2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

ページ

序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲························································································································· 1

2 引用規格························································································································· 1

3 用語及び定義 ··················································································································· 2

4 概要······························································································································· 2

5 フロントパネル ················································································································ 3

5.1 フロントパネルの寸法 ···································································································· 3

5.2 フロントパネルの取付け位置 ··························································································· 5

6 ラック···························································································································· 6

6.1 ラックの概要 ················································································································ 6

6.2 ラック及びキャビネットの取付け格子 タイプ1及びタイプ2 ················································· 7

7 キャビネット ··················································································································· 8

7.1 キャビネットの概要 ······································································································· 8

7.2 キャビネット タイプAの寸法 ························································································· 9

7.3 キャビネット タイプBの寸法 ························································································ 10

参考文献 ···························································································································· 11

(1)

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C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

まえがき

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)

から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経

て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(2)

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日本工業規格

JIS

C 6012-3-100:2015

(IEC 60297-3-100:2008)

電子機器用の機械的構造−482.6 mm(19 in)シリー

ズの機械的構造寸法−フロントパネル,サブラック,

シャシ,ラック及びキャビネットの基本寸法

Mechanical structures for electronic equipment-Dimensions of mechanical

structures of the 482.6 mm (19 in) series-Part 3-100: Basic dimensions of

front panels, subracks, chassis, racks and cabinets

序文

この規格は,2008年に第1版として発行されたIEC 60297-3-100を基に,技術的内容及び構成を変更す

ることなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1

適用範囲

この規格は,482.6 mm(19 in)シリーズのフロントパネル,サブラック,シャシ,ラック及びキャビネ

ットの基本寸法について規定する。IEC 60297-3規格群の後続する規格では,特定部分の装置構成の実施

について詳細寸法を規定している。そこではこの規格の基本寸法が,他の関連部分とのインタフェイス整

合寸法として採用される。

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60297-3-100:2008,Mechanical structures for electronic equipment−Dimensions of mechanical

structures of the 482,6 mm (19 in) series−Part 3-100: Basic dimensions of front panels, subracks,

chassis, racks and cabinets(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ

とを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS C 6010-1 電子機器用ラック及びユニットシャシのモジュラオーダ−第1部:通則 モジュラオー

ダ概念

注記 対応国際規格:IEC 60917-1,Modular order for the development of mechanical structures for

electronic equipment practices−Part 1: Generic standard(IDT)

IEC 60050-581,International Electrotechnical Vocabulary−Part 581: Electromechanical components for

electronic equipment

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2

C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

IEC 60297-3-101,Mechanical structures for electronic equipment−Dimensions of mechanical structures of the

482,6 mm (19 in) series−Part 3-101: Subracks and associated plug-in units

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 6010-1及びIEC 60050-581によるほか,次による。

3.1

台座(ベース)(plinth/base)

キャビネット及びラックの下部に追加される,又は一体化された構造物。運搬,配線ケーブルの出し入

れ,耐震のための据付け,又は設置する床面からの安全性若しくは利便性を確保するために用いられる。

3.2

垂直メンバ(vertical member)

キャビネット及びラックの構造の一部の立て材。フロントパネル,シャシ及びサブラックを収容するた

めの取付け穴をもつ。

4

概要

フロントパネル,サブラック,シャシ,ラック及びキャビネットの相互の関連性を図1に示す。通常,

キャビネットには,垂直メンバが組み付けられており,フロントパネル,サブラック及びシャシを取り付

けるための部品を配置している。ラックは,JIS C 6010-1で定義されているラックのうち,一対の垂直メ

ンバをもち,カバー類をもたない解放された構造(6.1参照)のものをいう。

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3

C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

図1−電子機器用実装構造の概要

5

フロントパネル

5.1

フロントパネルの寸法

高さの増分寸法単位(ユニット高さ)をUと呼び,1Uは,44.45 mmに等しい。フロントパネルの取付

け穴には,図2の詳細“A”に示すとおり二つのタイプがある。ただし,フロントパネルの厚さは,規定

しない。図2,図3,表1及び表2に示すとおり,1U,2U及び6Uの高さのフロントパネルは,異なった

取付け穴の数をもつことができる。フロントパネルに対する荷重が大きい場合及び取付けを安定させる要

求がある場合,取付け穴の数を多くすることができる。6Uの高さのフロントパネルでは,取付け穴の配置

に二つのタイプがあり,いずれかを選択することができる(表1及び表2参照)。フロントパネルの高さ

及び取付けの寸法は,サブラック及びシャシに適用する。

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4

C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

単位 mm

図2−フロントパネルの寸法 1U〜6U

表1−フロントパネルの寸法 1U〜6U

単位 mm

ユニット高さ

表記の寸法許容差は,累積しない。

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C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

図3−フロントパネルの寸法 6U〜12U

表2−フロントパネルの寸法 6U〜12U

単位 mm

ユニット高さ

表記の寸法許容差は,累積しない。

5.2

フロントパネルの取付け位置

フロントパネル,サブラック及びシャシのUで表示する垂直方向の増分寸法,及びそれに対応する取付

け穴の配置を,図4に示す。1U,2U及び6Uの高さのフロントパネルの取付け穴の配置は,二つのタイプ

から選択することができる。フロントパネルは,IEC 60297-3-101に規定するサブラック及びシャシをもつ

製品では,使用環境条件又は使用上の特定の要求によって利用可能な取付け穴の数を設定することができ

る。

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C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

注記 取付け穴位置は,標準的なラック及びキャビネットの配置による。自在取付け(ユニバーサル)配置の場合は,

ユニット高さの中心線上に取付け穴を追加する(図6参照)。

取付け穴の寸法は,図2の詳細“A”を参照。

図4−フロントパネルの取付け位置

6

ラック

6.1

ラックの概要

ラックの構造は,一対の垂直メンバを連続して配置したもので,あらかじめ規定した整合寸法に基づく

幅寸法を規定する(図5及び表3参照)。一般的に,ラックの下部は設置場所の床面に固定,及び上部は

天井又は壁面に固定する。それぞれの対の垂直メンバには,この規格に基づくフロントパネル,シャシ及

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C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

びサブラックを取り付けることができる。ラックの列において,固定したラックの整合寸法は,理論上の

ラックの中心線の間隔に等しい。それぞれのラックの垂直メンバは,幅の整合寸法を維持することを前提

として,隣接するラックの垂直メンバ,及び分割した個別の構造又は一体化した構造をもつことができる。

ただし,ラックの構造における高さ及び奥行き寸法は規定しない。

表3−固定設置ラックの幅

単位 mm

幅寸法 WC

図5−ラックの配置

6.2

ラック及びキャビネットの取付け格子 タイプ1及びタイプ2

ラック及びキャビネットの垂直メンバは,取付け格子を適用する。次の二つの異なる取付け格子を,図

6に示す。

− タイプ1:取付け格子は,フロントパネル,サブラック及びシャシの取付け穴位置に従う。

− タイプ2:同じ取付け格子に追加の取付け位置[自在取付け(ユニバーサル)配置]をもつ。この追

加の配置は,1U及び2Uの高さで任意で選択する取付け穴の位置を除いて,フロントパネル,サブラ

ック及びシャシの取付け穴位置に一致しない。追加の取付け位置は,スライド又は伸縮自在のスライ

ドなどの構造部品を取り付けるために使用することができる。

タイプ2の取付け格子は,優先的に使用する。

取付け格子の位置には,クリップ取付けのねじ,ナット,ねじバー,ケージナットなどの取付け用金具

を配置する。互換性のために取付け用金具のねじの寸法は,M6×1が望ましい。

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C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

単位 mm

注記 いずれか2か所の取付け穴間の寸法許容差(間隔が1 m以内の場合)は,±0.4 mmである。

図6−ラックの取付け格子

7

キャビネット

7.1

キャビネットの概要

キャビネットは,次による。

− 単体で自立したきょう(筐)体で,設置床面に固定することができる構造をもつ。

− 単独又は複数のキャビネットを並列に連結して設置することができる。

− 安全,耐荷重又は移動の必要性の要求に応じるため,脚,台座(ベース),移動用の車輪などをもつこ

とができる。

− その用途に応じてドア又は側面板を片側又は両側にもつことができる。

− フロントパネル,サブラック又はシャシを取り付けるための垂直メンバを,部品として,又は一体構

造としてもつ。垂直メンバの取付け穴の配置は,ラックの取付け格子と同じである。

− タイプA及びタイプBは,それぞれの奥行き寸法が異なる。

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C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

7.2

キャビネット タイプAの寸法

タイプAの寸法を,図7及び表4に示す。タイプAのキャビネットは,全奥行き寸法Dに前及び後の

ドアの厚さ寸法を含まない。脚,台座(ベース)又は移動用の車輪は,キャビネットの全高さ寸法Hに含

める。タイプAは,図6に示す取付け格子タイプ1又はタイプ2を垂直メンバにもつことができる。タイ

プ2の取付け格子を優先的に使用する。

単位 mm

表記していない寸法は,図6及び表4による。

注a) 前及び後のドアの厚さは,D寸法に含まない。

図7−キャビネット タイプAの寸法

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C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

表4−キャビネット タイプA及びタイプBの寸法

単位 mm

7.3

高さ

開口部寸法

奥行き

キャビネット タイプBの寸法

タイプBは,特定の市場の要求に対応するため,この規格に追加した。タイプBの設置のための取付け

位置はその市場の要求に適合する。また,キャビネット内部は,482.6 mm機器の取付け寸法をもち,IEC

60297-3規格群に対応することができる。タイプBは,7.2で規定するタイプAとは異なり,前及び後のド

アの厚さ寸法を奥行き寸法Dに含む(図8参照)。

注記 特定の市場とは,EU諸国で採用されている通信規格を採用する市場のことである。参照する

規格を参考文献に点線の下線を施して記載した。

表記していない寸法は,図6及び表4を参照。

図8−キャビネット タイプBの寸法

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C 6012-3-100:2015 (IEC 60297-3-100:2008)

参考文献

JIS C 6010-2 電子機器用ラック及びユニットシャシのモジュラオーダ−第2部:25 mm実装のイン

タフェイス整合寸法

注記 対応国際規格:IEC 60917-2,Modular order for the development of mechanical structures for

electronic equipment practices−Part 2: Sectional specification−Interface co-ordination dimensions

for the 25 mm equipment practice(MOD)

ETSI EN 300119-1,Equipment engineering (EE)−European telecommunication standard for equipment

practice−Part 1: Introduction and terminology

ETSI EN 300119-3,Equipment engineering (EE)−European telecommunication standard for equipment

practice−Part 3: Engineering requirements for miscellaneous racks and cabinets