2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

F 0306:2005

まえがき

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本船舶標準協会 (JMSA) から,

工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国

土交通大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 9099 : 1987,Air-conditioning and

ventilation of dry provision rooms on board ships−Design condition and basis of calculationsを基礎として用いた。

JIS F 0306には,次に示す附属書がある。

附属書1(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(1)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

F 0306:2005

ページ

序文 ··································································································································· 1

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 1

3. 定義 ······························································································································ 1

4. 設計条件 ························································································································ 2

4.1 一般 ···························································································································· 2

4.2 夏季の温度及び湿度 ······································································································· 2

4.3 冬季温度 ······················································································································ 2

4.4 在室人員 ······················································································································ 2

5. 熱負荷の計算 ·················································································································· 2

6. 風量の計算 ····················································································································· 2

6.1 区画の容積 ··················································································································· 2

6.2 給気量 ························································································································· 2

6.3 給気温度 ······················································································································ 2

附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ··································································· 3

(2)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

日本工業規格

JIS

F 0306:2005

船の乾物庫の空調及び通風−設計条件及び計算基準

Shipbuilding-Air conditioning and ventilation of dry provision rooms on

board ships-Design condition and basis of calculations

序文 この規格は,1987年に第1版として発行されたISO 9099 : 1987,Air-conditioning and ventilation of dry

provision rooms on board ships−Design condition and basis of calculationsを翻訳し,技術的内容を変更して作

成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。

1. 適用範囲 この規格は,国際運航商船の船内乾物庫の空調及び通風に関して,船主から指定された場

合に適用する設計条件及び計算方法について規定する。

この規格は,極度に暑い気候(すなわち,4.2に規定する条件よりも高い気候)で出会う以外のすべての

条件に適用する。

備考1. この規格の使用者は,この規格の要求事項を守ると同時に,それぞれの船舶に適用される法

令の要求事項及び規則類を満足していることを確かめるよう,注意しなければならない。

2. この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。

ISO 9099 : 1987,Air-conditioning and ventilation of dry provision rooms on board ships−Design

condition and basis of calculations (MOD)

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS F 0304 船の居住区の空調及び通風−設計条件及び計算基準

備考 ISO 7547 : 2002,Ships and marine technology−Air-conditioning and ventilation of accommodation

spaces−Design conditions and basis of calculationsからの引用事項は,この規格の該当事項と同

等である。

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS F 0304による。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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F 0306:2005

4. 設計条件

4.1

一般 乾物庫は,乾燥かつ,低温で十分に換気を行わなければならない。乾物庫内への空気の供給

は,比較的高速の空気ジェットに直接さらされて貯蔵物が乾燥し過ぎないように拡散させるのがよい。庫

内全体に空気が均等に分布するように処置するのがよい。

乾物庫につながるダクトにはすべて防そ(鼠)対策を施さなければならない。

備考 温度は,すべて乾球温度とする。

4.2

夏季の温度及び湿度

外気:+35 ℃,相対湿度 70 %

室内空気:+27 ℃,相対湿度 50 %

4.3

冬季温度 暖房することは要求しない。ただし,必要な場合には,給気温度は22 ℃以下でなければ

ならない。他区画を暖房するダクトを乾物庫へのダクトへ接続する場合,22 ℃を超える空気が乾物庫へ供

給されないよう閉鎖装置を設け,6.2の条件を満たす給気を行わなければならない。

4.4

在室人員 乾物庫の在室人員は,注文者が特に指定しない限り,一人とする。

5. 熱負荷の計算 熱負荷の計算は,JIS F 0304によって計算しなければならない。ただし,JIS F 0304

の5.5(照明及びその他の熱源からの熱負荷)は,適用しない。

6. 風量の計算

6.1

区画の容積 乾物庫の容積を計算する場合,棚の容積を控除してはならない。

6.2

給気量 乾物庫への給気量は,次の規定のうち,最も大きい値を用いて計算しなければならない。

a) 4.2の状態の保持

b) 1人当たり25 m3/h以上の外気供給量

c) 1時間当たり6回の換気

6.3

給気温度 乾物庫内への給気温度は,冷房の場合,乾物庫内の平均温度との差が10 ℃を超えてはな

らない。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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F 0306:2005

附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表

JIS F 0306 : 2005 船の乾物庫の空調及び通風−設計条件及び計算基準 ISO 9099 : 1987 船の乾物庫の空調及び通風

−設計条件及び計算基準

(Ⅰ) JISの規定

項目番号

(Ⅱ) 国際

(Ⅲ) 国際規格の規定

規格番号

内容

項目番号

1. 適用範囲 ・国際運航商船の乾 ISO 9099 1

内容

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的 (Ⅴ) JISと国

差違の項目ごとの評価及びその 際規格との

内容

技術的差違

評価箇所:本体

の理由及び

表示方法:点線の下線

今後の対策

項目ごとの

技術的差違の内容

評価

JISに同じ

JISに同じ

・JIS F 0304による。 ISO 9099 3

JISに同じ

JISに同じ

JISに同じ

物庫の空調及び通風

に関して船主から指

定された場合の設計

条件及び計算方法に

ついて規定。気候条

件は,極端な暑さで

出会う以外すべての

条件。

2. 引用規格 ・JIS F 0304

3. 定義

4. 設計条件

4.1 一般

・乾物庫は,乾燥か

つ,低温で十分に換

気する。空気の供給

は,比較的高速なジ

ェットで貯蔵物が乾

燥しないように拡散

させる。防そ(鼠)

対策を施す。

4.2 夏季の温 ・外気+35 ℃

度及び湿度

相対湿度70 %

室内空気+27 ℃

相対湿度50 %

4.3 冬季温度

・暖房は不要。必要

な場合,供給する空

気温度は22 ℃以下。

22 ℃を超える空気

が供給されないよう

閉鎖装置を設ける。

6.2を満足する給気

を行う。

暖房は不要。

MOD/追加

必要な場合,

供給する空気

温度は22 ℃

以下。

他区画のダクトを

ISOへ提案

接続する場合,閉

予定

鎖装置を設ける。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

4

F 0306:2005

(Ⅰ) JISの規定

項目番号

(Ⅱ) 国際

(Ⅲ) 国際規格の規定

規格番号

内容

項目番号

・外気の取り入れに

ついては対応国際規

格の規定を削除。

内容

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的 (Ⅴ) JISと国

差違の項目ごとの評価及びその 際規格との

内容

技術的差違

評価箇所:本体

の理由及び

表示方法:点線の下線

今後の対策

項目ごとの

技術的差違の内容

評価

MOD/削除

国際規格の規定を 乾物庫は,貯

削除。

蔵庫であり,

人の出入り

がないので,

外気の取り

入れについ

て規定する

必要がない

ので,削除。

ISOへ提案

済み

4.4 在室人員

・注文者の指定がな

い限り一人

JISに同じ

5. 熱負荷の ・計算は,JIS F 0304 ISO 9099 5

計算

の規定による。ただ

照明負荷を除

MOD/追加 JIS F 0304の規定

照明負荷に

きJISに同じ

による照明負荷の よる影響は,

適用を除外(ただ 小さく考慮

し書きで追加)。

する必要が

ない。

し,JIS F 0304の照

明負荷は適用しな

い。

6. 風量の計

6.1 区画の容

・容積を計算する場

合,棚の容積を控除

してはならない。

JISに同じ

6.2 給気量

JISに同じ

JISに同じ

JISに同じ

MOD/変更

日本国内の実績値

ISOへ提案

を採用。

予定

JISに同じ

・給気量は,a)〜c) の ISO 9099

規定のうち,最も大

きい値を用いて計

算。

・4.2の状態の保持 ISO 9099

・1人当たり25 m3/h

以上の外気供給

・1時間当たり6回の ISO 9099

換気

6.3 給気温度

・給気温度は,冷房

の場合,乾物庫内平

均温度との差が10度

を超えてはならな

い。

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

― IDT……………… 技術的差異がない。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

5

F 0306:2005

― MOD/削除……… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

― MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

― MOD/変更……… 国際規格の規定内容を変更している。

2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

― MOD…………… 国際規格を修正している。