2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

C 6485:2008

ページ

序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲 ························································································································· 1

2 引用規格 ························································································································· 1

3 銅張積層板の種類 ············································································································· 2

4 材料及び構成 ··················································································································· 2

4.1 樹脂 ···························································································································· 2

4.2 金属はく ······················································································································ 2

4.3 基材 ···························································································································· 3

5 ロゴマーク ······················································································································ 3

6 電気的特性 ······················································································································ 3

7 非電気的特性 ··················································································································· 3

7.1 銅はく面の外観 ············································································································· 3

7.2 銅張積層板面の外観 ······································································································· 4

7.3 銅張積層板の銅はくを含む厚さ ························································································· 5

7.4 反り及びねじれ ············································································································· 5

7.5 銅はくの接着に関する特性······························································································· 6

7.6 打抜き加工性 ················································································································ 6

7.7 寸法安定性 ··················································································································· 6

7.8 シート寸法 ··················································································································· 6

7.9 カット材 ······················································································································ 6

8 銅はくを完全に除去した後の非電気的特性 ············································································ 7

8.1 外観 ···························································································································· 7

8.2 曲げ強さ ······················································································································ 7

8.3 耐燃性 ························································································································· 7

8.4 吸水率 ························································································································· 8

8.5 ミーズリング(measling) ······························································································· 8

8.6 ガラス転移温度及び硬化度······························································································· 8

9 包装及び表示 ··················································································································· 8

10 注文情報 ······················································································································· 9

附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ································································ 10

(1)

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C 6485:2008

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電子

回路工業会(JPCA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 6485:1997は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

(2)

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日本工業規格

JIS

C 6485:2008

プリント配線板用銅張積層板−紙基材フェノール樹脂

Base materials for printed circuits−Paper base, phenolic resin

序文

この規格は,2005年に第1版として発行されたIEC 61249-2-1及びIEC 61249-2-2を基に,技術的内容

を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1

適用範囲

この規格は,厚さが0.8 mm〜3.2 mmの一般品及び高絶縁品の紙基材フェノール樹脂銅張積層板につい

て規定する。

注記1 この規格は,銅張積層板の特性について規定するものであるが,その特性にかかわる規定は,

製品のもつべき値を示すものであり,この規格によって適合性評価を行うことは意図してい

ない。

注記2 この規格の対応国際規格を,次に示す。

IEC 61249-2-1:2005,Materials for printed boards and other interconnecting structures−Part 2-1:

Reinforced base materials,clad and unclad−Phenolic cellulose paper reinforced laminated sheets,

economic grade,copper clad

IEC 61249-2-2:2005,Materials for printed boards and other interconnecting structures−Part 2-2:

Reinforced base materials,clad and unclad−Phenolic cellulose paper reinforced laminated sheets,

high electrical grade,copper-clad

(全体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していること

を示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS C 6481 プリント配線板用銅張積層板試験方法

JIS C 6515 プリント配線板用銅はく

注記 対応国際規格:IEC 61249-5-1,Materials for interconnection structures−Part 5: Sectional

specification set for conductive foils and films with and without coatings−Section 1: Copper foils

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2

C 6485:2008

(for the manufacture of copper-clad base materials)(IDT)

IEC 60194,Printed board design,manufacture and assembly−Terms and definitions

IEC 61189-2,Test methods for electrical materials, printed boards and other interconnection structures and

assemblies−Part 2: Test methods for materials for interconnection structures

3

銅張積層板の種類

銅張積層板は,電気的特性によって,一般品及び高絶縁品に区分する。

3.1

一般品

一般品は,耐燃性によって区分し,その種類は,表1-1による。これらの耐燃性のグレードは,表11-2

によって,FV-0又はFV-1の2種類とする。

表1-1−銅張積層板の種類(一般品)

耐燃性

材料区分

グレードの区分

規定しない

耐燃品

材料区分61249-2-1-1 耐燃性が不要であるもの(8.3.1参照)

材料区分61249-2-1-2 耐燃性によって区分される(垂直燃焼試験)(8.3.3参照)

3.2

高絶縁品

高絶縁品は,耐燃性によって区分し,その種類は,表1-2による。これらの耐燃性のグレードは,表11-2

によってFV-0又はFV-1の2種類とする。

表1-2−銅張積層板の種類(高絶縁品)

耐燃性

材料区分

グレードの区分

規定しない

耐燃品

材料区分61249-2-2-1 耐燃性が不要であるもの(8.3.1参照)

材料区分61249-2-2-2 耐燃性によって区分される(水平燃焼試験)(8.3.2参照)

材料区分61249-2-2-3 耐燃性によって区分される(垂直燃焼試験)(8.3.3参照)

4

材料及び構成

銅張積層板は,次によって片面又は両面に銅はくを付けた絶縁材料によって構成する。IEC 60194の用

語及び定義を参照。

4.1

樹脂

変性又は未変性のフェノール樹脂

4.2

金属はく

JIS C 6515に規定する銅はく(銅張積層板用)。JIS C 6515に規定する延性・展性をもつ電解銅はくが望

ましい。

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3

C 6485:2008

4.3

基材

紙(検討中,将来はこの規格群で規定される。)

5

ロゴマーク

銅張積層板には,次によってそれぞれの製造業者を特定するマークを入れてもよい。

a) 色は,黒又は材料の色と識別できる色とする。

b) マークの繰返し間隔(空白からマークの遠い方の点までの距離)は,受渡当事者間の協定による。

c) 機械に材料を供するときの機械方向の表示は,受渡当事者間の協定による。

6

電気的特性

銅張積層板の電気的特性は,表2による。

表2−電気的特性

特性

試験方法

特性値

(一般品)

(高絶縁品)

銅はくの抵抗値

恒温槽中での加熱加湿処理後の表面抵抗 a)

100 MΩ以上

JIS C 6515の規定による。

1 000 MΩ以上

表面抵抗

1 000 MΩ 以上

10 000 MΩ 以上

恒温槽中での加熱加湿処理後の体積抵抗率 a) 2E04

10 MΩ・m以上

100 MΩ・m以上

加熱加湿処理後の体積抵抗率

100 MΩ・m以上

1 000 MΩ・m以上

比誘電率(1 MHz)

2E10(検討中)c)又は

JIS C 6481の5.12

2E10(検討中)c)又は

JIS C 6481の5.12

5.5以下

5.5以下

0.1以下

0.5以下

100 ℃での表面抵抗 a)

15 MΩ以上

100 MΩ以上

100 ℃での体積抵抗率 a)

10 MΩ・m以上

100 MΩ・m以上

絶縁抵抗 b)

JIS C 6481の5.11又は

10 000 MΩ以上

IEC 61189-2の2E17(検討

10 MΩ以上

中)c)

100 000 MΩ以上

誘電正接(1 MHz)

常態

煮沸後

100 MΩ以上

注 a) 受渡当事者間の協定によって,省略することができる。

b) 日本では,豊富な実績がある試験方法であり,IECにも提案中である。IECで採用されるまでは,JIS C 6481

の絶縁抵抗試験方法を適用する。

c) IEC 61189-2が改正され,試験方法が追加されたとき,その試験方法を適用する。

7

非電気的特性

7.1

銅はく面の外観

銅はく面は,実用上有害な欠陥があってはならない。

銅張積層板の銅はく面は,IEC 61189-2の試験方法2M18によって試験したとき,7.1.1〜7.1.4の規定に

適合しなければならない。

7.1.1

へこみ及び突起(凹凸)

へこみ及び突起は,その大きさ(通常は長さ)を測定し,表3によって評価点数を求める。

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4

C 6485:2008

表3−へこみ及び突起

大きさ

評価点数

1.00 を超え

測定は,銅張積層板の銅はく面の任意の300 mm×300 mmに対して,へこみ及び突起は,倍率約3倍の

スケール付き拡大鏡,表面粗さ計などを用いて検査し,評価点数の合計によって材料を表4のとおりクラ

ス分けする。

表4−材料のクラス分類

クラス

評価点数の合計

クラスA

17を超え29以下

クラスB

5を超え17以下

クラスC

5以下

クラスD

クラスX

受渡当事者間の協定による。

評価点数の合計が29を超えるものについては,不可とする。

材料の要求クラスは,受渡当事者間の協定による。ただし,協定がない場合にはクラスAを適用する。

7.1.2

しわ

銅はく面には,実用上有害なしわがあってはならない。

7.1.3

きず

銅はく面には,深さ10 μm以上,又は銅はく公称厚さの20 %を超える深さのきずがあってはならない。

銅はく公称厚さの5 %未満,かつ,10 μm未満の深さのきずは,きずとはみなさない。

銅はく公称厚さの5 %〜20 %の深さのきずは,銅はく面の任意の300 mm×300 mmに対して合計長さ

が100 mmまであってもよい。

7.1.4

膨れ

膨れは,通常,製造工程で使用するプレス板(鏡面板)の影響によるが,銅はく下の層間はく離(デラ

ミネーション)又は異物によっても引き起こされる。

プレス板(鏡面板)の欠陥による膨れは,次の値まであってもよい。

クラスA 及び X

最大高さ 15 μm及び最大長さ 15 mm

クラスB 及び C

最大高さ 8 μm及び最大長さ 15 mm

クラスD

最大高さ 5 μm及び最大長さ 15 mm

材料の要求クラスは,受渡当事者間の協定による。ただし,協定がない場合にはクラスAを適用する。

7.1.5

表面粗さ

規定なし。

7.2

銅張積層板面の外観

片面銅張積層板の積層板面は,通常の製造工程で形成される外観でなければならない。色相に若干の不

ぞろいがあってもよい。積層板面の光沢は,プレス板(鏡面板)又は離形フィルム若しくは離形はくによ

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C 6485:2008

って生じる。硬化時に発生するガスによる光沢の変化があってもよい。

7.3

銅張積層板の銅はくを含む厚さ

IEC 61189-2の試験方法2D01によって試験したとき,厚さは公称厚さに対して,表5によって標準品と

高品質品との区分をし,この許容差を超えてはならない。許容差の指定がない場合は,“標準品”の許容差

を適用する。

表5−銅張積層板の公称厚さ及び許容差

単位 mm

許容差

公称厚さ

標準品

高品質品

この表に示されていない厚さについては,最も近い,厚い側の許

容差を適用する。

厚さ及び許容差は,銅張積層板の端から25 mm以内は適用しな

い。また,供給者によって製造,納品したカットパネルの端から13

mm以内には適用しない。ただし,許容差の範囲外の箇所でも,許

容差の125 %以内でなければならない。

7.4

反り及びねじれ

銅張積層板の反り及びねじれは,IEC 61189-2の試験方法2M01によって試験したとき,表6に示す許容

値を超えてはならない。

表6−反り及びねじれ

単位 mm

特性

試験方法

反り及びねじれ

公称厚さ

0.8以上 1.2以下

1.2を超え 1.6以下

1.6を超え3.2以下

長手方向の

パネル寸法

許容値

片面銅張積層板

両面銅張積層板

350以下

3.0以下

2.5以下

350を超え 500以下

2.8以下

2.3以下

500を超え

2.5以下

2.0以下

350以下

2.5以下

2.0以下

350を超え 500以下

2.3以下

1.8以下

500を超え

2.0以下

1.5以下

350以下

2.0以下

1.5以下

350を超え 500以下

1.8以下

1.4以下

500を超え

1.5以下

1.3以下

反り及びねじれの規定は最大銅はく厚さ105 μm(915 g/m2)の片面銅張積層板及び表裏の最大銅はく厚さの差が

70 μm(610 g/m2)の両面銅張積層板に適用する。

寸法が与えられた範囲を超えた積層板についての要求は,受渡当事者間の協定による。

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C 6485:2008

7.5

銅はくの接着に関する特性

ランド引き離し強さ,銅はく引きはがし強さ及び熱衝撃後の膨れの許容値は,表7による。

表7−ランド引き離し強さ,銅はく引きはがし強さ及び熱衝撃後の膨れの許容値

単位 N/mm

特性

試験方法

許容値

銅はく厚さ

18 μm以下

152 g/m2以下

ランド引き離し強さ a)

銅はく引き

はがし強さ 常態

35 μm以上

305 g/m2以上

25以上

0.7以上

1.0以上

0.7以上

1.0以上

10秒間の熱衝撃後(はんだ

処理後)

100 ℃加熱後 a)

0.7以上

1.0以上

溶媒蒸気暴露後

溶媒は受渡当事者間の協定

による。a)

0.7以上

1.0以上

擬似めっき後 a)

0.7以上

1.0以上

高温125 ℃(任意項目)

規定しない。

膨れ,はがれがない。

熱衝撃後の膨れ b)

膨れ,はがれがない。

高温での銅はく引きはがし強さの測定は,銅はくの破損がある場合又は測定機器が測定した力の範囲を読み取る

ことが難しい場合,導体幅を3 mm以上として行うことができる。

注 a) 受渡当事者間の協定によって,省略することができる。

b) この特性項目は,IEC 61189-2の試験方法 2M14(10秒間の熱衝撃後の銅はく引きはがし強さ)で同時に実

施することができる。

7.6

打抜き加工性

打抜き強さ及び引抜き強さの許容値は,受渡当事者間の協定による。

なお,打抜き加工は,製造業者の推奨する条件による。

7.7

寸法安定性

寸法安定性は,IEC 61189-2の試験方法2X02によって試験する。許容差は,受渡当事者間の協定による。

7.8

7.8.1

シート寸法

シート寸法

シート寸法は,受渡当事者間の協定による。

7.8.2

シート寸法の許容差

+ mmとする。

シート寸法の許容差は,250

7.9

7.9.1

カット材

カット材の寸法許容差

使用者の仕様によるカット寸法に切断した銅張積層板の,長さ及び幅の許容差は,表8による。使用者

の仕様で指定されない場合には,標準品の値を適用する。

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7

C 6485:2008

表8−カット材の寸法許容差

単位 mm

許容差の区分

パネル寸法

7.9.2

標準品

高品質品

300以下

300を超え 600以下

600を超え

カット材の直角度

銅張積層板をIEC 61189-2の試験方法2M23によって試験したとき,表9の値を超えてはならない。

表9−カット材の直角度

単位 mm/m

特性

カット材の直角度

許容値の区分

試験方法

標準品

高品質品

3 以下

2 以下

8

銅はくを完全に除去した後の非電気的特性

8.1

外観

基材は実質的にへこみ,くぼみ,きず,穴及び異物(微量の未硬化樹脂を含む。)があってはならない。

また,色相が実質的に均一でなければならない。若干の色むらは許容される。

8.2

曲げ強さ

曲げ強さは,IEC 61189-2の試験方法2M20によって試験したとき,表10に適合しなければならない。

表10−曲げ強さ

単位 N/mm2

試験方法

特性

曲げ強さ

(板厚1.0 mm以上に適用)

2M20(検討中)

許容値

100以上

室温で打抜き良好な材料であれば,曲げ強さは70以上でもよい。

8.3

8.3.1

耐燃性

材料区分61249-2-1-1及び61249-2-2-1(表1-1及び表1-2参照)

耐燃性は,規定しない。

8.3.2

材料区分61249-2-2-2(表1-2参照)

耐燃性は,IEC 61189-2の試験方法2C07によって試験したとき,表11-1に適合しなければならない。

表11-1−耐燃性(水平燃焼試験)

特性

耐燃性

板厚1.2 mm以下

板厚1.2 mmを超える

試験方法

区分

20秒以内

15秒以内

いずれも25 mm線を超えて燃焼してはならない

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8

C 6485:2008

8.3.3

材料区分61249-2-1-2及び61249-2-2-3(表1-1及び表1-2参照)

耐燃性は,IEC 61189-2の試験方法2C06によって試験したとき,表11-2に適合しなければならない。

表11-2−耐燃性(垂直燃焼試験)

試験方法

特性

耐燃性

区分

炎を取り去った後のフレーミング(flaming)時間

10秒以内

30秒以内

5個1組の試料に,計10回接炎後のフレーミン

グ時間の合計

50秒以内

250秒以内

2回目の炎を取り去った後のグローイング

(glowing)時間

30秒以内

60秒以内

つかみ具までのフレーミング又はグローイング

なし

なし

ティッシュペーパを発火させる滴下物

なし

なし

注記 この表の規定は,対応国際規格において,銅張積層板の耐燃性評価に多く用いられている米

国の“UL規格”の規定による。また,区分の表記(FV-0,FV-1)は,対応国際規格におい

て,UL規格の表記(V-0,V-1)に“Flammability”の“F”を追加した。

8.4

吸水率

吸水率は,IEC 61189-2の試験方法2N02によって試験したとき,表12に適合しなければならない。

表12−吸水率

特性

試験方法

厚さ

吸水率

8.5

許容値

一般品

高絶縁品

2.20以下

1.15以下

1.75以下

1.0以下

1.50以下

0.90以下

1.40以下

0.80以下

1.30以下

0.80以下

1.00以下

0.70以下

0.90以下

0.65以下

0.75以下

0.60以下

ミーズリング(measling)

適用しない。

8.6

ガラス転移温度及び硬化度

適用しない。

9

包装及び表示

輸送中及び保管中に損傷のおそれがないように包装し,その包装表面の見やすい箇所に,次の事項を容

易に消えない方法で明りょうに表示する。ただし,包装表面だけの表示では問題が発生する可能性のある

場合(基材の方向性,銅はく構成が異なる場合など)は,製品ごとに表示する。

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9

C 6485:2008

a) 品番(型番など)

b) 基材の方向性[縦方向(基材の流れ方向)を矢印などで表示する。]

c) 大きさ及び厚さ

d) 銅はく厚さ

e) 数量

f)

製造業者名又はその略号

g) 製造年月又はその略号(製造ロット番号で明りょうに判別できる場合は,省略してもよい。)

h) 製造ロット番号

10 注文情報

注文情報には,次の内容を含まなければならない。

a) 品番(型番など)

b) 大きさ(方向性含む)及び厚さ

c) 銅はく厚さ

d) 数量

参考文献 JIS Q 9001 品質マネジメントシステム−要求事項

JIS Q 14001 環境マネジメントシステム−要求事項及び利用の手引

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JIS C 6485:2008 プリント配線板用銅張積層板−

紙基材フェノール樹脂

(Ⅰ) JISの規定

(Ⅲ) 国際規格の規定

箇条番号

及び名称

1 適用範囲

2 引用規格

3 銅張積層

板の種類

4 材料及び

構成

5 ロゴマー

(Ⅱ) 国際

規格番号

内容

紙基材フェノール樹脂

を用いたプリント配線

板用銅張積層板につい

て規定。

箇条

番号

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異

の箇条ごとの評価及びその内容

内容

電気的特性によって,

一般品及び高絶縁品の

2種類について規定。

用いる材料及びその構

成について規定。

銅張積層板の製造業者

を特定するロゴマーク

について規定。

箇条ごと

の評価

変更

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

技術的差異の内容

二つの国際規格を一つ

のJISとした。

規格使用者の利便性のため。

追加

二つの国際規格を一つ

のJISとした。

使用者の利便性を重視した。見直

し時提案を検討。

IEC 61249-2-1及びIEC

61249-2-2の2規格に分け

て規格化。

JISにほぼ同じ。

追加

実質的な差異はない。

JISにほぼ同じ。

変更

制定されているJISを

引用した。

JISでは,ロゴマーク

配置の例図を削除し

た。

ロゴマークの繰返し間

隔を“受渡当事者間の

協定による”とした。

ロゴマークは,各社各様であるた

め例図を削除した。

また,IEC規格では,ロゴマーク

の間隔が“75 mm以上”と規定さ

れているが,日本においては各社

各様であるため“受渡当事者間の

協定による”こととした。

なお,これらはIECへ提案する。

附属書JA

(参考)

JISと対応する国際規格との対比表

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

(Ⅰ) JISの規定

(Ⅱ) 国際

規格番号

箇条番号

及び名称

内容

6 電気的特

銅張積層板の電気的特

性について規定。

(Ⅲ) 国際規格の規定

箇条

番号

内容

JISにほぼ同じ。ただし,

絶縁抵抗の規定はない。

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異

の箇条ごとの評価及びその内容

技術的差異の内容

箇条ごと

の評価

変更

削除

追加

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

JISでは,次の項目を

任意項目とした。

・恒温槽中での加熱加

湿処理後の表面抵抗

・恒温槽中での加熱加

湿処理後の体積抵抗

・100 ℃での表面抵抗

・100 ℃での体積抵抗

“恒温槽中での加熱加湿処理後の

表面抵抗”及び“恒温槽中での加

熱加湿処理後の体積抵抗率”につ

いては,我が国では品質改善によ

って考慮する必要のないレベルに

早くから達しており,省略しても

問題はない。絶縁材料部分の異常

があれば,新しく追加した“絶縁

抵抗”の測定において異常値が検

出できるため,任意項目とした。

また,“100 ℃での表面抵抗”及び

Surface corrosion(表面 “100 ℃での体積抵抗率”の試験

のさび),Corrosion at

項目は,日本においては,品質改

the edge(板端の異物)

善によって考慮する必要のないレ

については,外観項目 ベルに早くから達しており,特に

のため電気的特性から 要求のない限り省略すべき試験項

は削除した。

目と考え任意項目とした。

新たに“絶縁抵抗”の

なお,これらはIECへ提案中であ

項目を追加した。

る。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

箇条番号

及び名称

内容

7 非電気的

特性

銅張積層板の非電気的

特性について規定。

8銅はくを

完全に除去

した後の非

電気的特性

銅はく除去後の非電気

的特性について規定。

(Ⅲ) 国際規格の規定

箇条

番号

内容

JISにほぼ同じ。

6.5の規定で,常態引きは

がし強さの規定はない。

JISに同じ。

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異

の箇条ごとの評価及びその内容

技術的差異の内容

箇条ごと

の評価

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

変更

JISでは,次の項目を

任意項目とした。

・ランド引き離し強さ

・100 ℃加熱後の銅は

く引きはがし強さ

・溶媒蒸気暴露後の銅

はく引きはがし強さ

・擬似めっき後の銅は

く引きはがし強さ

追加

“常態での引きはがし

強さ”を追加した。

一致

対応IEC規格で規定されている項

目には,銅はくの接着力が極めて

不安定であったころ(頃)に制定

されたものがあり,数多くの条件

を想定して試験方法及び規格値を

規定している。しかし,現在では

いずれの項目も問題なく合格でき

るレベルであり,はんだ付けを想

定した熱処理後の引きはがし強さ

の測定及び銅はく面の異常の調査

で十分と考えられるため,JISで

は任意項目とした。

また,“溶媒蒸気暴露後の銅は

く引きはがし強さ”について,本

来は低沸点塩素系溶剤の沸点温度

で試験することが規定されていた

が,環境問題から塩素系溶剤名が

削除され,その他の条件はそのま

ま残された問題のある試験項目で

あることから,任意項目とした。

なお,前述の試験項目を任意項

目とすることについては,IECへ

提案中である。

“常態での引きはがし強さ”につ

いて,対応国際規格には規定がな

いが,日本では通常適用される特

性項目であるため追加した。

(Ⅱ) 国際

規格番号

(Ⅰ) JISの規定

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

(Ⅰ) JISの規定

(Ⅱ) 国際

規格番号

(Ⅲ) 国際規格の規定

箇条

番号

内容

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異 (Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の

の箇条ごとの評価及びその内容

理由及び今後の対策

技術的差異の内容

箇条ごと

の評価

箇条番号

及び名称

内容

9 包装及び

表示

10 注文

情報

銅張積層板の包装及び

表示について規定。

JISに同じ。

一致

銅張積層板の注文情報

について規定。

JISに同じ。

一致

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 61249-2-1:2005,IEC 61249-2-2:2005:MOD

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

― 一致 ··············· 技術的差異がない。

― 削除 ··············· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

― 追加 ··············· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

― 変更 ··············· 国際規格の規定内容を変更している。

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

― MOD··············· 国際規格を修正している。