2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

日本工業規格

JIS

B 0175-1996

ブローチ用語

Broaches−Vocabulary

1. 適用範囲 この規格は,主に金属切削用として一般に用いるブローチ(1)の呼び方並びに用語及びその

定義について規定する。

注(1) 荒刃と仕上刃とを組み合わせた多数の切れ刃を寸法順に配列した工具。主としてブローチ盤に

取り付けて使用する。

備考 この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0102 歯車用語

JIS B 0170 切削工具用語(基本)

2. 分類 用語の分類は,次による。

(1) ブローチの種類

(1.1) 刃部材料による分類

(1.2) 構造による分類

(1.3) 操作方法による分類

(1.4) 加工する部分による分類

(1.5) 切削方向の刃の配列による分類

(1.6) 加工部品・仕上形状・機能又は用途による分類

(2) ブローチの要素

(3) ブローチの角

(4) ブローチのつかみ部

(5) ブローチの精度

(6) ブローチの刃部の損傷

(7) ブローチの一般の用語

3. ブローチの呼び方 ブローチは,2.(1)に示す分類の順に該当する用語を組み合わせて呼ぶ。

なお,刃部材料に高速度工具鋼を用いたブローチ,構造がむく(2)又は付刃のブローチ,操作方法が引き

抜きのブローチ,加工する部分が内面又は外面のブローチは,これら(次の例の括弧内の語)を省略して

呼ぶ。

注(2) 刃部材料に高速度工具鋼以外を用いたブローチの場合,むくを省略しない。

刃部材料に超硬合金を用いたブローチの場合,“合金”を省略して呼ぶ。

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2

B 0175-1996

呼び方

刃部材料

構造

操作方法 加工する部分 切削方向の

加工部品・仕上形

刃の配列

状・機能又は用途

丸刃付きスプラインブローチ (速度工具鋼) (むく) (引き抜き)

押しセレーションブローチ

(速度工具鋼) (むく)

押し

かぎ穴ブローチ

(速度工具鋼) (むく) (引き抜き)

(内面)

(内面)

(内面)

超硬サーフェスブローチ

(外面)

サーフェス

超硬(合金) (付け刃)

丸刃付き スプライン

セレーション

かぎ穴

4. 用語及び定義 ブローチの用語及び定義は,次による。

なお,参考のために量記号,単位及び対応英語を示す。

備考1. 用語の一部に括弧をつけてあるものは,括弧の中の用字を省略してもよい。

2. 用語欄で用語の下の括弧付きの仮名書きは,読み方を示す。

3. 用語の定義の中の太字で示した用語は,この規格で規定しているものを示す。

4. 図は一例を示すものであって,形状及び大きさを表すものではない。

(1) ブローチの種類

(1.1) 刃部材料による分類

番号

用語

高速度工具鋼ブロー

刃部の材料に高速度工具鋼を使用したブローチ。

定義

対応英語(参考)

超硬ブローチ

刃部の材料に超硬合金(炭化タングステンを主体とした焼

結物)を使用したブローチ。

(1.2) 構造による分類

番号

用語

むくブローチ

定義

組立ブローチ

全体が同一の材料からつくられ,一体になっているブロー

チ。

二つ以上の部分を組み立てて作られたブローチ。

植刃ブローチ

(うえば−)

ボデーにブレードを機械的に取り付けたブローチ。

備考 ブレードはJIS B 0170による。

対応英語(参考)

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3

B 0175-1996

番号

用語

付刃ブローチ

(つけは−)

定義

対応英語(参考)

チップをボデーにろう付け又は溶接したブローチ。

備考 チップはJIS B 0170による。

B部拡大図

組合せブローチ

2か所以上の加工部を同時に加工するために組み合わせて

使用するブローチ。

(1.3) 操作方法による分類

番号

用語

押しブローチ

押抜きによって切削を行うブローチ。

定義

対応英語(参考)

引抜きブローチ

引抜きによって切削を行うブローチ。

(1.4) 加工する部分による分類

番号

用語

内面ブローチ

外面ブローチ

定義

工作物の内面を所要の形に仕上げるブローチ。

工作物の外面を所要の形に仕上げるブローチ。

備考 サーフェスブローチともいう。

対応英語(参考)

(1.5) 切削方向の刃の配列による分類

番号

用語

定義

コンビネーション

ブローチ

丸穴及びキー溝,丸穴及びスプライン溝などのように二つ

以上の切削部分をもったブローチの総称。

対応英語(参考)

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4

B 0175-1996

番号

用語

定義

対応英語(参考)

面取刃付きブロー

刃部の前部又は後部に面取刃をもつブローチ。

バニシング刃付き

ブローチ

刃部の後部にバニシング刃をもつブローチ。

備考 たくま(琢磨)刃付きブローチともいう。

丸刃付きブローチ

刃部の前部又は後部に丸刃をもつブローチ。

交互丸刃付きブロ

ーチ

丸刃と面取刃・スプライン刃などとを交互に配列したブロ

ーチ。

(1.6) 加工部品・仕上形状・機能(又は,用途)による分類

番号

用語

荒ブローチ

仕上ブローチ

荒加工に用いるブローチ。

仕上加工に用いるブローチ。

定義

対応英語(参考)

バニシングブローチ

バニシング仕上加工に用いるブローチ。

備考 たくま(琢磨)ブローチともいう。

組ブローチ

キー溝ブローチ

荒ブローチ及び仕上ブローチなどのように2本以上組みに

して使用するブローチ。

キー溝を加工するのに用いるブローチ。

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5

B 0175-1996

番号

用語

定義

対応英語(参考)

平形キー溝ブローチ

角形のボデーをもったキー溝ブローチ。

丸形キー溝ブローチ

丸形のボデーをもったキー溝ブローチ。

丸ブローチ

丸穴を加工するのに用いるブローチ。

二面取り丸ブローチ

平行な2直線で切り取った円の形状をもつ穴を加工するの

に用いるブローチ。

備考 二面取り穴の形状。

小判形ブローチ

小判形の穴を加工するのに用いるブローチ。

備考 加工穴の形状。

角形ブローチ

多角形の穴を加工するのに用いるブローチ。

四角ブローチ

四角穴を加工するのに用いるブローチ。

備考1. 角ブローチともいう。

2. 四角穴の形状。

六角ブローチ

六角穴を加工するのに用いるブローチ。

備考 六角穴の形状。

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6

B 0175-1996

番号

用語

定義

対応英語(参考)

二重六角ブローチ

めがねレンチの穴を加工するのに用いるブローチ。

備考 めがねレンチ穴の形状。

スプラインブローチ

スプライン穴を加工するのに用いるブローチ。

角形スプラインブロ

ーチ

角形スプライン穴を加工するのに用いるブローチ。

備考1. スプラインの溝数によって三スプラインブロ

ーチ,四スプラインブローチ,六スプライン

ブローチなどがある。

2. 六スプライン穴の形状。

インボリュートスプ

ラインブローチ

インボリュートスプライン穴を加工するのに用いるブロー

チ。

備考 インボリュートスプライン穴の形状。

セレーションブロー

セレーション穴を加工するのに用いるブローチ。

山形セレーションブ

ローチ

山形セレーション穴を加工するのに用いるブローチ。

備考 山形セレーション穴の形状。

インボリュートセレ

ーションブローチ

インボリュートセレーション穴を加工するのに用いるブロ

ーチ

内歯車用ブローチ

ヘリカルブローチ

内歯車を加工するのに用いるブローチ。

ねじれ溝穴を加工するのに用いるブローチ。

備考1. スパイラルブローチともいう。

2. 形状にヘリカルスプラインブローチ,ヘリカ

ルインボリュートブローチなどがある。

ライフルブローチ

ラチェットブローチ

油溝ブローチ

銃こう(腔)のこう(腔)旋を加工するのに用いるヘリカ

ルブローチ。

ラチェット歯形を加工するのに用いるブローチ。

油溝を加工するのに用いるブローチ。

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7

B 0175-1996

番号

用語

定義

対応英語(参考)

平ブローチ

(ひら−)

平面を加工するのに用いるブローチ。

備考 平面ブローチともいう。

スパナブローチ

スパナの口を加工するのに用いるブローチ。

かぎ穴ブローチ

かぎ穴を加工するのに用いるブローチ。

クリスマスツリー形

ブローチ

タービンディスクのクリスマスツリー形状を加工するのに

用いるブローチ。

ラックブローチ

ラック形状(JIS B 0102の番号11203参照)を加工するの

に用いるブローチ。

備考 JIS B 0102参照

T溝ブローチ

T溝形状を加工するのに用いるブローチ。

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B 0175-1996

番号

用語

ポットブローチ

定義

対応英語(参考)

工作物の外周を加工するのに用いる筒形のブローチ。

(2) ブローチの要素

番号

用語

定義

刃部

内面ブローチなどの長手方向の中心線。

ボデー

参考

量記号

対応英語

平形キー溝ブローチや平ブローチなどの基幹部(JIS B

0170参照)。

シャンク

内面ブローチなどの前つかみ部の端から第1刃までの

部分。

後部シャンク

つかみ部

後部案内から後つかみ部の端までの部分。

前つかみ部

ブローチのつかみ部の一端で,ブローチ盤のプルヘッ

ドに取り付ける部分。

後つかみ部

ブローチのつかみ部の一端で,ブローチ盤のリトリー

ビングヘッドに取り付ける部分。

前部案内

第1刃のすぐ前にある部分。

備考 一般に工作物の下穴に合わせ,工作物を正し

く第1刃に案内する部分。案内ともいう。

すくい面,逃げ面,背面及び刃の側面から構成される

部分の総称(JIS B 0170参照)。

ブローチの両端にあり,ブローチ盤に取り付ける部

分。

備考 前つかみ部と後つかみ部とがある。

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B 0175-1996

番号

用語

定義

参考

量記号

対応英語

後部案内

最終刃のすぐ後にある部分。

備考 一般に工作物が正しく最終刃を抜けるまで

案内する部分。

側面

平形キー溝ブローチや平ブローチなどの角形状のブ

ローチの横の面。

底面

平形キー溝ブローチや平ブローチなどの角形状のブ

ローチの底の面。

第1刃

荒刃

平形キー溝ブローチなどのブローチ幅と刃幅の寸法

が異なるときの段の部分の面。

最初の刃。

主な切削を行う刃。

中仕上刃

仕上刃

仕上刃の前に配列される切込量の少ない刃。

工作物を所定の寸法に仕上げる刃。

備考 普通数枚の同一寸法の刃部で構成する。

なお,二枚目以降の刃部を予備刃ともいう。

丸刃

丸穴を加工する刃。

スプライン刃

セレーション刃

交互刃

スプラインを加工する刃。

セレーションを加工する刃。

面取刃

面取部を加工する刃。

備考 面取刃付きブローチ参照

バニシング刃

塑性加工によって仕上面荒さを向上させる機能をも

つ刃。

備考1. たくま(琢磨)刃ともいう。

2. バニシング付きブローチ参照

丸刃とスプライン刃・セレーション刃・面取刃などと

を交互に配列した部分。

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10

B 0175-1996

番号

用語

定義

参考

量記号

対応英語

バンパ刃

外面ブローチで荒刃の前にある刃。

備考 鍛造面などの切削に設ける。

全長

刃長

シャンクの長さ

逃げ部の長さ

軸方向又は切削方向の全体の長さ。

刃部の軸方向又は切削方向の長さ。

シャンクの軸方向の長さ。

シャンクの長さを調整するための盗み部の長さ。

後部シャンクの長さ 内面ブローチなどの後部案内から後つかみ部の端ま

での軸方向の長さ。

前部案内の外径

丸ブローチなどの前部案内部の直径。

前部案内の長さ

ブローチなどの前部案内部の軸方向の長さ。

前部案内の高さ

後部案内の外径

後部案内の長さ

第1刃の外径

第1刃の高さ

平形キー溝ブローチなどの前部案内部の底面からの

最大高さ。

丸ブローチなどの後部案内部の直径。

ブローチなどの後部案内部の軸方向の長さ。

丸ブローチなどの第1刃の刃先の直径。

平形キー溝ブローチなどの底面から第1刃の刃先まで − height of first tooth

の高さ。

一刃の切込み

一刃当たりの切込み寸法。

(ひとはのきりこみ)

備考 平形キー溝ブローチなどでは,前の切れ刃との

高さの差,丸ブローチなどでは直径差をいう。

仕上刃の外径

丸ブローチなどの仕上刃の刃先の直径。

仕上刃の高さ

平形キー溝ブローチなどの底面から仕上刃の刃先ま

での高さ。

刃幅

切削方向に直角な面におけるブローチの切れ刃の幅。

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11

B 0175-1996

番号

用語

ブローチ幅

肩の高さ

二面幅

参考

量記号

対応英語

軸方向又は切削方向に直角な面におけるブローチの

最大幅。

定義

平形キー溝ブローチなどの底面から肩までの高さ。

二面取り丸ブローチ,小判形ブローチ,角形ブローチ

などの互いに平行な二面間の距離。

備考 二面取り丸ブローチ参照

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12

B 0175-1996

番号

用語

定義

参考

量記号

対応英語

対角距離

角形ブローチなどの相対する角と角との間の距離。

備考 角形ブローチ参照

刃形

すくい面,逃げ面,背面及び側面から構成される部分。 −

ブローチの切削方向の断面の刃の形状。

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13

B 0175-1996

番号

用語

切れ刃

すくい面

ランド

ストレートランド

漸増ストレートラン

(ぜんぞう−)

逃げ面

参考

量記号

対応英語

すくい面の周縁の一部であって,工作物を削り取る部

分。

定義

ストレートランド幅が,ブローチの最終刃に向かって

漸増しているもの。

すくい面とともに切れ刃を形成する面で,加工面に向

かいあった面(JIS B 0170参照)。

ヒール

逃げ面と背面によって形成されるりょう(稜)線(JIS

B 0170参照)。

背面

(はいめん)

逃げ面と刃溝底とを結ぶ面。

背面丸み

刃溝

背面の丸み。

刃溝底

刃溝底丸み

刃溝の底。

刃溝底の丸み。

ピッチ

一つの刃から次の刃までの切削方向の距離。

不等ピッチ

ランド幅

刃のピッチが等しくないもの。

ランドの切削方向の幅。

切りくずが工作物から分離する際にこれに当たって

滑る面(JIS B 0170参照)。

刃の堤の部分(JIS B 0170参照)。

ランドの部分ですくい面とともに切れ刃を形成する

逃げ角0°の部分。

隣り合う刃の空間部分で,切削中に切りくずを収容す

る溝。

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14

B 0175-1996

番号

用語

定義

参考

量記号

対応英語

ストレートランド幅 ストレートランドの切削方向の幅。

刃溝幅

刃溝の切削方向の幅。

刃溝深さ

切れ刃から刃溝底までの深さ。

刃溝底丸み半径

刃溝底の丸み半径。

背面丸み半径

背面の丸み半径。

刃溝面積

刃溝の断面面積。

アプローチ面

アプローチ面の丸み

半径

バニシング刃における工作物への近づき側の刃部の

面。

アプローチ面が丸みをもつ場合の丸みの半径。

刃数

ブローチ歯形

フォームリリーフ

刃の側面

軸方向又は切削方向の刃の数。

ブローチのすくい面の周縁の形状。

歯形と同一形状で逃がす逃げ。

ブローチ歯形に続く側面。

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15

B 0175-1996

番号

用語

参考

量記号

対応英語

切れ刃近くの側面を残し,切削された形状から逃がす

逃げ。

定義

側面の逃げ

ニック

切削中に切りくずを分断するために,切れ刃に設ける

溝。

平ニック

ニック幅

ニック深さ

ニックのピッチ

切削中に排出される円周方向,リング状の切りくずを

分断するために,丸ブローチなどの切れ刃に設ける平

たん部。

ニックの溝幅。

ニックの溝深さ。

隣接するニックの中心線間の距離。

(3) ブローチの角

番号

用語

定義

量記号

すくい角

切削方向に垂直な面とすくい面とがなす角。

逃げ角

仕上面と逃げ面とがなす角。

側面の逃げ角

仕上面と側面の逃げとがなす角。

参考

対応英語

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16

B 0175-1996

番号

用語

定義

参考

量記号

対応英語

背面角

(はいめんかく)

切削方向に垂直な面と背面とがなす角。

切れ刃傾き角

平ブローチなどの切れ刃と切削方向に垂直な面とが

なす角。

アプローチ角

ブローチ軸に平行な面とアプローチ面とがなす角。

備考 JIS B 0170参照

圧力角

歯面上の1点で,その半径線と歯形への接線とがなす

角。

備考 JIS B 0102参照

ねじれ角

歯すじと歯すじを考える歯車と同軸の任意の仮想の

円筒,又は円すいの母線とがなす鋭角。

備考 JIS B 0102参照

(4) ブローチのつかみ部

番号

用語

定義

量記号

参考

対応英語

コッタ形つかみ部

コッタ穴にコッタを入れて取り付ける形式のつかみ

部。

備考 A形及びB形がある。

シャンク径

プルヘッドに入る部分,又はリトリービングヘッドに

入る部分の直径。

コッタ穴までの長さ 先端からコッタ穴までの長さ。

コッタ穴長さ

コッタ穴幅

平取り長さ

平取り幅

つかみ部の平らに取った部分の幅。

シャンク径有効長さ シャンクをプルヘッドに取り付けるための有効長さ。 −

コッタ穴の長さ。

コッタ穴の幅。

つかみ部の平らに取った部分の長さ。

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B 0175-1996

番号

用語

定義

量記号

参考

対応英語

コッタ形つかみ部

丸首形つかみ部

ネック径

首部長さ

ネック部長さ

平取り高さ

丸首形前つかみ部

つめ式のプルヘッド又はリトリービングヘッドに取

り付ける丸形の前つかみ部又は後つかみ部。

備考 A形,B形及び後つかみ部 (FR) がある。

つかみ部のつめの入る部分の直径。

先端又は後端からネック部までの長さ。

ネック部の長さ。

つかみ部の平らに取った一面から外周までの距離。

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18

B 0175-1996

番号

用語

定義

参考

量記号

対応英語

丸首形後つかみ部

台形溝形つかみ部

取付け溝

台形溝形の後つかみ部 (FT)。

丸首形及び台形溝形などのつかみ部の取付け部分の

溝。

取付け溝までの長さ 先端又は後端から取付け溝までの長さ。

取付け溝長さ

取付け溝の長さ。

台形溝形つかみ部

ピン形つかみ部

取付け溝半径

取付け溝までの高さ 取付け溝半径の底から外周までの距離。

ピン形つかみ部

ねじ形つかみ部

ねじで取り付ける形式のつかみ部。

備考 PTで表す。

取付けねじ径

ねじ形つかみ部のねじの呼び径。

取付けねじ長さ

ねじ形つかみ部のねじの長さ。

ねじ中心までの高さ 底面からねじの中心までの高さ。

取付け溝中心までの

長さ

ピンによって取り付けられる形式のつかみ部 (PP)。

ピンが入る溝の丸み。

先端から取付け溝半径の中心までの長さ。

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19

B 0175-1996

番号

用語

定義

参考

量記号

対応英語

ねじ形つかみ部

(5) ブローチの精度

番号

用語

定義

参考

量記号

対応英語

曲がり

平形キー溝ブローチ,平ブローチなどの底面及び側面

の平面度。

振れ

丸ブローチ,スプラインブローチなどのシャンク又は

刃部の振れの最大値(両センタ基準)。

振分け

平形キー溝ブローチなどのブローチ幅に対する刃幅

の対称度。

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B 0175-1996

番号

用語

定義

量記号

参考

対応英語

歯形誤差

ブローチ歯形と同時に研削した試験片の歯形につい

てブローチの軸心を中心とし,有効歯たけ中央を通る

円との交点を通る基準歯形(3)を基準とし,これに垂直

に測った,歯形を検査する範囲内における凸側及び凹

側の最大誤差の和。

なお,歯形誤差は正面歯形についていう。

注(3) 正しいインボリュート曲線ばかりではな

く,中央を膨らませたり歯末,歯元をやせ

させるような歯形修正を行う場合には,そ

れらの歯形を基準歯形とする。

備考 JIS B 0102参照

累積ピッチ誤差

ブローチ歯形と同時に研削した試験片の歯形につい

て,ブローチの軸心を中心とし,有効歯たけ中央付近

を通る円と実際の歯形との交点,及びその歯形に対す

る基準の歯形との交点との間の円周方向の長さ。その

歯のその円周上における位置の誤差を表す。

備考1. JIS B 0102参照

2. 基準の歯形からはみ出ている場合を正,

引っ込んでいる場合を負とする。ただし,

基準の歯形とは,その歯車の歯の中から

基準とする歯を定め,その歯形と上記の

円との交点を通る誤差がない歯形を1番

目の基準の歯形とし,正しいピッチで

次々に並んでいる誤差がない歯形であ

る。

一刃の切込み誤差

一刃当たりの切込み寸法と設計値との差

(6) ブローチの刃部の損傷

番号

用語

定義

量記号

摩耗

逃げ面摩耗

切削によって生じた漸進的な減耗(JIS B 0170参照)。 −

逃げ面に生じる摩耗。発生場所によって外周逃げ面摩

耗と側逃げ面摩耗とに分ける。

備考 JIS B 0170参照

逃げ面摩耗幅

かど摩耗

かど摩耗幅

逃げ面摩耗の切削方向の幅。

逃げ面摩耗のうち,かど部に生じる摩耗。

備考 三角摩耗ともいう(JIS B 0170参照)。

かど摩耗の切削方向の幅。

参考

対応英語

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21

B 0175-1996

番号

用語

定義

量記号

参考

対応英語

すじ摩耗

逃げ面摩耗のうち,すじ状に生じる摩耗。

備考 一般に前刃のニックに対応した位置に生じ

ることが多い。

境界摩耗

境界逃げ面摩耗幅

すくい面摩耗

逃げ面摩耗のうち,切削部と非切削部との境界部に生

じる摩耗(JIS B 0170参照)。

境界摩耗の切削方向の幅。

すくい面上に生じる摩耗(JIS B 0170参照)。

欠損

チッピング

破損

折損

はく離

切削によって切れ刃に生じた大きな欠け(JIS B 0170

参照)。

切削によって切れ刃に生じた小さな欠け(JIS B 0170

参照)。

切削によって生じる刃部,チップの全体に及ぶ破壊。

備考 通常,破損が生じると切削不能となり,再

研削も困難となる(JIS B 0170参照)。

ボデー又はシャンクに生じる折れ。

切削によって刃部に生じたりん(鱗)片状のものの分

離(JIS B 0170参照)。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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B 0175-1996

番号

用語

き裂

定義

切削によって刃部に生じたき裂及び割れ(JIS B 0170

参照)。

量記号

参考

対応英語

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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B 0175-1996

(7) ブローチの一般の用語

番号

用語

定義

参考

量記号 単位

切削速度

下穴

切削寸法

切削長

同時切削刃数

プルヘッド

対応英語

切れ刃の1点におけるブローチと工作物との相対的 Vc, V m/min cutting speed

な切削方向の速度(JIS B 0170参照)。

内面ブローチでブローチ加工を行うとき,あらかじ

め工作物にあけられた穴。

工作物の切込み方向の切削される寸法。

備考 丸ブローチなどでは直径をいい,切削量

ともいう。

工作物のブローチ加工される部分の全体の長さ。

切削長の中に含まれる刃数。

ブローチ盤のブローチを連結して引っ張る部分。

ブローチ盤のブローチを連結して戻す部分。

リトリービングヘ

ッド

案内こま(駒)

ライナ

キー溝加工で工作物の取付けとブローチの案内とを

行うもの。

平形キー溝ブローチで切削回数2回以上でキー溝を

仕上げるような場合,ブローチ底面と案内こま(駒)

の接する部分に入れるもの。

ブローチホルダ

切削荷重

組合せブローチの取付具。

ブローチ加工に要する力。

予想切削荷重

設計時に計算式を用いて算出した切削荷重。

ストローク

最大切削長

ブローチ加工時,引抜き又は押抜きに必要な切削方

向の距離。

一つのブローチで加工できる工作物の最大長さ。

関連規格 JIS B 4237 ブローチのつかみ部の形状・寸法

JIS B 4238 キー溝ブローチ

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B 0175-1996

原案作成委員会 構成表

氏名

(委員長)

(委員)

(関係者)

(事務局)

村 田 良 司

藤 野 達 夫

大 嶋 清 治

伊 藤 哲

因 幸二郎

野 上 彰

羽 山 隆 貫

沢 畠 英 明

日下部 祐 次

福 永 博 幸

三 好 忠 義

徳 増 肇

大 高 義 穂

西 村 欣 也

石 川 侑 男

安 武 昭 彦

手 取 正 輝

片 桐 泰 典

鳥 居 信 良

関 口 徹

田 中 祐 弌

吉 年 成 恭

平 野 武 治

西 垣 吉麻呂

所属

東京理科大学

通商産業省機械情報産業局

工業技術院標準部

工業技術院機械技術研究所

財団法人日本規格協会

株式会社不二越

日立ツール株式会社

株式会社斎藤ツヰストドリル製作所

株式会社神戸製鋼所

三菱重工業株式会社

オーエスジー株式会社

社団法人日本機械工業連合会

社団法人日本工作機械工業会

社団法人日本歯車工業会

社団法人日本金型工業会

社団法人日本工作機器工業会

いすゞ自動車株式会社

株式会社不二越

株式会社神戸製鋼所

株式会社不二越

株式会社神戸製鋼所

日立ツール株式会社

日本工具工業会

日本工具工業会