下のダイが前後左右に動き,絞り部品のエッジを縁切りする機

械。

機械式ダイスポッテ

ィングプレス

プレス型の仕上げ及び調整作業に使用する機械プレス。

ジグザグプレス

板材をジグザグに送って,連続に打抜き作業をするプレス。

テンションナックル

プレス

テンションナックルジョイントによってスライドを上下し,主

として衝撃押出しに適するプレス。

押抜きシヤー

穴抜き作業のほかに,平板,棒材及び形鋼材のせん断をそれぞ

れ別個に作業できるプレス。

フォールディングマ

シン

万能板曲げ機。

曲げロール

複数のロールによって,板を主として円筒形に曲げるロール機。 bending-roll machine

へら絞り盤

旋盤に似た構造で,型に取り付けたブランクを高速回転し,工

具を押し付けて成形する機械。

注記 スピニングマシンともいう。

ヘッダ

線材又は棒材を据込み成形するプレス。

アプセッタ

据込み精密鍛造用の機械プレス。

液圧成形用プレス

一方の金型の代わりに液圧によって直接板を成形するプレス。

パンチングプレス

ストローク長さが短い抜き専用のプレス。

注記 液圧及び機械プレスがある。

タンゼントベンダ

主として油圧を用いてフランジのある板を曲げる機械。

空気液圧プレス

空気式増圧器をもつ液圧プレス。

ラバープレス

金型の代わりにゴムパッドを用いて板材を成形するプレス。

放電成形機

液中放電によって成形加工する機械。

プレスライン

金型の工程数に合う2台以上のプレスを並べたもの。

ブランキングライン

打抜きプレスにコイル材処理装置及び打抜き集積装置などを備

えたもの。

シュリンカプレス

輪状の材料を拡張又は収縮するプレス。

電磁プレス

電磁力によってスライドを駆動するプレス。

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37

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表B.1−プレス機械類(続き)

用語

定義

対応英語(参考)

ガス圧プレス

ガスを膨張又は爆発させて成形する構造のプレス。

人力プレス

人の力によって作動するプレス。

ハンドベンダ

手動板曲げ機。

手動曲げロール

手で駆動する曲げロール。

せん断機

一対の刃物の相対運動によって板材をせん断する機械。

直刃せん断機

直刃をもつせん断機。

ギャップシヤー

フレームにギャップをもち,長板材を送り切りできるせん断機。 gap shear

スケヤーシヤー

フレームにギャップをもたないせん断機。

丸刃せん断機

丸刃をもつせん断機。

ロータリシヤー

回転する一対のカッタによって,曲線及び直線せん断をするせ

ん断機。

ガングスリッタ

広幅材又はコイル材を,数組の回転切刃によって所定の幅にせ

ん断する機械。

サークルシヤー

円形加工用アタッチメントをもつロータリシヤー。

アングルシヤー

アングル材専用のせん断機。

アップカットシヤー

下刃の運動によって,板材を切断するせん断機。

フライングシヤー

連続送りの材料を,止めずに切断するせん断機。

ニブリングマシン

連続往復運動によって,板材を任意の形状に切断する機械。

アリゲータシヤー

上刃が,はさみのような運動をするせん断機。

ハンドシヤー

手で切るせん断機。

フートシヤー

足踏みせん断機。