解説付表
1
電磁軟鉄
対比項目
の規定内容
規定項目
と対応する国際規格との対比表
IEC 60404-8-6(改正案=68/157/CDV), Magnetic materials, Part 8 : specifications for individual materials Section 6-Soft magnetic metallic
materials(磁性材料−第 8
部−第
章 軟質磁性材料)
国 際 規 格 番
国際規格の規定内容
と国際規格との相違点
と国際規格との整合
号
が困難な理由及び今後の
対策
適用範囲
○ 形状:板,条,ロッド,棒及
び線
用途:リレー,電磁石,磁気
クラッチ,ブレーキ,発電
機,モータなどの鉄心,継
鉄,接極子及びその他磁気
シールド
○ 合金種類:軟鉄,けい素鋼,鉄ニ = 当
は軟鉄だけを対象とす 鉄 ニ ッ ケ ル 合 金 は
ッケル合金,鉄コバルト合金
る。IEC で対象形状としてい
で,けい素鋼は
形状:ビレット,棒,ロッド,線,
るビレットを改正
からは
で規定して
板及び条
外した。
いるため,それぞれの
で整合を図ることになる。な
お,コバルト合金の該当
はない。
で対象形状としている
ビレットは,
規格本体に
おいて考慮されていないこ
とから
では対象外とし
た。
定義
○ 次の
用語を定義する。
[磁気関係]
磁束密度,保磁力,経時変化
= 左記の
用語規格に規定
されている用語のうち,説明
不要と思われる一般的な磁
で定義された関連する磁気
気特性及び電磁気回路に関
特性,電磁気回路用語を適用し,
する用語は省略した。
さらに磁気特性及び形状に関す
る次の
用語を定義する。
[磁気関係]
経時変化
[形状関係]
板(厚,薄),条,棒,ロッ
ド,線,横曲がり,平たん度,
ロット
[形状関係]
ビレット,板(厚,薄),条,棒
(平角,丸),ロッド,線,横曲
がり,平たん度,ヒートロット,
直線性,試験片
国 際 規 格 番
国際規格の規定内容
号
と国際規格との相違点
規定項目
種 類 及 び 記 ○ 次の
区分とする。
号
の引用
化学成分
○ 次の成分とする。
[SUY 系]
の引用
○ 次の
区分とする。
改正
では,
従来
と
従来
における種類及び
規格の種類及びその記号を 記号を廃止すると,商取引上
対応させずに,それぞれ別の 大きな混乱を招く。
種類として同等に扱う。
今後は,
と
が同じに
なるように
への改正提
案を行う。
○ 次の成分とする。
従来
には化学成分の規定 化学成分については,母材メ
がなかったが,IEC で規定さ ーカーの蓄積されたノウハ
[A 系]
れているため,この項目を追 ウがあり
に整合させる
加したが,Si,Mn,P,Al, のは困難と判断した。今後
は我が国の実態に合わせ は,
へ化学成分について
の改正提案を行う。
た成分範囲とした。
[A 系]
品質
外観
○ 仕上げ良好・均一で,使用上
有害なきず,割れ,その他の
欠陥があってはならない。
直 流 磁 気 特 ○
に対し
性
て保磁力の最大値及び磁束
密度の最小値(100,
ごと)
を規定。
熱処理条件については,受渡
当事者間の協定による。
また,経時変化については,
要求がある場合,10%を超え
ないこと。
○ 薄板及び条の表面は均一,清浄で = 表現に若干の差がある。
油汚れ,さびがないこと。
使用上有害なきず,膨れは,厚さ
許容差内であれば許容される。
に対する保磁力の最大
の磁気特性の数値と,従 前 述 の と お り 化 学 成 分 を
値及び磁束密度の最小値(100,
来の
で規定していた
に我が国が提案するた
ご
区分による数値を一致させ め,そのとき,IEC と
と)を規定。
たが,化学成分に違いがある が整合化できる。
その他の特性は受渡当事者間の
ため,
で規定した
系列
協定による。
による記号と従来の
で規
定した
系列を併記した。
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
対比項目
の規定内容
と対応する国際規格との対比表(続き)
解説付表
1
解説付表
1
対比項目
の規定内容
と対応する国際規格との対比表(続き)
国 際 規 格 番
国際規格の規定内容
号
と国際規格との相違点
では規定していない。
では規定していない。
規定項目
硬さ
耐曲げ性
○ 板及び棒のすべての種類に
対し,次の硬さをもつこと。
板
棒
○ 試験後に試験片の外側に裂
けきずが生じないこと。ま
た,熱間加工品については受
渡当事者間の協定による。さ
らに,冷間加工品の厚さ
以上のものについて
も受渡当事者間の協定によ
る。
形状及び寸
法許容差(単
位
冷 間 圧 延 に ○ 冷間圧延薄板及び条につい
て厚さ
で
よる板及び
区分,幅で
区分,計
区
条の厚さの
分各々に対し,許容差を規
許容差
定。
また,備考として≧2.50 のも
のについては受渡当事者間
の協定による。(規定値は省
略)
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
○ 冷間圧延薄板及び条について厚
改正
では≦0.25 を対象外 軟鉄では≦0.25 のものを作
さ
で
区分。幅
としている。
っていないため,改正
で
区分,計
区分各々
からは削除した。
に対し,許容差を規定。(規定値
は省略)
国 際 規 格 番
国際規格の規定内容
号
規定項目
と国際規格との相違点
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
○ 冷間での圧延上がり品,スリット
改正
では≦0.25 を対象外 軟鉄では≦0.25 のものを作
切断品別に,厚さ(圧延上がり
としている。
っていないため,改正
品:0.30≦t<60,スリット切断
規定値は一致しているが,表 からは削除した。
品:
0.10≦t<6.0)で
区分,幅
記方法が若干異なる。
プラス/マイナス許容差で
で
区分,計
区分各々
表示した方がより実用的で
に対して許容差を規定。
ある。
(規定値は省略)
板 及 び 条 の ○ 受渡当事者間の協定による。
平たん度
2%を超えないこと。
は,数値を規定している
の規定値は,我が国では
が
は受渡当事者間の協定 クリアできないため,受渡当
によるとした。
事者間の協定によるとした。
今後は,我が国から
に
改正提案を行う。
冷 間 圧 延 に ○ 冷間での圧延上がり品,スリ
よる板及び
ット切断品別に,厚さ(圧延
条の幅の許
上がり品:0.30≦t<60,スリ
容差
ット切断品:0.10≦t<60)で
区分,幅
で
区
分,計
区分各々に対して
許容差を規定。
また,備考として≧6.0 のも
のについては受渡当事者間
の協定による。(規定値は省
略)
対比項目
の規定内容
と対応する国際規格との対比表(続き)
解説付表
1
解説付表
1
対比項目
の規定内容
と対応する国際規格との対比表(続き)
国 際 規 格 番
国際規格の規定内容
号
規定項目
板 及 び 条 の ○ 受渡当事者間の協定による。
横曲がり
○ [熱間圧延薄板,厚板及び条]
薄板
l<5m:実測長の≦0.5%
厚板 実測長の≦0.2%
条
と国際規格との相違点
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
は,数値を規定している
の規定値は,我が国では
が
は受渡当事者間の協定 クリアできないため,受渡当
によるとした。
事者間の協定によるとした。
今後は,我が国から
に
改正提案を行う。
[冷間加工品]
冷 間 加 工 に ○ 冷間加工による棒,ロッド及
び線:
よる棒,ロッ
・ロッド及び線については,
ド及び線の
径の許容差
径
で
区
(単位
分
・棒については,
径
で
区分
ただし棒の径とは,丸
棒:直径,角棒:幅及
び厚み,多角棒:平行
面の距離(規定値は省
略)
圧延上がり品(条)
l<2m:実測長の≦0.3%
シャー切断品(条)
l<2m:実測長の≦0.2%
スリット切断品
○ 冷間加工による棒,ロッド及び =
では外径
のプ
では外径
の
ラス許容差を
に変更し プラス許容差は 0.03,マイナ
線:
たが,それ以外の値は一致し ス許容差は
と規定され
・ロッド及び線については,
ている。
ているが,管理上及び性能上
径
で
区分
何ら問題がないことから±
・棒については,
とした。今後
に提
径
で
区分
案をしていく。
ただし,棒の径とは,丸棒:
直径,角棒:幅及び厚み,多
角棒:平行面の距離(規定値
は省略)
国 際 規 格 番
国際規格の規定内容
号
と国際規格との相違点
規定項目
○ 棒については受渡当事者間の協
は棒についてだけの規 今後,線について
へ提
定による。
定であるが,改正
では線 案する。
についても同様の規定とし
た。
試験
試 験 場 所 の ○ 温度
○ 温度
温度
直 流 磁 気 試 リング法でヒステリシス曲線を求める方法を規定している。
験
○ 素材リング
試験片
○ 素材リング
30mm<外径<50mm
30mm<外径<50mm
巻き線
では規定していない。
≡ 試験方法として引用してい
る
と,本体の
IEC 60404-8-6(改)とで整合
性がないため,本体の規定を
採用した。
○ 試験片は絶縁材料の薄い層
で覆った後,磁束検出用コイ
ル及び磁化用コイルとして,
それぞれ適当な巻数を均等
に巻く。
○ 試験片は絶縁材料の薄い層で覆 ≡
った後,磁束検出用コイル及び磁
化用コイルとして,それぞれ適当
な巻数を均等に巻く。
磁 界 の 強 ○ 測定データをもとに,規定さ
さ
れた式で
を算出する。
○ 測定データをもとに,規定された ≡
式で
を算出する。
磁束密度
○ リ ン グ 法 ( 磁 界 の 強 さ <
電子式積分器,弾動電流計,
又は磁束計を用いて測定す
る。
○ リング法(磁界の強さ<10kA/m) = 表現に若干の差がある。
電子式積分器,弾動電流計,又は
磁束計を用いて測定する。
熱 間 圧 延 に ○ 受渡当事者間の協定による。
よる板及び
条の寸法許
容差
熱 間 加 工 に ○ 受渡当事者間の協定による。
よる棒及び
線の寸法許
容差
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
対比項目
の規定内容
と対応する国際規格との対比表(続き)
解説付表
1
解説付表
1
対比項目
の規定内容
と対応する国際規格との対比表(続き)
国 際 規 格 番
国際規格の規定内容
号
と国際規格との相違点
規定項目
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
消磁
○ 印加磁界の強さが少なくと
も
となる直流電流か
らスタートし,反転させなが
ら徐々に電流を下げながら
行う。
○ 印加磁界の強さが少なくとも ≡
となる直流電流からスタ
ートし,反転させながら徐々に電
流値を下げて行う。
保磁力
○ 磁界の強さ
を印加し
た後,反転させ,磁束密度が
零のときの磁界の強さを測
定する。
○ 記録したヒステリシス曲線から
保磁力の規格値を載せる以 今後,
への提案を予定し
判断する。
上,測定方法については明確 ている。
にしておく必要があるため,
改正
には,反転させる磁
界の強さの値を規定した。な
お,その磁界強さ
を
決めるに当たっては,実際に
測定を行い,問題のないこと
を確認している。
硬さ試験
JIS Z 2245(ロックウェル) IEC 60404-8-6
及び
(ビッカース)
による。
厚さ
未満の条は,JIS
寸法試験
○ 厚さ,幅,横曲がり,平たん
度及び径について,測定器具
や測定方法などについて規
定。(詳細は省略)
○ 各特性を,規定された試験方
法によって測定し,その値が
品質規定に適合すること。
○ 運搬中に損傷を受けないよ
うに,適当な方法によって包
装する。
○ 厚さ,幅,横曲がり,平たん度, = 改正
では,直線性を削除
で規格値が規
径及び直線性について,測定器具
した。
定されていないため,測定方
や 測 定方 法な どに つ いて 規定 。
法も必要ないことから,JIS
(詳細は省略)
からは削除した。
○ 要求された場合,製造者はこの規 =
格に従い,製造,試験されたこと
の詳細を検査成績表で証明する。
では規定していない。 今後,IEC へ提案を行う。
検査
○ 種類及び記号による。
改正
には形状及び寸法を 今後,IEC へ提案を行う。
追加した。
製 品 の 呼 び ○ 形状,種類及び記号並びに寸
方
法による。
包装
では規定していない。
国 際 規 格 番
国際規格の規定内容
号
と国際規格との相違点
規定項目
○ 次の
事項を表示する。
種類及び記号,寸法,質量,
ロット番号,製造年月日又は
その略号,製造業者名及びそ
の略
備考1.
対比項目(I)及び(III)の小欄で, ○
○ 客先の要求による。
は該当する項目を規定している場合, −
ユーザーからの要求は必至 今後,IEC へ提案を行う。
であるため,改正
では基
本的な
事項の表示を規定し
た。
は規定していない場合を示す。
表示
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
対比項目
の規定内容
と対応する国際規格との対比表(続き)
解説付表
1