2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

C 6488 : 1999

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって,JIS C 6488 : 1994は改正され,この規格に置き換えられる。

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C 6488 : 1999

目次

ページ

序文 ··································································································································· 1

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 1

3. 材料及び構成 ·················································································································· 2

4. ロゴマーク ····················································································································· 2

5. 電気的特性 ····················································································································· 3

6. 銅張積層板の非電気的特性 ································································································ 3

7. 銅はくを完全に除去した後の基材の非電気的特性 ·································································· 7

8. 包装及び表示 ·················································································································· 8

9. 受入試験 ························································································································ 8

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日本工業規格

JIS

C 6488 : 1999

プリント配線板用銅張積層板−

耐燃性ガラス布・紙複合基材

エポキシ樹脂銅張積層板

Base materials for printed circuits

−Epoxide cellulose paper core, epoxide glass cloth surfaces

copper-clad laminated sheet of defined flammability

(vertical burning test)

序文 この規格は,1987年第1版として発行されたIEC 60249-2-9 [Base materials for printed circuits−Part2 :

Specifications Specification No.9 : Epoxide cellulose paper core, epoxide glass cloth surfaces copper-clad laminated

sheet of defined flammability (vertical burning test) ] を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更すること

なく作成した日本工業規格である。ただし,一部を我が国の実状に即し変更した。また,Amendmentにつ

いては編集し,一体とした。

なお,この規格で点線の下線を施してある事項は,原国際規格にはない事項である。また,IEC規格番号

は,1997年1月1日から実施のIEC規格新番号体系によるものであり,これより前に発行された規格に

ついても,規格番号に60 000を加えた番号に切り替えた。これは,番号だけの切替えであり,内容は同一

である。

1. 適用範囲 この規格は,板厚0.7mmから6.4mmまでの耐燃性グレード(垂直難燃性)のガラス布・

紙複合基材エポキシ樹脂銅張積層板(以下,銅張積層板という。)の特性について,規格値を定める。

備考1. この材料を指定するために,例えば,60249・2・9・FV0・IEC・EP・CP+GC・Cuについては,も

しも,混乱の危険性がなければ,材料品種記号はIEC・60249・2・9・FV0と省略してもよい。

2. 対応国際規格を次に示す。

IEC 60249-2-9 : 1987, Base materials for printed circuits−Part 2 : Specifications−Specification No.9 :

Epoxide cellulose paper core, epoxide glass cloth surfaces copper-clad laminated sheet of defined

flammability (vertical burning test)

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ

れらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS C 6481 プリント配線板用銅張積層板試験方法

JIS C 6515 プリント配線板用銅はく

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C 6488 : 1999

備考 IEC 61249-5-1 : 1995, [Materials for interconnection structures−Part 5 : Sectional specification set

for conductive foils and films with and without coatings−Section 1 Copper foils (for the

manufacture of copper-clad base materials) ] が,この規格と一致している。

IEC 60249-1 : 1982, Base materials for printed circuits−Part 1 : Test methods. Amendment No.3 (1991)

IEC 61189-2 : 1997, Test methods for electrical materials, interconnection structures and assemblies−Part 2 :

Test methods for materials for interconnection structures

3. 材料及び構成 銅張積層板は,片面,両面銅はく付絶縁材料によって構成する。

3.1

絶縁材料 ガラス布・紙複合基材エポキシ樹脂積層板。その耐燃性は,7.3(耐燃性)による。

3.2

金属はく JIS C 6515に規定された銅はく。

銅はくは,標準延性のタイプE(電解銅はく)を使用することが望ましい。

4. ロゴマーク 各々のシートには,製造業者のIDマークを付ける。

a) 赤マークは,耐燃性の材料であることを示す。

b) ロゴマークは,75mm以内間隔で示すこと。

c) 下図の例に示すように,機械方向にロゴマークを示すこと。

参考 受渡当事者間の協定によって,省略することができる。

例:

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C 6488 : 1999

5. 電気的特性

表1 電気的特性

特性

試験方法

(IEC 60249-1の項目)

はくの抵抗値

恒湿槽中での加熱加湿処理後

の表面抵抗(任意項目)

加熱加湿処理後の表面抵抗

規格値

JIS C 6515の規定に従う。

3 000MΩ以上

30 000MΩ以上

1 000MΩ・m以上

5 000MΩ・m以上

表面電食性(1)

端部電食性(1)

加熱加湿処理後の比誘電率

加熱加湿処理後の誘電正接

100℃での表面抵抗(1)

100℃での体積抵抗率(1)

絶縁抵抗(2)

常態

恒湿槽中での加熱加湿処理後

の体積抵抗率(任意項目)

加熱加湿処理後の体積抵抗率

すきま部分に,目で見える腐食生成

物があってはならない。

陽極:A/Bより良好なこと。

陰極:1.6より良好なこと。

平均値が下記の値以下

(公称厚さ)

(規格値)

その他の

より薄いものの

厚さ

値を適用する。

平均値が0.045以下

1 000MΩ以上

100MΩ・m以上

105MΩ以上

1 000MΩ以上

煮沸後

注(1) 受渡当事者間の協定によって,省略することができる。

(2) 日本では,豊富な実績がある試験方法であり,IECにも提案中である。IECで採用される

までは,JIS C 6481の絶縁抵抗試験方法を適用する。

6. 銅張積層板の非電気的特性

6.1

6.1.1

銅張積層板の外観

一般表面状態 銅はく面は,実用上有害な膨れ,しわ,ピンホール,深いきず,へこみ及び樹脂付

着があってはならない。銅はく面の変色及び汚れは,密度1.02g/cm3 (4wt%) の塩酸又は有機溶剤で容易に

除去できなければならない。

6.1.2

高品質表面状態(任意項目) 貴金属めっき若しくは微細パターンの形成,又は顧客の要求によっ

て高品質表面が必要である場合,6.1.1(一般表面状態)に加え,IEC 60249-1の3.9(表面状態)に基づき

検査され,次の規定を満足しなければならない。

・ 銅はくの表面は,欠点を覆い隠すような加工をしてはならない。

・ 銅はく表面のきずは,深さ0.010mm又は銅はくの公称厚さの1/5を超えてはならない。

・ 深さが0.005mmを超え,0.010mmよりも浅いきずの総長さは,銅張積層板1m2当たり1mを超えては

ならない。

・ この要求は,35μm (305g/m2) 及び70μm (610g/m2) 銅はくの表面に適用する。18μm (152g/m2) 銅はく

のきず許容範囲は,現在,検討中である。

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C 6488 : 1999

・ 0.5m2当たりのピンホールの総面積は,0.012mm2を超えてはならない。

・ 銅張積層板では,表2で許容される欠点数を超えてはならない。

表2 欠点及び許容数

区分

異物

へこみ

寸法

(指定がない場合,長さ)

評価寸法

0.1以下

規定なし

規定なし

0.1超え

0.25超える

0.25超え

0.25以下

0.25以下

1.25以下

規定なし

規定なし

1.25超え

3.0以下又は

幅1.0以下

3.0超え又は

幅1.0超える

突起

許容欠点数(3)

評価寸法

0.1超え

4.0超え又は

高さ0.1超える

0.1以下

4.0以下又は

高さ0.1以下

規定なし

規定なし

しわ,

すべての寸法

膨れ

* これらの寸法のへこみ総数は3個

** これらの寸法のへこみ総数は13個

注(3) 1m2又はこれ以上の銅張積層板に対しては,任意の1m2に対して

“評価寸法1m2”の値を適用する。

1m2より小さな銅張積層板の場合,任意の300mm×300mmに対

して“評価寸法300mm×300mm”の値を適用する。

カットサイズの銅張積層板に対する欠点の数と最大寸法は,受

渡当事者間の協定による。

6.2

板厚 銅張積層板の板厚は銅はくを含んだものであり,公称厚さごとに厚さ許容差を表3のとおり

定める。特に高品質品との指定がない限り,許容差は標準品の厚さ許容差の値を使用する。

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C 6488 : 1999

表3 銅張積層板の公称厚さと許容差

公称厚さ

厚さ許容差±

標準品

高品質品

注(4) 0.8mm未満の場合は,銅はくを除

いた厚さを公称厚さとしてもよ

い。この場合の厚さ許容差は,表

3と同じ数値とし,性能表には

“(銅はくを除く)”と併記する。

例) 0.7mm(銅はくを除く)

銅張積層板の厚さ許容差は,寸法に関係なく,面積の90%以上は,上記の厚さ許容差の範囲内であるこ

ととし,許容差を超える箇所は,どのような場合でも許容差の125%を超えてはならない。ただし,銅張

積層板の端から25mm以内は,表3の厚さ許容差の規格値を適用しない。

公称厚さ0.7〜6.4mmの銅張積層板であって,表3の公称厚さに定められていない厚さの場合は,より

厚いものの厚さ許容差を適用する。

6.3

反り及びねじれ(公称厚さ0.8mm未満のものには適用しない。)

表4 反り及びねじれ

特性

試験方法

公称厚さ

パネル寸法

反り及び

ねじれ

規格値 (%)

片面銅はく

両面銅はく

検討中

エッチング

及び加熱後

の反り及び

ねじれ

備考 反り及びねじれは,最大銅はく厚さ105μmの片面銅張積層板と,表裏の最大

銅はく厚さの差が70μmの両面銅張積層板に適用される。

規定値を超えた積層板の詳細及び要求は,受渡当事者間の協定による。

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6.4

銅はくの接着に関係する特性

表5 銅はく引きはがし強さとランド引きはがし強さ

特性

試験方法

(IEC 60249-1の項目)

ランド引きはがし強さ(5)

規格値

60N以上

10秒間の熱衝撃後の銅はく

引きはがし強さ

又は3.6.2.3

100℃加熱後の銅はく引きは

がし強さ(5)

1.0N/mm以上 1.2N/mm以上 1.6N/mm以上

膨れ,はがれがない

1.0N/mm以上 1.2N/mm以上 1.6N/mm以上

膨れ,はがれがない

受渡当事者間で合意した溶

媒にさらされた後の銅はく

引きはがし強さ(5)

1.0N/mm以上 1.2N/mm以上 1.6N/mm以上

膨れ,はがれがない

めっきの模擬実験後の銅は

く引きはがし強さ(5)

0.8N/mm以上

0.9N/mm以上 1.2N/mm以上

10秒間の熱衝撃後の膨れ

膨れ,はがれがない

又は3.7.2.3

備考 銅はくの破損又は測定機器が測定した力の範囲を読み取ることが難しい場合,銅はく引きは

がし強さの測定は,導体幅を3mm以上で行うことができる。

注(5) 受渡当事者間の協定によって,省略することができる。

6.5

打ち抜き加工性及び機械加工性 打ち抜き加工性と機械加工性の試験方法及び規格値は,受渡当事

者間の協定による。

6.6

はんだ付け性 この項目は,原国際規格で削除されているため,欠番とする。

6.7

寸法安定性

表6 寸法安定性

6.8

6.8.1

特性

試験方法

(IEC 60249-1の項目)

規格値

寸法安定性

ただし,T=150℃±2℃

0.08%以下

シート寸法

代表的なシート寸法 代表的なシート寸法は次のとおりとし,①,②に示すメートル系の寸法のも

のを使用することを推奨する。

① 1 000mm×1 000 mm

② 1 000mm×1 200 mm

1 060mm×1 150 mm

915mm×1 220 mm

6.8.2

シート寸法の許容差

+mm以下とする。

シート寸法の許容差は,200

6.9

カット材

6.9.1

カット材寸法 カット材寸法は,購入者の仕様と一致していなければならない。

6.9.2

カット材の寸法許容差 購入者の仕様による寸法に切断した銅張積層板には,長さと幅については

表7の許容差を適用する。

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C 6488 : 1999

表7 カット材の寸法許容差

パネル寸法

許容差±mm

標準品

高品質品

300以下

300を超え600以下

600を超える

6.9.3

カット材の直角度

表8 カット材の直角度

特性

試験方法

(IEC 60249-1の項目)

カット材の直角度

規格値

標準品 高品質品

3以下

2以下

7. 銅はくを完全に除去した後の基材の非電気的特性

7.1

基材の外観 基材には,実用上有害なピット,穴,きず,欠損,異物(硬化した樹脂の粒を含む)

及び色の大幅な変化があってはならない。

多少の色むらは差し支えない。

7.2

曲げ強さ

表9 曲げ強さ

特性

試験方法

(IEC 60249-1の項目)

曲げ強さ

(公称厚さ1.0mm以上

のものに適用する。)

(公称厚さ)

2.0mm超え6.4mm以下

規格値

220N/mm2以上

210N/mm2以上

200N/mm2以上

200N/mm2以上

180N/mm2以上

150N/mm2以上

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C 6488 : 1999

7.3

耐燃性

表10 耐燃性

特性

試験方法

(IEC 60249-1の項目)

規格値

グレード

耐燃性

(垂直燃焼試験)

炎を取り去った後の

フレーミング時間

5個1組の試料に,計10回

接炎後のフレーミング時間の合計

2回目の炎を取り去った後の

グローイング時間

つかみ具までのフレーミング又は

グローイング

ティッシュペーパを発火させる

滴下物

7.4

10秒間以下

50秒間以下

30秒間以下

なし

なし

吸水率

表11 吸水率

特性

試験方法(IEC 60249-1の項目)

公称厚さ

吸水率

規格値

(最大)

備考 公称厚さ0.7〜6.4mmの銅張積層板であって,表11の公称厚さに

定められていない厚さの場合は,より厚いものの厚さ許容差を適

用する。

7.5

ミーズリング 適用しない。

8. 包装及び表示 銅張積層板は,輸送中の衝撃,反り,汚損を避けたり保管のために,例えば間紙など

の包装材料を用いて,適切に包装する。

銅張積層板の包装又は必要であれば各銅張積層板に,容易に除去可能な表示(ラベル又は他の適切な方

法)で,この規格に基づく材料品種記号,製造業者名,公称厚さ,銅はくの公称厚さ及び製造番号を記載

する。銅張積層板の表示は,通常の取扱いの間に容易に識別できることとする。包装表示には,枚数も示

すこととする。

受渡当事者間の協定によって,枚数は質量で代用してもよい。

9. 受入試験 試験が,銅張積層板の購入者によって行われる場合,表12の試験を推奨する。

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C 6488 : 1999

表12 推奨受入試験

IEC 60249-1の項目

特性

加熱加湿処理回復後の比誘電率及び誘電正接

熱衝撃後の引きはがし強さ

熱衝撃後の膨れ

表面状態

厚さ

耐燃性

絶縁抵抗(6)

注(6) 絶縁抵抗を測定すると,絶縁基材の電気的性能の異常を容易に

検出できるため,電気的項目では,初めにこの項目の検査を行

うことを推奨する。

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C 6488 : 1999

社団法人日本プリント回路工業会JIS原案作成委員会 構成表

(委員長)

(幹事)

(事務局)

氏名

所属

桜 井 貴 康

野 口 節 生

榎 本 亮

江 森 雄 二

榧 場 正 男

桐 井 博 史

小 泉 徹

白 石 和 明

鈴 木 鉄 秋

園 田 善 章

塚 田 潤 二

中 村 吉 宏

長 嶋 紀 孝

灰 田 雄二郎

町 田 英 夫

山 村 修 蔵

永 松 荘 一

橋 爪 邦 隆

栗 原 正 英

小 幡 高 史

高 橋 由 芳

東京大学

日本電気株式会社

イビデン株式会社

沖電気工業株式会社

ソニー株式会社

日本電気株式会社

株式会社フジクラ

松下電子部品株式会社

東芝ケミカル株式会社

株式会社東芝

社団法人日本電子機械工業会

日立化成工業株式会社

社団法人日本プリント回路工業会

日本メクトロン株式会社

株式会社シイエムケイ回路設計センター

財団法人日本規格協会

通商産業省機械情報産業局

工業技術院標準部

社団法人日本プリント回路工業会

社団法人日本プリント回路工業会

社団法人日本プリント回路工業会

分科会 構成表

氏名

(分科会長)

(副分科会長)

(事務局)

米 本 神 夫

鈴 木 鉄 秋

大 坂 喜 義

金 岡 威 雄

田 窪 広 史

中 村 吉 宏

原 田 章 治

牧 野 博 文

山 田 道 一

栗 原 正 英

小 幡 高 史

高 橋 由 芳

所属

松下電工株式会社

東芝ケミカル株式会社

新神戸電機株式会社

三菱ガス化学株式会社

住友ベークライト株式会社

日立化成工業株式会社

岩手ニッカン株式会社

ソニー株式会社

利昌工業株式会社

社団法人日本プリント回路工業会

社団法人日本プリント回路工業会

社団法人日本プリント回路工業会