2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
F 0015 : 1998
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が改正した日本工
業規格である。これによって,JIS F 0015-1979は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,国際規格との整合を図るために,対応国際規格を翻訳し,その内容を変更することな
く採用し,規定内容の一部を改正した。
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
F 0015 : 1998
造船用語−船体−内ぎ装
Shipbuilding−Vocabulary−Hull part−Accommodation and hold
序文 この規格は,1990年第1版として発行されたISO 6345, Shipbuilding and marine structures−Windows
and side scuttles−Vocabularyとの整合化を図るために,従来の日本工業規格と対応する用語については,対
応国際規格を翻訳し,その内容を変更することなく採用した日本工業規格である。
なお,この規格で対応する国際規格と整合化した項目の記述で,点線の下線を施してある部分は,対応国
際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,造船用語−船体のうち,内ぎ装関係の用語及び定義について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 6345 : 1990 Shipbuilding and marine structures−Windows and side scuttles−Vocabulary
2. 分類 用語の分類は,次による。
a) 造作,戸,階段及び甲板被覆
b) 家具,木工金物及び備品
c) 調理設備及び衛生設備
d) 採光,通風及び冷暖房
e) 船倉木工
3. 番号,用語及び定義 番号,用語及び定義は,次による。
なお,参考のために対応英語,慣用語などを示す。
a) 造作,戸,階段及び甲板被覆
番号
用語
定義
参考
対応英語
1001 防火構造
火災の延焼を防止する構造。
1002 防熱構造
熱の伝導を防止する構造。
1003 防音構造
騒音の伝達を防止する構造。
1004 防そ(鼠)構造
1005 不燃材
ねずみ除け構造。
燃えない材料。
1006 難燃材
燃えにくい材料。
1007 可燃材
燃えやすい材料。
慣用語
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F 0015 : 1998
番号
用語
1008 天井内張
参考
定義
部屋又は通路の天井に張った板(図1参照)。
対応英語
慣用語
図1
1009 間仕切壁
部屋の仕切壁。
1010 通路隔壁
1011 根太
通路の仕切壁。
天井板,壁材を取り付けるための骨材(図1参 joist
照)。
板の継目に用いるさね板。
1012 雇いざね
1013 天井回しぶち
1016 諸室戸
1017 ホロー戸
1018 防熱戸
天井内張材と壁上端部の接合部に使用する化
粧材(図1参照)。
壁板の下端に用いる化粧材(図1参照)。
防火壁上部を固定する鋼製の仕切板(図1参 curtain plate
照)。
居室に取り付ける戸。
中空構造の戸。
防熱材を張った戸。
1019 防音戸
防音材を張った戸。
1020 気密戸
気密構造の戸。
1021 開き戸
ヒンジで開閉する戸。
1014 幅木
1015 カーテンプレート
1022 両開き戸
1023 引戸
横滑りに開閉する戸。
かんのん開
き戸
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F 0015 : 1998
番号
用語
参考
定義
1024 よろい戸
対応英語
1025 防虫網戸
虫の侵入を防ぐための網戸。
1026 金網戸
1027 室内階段
荒目の金網を張った戸。
居住区内の階段。
1028 甲板被覆
木甲板,甲板舗装,甲板敷物などの床張りの総
称。
木材を敷きつめた甲板。
セメント,モルタル又はデッキコンポジション
を用いて甲板上面を舗装。
セメント及びモルタルを基材として,合成樹
脂,アスファルトなど各種材料を適宣混ぜ合わ
せた舗装材料。
甲板舗装の表面に仕上げ用として張る上張り
材。
木甲板の縁板。
1029 木甲板
1030 甲板舗装
1031 デッキコンポジショ
ン
1032 甲板敷物
1033 マージンプランク
1034 ホーコン
ブランクのすきまに詰めるもの。まきはだ,麻
ひもなどがある。
1035 ビニルタイル
1036 陶磁器タイル
ビニル製の上張りタイル。
粘土を主原料として形成焼成したタイル。
1037 平タイル
1038 モザイクタイル
慣用語
蚊よけ網戸
上面の平らなタイル。形状には正方形,長方形,
丸形などがある。
平タイルの小さいもの。
b) 家具,木工金物及び備品
番号
用語
定義
参考
対応英語
2001 単寝台
2002 二重寝台
2003 ワードローブ
慣用語
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F 0015 : 1998
番号
用語
参考
定義
2004 たんす
対応英語
2005 ナイトテーブル
ベッドのわきに付ける小物置台。
2006 机上だな
2007 まくら(枕)だな
2008 両そで机
机の上部に設ける小物置だな。
まくら(枕)元に付けるたな。
2009 片そで机
2010 平机
2011 食卓
2012 茶卓
2013 ソファ
背もたれ,ひじ掛けの付いたスプリングクッシ
ョンの入ったもの。
2014 セッティ
背もたれの付いた長いす。
2015 小いす
2016 スツール
2017 ひじ掛けいす
2018 回転いす
2019 固定足付回転いす
シートが回転するいす。
慣用語
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F 0015 : 1998
番号
用語
参考
定義
対応英語
2020 パイロットチェア
2021 ベンチ
2022 ライフジャケット格
納だな
2023 アジャーフック
ライフジャケットを格納するたな。
戸を半開きに固定する金物。
2024 引出し動揺止め
船の揺れで引出しがとび出るのを止める金物。 drawer stopper
2025 ぜん枠
食卓から食器の落ちるのを防ぐ枠。
2026 チェアファスナ
いすを固定させる金物。
2027 コートフック
帽子及びコートを掛ける金物。
2028 タッセルフック
カーテンの止めバンドを掛けるフック。
2029 カップフック
コップを掛けるフック。
2030 タオルロッド
タオル掛け。
2031 トイレットラック
洗面器の上に設ける小物置きのたな。
2032 しゃ光カーテン
2033 ウエス箱
2034 かぎ箱
部屋の光を外部に漏らさないために用いるカ
ーテン。
ぼろきれを入れる箱。
各種のかぎを格納する箱。
2035 キーボード
各種のかぎをつるしておく板。
慣用語
救命胴衣格
納だな
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F 0015 : 1998
c) 調理設備及び衛生設備
番号
用語
参考
定義
対応英語
3001 調理台
3002 配ぜん台
調理作業に用いるテーブル。
配ぜん作業に用いるテーブル。
3003 流し台
3004 ディスポーザ
3005 ガーベジシュート
調理台,配ぜん台などに流し槽を設けたもの。 dresser with sink
調理くず,残飯などを粉砕処理する機器。
調理くず,残飯などを船外に投棄するシュー
ト。
3006 クッキングレンジ
3007 ベーキングオーブン
3008 ライスボイラ
主調理用として最も多能性のある加熱用調理
機器。
製パン及び製菓などのための調理機器。
主として炊飯などの調理に用いる機器。
3009 スープボイラ
みそ汁,スープなどの調理に使用する機器。
3010 万能調理機
アタッチメントを付けることによって,粉,卵
のかくはん,肉ひき,コーヒーひき,野菜切り
など多くの調理ができる調理機器。
3011 食器洗浄機
3012 豆腐製造機
食器を洗浄する機器。
豆腐を製造する機器。
3013 ウォータボイラ
3014 ホットプレス
湯を沸かす器具。
料理及び食器を保温する器具。
3015 ブレッドプルーバ
3016 ドウミキサ
3017 ポテトピーラ
3018 ミートグラインダ
パン生地の発酵のために用いる機器。
パン及び菓子の原料粉を練る機器。
じゃがいも,球根類などの皮むきをする機器。 potato peeler
ひき肉を作る機器。
3019 ミートスライサ
3020 カフェテリアカウン
タ
3021 ウォータフィルタ
肉をうす切りにする機器。
3022 冷水飲器
3023 ホットプレート
3024 コーヒー沸かし器
3025 ダムウエィタ
冷飲料水の飲み器。
小形の加熱用調理機器。
コーヒーを沸かす機器。
3026 ユニットバス
3027 ユニットシャワ
慣用語
セルフサービス給食のため,作った料理を保温
及び冷蔵しておくカウンタ。
水こし器具。
食糧品,料理,食器などを上下階に運搬する機
械。
洗面器,浴そう,大便器などを一体として組み
込み,そのまま船内に取り付けるユニット。
洗面器,シャワ,大便器などを一体として組み
込み,そのまま船内に取り付けるユニット。
3028 大便器
3029 小便器
ミキサ
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F 0015 : 1998
番号
用語
定義
参考
対応英語
3030 洗面器
3031 手洗器
3032 スプラッシュボード
3033 シャワ
慣用語
洗面器などの壁面の汚れ防止のために取り付
ける化粧ボード。
3034 浴槽
3035 上がり湯槽
3036 トイレットキャビネ
ット
3037 洗濯機
海水使用の浴槽の場合,上がり湯を貯めておく
槽。
洗面用具などを格納するキャビネット。
洗濯する機械。
3038 脱水機
3039 乾燥機
3040 アイロンテーブル
3041 洗濯槽
洗濯したものを脱水する機械。
洗濯したものを乾燥する機械。
アイロン掛けをするテーブル。
洗濯用の流し。
3042 診察台
3043 麻薬保管箱
3044 器具消毒器
3045 ガーゼ消毒器
診察及び治療に用いるベッド。
麻薬を厳重に保管する箱。
医療器具を消毒する器具。
ガーゼを消毒する器具。
3046 薬品戸だな
薬品を保管格納する戸だな。
d) 採光,通風及び冷暖房
番号
4001 丸窓
用語
定義
参考
対応英語
ヒンジ開閉又は固定で,内ふた付き又は内ふた
なしの丸窓で,ISO規格形式の窓(図参照)。
備考 ISO規格形式の窓とは,ISO 6345に
規定する船用窓を示す。
慣用語
舷窓
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F 0015 : 1998
番号
用語
参考
定義
対応英語
4002 風入れ
丸窓に差し込んで,窓を開放しているとき,新
鮮な空気を外部から取り入れるための部品(図
参照)。
4003 丸窓内ぶた
海水の打ち込みから保護するヒンジ式の重構
造のふた(図参照)。
備考 この“丸窓内ぶた”は,現行JISの
ままで盲ぶただけを“閉止ぶた”と
するという意見であったが,英語は
同じdeadlightであり,内容も同じと
解釈できるので,用語はJISどおり
であるが定義はISO 6345のとおり
とした。
4004 丸窓プラグ
開閉式 舷窓の取り外し式丸ぶたで,ガラスの
外面で主枠の中に取り付け,機械的な損傷から
保護する(図参照)。
備考 ISO 6345の7.3Plugと類似だが,JIS
では外ぶただけの定義であるため,
内ぶた部分のISOは不採用とした。
また,用語の“外ぶた”をISOに合
わせ“プラグ (plug)”と改めた。
4005 丸窓防虫網
窓を開けたときに虫の侵入を防止する細かい
メッシュをもった軽量枠(図参照)。
4006 固定丸窓
開閉できない丸窓。
4007 角窓
角形及び四角の窓で,直線又はアーチ形の縁と
円形のコーナーをもつ窓。
採光のため,露天甲板にはめ込むガラス板。
採光通風のため,露天甲板に取り付ける屋根形
の明り取り窓。
4008 甲板明り取り
4009 天窓
4010 自然通風装置
4011 機械通風装置
4012 空気調和装置
4013 除湿装置
4014 サーモタンク
機械を用いず,通風筒によって換気を行う装
置。
通風機を使用して行う通風装置。
空気を清浄にし,温度,湿度,気流などを快適
な状態に調節する装置。
空気中の湿気を除く装置。
機動通風装置に使用する暖房用の空気加熱器。 thermotank
慣用語
閉止ぶた
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F 0015 : 1998
番号
用語
参考
定義
対応英語
4015 通風機
換気用の送風機。
4016 換気回数
4017 壁付通風筒
部屋の換気の度合いを示す指数で,1時間当た air change rate
りの通風量をその部屋の容積で除した値。
甲板室などの壁に取り付ける通風筒。
4018 グーズネック通風筒
甲板に取り付ける通風筒。
4019 マッシュルーム通風
筒
甲板に取り付ける通風筒。
4020 カウルヘッド通風筒
甲板に取り付け,風向によってその方向が変え
られる通風筒。
4021 通風ダクト
通風装置に用いる風路。
4022 通風ダンパ
4023 防火ダンパ
4024 ディフューザ
4025 パンカルーブル
4026 エアフィルタ
4027 エアワッシャ
4028 エアハッチ
慣用語
通風ダクト又は通風筒の中間に設け,風量の調
節及びしゃ断に用いる金物。
通風ダクトに設け,火災発生時,風路をしゃ断
する金物。
吹き出し空気を室内に拡散させる金物。
通風ダクトの吹き出し口に取り付け,風向及び
風量が変えられる金物。
空気中のちり,ほこりなどを除く金物。
通風に使用する外気を水洗いによって除じん
(塵)する装置。
一般に区画内の上方に取り付け,区画内の通風
を目的とする開口。
空気洗浄装
置
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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F 0015 : 1998
e) 船倉木工
番号
用語
参考
定義
対応英語
5001 船底内張
5002 船側内張
船倉の床を保護する内張(図2参照)。
船倉の壁又は外板側を保護する内張(図2参 side sparring
照)。
5003 船倉内張材
5004 リンバボード
船倉の壁又は外板側に張る角材(図2参照)。 batten
船底両側のビルジわん曲部上に張る板(図2参 limber board
照)。
船倉内の穀類の上部が動揺などによって荷崩
れしないように倉内を仕切る板。
荷止板を支える柱。
5005 荷止板
5006 荷止板柱
慣用語
図2
原案作成(担当作業)専門分科会 構成表
(専門分科会長)
(委員)
(事務局)
氏名
所属
小 川 隆 也
迫 田 昌 典
岩 佐 成 明
熊 田 展 郎
上 谷 秀 雄
山 口 信 之
高 濱 秀 正
小 郷 一 郎
小 林 正 雄
長谷川 幸 生
アイ・エイチ・アイ・クラフト株式会社
社団法人日本船主協会
住友重機械工業株式会社
NKK総合エンジニアリング事業部
三井造船株式会社千葉事業所
三菱重工業株式会社
日立造船株式会社
財団法人日本船舶標準協会
財団法人日本船舶標準協会
財団法人日本船舶標準協会