C 60050-551:2005
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人電気学会(IEEJ)/財団法人日本規格
協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の
審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60050-551:1998,International
Electrotechnical Vocabulary−Part 551 : Power electronics及びIEC 60050-551-20:2000,International
Electrotechnical Vocabulary−Part 551-20 : Power electronicsを基礎として用いた。
また,令和2年6月22日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標準
化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS C 60050-551には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(1)
C 60050-551:2005
目
次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 用語の分類 ····················································································································· 1
3. 定義 ······························································································································ 1
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ·································································· 25
日本産業規格
JIS
C 60050-551:2005
電気技術用語−第551部:パワーエレクトロニクス
International Electrotechnical Vocabulary−Part551 : Power electronics
序文 この規格は,1998年に第2版として発行されたIEC 60050-551,International Electrotechnical Vocabulary
−Part 551 : Power electronics及び2001年に第1版として発行されたIEC 60050-551-20,International
Electrotechnical Vocabulary−Part 551-20 : Power electronics−Harnonic analysisを翻訳し,技術的内容を変更し
て作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。
1. 適用範囲 この規格は,電気技術用語のうち,パワーエレクトロニクスに関する用語について規定す
る。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60050-551:1998,International Electrotechnical Vocabulary−Part 551: Power electronics (MOD)
IEC 60050-551-20:2001,International Electrotechnical Vocabulary−Part 551-20 : Power electronics
−Harmonic analysis(MOD)
2. 用語の分類 用語の分類は,次による。
なお,分類番号は,IEC 60050-551及びIEC 60050-551-20の番号を示す。
551-11 一般
551-12 電子電力変換装置の種類
551-13 電子電力スイッチ及び電子交流電力調整装置
551-14 パワーエレクトロニクス装置の基本構成要素
551-15 パワーエレクトロニクス装置のアーム及び接続
551-16 パワーエレクトロニクス装置の動作
551-17 パワーエレクトロニクス装置の基本特性
551-18 電子電力変換装置の出力特性曲線
551-19 安定化電源
551-20 高調波解析
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
なお,対応英語を参考として示す。
備考 丸括弧“( )”を付けてあるものは,対応英語の括弧に対応し,省略可能な語を示す。また,角
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C 60050-551:2005
括弧“[ ]”内の用字は,誤解を生じない限り省略することができる。
551-11 一般
番号
用語
定義
パワーエレクト
ロニクス
電力,電子及び制御の技術を総合した,電子
対応英語(参考)
電力変換及び電子電力開閉に関する技術分
野。
(電子) (電力)
変換
電子バルブデバイスを用いて,電気的特性の
一つ又はそれ以上を実質的な電力損失なし
に変える作用。
備考 電気的特性には,電圧,電流,周波数
(直流を含む。),位相,相数,波形な
どがある。
電子(電力)開閉
電子バルブデバイスを用いた電力の開閉。
(電子) (電力)
抵抗値制御
電子デバイスの抵抗値を連続的に変化させ
る制御。
備考 電子デバイスの抵抗値を連続的に変
化させる制御は,実質的な電力損失を
伴うためパワーエレクトロニクスの
範囲外である。
(電子)交直(電
力)変換
交流と直流との間の電力変換。
(電子) (電力)順
変換,整流
交流から直流への電力変換。
(電子) (電力)逆
変換
(電子)交流(電
力)変換
直流から交流への電力変換。
交流からほかの交流への電力変換。
直流からほかの直流への電力変換。
(電子)直流(電
力)変換
直接(電力)変換
中間に直流も交流も介さない電力変換。
間接(電力)変換
中間に直流又は交流を介した電力変換。
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C 60050-551:2005
551-12 電子電力変換装置の種類 基本的な電子電力変換装置の例を図1に示す。
番号
定義
対応英語(参考)
(電子)(電力)変
換装置,(電
子)(パワー)
コンバータ
用語
1台又はそれ以上の電子電力変換器,及び必
[電子][電力]変
換器
1台又はそれ以上のバルブデバイスアセン
備考 対応英語では“convertor”が用
いられることもあるが,以降の対
応英語では,
“converter”だけを記載する。
要によって変換装置用変圧器,制御装置,
附属装置などを組み合わせたもので,電力
変換を行う装置(図1参照)。
ブリで構成され,必要に応じて変換装置用
変圧器,制御装置,附属装置などと組み合
わされて,電力変換を行う電気機器。
交直変換装置
交直変換を行う変換装置。
電圧形[交直]変
換装置
直流回路が電圧源特性をもつ交直変換装
電流形[交直]変
換装置
直流回路が電流源特性をもつ交直変換装
直接交直変換装
置
中間に直流も交流も介さない交直変換装
間接交直変換装
置
中間に直流又は交流を介した交直変換装
順変換を行う交直変換装置。
順変換装置,整
流装置
直接順変換装置
中間に直流も交流も介さない順変換装置。
間接順変換装置
中間に直流又は交流を介した順変換装置。
逆変換装置,イ
ンバータ
逆変換を行う交直変換装置。
電圧形逆変換装
置,電圧形イ
ンバータ
直流回路が電圧源特性をもつ逆変換装置。
直流回路が電流源特性をもつ逆変換装置。
電流形逆変換装
置,電流形イ
ンバータ
直接逆変換装置
中間に直流を介さない逆変換装置。
間接逆変換装置
中間に直流を介する逆変換装置。
無効電力補償装
置
変換装置の損失以外に有効電力の流れがな
置。
置。
置。
置。
備考 対応英語では“invertor”が用
いられることもあるが,以降の対
応英語では,“inverter”だけを記載
する。
く,無効電力を生成又は消費して無効電力
の補償を行う変換装置。
[電力用] アク
ティブフ ィル
タ,アク ティ
ブパワー フィ
ルタ
交流変換装置
制を目的とする変換装置。
交流変換を行う変換装置。
電力回路に存在する高調波又はリプルの抑
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C 60050-551:2005
番号
用語
他励変換装置
他励転流を用いた変換装置。
自励変換装置
自励転流を用いた変換装置。
備考 “line commutated converter”を
用いてもほとんど支障はない。
直接交流変換装
置
中間に直流を介さない交流変換装置。
間接交流変換装
置
中間に直流を介した交流変換装置。
電流リンク形間
接交流変換装
置
中間の直流回路が電流源特性をもつ間接交
電圧リンク形間
接交流変換装
置
中間の直流回路が電圧源特性をもつ間接交
周波数変換装置
周波数を変換する交流変換装置。
定義
対応英語(参考)
流変換装置。
流変換装置。
備考 周波数に加え,電圧,及び必要な場
合,相数も変える交流変換装置も周
波数変換装置と呼ぶ。
サイクロコンバ
ータ
直接変換による周波数変換装置。
備考1. サイクロコンバータは,他励転流に
よって,交流電圧からより低い周波
数の交流電圧を出力する。
2. サイクロコンバータは,自励転流に
よって,交流電圧から適切な周波数
及び期間でサンプルして,より高い
又はより低い周波数の交流電圧を
出力する。
相数変換装置
相数を変える交流変換装置。
交流電圧変換装
置
電圧を変える交流変換装置。
共振形変換装置
転流を行う,又はスイッチング損失を低減
直流変換装置
直流変換を行う変換装置。
直接直流変換装
置,直流チョ
ッパ
中間に交流を介さない直流変換装置。
間接直流変換装
置
中間に交流を介した直流変換装置。
フォワードコン
バータ
可制御主アームの通流期間に電源から負荷
する目的で共振回路を用いた変換装置。
にエネルギーを供給する直流変換装置。
5
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
フライバックコ
ンバータ
インダクタンスにエネルギーを蓄積した
対応英語(参考)
後,可制御主アームの非通流期間に,蓄積
したエネルギーを負荷に供給する直流変換
装置。
ブーストコンバ
ータ,昇圧チ
ョッパ
入力電圧より高い出力電圧に変換する直接
バックコンバー
タ,降圧チョ
ッパ
入力電圧より低い出力電圧に変換する直接
バックブースト
コンバータ,
昇降圧チョッ
パ
一象限変換装置
昇圧・降圧の両機能を併せもつ直接直流変
直流変換装置。
直流変換装置。
換装置。
直流電力の流れる方向が一方向だけの交直
又は直流変換装置。
二象限変換装置
直流電流が一方向,かつ,直流電圧が両極
性で,又は直流電圧が片極性,かつ,直流
電流が双方向で,直流電力の流れる方向を
双方向にできる交直又は直流変換装置。
四象限変換装置
直流電圧が両極性,かつ,直流電流が双方
向で,直流電力の流れる方向が双方向の交
直又は直流変換装置。
可逆変換装置
有効電力の流れを可逆にできる変換装置。
双方向変換装置
有効電力の流れを双方向にできる変換装
置。
単変換装置
直流電流が一方向だけの電流形可逆交直変
換装置。
複変換装置
直流電流が双方向の電流形可逆交直変換装
置。
[複変換装置
の]変換部
直流端子からみたとき,直流電流が常に同
多重[接続]変換
装置
変換器を2台以上,並列若しくは直列又は
半導体変換装置
半導体バルブデバイスを用いた変換装置。
じ方向に流れる,複変換装置の部分。
直並列に多重接続して構成した変換装置。
備考 用いる半導体バルブデバイスに応じ
て,例えば,サイリスタ変換装置,
トランジスタインバータなどの類似
の用語を用いる。
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C 60050-551:2005
551-13 電子電力スイッチ及び電子交流電力調整装置
番号
用語
定義
対応英語(参考)
電子(電力)スイ
ッチ
少なくとも一つの可制御バルブデバイスで
電子交流(電力)
スイッチ
交流を開閉できる電子スイッチ。
電子直流(電力)
スイッチ
直流を開閉できる電子スイッチ。
[電子]交流電力
調整装置
電子交流スイッチを兼ね,位相制御,オン
構成された,電子電力開閉を行うスイッチ。
オフ制御などによって交流電力を調整する
直接交流変換装置。
半導体スイッチ
半導体バルブデバイスで構成された電子ス
イッチ。
備考 用いる半導体バルブデバイスに応じ
て,電子スイッチ又は交流電力調整装
置に類似の用語を用いる。例えば,ト
ランジスタスイッチ,サイリスタ電力
調整装置。
551-14 パワーエレクトロニクス装置の基本構成要素
番号
用語
定義
[電子]デバイス 半導体,真空又は電離気体中のキャリアの動
対応英語(参考)
きを利用して機能させるものの総称。
[電子] [バル
ブ]デバイス
可制御又は非可制御によらず,実質的な電力
損失なしに一方向だけに通電する機能をも
ち,電力変換又は電子開閉に用いられる最小
単位電子デバイス。
備考1. 代表的なバルブデバイスには,サイ
リスタ,整流ダイオード,バイポー
ラトランジスタ,電界効果トランジ
スタ(FET)又は絶縁ゲートバイポ
ーラトランジスタ(IGBT)がある。
2. 二つ以上のバルブデバイスが同じ
半導体チップ上に一体化される
(例:逆導通サイリスタにおけるサ
イリスタ及び整流ダイオード,逆ダ
イオードをもつ電界効果トランジ
スタ)か,又は同じケース内に収納
されること(パワー半導体モジュー
ル)がある。これらは,別々のバル
ブデバイスの組合せとみなす。
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番号
用語
定義
可制御[バルブ]
デバイス
順方向に対してオン及び/又はオフ制御が
非可制御[バル
ブ]デバイ
ス,[整流]ダ
イオード
順方向に対しては制御信号を必要とせず,オ
逆阻止[バルブ]
デバイス
逆方向に対して指定された電圧まで阻止す
非逆阻止[バル
ブ]デバイス
逆電圧を実質的に阻止できない可制御バル
対応英語(参考)
可能なバルブデバイス。
ン状態となり,逆方向に対しては通電を阻止
するバルブデバイス。
ることができるバルブデバイス。
ブデバイス。
備考 パワーエレクトロニクス回路におい
て,非逆阻止バルブデバイスに,例え
ば,非可制御バルブデバイス(整流ダ
イオード)を逆並列に接続して,逆電
圧が加わらないような手段が必要な
場合がある。
ラッチ形[バル
ブ]デバイス
ターンオンした後,制御信号(トリガ信号)
を取り去ってもオン状態を持続する可制御
バルブデバイス。
備考1. ほとんどのラッチ形バルブデバイ
スは,外部の手段で通電電流を遮断
することによってターンオフする
ことが可能である。
2. ゲートターンオフサイリスタ(GTO)
は,制御信号によってターンオフが
可能なラッチ形バルブデバイスで
ある。
3. ラッチ形バルブデバイスは,逆阻止
バルブデバイス又は非逆阻止バル
ブデバイスのいずれでもよい。
非ラッチ形[バ
ルブ]デバイ
ス
ターンオンした後のオン状態を持続するた
めに制御信号(オン信号)を継続させる必要
があり,取り去るとターンオフする可制御バ
ルブデバイス。
オンオフ制御
[バルブ]デバ
イス
制御端子への制御信号によって,オン状態及
オン制御[バル
ブ]デバイス
オン状態にだけ可制御で,ターンオフは,主
びオフ状態の双方向に制御可能な可制御バ
ルブデバイス。
電流が外部主回路の作用でゼロになって行
われる可制御バルブデバイス。
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C 60050-551:2005
番号
用語
定義
半導体[バルブ]
デバイス
半導体中のキャリアの動きを利用したバル
対応英語(参考)
ブデバイス。
備考 半導体デバイスの製品分野であるパ
ワー[半導体]デバイスは,半導体バル
ブデバイス以外も含む。
真空[バルブ]デ
バイス
イオン化の影響が無視できる程度に内部の
イオン[バルブ]
デバイス,ガ
ス[バルブ]デ
バイス
内部のイオン化したガスが主要な役割を行
うバルブデバイス。
[バルブデバイ
ス]スタック
1個又はそれ以上のバルブデバイスを附属
[バルブデバイ
ス]アセンブ
リ
バルブデバイス又はスタックを,附属物とと
真空度を高めたバルブデバイス。
物とともに一体に組み合わせた構造物。
もに取り付け,電気的に接続した構造物。
備考 特定のバルブデバイスだけで構成さ
れたスタック又はアセンブリにも類
似の用語が用いられる。例えば,ダイ
オードスタック(整流ダイオードだけ
で構成された構造物),サイリスタア
センブリ(サイリスタだけ,又は整流
ダイオードと組み合わせて構成され
た構造物)。
転流リアクトル 転流インダクタンスを指定の値とするため
に転流回路に挿入されるリアクトル。
転流コンデンサ 転流電圧を供給するために転流回路に挿入
されるコンデンサ。
相間リアクトル 同じ鉄心に巻かれた巻線間の電磁結合によ
って位相が異なる2組以上の転流群間の並
列運転を可能にするリアクトル。
スナバ(回路)
バルブデバイスに印加される過電圧,スイッ
チング損失,電流又は電圧の急しゅん(峻)
な立上がりなどを低減するために,一つ又は
それ以上のバルブデバイスに接続される回
路要素。
備考 スナバには,アールシー(RC)スナバ,
並列スナバ,交流側スナバなどがあ
る。
直流フィルタ
変換装置の直流側に接続され,リプルを低減
するためのフィルタ。
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番号
用語
定義
交流フィルタ
変換装置の交流側に接続され,高調波を低減
対応英語(参考)
するためのフィルタ。
551-15 パワーエレクトロニクス装置のアーム及び接続
番号
用語
定義
(バルブ)アーム
変換装置又は電子スイッチの回路におい
対応英語(参考)
て,同時に通電する1個又はそれ以上のバ
ルブデバイス及び必要によってその他の回
路部品を含む,交流又は直流の任意の2端
子間に接続された部分。
主アーム
変換装置又は電子スイッチの,入力側と出
力側との間での電力の主要な伝達に関与す
るアーム。
備考 動作モードによって,主アームが補
助アームとして動作することも,又
は,反対に補助アームが主アームと
して動作することもある。
アーム対
同じ向きに直列接続された2組のアーム。
備考 アーム対の共通部端子を中点端子,
それ以外の端子を外側端子と呼ぶ。
逆並列アーム対
逆向きに並列接続された2組のアーム。
補助アーム
主アーム以外のアーム。
備考 補助アームは,次に示す機能のうち,
複数の機能を果たすことがある。バ
イパスアーム,環流アーム,ターン
オフアーム又は回生アーム。
バイパスアーム
入力側と出力側との間での電力授受なしに
主回路電流を環流させるための補助アー
ム。
環流アーム
非可制御バルブデバイスだけで構成された
バイパスアーム。
ターンオフアー
ム
制御信号でターンオフできない1個又はそ
れ以上のラッチ形バルブデバイスで構成さ
れた通電している主アームから電流を一時
的に受け取り,主アームをターンオフさせ
るための補助アーム。
回生アーム
出力側から入力側に電力の一部を回生する
アーム。
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C 60050-551:2005
番号
用語
変換接続
定義
変換装置の主回路のアーム,その他の回路
対応英語(参考)
部品の電気的構成。
基本変換接続
変換装置内の主アームの電気的接続。
(変換装置の)単
向接続
交流端子に流れる電流が一方向の変換接
(変換装置の)双
向接続
交流端子に流れる電流が双方向の変換接
ブリッジ[接続]
複数のアーム対の各中点端子を交流端子と
続。
続。
し,外側端子は,同じ極性ごとに並列接続
してそれぞれを直流端子とした双向接続。
均一[アーム]接
続
すべての主アームが可制御又は非可制御の
非可制御[アー
ム]接続
すべての主アームを非可制御とした均一ア
全可制御[アー
ム]接続
すべての主アームを可制御とした均一アー
混合[アーム]接
続
可制御及び非可制御両方の主アームで構成
半数可制御[ア
ーム]接続
半数の主アームを可制御とした混合アーム
レグ
ブリッジ接続又はマルチレベル接続の1相
いずれか一方だけで構成した変換接続。
ーム接続。
ム接続。
した変換接続。
接続。
分を構成するアーム群。
マルチレベル接
続
レグの交流端子の電位が三つ以上の異なる
(転流群の)多重
接続
同時に転流することがない2組以上の転流
値を取る交直変換接続。
群を,相間リアクトルなどを介して並列に
接続した変換接続。
(自励変換装置
の)多重接続
適切な位相関係(パルス位相を含む。)をも
つ2組以上の自励変換器を組み合わせて構
成した変換接続。
昇降圧接続
個別に制御を行って直流電圧を昇圧又は降
圧する2組以上の変換器の直列接続。
(直列接続の)段
直列接続された変換器の1直列分。1直列
分が,並列に多重接続された複数の変換器
の場合もある。
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C 60050-551:2005
551-16 パワーエレクトロニクス装置の動作
番号
用語
転流
定義
変換装置において,通電しているアームか
対応英語(参考)
ら次に通電するアームへ,両アームが同時
に通電しながら電流が断続することなく行
われる電流の移り変わり。
転流電圧
転流を行わせる電圧。
転流回路
転流が行われる複数のアーム,及び転流電
転流期間
圧源から構成される回路。
転流が行われる複数アームが主電流を同時
に通電している期間。
重なり角
電気角で表された転流期間。
転流ノッチ
電源転流又は回転機転流による変換器の交
流側電圧に,転流によって現れる周期的過
渡電圧。
転流インダクタ
ンス
転流回路に含まれる直列インダクタンスの
転流群
ほかの主アームへの転流が行われることな
合計値。
く,相互間だけで周期的に転流が行われる
主アーム群。
直接転流
間接転流
補助アームを介さずに,二つの主アーム間
で直接行われる転流。
一つ又はそれ以上の補助アームを介して,
電流が一つの主アームからほかの主アーム
に移り変わる,又は元の主アームに戻る転
流。
他励[転流]
転流電圧が変換装置又は電子スイッチの外
部から与えられる転流。
電源転流
転流電圧が交流電源から与えられる他励転
流。
負荷転流
転流電圧が負荷機器から与えられる他励転
流。
回転機転流
転流電圧が回転機から与えられる他励転
流。
自励[転流]
転流電圧が変換装置又は電子スイッチの内
部で与えられる転流。
デバイス転流
制御信号でバルブデバイスをターンオフす
ることによって転流電圧が発生する自励転
流。
備考 次に通電するバルブデバイスが同時
にターンオンする。
12
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
コンデンサ転流
転流電圧が転流回路内のコンデンサから与
対応英語(参考)
えられる自励転流。
共振負荷転流
転流電圧が共振負荷から与えられる負荷転
流。
順次転流
転流電圧が次に通電する主アームのターン
オンに起因して与えられるコンデンサ転
流。
消流
転流を伴わない,アーム電流の消滅。
デバイス消流
バルブデバイス自身のターンオフ機能によ
って行われる消流。
外部消流
バルブデバイスの外部にある要因で行われ
る消流。
消流電圧
消流を行わせる電圧。
位相制御
バルブデバイス又はアームの,ターンオン
又はターンオフの位相を変える制御。
対称[位相]制御
全可制御アーム接続又は全可制御転流群の
すべての主アームの制御遅れ角を同一とし
た位相制御。
非対称[位相]制
御
変換接続又は転流群の主アームの制御遅れ
順序[位相]制御
あらかじめ指定された順序に従って制御遅
角を同一とはしない位相制御。
れ角が決められる非対称位相制御。
パルス制御
繰り返し通電する主アームの電流の,通電
開始点若しくは通電終了時点又はその両方
を変化させる制御。
パルス幅制御
パルスの繰返し周波数を一定とし,そのパ
ルス幅を変えるパルス制御。
パルス周波数制
御
パルス幅を一定とし,そのパルスの繰返し
パルス幅変調制
御,PWM制
御(略語)
ある波形を得るために基本波の1周期中
サイクル制御
交流の電流を通電するサイクル数と通電し
周波数を変えるパルス制御。
に,パルス列の幅若しくは周波数又はその
両方を変調するパルス制御。
ないサイクル数との割合を変化させる制
御。
電流遅れ角
位相制御によってターンオンを遅らせる時
間を表す電気角。
13
C 60050-551:2005
番号
用語
[制御]遅れ角
定義
位相制御においてトリガパルスを基準時点
対応英語(参考)
から遅らせる時間を表す電気角。
備考 他励変換装置における基準時点は,
新たにオン状態となるアームに印加
される電圧が正に転じる時点であ
る。交流電力調整装置においては,
電源電圧が正に転じる時点である。
誘導性負荷の交流電力調整装置で
は,制御遅れ角は,負荷位相角と電
流遅れ角との和である。
[制御]進み角
位相制御においてトリガパルスを基準時点
から進める時間を表す電気角。
備考 他励変換装置における基準時点は,
新たにオン状態となるアームに印加
される電圧が負に転じる時点であ
る。
固有遅れ角
多重転流重なりの運転状態において位相制
御しなくても生じる電流の遅れ角。
備考 多重転流重なりは,例えば,他励12
パルス変換装置で重なり角が30度を
超えた場合に発生する。
[電圧]制御率
位相制御において,その他の電圧降下をす
べてゼロと仮定した場合,位相制御してい
ないときの直流電圧に対する,ある遅れ角
における直流電圧の比。
サイクル制御率
サイクル制御における通電するサイクル数
と通電しないサイクル数との和に対する,
通電するサイクル数の比。
パルス幅制御率
重なり角を無視した理想状態を仮定したと
きの,パルス幅制御における主アームの通
流率。
変調率
パルス幅変調制御における,搬送波振幅に
対する信号波の比。
(直流変換装置
の)電圧変換
比
直流変換装置における,入力電圧に対する
オン状態,通流
状態
バルブデバイス又はアームに電流が流れて
オフ状態,順阻
止状態
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
出力電圧の比。
いる状態。
たアームが,ターンオン信号が与えられず
に順方向の電流を阻止している状態。
14
C 60050-551:2005
番号
用語
逆阻止状態
定義
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
対応英語(参考)
たアームの主端子(電極)の間に逆電圧が印
加され,電流が流れない状態。
(バルブデバイ
ス又はアーム
の)順方向
バルブデバイス又はアームが通電できる方
(バルブデバイ
ス又はアーム
の)逆方向
順方向の逆で,バルブデバイス又はアーム
ホールドオフ期
間
ラッチ形バルブデバイスのオン電流がゼロ
向。
が通電できない方向。
となったときから,そのバルブデバイスに
オフ電圧が再び印加されるまでの期間。
素周期
素周波数
素周期の逆数。
(アームの)通流
期間
アームに電流が流れている,素周期中の期
(アームの)非通
流期間
アームに電流が流れていない,素周期中の
通流率
通流期間及び非通流期間の和に対する通流
周期的に繰り返される現象の1サイクルの
時間。
間。
期間。
期間の比。
逆阻止期間
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
たアームが逆阻止状態にある期間。
オフ期間,順阻
止期間
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
最大動作オフ電
圧
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームがオフ状態にある期間。
たアームに加わるオフ電圧のうち,繰返し
過渡電圧及び非繰返し過渡電圧を除外した
最大の瞬時値。
ピーク繰返しオ
フ電圧
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームに加わるオフ電圧のうち,繰返し
過渡電圧をすべて含み,非繰返し過渡電圧
をすべて除外した最大の瞬時値。
ピーク非繰返し
オフ電圧
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームに加わるオフ電圧のうち,非繰返
し過渡電圧の最大の瞬時値。
最大動作逆電圧
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
たアームに加わる逆電圧のうち,繰返し過
渡電圧及び非繰返し過渡電圧を除外した最
大の瞬時値。
15
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
ピーク繰返し逆
電圧
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
対応英語(参考)
たアームに加わる逆電圧のうち,繰返し過
渡電圧をすべて含み,非繰返し過渡電圧を
すべて除外した最大の瞬時値。
ピーク非繰返し
逆電圧
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
たアームに加わる逆電圧のうち,非繰返し
過渡電圧の最大の瞬時値。
転流失敗
通電しているアームから次のアームへの転
流が行われない異常現象。
ブレークスルー
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームが順阻止期間に阻止能力を失う異
常現象。
トリガ
ラッチ形バルブデバイス又はそれで構成さ
れたアームをターンオンさせるための制御
操作。
点弧
ラッチ形バルブデバイス又はそれで構成さ
れたアームの順方向に電流が確立する現
象。
ターンオン
バルブデバイス又はアームの,オフ状態か
らオン状態への切換え。
備考 ラッチ形バルブデバイス又はそれで
構成されたアームの場合は,点弧と
も呼ぶ。
ターンオフ
バルブデバイス又はアームのオン状態から
オフ状態への切換え。
スイッチング
バルブデバイスのターンオン及びターンオ
フの動作。
誤点弧
ラッチ形バルブデバイス又はそれで構成さ
れたアームが誤った時点で点弧する異常現
象。
通弧
逆変換動作において,アームの通常の通流
期間又はホールドオフ期間の終了時点にお
いて通電を続ける異常現象。
点弧失敗
ラッチ形バルブデバイス又はそれで構成さ
れたアームが通流期間に通電しない異常現
象。
(バルブデバイ
ス又はアーム
の)ブレーク
ダウン
バルブデバイス又はアームが電圧阻止能力
を永久的に失う異常現象。
16
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
順ブレークダウ
ン
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
対応英語(参考)
たアームが順電圧の阻止能力を永久的に失
う異常現象。
逆ブレークダウ
ン
逆阻止バルブデバイス又はそれで構成され
たアームが逆電圧の阻止能力を永久的に失
う異常現象。
[バルブデバイ
ス]ブロック
可制御バルブデバイス又はそれで構成され
たアームへの制御信号を停止して,新たな
ターンオンを阻止するとともに,オンオフ
制御バルブデバイス又はそれで構成された
アームではターンオフさせる操作。
ゲートシフト
制御遅れ角を指定された角度に向かって増
加させる操作。
(直流電流の)断
続通流
周期的に中断する直流電流。
(直流電流の)連
続通流
中断しない直流電流。
551-17 パワーエレクトロニクス装置の基本特性
番号
用語
パルス数
定義
素周期中の同時に生じることがない直接
対応英語(参考)
又は間接転流の数。
(PWM)パルス数
PWM制御自励電圧形変換装置の交流基本
波の半周期中における同一レグ内の転流
回数。
備考 交流基本波の1周期中の1アームの
ターンオン回数に等しい。
合成周波数
多重接続交直又は直流変換装置の,入力又
は出力側の直流リプル基本周波数。
偏位角
順変換接続において,交流側相電圧のピー
クと,電流遅れ角がゼロのときの滑らかで
ない直流電圧の同時又は次のピークとの
位相角。
(欠番)
(欠番)
(欠番)
転流数
各転流群における素周期内の転流の数。
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C 60050-551:2005
番号
用語
定義
対応英語(参考)
(欠番)
基本波電力
電圧及び電流の基本波成分によって決ま
る有効電力。
直流電力
直流電圧(平均値)と直流電流(平均値)と
の積で決まる電力。
変換率
入力基本波電力又は入力直流電力に対す
る,出力基本波電力又は出力直流電力の
比。
順変換率
順変換における,入力基本波電力に対する
直流電力の比。
逆変換率
逆変換における,直流電力に対する出力基
本波電力の比。
交流変換率
交流変換における,入力基本波電力に対す
る出力基本波電力の比。
直流変換率
直流変換における,電源側直流電力に対す
る負荷側直流電力の比。
理想無負荷直流
電圧
位相制御がなく,かつ,バルブデバイスの
立上がり電圧による電圧降下及び微小負
荷における電圧上昇を無視した場合の,交
直変換装置の理論的な無負荷直流電圧。
理想制御無負荷
直流電圧
特定の制御遅れ角で,かつ,バルブデバイ
スの立上がり電圧による電圧降下及び微
小負荷における電圧上昇を無視した場合
の,交直変換装置の理論的な無負荷直流電
圧。
規約無負荷直流
電圧
位相制御なしで,直流電流が連続する範囲
の直流電圧電流出力特性を外挿して得ら
れる無負荷直流電圧。
規約制御無負荷
直流電圧
特定の制御遅れ角で,直流電流が連続する
範囲の直流電圧電流出力特性を外挿して
得られる無負荷直流電圧。
実無負荷直流電
圧
実際の無負荷直流電圧。
臨界電流
電流を減らした場合に転流群の直流電流
が断続する限界の,変換接続の直流電流。
[他励変換装置
の]直流電圧変
動
同一制御遅れ角における規約無負荷直流
電圧と負荷時直流電圧との差。電圧安定化
手段がある場合は,その効果を除外する。
18
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
固有直流電圧変
動
交流側インピーダンスの影響を除いた直
総合直流電圧変.
動
交流側インピーダンスの影響を含めた直
抵抗分直流電圧
変動
抵抗(バルブデバイスの立上がり電圧を除
誘導分直流電圧
変動
転流インダクタンスによる直流電圧変動。 inductive direct voltage regulation
(バルブデバイス
の)立上がり電
圧
バルブデバイスのオン状態特性を近似す
る直線が電圧軸と交わる点の電圧。
(直流側の)リプ
ル電圧
変換装置の直流側電圧に含まれる交流電
直流波形率
直流成分をもつ周期的な変化量の,1周期
対応英語(参考)
流電圧変動。
流電圧変動。
く。)による直流電圧変動。
圧成分。
における平均値に対する実効値の比。
振幅脈動率
脈動する直流電流の平均値に対する最大
値と最小値との差の半分の比。
備考 振幅脈動率が小さい場合は,最大値
と最小値との和に対する最大値と
最小値との差の比で近似できる。
551-18 電子電力変換装置の出力特性曲線
番号
用語
定義
対応英語(参考)
(変換装置の)出
力特性(曲線)
出力電圧と出力電流との関係を表す曲線。 characteristic (curve) (of a converter)
(他励変換装置
の)無制御出力
特性
変圧器,バルブデバイスアセンブリなど,
変換装置の基本構成部品だけで決定され
(他励変換装置
の)制御出力特
性
外乱量が指定された変動範囲内において,
安定化など付加手段を加えることによっ
安定化出力特性
外乱量の変化に対して安定化された出力
る出力特性。
て得られる出力特性。
特性。
安定化電圧出力
特性
電圧が安定化された出力特性。
安定化電流出力
特性
電流が安定化された出力特性。
自動始動
変換装置の,自動的に始動する特性。
自動停止
変換装置の,自動的に停止する特性。
19
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
出力切換わり特
性
安定化機能のあらかじめ決められた値を
対応英語(参考)
変化させることなどによって,ある特性か
ら別の特性に切り換える変換装置の特性。
複合出力特性
安定化電圧出力特性の部分と安定化電流
出力特性との部分からなる出力特性。
551-19 安定化電源
番号
用語
外乱量
定義
パワーエレクトロニクス分野において,一
対応英語(参考)
般に電源外部から,電源の性能に影響を及
ぼす因子。
安定化
パワーエレクトロニクス分野において,外
乱量変動の影響による出力値変動を低減
させる作用。
安定化電源
パワーエレクトロニクス分野において,電
気エネルギーを受電し,装置内で安定化し
て,一つ又は複数の出力を供給する電源。
定電圧電源
外乱量の変動に対して出力電圧を安定化
した電源。
定電流電源
外乱量の変動に対して出力電流を安定化
した電源。
定電圧又は定電
流電源
負荷の状態に応じて定電圧電源又は定電
流電源として動作する安定化電源。
許容変動幅
安定化電源の出力設定値(例えば,公称出
力値)に対する実際の出力値の定常状態に
おける偏差の許容範囲。
定電圧定電流切
換わり
電圧動作モードから定電流動作モードへ,
出力電流がある設定値に達したときに,定
又は定電流動作モードから定電圧動作モ
ードへ自動的に切り換わる安定化電源の
動作。
20
C 60050-551:2005
番号
用語
[制御]切換わり
領域
定義
安定化電源において,動作モードの切換わ
対応英語(参考)
り,例えば,定電圧動作モードから定電流
動作モードへの切換わりが生じる出力値
の範囲。
備考1. 制御切換わり領域内では,出力値
は明確には決まらない。
2. 特に指定がない限り,制御切換わ
り領域は,負荷変動による出力電
圧変動幅と出力電流変動幅,又は
出力電圧許容変動幅と出力電流許
容変動幅とが重なり合った領域で
ある。
制御切換わり点
安定化電源に関して,二つの安定化された
出力の特性曲線(公称値)が互いに交わる
点。通常,制御切換わり領域の中心点であ
る。
[安定化電源の]
並列運転
類似した出力をもつ安定化電源の出力を
並列に接続し,全負荷電流をこれらのすべ
ての電源で分担し合うように制御する運
転モード。
スレーブ運転,
従属運転
安定化電源において,特定の電源(マスタ
電源)の設定値に従って,相互に接続した
電源をこれに整合するように制御する運
転モード。
551-20 高調波解析
番号
用語
定義
(フーリエ級数
の)基本波成
分,基本波
周期的に変化する量をフーリエ級数展開
したときの,元の波形と同じ周波数の正弦
波成分。
備考 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
対応英語(参考)
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C 60050-551:2005
番号
用語
定義
基準基本波[成
分]
周期的に変化する量をフーリエ級数展開
対応英語(参考)
したときの,基本波成分の周波数以外です
べての成分の基準となる周波数の正弦波
成分。
備考1. 基準基本波成分を用いたことが文
脈から明らかなときは,“基準”を
省略してもよいが,この規格では,
省略しないことを推奨する。
2. 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
3. パワーエレクトロニクスの分野で
は,交流電源の周波数又は変換装置
の出力量の周波数の正弦波成分を
基準基本波成分として用いること
が多い。
基本波周波数
基本波成分の周波数。
基準基本波周波
数
基準基本波成分の周波数。
備考 基準基本波成分を用いたことが文脈
から明らかなときは,“基準”を省略
してもよいが,この規格では,省略
しないことを推奨する。
高調波周波数
基本波周波数又は基準基本波周波数の,2
以上の整数倍の周波数。
次数間高調波周
波数
基準基本波周波数の非整数倍の周波数。
高調波[成分]
周期的に変化する量の,高調波周波数の正
弦波成分。
備考 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
次数間高調波[成
分]
周期的に変化する量の,次数間高調波周波
数の正弦波成分。
備考 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
[高調波]次数
ある正弦波成分の周波数の,基本波周波数
又は基準基本波周波数に対する比。
備考 基本波周波数又は基準基本波周波数
の高調波次数は,1である。
22
C 60050-551:2005
番号
用語
定義
分数調波[成分]
高調波次数が1未満の次数間高調波成分。
対応英語(参考)
備考 分数調波成分を整数分の1の高調波
次数の成分だけとしている応用分野
もある。
[総合]ひずみ含
有量
交流量から基本波成分又は基準基本波成
分を差し引いた量。
備考1. 総合ひずみ含有量は,高調波成分
のほか,次数間高調波成分がある
場合は,それも含む。
2. 総合ひずみ含有量は,基本波成分
に基準基本波成分を用いたかどう
かによって違ってくる。いずれを
用いたかが明らかでない場合は,
明記することが望ましい。
3. 総合ひずみ含有量は,時間の関数
である。
4. 交流量とは,直流成分を含まない,
周期的に変化する量である。
高調波含有量
周期的に変化する量の高調波成分の和。
備考1. 高調波含有量は,時間の関数であ
る。
2. 実際には,十分に長い期間の波形
をとって,それを周期波形とみな
してフーリエ級数展開することが
ある。
3. 高調波含有量は,基本波成分に基
準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用い
たかが明らかでない場合は,明記
することが望ましい。
[総合]高調波ひ
ずみ率,THD
(略語)
交流量の基本波成分又は基準基本波成分
の実効値に対する,高調波含有量の実効値
の比。
備考1. 基本波成分に基準基本波成分を用
いたかどうかによって違ってく
る。いずれを用いたかが明らかで
ない場合は,明記することが望ま
しい。
2. 総合高調波ひずみ率は,ある高調
波次数の範囲に限定して求めても
よい。この場合,そのことを記載
する。
23
C 60050-551:2005
番号
用語
n次高調波比
定義
対応英語(参考)
交流量の基準基本波成分の実効値に対す
る,n次高調波成分又はn次次数間高調波
成分(分数調波成分も含む。)の実効値の
比。
[総合]ひずみ率
交流量の基本波実効値又は基準基本波実
効値に対する,総合ひずみ含有量の実効値
の比。
備考1. 総合ひずみ率は,基本波成分に基
準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用い
たかが明らかでない場合は,明記
することが望ましい。
2. 総合ひずみ率は,ある高調波次数
の範囲に限定して求めてもよい。
この場合,そのことを記載する。
[総合]高調波含
有率
交流量の全実効値に対する,高調波含有量
の実効値の比。
備考 総合高調波含有率は,基本波成分に
基準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用いた
かが明らかでない場合は,明記する
ことが望ましい。
[総合]ひずみ含
有率
交流量の全実効値に対する,総合ひずみ含
有量の実効値の比。
備考 総合ひずみ含有率は,基本波成分に
基準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用いた
かが明らかでない場合は,明記する
ことが望ましい。
基本波含有率,
基本波率
交流量の全実効値に対する,基本波成分又
は基準基本波成分の比。
備考 基本波含有率は,基本波成分に基準
基本波成分を用いたかどうかによっ
て違ってくる。いずれを用いたかが
明らかでない場合は,明記すること
が望ましい。
24
C 60050-551:2005
図 1 基本的な電子電力変換装置の例
25
C 60050-551:2005
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
国際電気技術用語−第551部:パワーエレクトロニクス
JIS C 60050-551:2005 国際電気技術用語−第551部: IEC 60050-551:1998
パワーエレクトロニクス
IEC 60050-551-20:2001 国際電気技術用語−第551-20部:パワーエレクトロニクス−高調波解析
( I ) JISの規定
(II) 国際
規格番号
項目
内容
番号
1.適用範囲 適用範囲を追加した。 IEC 60050-551
2.用語の分
類
3.定義
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
なし
項目ごとの
評価
MOD/追加
なし
なし
誤解を生じない限り
省略可能な語の部分
を角括弧“[ ]”でく
くるようにした。ま
た,丸括弧“( )”及
び角括弧“[ ]”の説
明を追加した。
なし
551-11-01 次のよう
に定義した。“電力,
電子及び制御の技術
を総合した電子電力
変換及び電子電力開
閉に関する技術分
野。”
用語の分類を追加し
た。
内容
技術的差異の内容
補足的追加であり,技術的差異
はない。
対策は不要。
MOD/追加
補足的追加であり,技術的差異
はない。
対策は不要。
なし
MOD/追加
日本では一部の語を省略した 日本語だけの省略形であり,
短縮形が広く用いられており,
対策は不要。
短縮形を適用してよいように
した。技術的差異はない。角括
弧“[ ]”の個々の追加箇所の
指摘は,省略する。
IECの定義の直訳
は,“電力制御の有
無にかかわりなく,
電子電力変換又は
電子電力開閉を扱
うエレクトロニク
スの分野。”
MOD/変更
日本で広くいきわたっている パワーエレクトロニクスの定
Dr. Newellの定義を考慮した。
義が明確になるので,次回改
実際的な技術的差異はない。
正時に変更を提案する。
項目
番号
なし
(V) JISと国際規格との技術
的差異の理由及び今後の対策
26
C 60050-551:2005
内容
551-11-02 備考に“電
流”,“位相”及び“波
形”を追加した。
(III) 国際規格の規定
項目
番号
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
内容
なし
項目ごとの
評価
MOD/追加
(V) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
技術的差異の内容
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
日本語の追加であり,次回改正
時に修正を提案する。
551-11-03 用語を“電
子(電力)開閉”に変更
した。
電子(電力)スイッチ
ング
MOD/変更
パワーエレクトロニクスの 日本語の変更であり,次回改正
技術分野を表すには“電子
時に修正を提案する。
(電力)開閉”のほうが適切
であり,変更した。単なる
“スイッチング”は,
551-16-62C“スイッチング”
として追加した。
551-11-04 備考を追
加した。
備考は,ない。
MOD/追加
パワーエレクトロニクスの
対象外であることを補足説
明した。技術的差異ではな
い。
551-11-05 対応英語
の“a.c./d.c.”を“AC/
DC”に変更した。
MOD/変更
日本では一般に米国式に大
IEV 551全体でも大文字と小文
文字で表しており,それに 字とが混在してしまっている。
ならった。技術的差異はな エディトリアルな見落としで
い。このほか,多くの用語 ある。次回改正時に見直しを提
の英語で“a.c.”を“AC”に,
案する。
“d.c.”を“DC”に変更した。
個々の修正箇所の指摘は省
略する。
551-11-06 用語に“整
流”を追加した。
“(電子)(電力)順変
換”だけである。
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
備考があったほうがパワーエ
レクトロニクスの定義が明確
になるので,次回改正時に追加
を提案する。
日本語の追加であり,対策は不
要。
項目
番号
3.定義
(続き)
(II) 国際
規格番号
( I ) JISの規定
27
C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
項目
番号
3.定義
(続き)
(II) 国際
規格番号
内容
551-12-01 用語に電子
(III) 国際規格の規定
項目
番号
電力変換器,制御装置
を追加した。
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
内容
1台又はそれ以上の
電子バルブデバイ
ス,並びに必要に応
じて変換装置用変
圧器,フィルタ及び
附属装置とで構成
された,電力変換を
行う装置。
項目ごとの
評価
MOD/変更
(V) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
技術的差異の内容
日本では電子バルブデバイ
スで構成した部分を変換器
と呼称しているため,この
呼称に合わせる定義とし
た。
制御装置の記載がないため
追加した。
フィルタは附属装置の一部
であるので削除した。日本
での表現の差異であり技術
的差異はない。
変換器は,日本での使い分けで
あり対策は不要。制御装置は,
次回改正時に追加を提案する。
なし
なし
MOD/追加
日本では変換装置と変換器
とが使い分けられているた
め,追加した。実際上の技
術的差異はない。
日本での使い分けによる追加
であり,対策は不要。
551-12-03 “電圧型”を
“電圧形”に変更した。
電圧型交直変換装
置
MOD/変更
“型”を“形”に改めた。
技術的差異ではない。この
ほか多くの用語で同様に変
更したが,個々の修正箇所
の指摘は省略する。
日本語の修正であり,次回改正
時に修正を提案する。
551-12-07 用語に“整
流装置”を追加した。
“順変換装置”だけ
である。
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
日本語の追加であり,対策は不
要。
551-12-11 用語に“電圧
形インバータ”を追加
した。
“電圧形逆変換装
置”だけである。
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
日本語の追加であり,対策は不
要。
551-12-01A“[電子]
[電力]変換器”を追加
した。
28
C 60050-551:2005
内容
551-12-12 用語に“電流
形インバータ”を追加
した。
(III) 国際規格の規定
項目
番号
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
内容
“電流形逆変換装
置”だけである。
項目ごとの
評価
MOD/追加
(V) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
技術的差異の内容
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
日本語の追加であり,対策は不
要。
551-12-17A“他励変換
装置”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
次回改正時に追加を提案する。
551-12-17A 対応英語
に備考を追加した。
なし
なし
MOD/追加
対応する英語についての説
明であり技術的差異はな
い。
対策は不要。
551-12-17B“自励変換
装置”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
次回改正時に追加を提案する。
551-12-23 備考1.に
“他励転流によって,”
を追加した。
追加した説明は,記
載されていない。
MOD/追加
備考の説明をより分かりや
すくしたものであり,技術
的差異ではない。
対策は不要。
551-12-23 備考2.に
“自励転流によって,”
を追加した。
追加した説明は,記
載されていない。
MOD/追加
備考の説明をより分かりや
すくしたものであり,技術
的差異ではない。
対策は不要。
551-12-33A“バックブ
ーストコンバータ,昇
降圧チョッパ”を追加
した。
なし
なし
MOD/追加
日本で広く用いられている
用語の追加である。
次回改正時に追加を提案する。
551-12-37A“双方向変
換装置”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本で広く用いられている
用語の追加である。
次回改正時に追加を提案する。
551-13-04 用語を“[電
子]交流電力調整装置”
に変更した。
交流電力調整装置
MOD/追加
英語との対応を考慮して省
略できる語として“電子”
を追加した。
対策は不要。
項目
番号
3.定義
(続き)
(II) 国際
規格番号
( I ) JISの規定
29
C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
項目
番号
3.定義
(続き)
(II) 国際
規格番号
内容
551-13-04 定義の一部
を“位相制御,オンオ
フ制御などによって交
流電力を調整する直接
交流変換装置。”に修正
した。
(III) 国際規格の規定
項目
番号
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
内容
可制御直接交流電
圧変換装置として
動作できるユニッ
ト。
項目ごとの
評価
MOD/変更
(V) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
技術的差異の内容
より分かりやすく修正した。 より分かりやすく訳したもの
であり,次回改正時に変更を提
案する。
バルブデバイス
MOD/追加
英語との対応を考慮して省
略できる語として“電子”を
追加した。
対策は不要。
551-14-02 定義に“実質
的な電力損失なしに”
を追加した。
なし
MOD/追加
電力変換の定義に対応させ
て,より分かりやすくしたも
のである。
より分かりやすく訳したもの
であり,次回改正時に追加を提
案する。
551-14-06 定義の一部
を“逆電圧を実質的に
阻止できない”に変更
した。
551-14-07A“非ラッチ
形[バルブ]デバイス”
を追加した。
数ボルト以上の逆
電圧を阻止できな
い。
MOD/変更
数ボルトと明確に区分でき
ないため表現を変更した。
次回改正時に追加を提案する。
なし
なし
MOD/追加
すべての種類のバルブデバ
イスを説明するために必要
であり追加した。
次回改正時に追加を提案する。
551-14-08 用語を“オン
オフ制御[バルブ]デバ
イス”とした。
ゲートターンオフ
バルブデバイス
MOD/変更
より適切な用語に変更した。 日本語の修正であり,次回改正
時に修正を提案する。
551-14-08A“オン制御
[バルブ]デバイス”を
追加した。
なし
なし
MOD/追加
すべての種類のバルブデバ
イスを説明するために必要
であり追加した。
次回改正時に追加を提案する。
551-14-09 備考を追加
した。
なし
MOD/追加
通常用いられている用語“パ
ワー半導体デバイス”との違
いの説明であり,技術的差異
ではない。
対策は不要。
551-14-02 用語を“[電
子][バルブ]デバイス”
に変更した。
30
C 60050-551:2005
内容
551-14-14 定義の一部
を“転流インダクタンス
を指定の値とするため
に”に変更した。
(III) 国際規格の規定
項目
番号
内容
転流インダクタン
スを増加させるた
めに
なし
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
技術的差異の内容
項目ごとの
評価
MOD/変更
単なる増加ではなく必要な
値にするためなので,積極
的な表現に変更した。日本
語表現の違いであり技術的
差異はない。
MOD/追加
551-15-14“ブリッジ接続”
(V) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
対策は不要。
対策は不要。
551-15-03 備考を追加
した。
551-15-19A“レグ”を追
加した。
なし
なし
MOD/追加
用語の標準化のために必要
であり,追加した。
次回改正時に追加を提案する。
551-15-19B“マルチレベ
ル接続”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
近年広く適用されている接
続であり,追加した。
次回改正時に追加を提案する。
551-15-20定義に“相間リ
アクトルなどを介して”
を追加した。
なし
MOD/追加
具体的例を示してより分か
りやすくしたものであり,
技術的差異ではない。
対策は不要。
551-15-20A“(自励変換装
置の)多重接続”を追加し
た。
なし
なし
MOD/追加
広く適用されている接続で
あり,追加した。551-15-20
“(転流群の)多重接続”と
は別用語である。
次回改正時に追加を提案する。
551-16-17A“共振負荷転
流”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
近年広く適用されている接
続であり,追加した。
次回改正時に追加を提案する。
551-16-23定義に“又はタ
ーンオフ”を追加した。
“ターンオンの位
相を変える制御”だ
けである。
MOD/追加
自励転流も考慮した定義と
して修正した。
次回改正時に追加を提案する。
551-16-33 備考に“他励
変換装置”を追加した。
追加された説明は,
MOD/追加
記載されていない。
備考の説明をより分かりや
すくしたものであり,技術
的差異ではない。
次回改正時に追加を提案する。
の定義でも用いられる日本
語を追加した。
項目
番号
3.定義
(続き)
(II) 国際
規格番号
( I ) JISの規定
31
C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
項目
番号
3.定義
(続き)
(II) 国際
規格番号
内容
(III) 国際規格の規定
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
項目
番号
項目ごとの
評価
追加された説明は,
MOD/追加
記載されていない。
551-16-35 備考を“多重
転流重なりは,例えば,
他励12パルス変換装置
で重なり角が30度を超
えた場合に発生する。”と
変更した。
551-16-38A“変調率”を
追加した。
551-16-34 備考に“他励
変換装置”を追加した。
内容
(V) JISと国際規格との技術
的差異の理由及び今後の対策
技術的差異の内容
次回改正時に追加を提案す
る。
多重転流重なりは,
MOD/変更
電源転流変換装置
で重なり角が大き
くなったときに起
きる。
具体的例を示してより分か
りやすくしたものであり,技
術的差異ではない。
対策は不要。
なし
なし
MOD/追加
自励変換装置で重要な値で
あり,追加した。
自励変換装置の適用拡大を考
慮すると追加するべきと考え
られ,次回改正時に追加を提案
する。
551-16-62A“ターンオン”
を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本語として必要であ
り,追加した。
英語圏では一般用語であり,
対策は不要。
551-16-62B“ターンオフ”
を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本語として必要であ
り,追加した。
英語圏では一般用語であり,
対策は不要。
551-16-62C“スイッチン
グ”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
日本語として必要であ
り,追加した。
英語圏では一般用語であり,
対策は不要。
551-16-69 定義に“オン
オフ制御バルブデバイス
又はそれで構成されたア
ームではターンオフさせ
る”を追加した。
“新たなターンオ
ンを阻止する”だけ
である。
MOD/追加
自励転流の場合も考慮した
定義として修正した。
次回改正時に追加を提案す
る。
551-16-69A“ゲートシフ
ト”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
一般的に採用されている方
式であり,追加した。
次回改正時に追加を提案す
る。
551-17-01A“(PWM)パル
ス数”を追加した。
なし
なし
MOD/追加
一般的に利用されている用
語であり,追加した。
次回改正時に追加を提案す
る。
備考の説明をより分かりや
すくしたものであり,技術的
差異ではない。
32
C 60050-551:2005
(III) 国際規格の規定
内容
項目
番号
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
内容
(V) JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策
技術的差異の内容
551-17-01B“合成周波数”
を追加した。
なし
なし
項目ごとの
評価
MOD/追加
551-17-04“高調波含有量”
を欠番とした。
551-17-05“(総合)高調波
含有率”を欠番とした。
551-17-06“総合ひずみ率”
を欠番とした。
高調波含有量
MOD/変更
551-20-12に置き換えられて
おり,欠番とした。
(総合)高調波含有率 MOD/変更
551-20-15に置き換えられて
おり,欠番とした。
対策は不要。
総合ひずみ率
MOD/変更
551-20-14に置き換えられて
おり,欠番とした。
対策は不要。
551-17-07“基本波率”を
欠番とした。
551-17-21 用語を“[他励
変換装置の]直流電圧変
動”に修正した。
基本波率
MOD/変更
551-20-17に置き換えられて
おり,欠番とした。
対策は不要。
直流電圧変動率
MOD/変更
用語の適用範囲が他励変換
装置であることを明確化し
た。“率”が付いているのは
誤りであり,削除した。
日本語の誤りであり,次回
改正時に追加及び修正を提
案する。
551-17-22用語を“固有直
流電圧変動”に修正した。
固有直流電圧変動率 MOD/変更
“率”が付いているのは誤り
であり,削除した。
日本語の誤りであり,次回
改正時に修正を提案する。
551-17-23用語を“総合直
流電圧変動”に修正した。
総合直流電圧変動率 MOD/変更
“率”が付いているのは誤り
であり,削除した。
日本語の誤りであり,次回
改正時に修正を提案する。
551-17-24用語を“抵抗分
直流電圧変動”に修正し
た。
抵抗分直流電圧変動
率
MOD/変更
“率”が付いているのは誤り
であり,削除した。
日本語の誤りであり,次回
改正時に修正を提案する。
551-17-25用語を“誘導分
直流電圧変動”に修正し
た。
誘導分直流電圧変動
率
MOD/変更
“率”が付いているのは誤り
であり,削除した。
日本語の誤りであり,次回
改正時に修正を提案する。
一般的に利用されている用
語であり,追加した。
次回改正時に追加を提案す
る。
対策は不要。
項目
番号
3.定義
(続き)
(II) 国際
規格番号
( I ) JISの規定
33
C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
項目
番号
3.定義
(続き)
(II) 国際
規格番号
内容
551-17-26用語を“(バル
ブデバイスの)立上がり
電圧”に修正した。
(III) 国際規格の規定
項目
番号
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
内容
(バルブデバイスの)
立上り電圧
項目ごとの
評価
MOD/変更
(V) JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策
技術的差異の内容
“立上り”を“立上がり”と
改めた。
日本語の修正であり,次回
改正時に修正を提案する。
(他励変換装置の)自
然出力特性
MOD/変更
用語をより分かりやすく修
正した。
日本語の修正であり,次回
改正時に修正を提案する。
(他励変換装置の)強
制出力特性
MOD/変更
用語をより分かりやすく修
正した。
日本語の修正であり,次回
改正時に修正を提案する。
定電圧/定電流電源 MOD/変更
英語に直接対応した用語に
変更した。
日本語の修正であり,次回
改正時に修正を提案する。
551-19-11 定義に“[安定
化電源の]”を追加した。
追加された説明は,
記載されていない。
MOD/追加
定義をより分かりやすくし
たものであり,技術的差異で
はない。
次回改正時に追加を提案す
る。
551-19-12 用語に“従属
運転”を追加した。
“スレーブ運転”だ
けである。
MOD/追加
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術的
差異はない。
対策は不要。
551-19-12 定義の一部を
“特定の電源(マスタ電
源)の”とした。
マスタ電源だけの
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
551-20-01 備考を“実際に
は,十分に長い期間の波
形をとって,それを周期
波形とみなしてフーリエ
級数展開することがあ
る。”とした。
備考 実際の解析で
は,周期性について
の近似が必要になる
ことがある。
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
551-18-02用語を“(他励
変換装置の)無制御出力
特性”に修正した。
551-18-03用語を“(他励
変換装置の)制御出力特
性”に修正した。
551-19-06 用語を“定電圧
又は定電流電源”に変更
した。
34
C 60050-551:2005
内容
551-20-02 備考2.を“実際
には,十分に長い期間の
波形をとって,それを周
期波形とみなしてフーリ
エ級数展開することがあ
る。”とした。
551-20-07 備考を“実際に
は,十分に長い期間の波
形をとって,それを周期
波形とみなしてフーリエ
級数展開することがあ
る。”とした。
551-20-08 備考を“実際に
は,十分に長い期間の波
形をとって,それを周期
波形と見なしてフーリエ
級数展開することがあ
る。”とした。
551-20-12 備考2.を“実際
には,十分に長い期間の
波形をとって,それを周
期波形とみなしてフーリ
エ級数展開することがあ
る。”とした。
551-20-13A“n次高調波
比”を追加した。
(III) 国際規格の規定
項目
番号
内容
備考 実際の解析で
は,周期性について
の近似が必要になる
ことがある。
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
技術的差異の内容
項目ごとの
評価
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
(V) JISと国際規格との技術
的差異の理由及び今後の対策
対策は不要。
備考 実際の解析で
は,周期性について
の近似が必要になる
ことがある。
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
備考 実際の解析で
は,周期性について
の近似が必要になる
ことがある。
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
備考 実際の解析で
は,周期性について
の近似が必要になる
ことがある。
MOD/変更
より分かりやすく訳した。
対策は不要。
なし
なし
MOD/追加
関連用語として必要であり
追加した。
次回改正時に追加を提案す
る。
項目
番号
3.定義
(続き)
(II) 国際
規格番号
( I ) JISの規定
35
C 60050-551:2005
( I ) JISの規定
項目
番号
3.定義
(続き)
(II) 国際
規格番号
内容
551-20-17 用語に“基本波
率”を追加した。
(III) 国際規格の規定
項目
番号
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項
目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線又は側線
内容
用語は,“基本波含
有率”だけである。
項目ごとの
評価
MOD/追加
(V) JISと国際規格との技術
的差異の理由及び今後の対策
技術的差異の内容
日本では広く用いられてい
る用語の追加であり,技術
的差異はない。
対策は不要。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
− IDT ······················· 技術的差異がない。
− MOD/追加 ·············· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− MOD/変更 ·············· 国際規格の規定内容を変更している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
− MOD ····················· 国際規格を修正している。