2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

F 7006:2004

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人 日本船

舶標準協会(JMSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS F 7006:1993は改正され,この規格に置き換得られる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

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F 7006:2004

ページ

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 1

3. 図記号の分類 ·················································································································· 1

4. 図記号の使用要領 ············································································································ 1

4.1 管及び管継手 ················································································································ 1

4.2 調節及び調整部品 ·········································································································· 1

4.3 バルブ及びコック ·········································································································· 2

4.4 管附属品 ······················································································································ 2

4.5 制御及び計装関係 ·········································································································· 2

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日本工業規格

JIS

F 7006:2004

船舶配管系統図記号

Shipbuilding - Piping systems - Graphic symbols

1. 適用範囲 この規格は,船舶の配管系統図に使用する配管及びその附属品の図記号について規定する。

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

ISO/R 538 (Conventional signs to be used in the schemes for the installations of pipeline systems in ships

3. 図記号の分類 図記号は,次のように分類する。

a) 管及び管継手(表1)

b) 調節及び調整部品(表2)

c) バルブ及びコック(表3)

d) 管附属品(表4)

e) 制御及び計装関係(表5〜8)

備考 表1〜8の図記号の右上に*印を付けたものは,ISO/R 538 (Conventional signs to be used in the

schemes for the installations of pipeline systems in ships) に規定する図記号と同じものである。

4. 図記号の使用要領

4.1

管及び管継手 管及び管継手の図記号は,表1による。管は1本の実線で図示し,同一図面内の管

を表す線の太さは,同じとするのがよい。管の呼び径,管の種類,流体の種類及び流れ方向などを示す場

合は,図1のように管を表す線に沿わせて文字及び記号で表す。

なお,必要がある場合には,管内を通る流体の種類,状態,目的又は管の呼び径,種類によって,線の

種類又は線の太さを変えて図示してもよい。

図1 管の図記号の使用例

4.2

調節及び調整部品 調節及び調整部品の基本図記号は,表2による。表2の図記号は,図2のよう

にバルブ,コックなどその他の図記号と適宜組合せて用いる。

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F 7006:2004

図2 調節及び調整部品の図記号の使用例

4.3

バルブ及びコック バルブ及びコックの図記号は,表3による。

4.4

管附属品 管附属品の図記号は,表4による。

4.5

制御及び計装関係

4.5.1

記号の種類 記号の種類は,図記号,文字記号及び個別番号とする。

a) 図記号 基本的な図記号は,表5による。

b) 文字記号 文字記号は,測定のそれぞれの目的及び機能を一般的に表示するもので,次による。

1) 文字記号の第1字は,変量又は作動を表し,表6によって,文字記号の第2字及び第3字以下は,

測定設備要素の形式又は機能を表し,表7による。これらの記号を,必要に応じて組合せて用いる。

2) 文字の間には,点及びハイフンを用いない。

3) 文字の配列は,表8の例による。

c) 個別番号 個別番号は,測定設備の一つ一つを識別する必要がある場合に用い,アラビア数字で表す。

備考 個別番号は,一連の番号とするか,変更又は測定設備要素の形式,機能などに応じて適宜分類

した番号を付けてもよい。

4.5.2

記号の適用 円で表された図記号には,円内の上半部に文字記号を,下半部に個別番号を記入する。

図記号の使用例を図3に示す。

図3 制御及び計装関係の図記号の使用例

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図3 制御及び計装関係の図記号の使用例(続き)

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F 7006:2004

表1 管及び管継手

番号

名称

図記号

備考

対応英語(参考)

不連結管

としてもよい。 not connected crossing pipes

連結管

T連結管

たわみ管継手

フランジ継手

スリーブ継手

レジューサ

ねじ継手

使用例を示す。

溶接継手

1.10 スリーブ形伸縮管継手

1.11 ベローズ形伸縮管継手

1.12 伸縮管継手

1.13 閉止フランジ

1.14 キャップナット

1.15 めがねフランジ

必要に応じて,通常開をO, spectacle flange

通常閉をCとする

1.16 水密管貫通

はフランジ付き

の使用例を示す。

1.17 非水密管貫通

1.18 ビルジヘ

その場で開放するもの。

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F 7006:2004

表2 調節及び調整部分

番号

名称

図記号

備考

対応英語(参考)

手動操作

遠隔操作

制御する場所の表示は文字

をもって示す。

スプリング

ウエイト

フロート

ピストン

ダイアフラム

ポジショナ付きダイアフラ

電動式

は作動液体を示す。

2.10 エアモータ式

2.11 電磁式

2.12 ワックス式

表3 バルブ及びコック

番号

名称

止め弁

図記号

玉形

アングル

三方弁

リフト逆止め弁 玉形

備考

でもよい。

対応英語(参考)

でもよい。

アングル

矢印は省略してもよい。

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F 7006:2004

表3 (続き)

番号

名称

図記号

ねじ締め逆止め

玉形

備考

対応英語(参考)

矢印は省略してもよい。

矢印は省略してもよい。

アングル

スイング逆止め弁

減圧弁

安全弁

玉形

矢印は省略してもよい。

通常,ガス又は蒸気の加圧防

止に使用する。

アングル

自動閉鎖弁

玉形

矢印は省略してもよい。

アングル

自動調整弁

3.10 バタフライ弁

でもよい。

3.11 仕切弁

3.12 ブリーザ弁

3.13 ホース弁

玉形

は使用例を示す。

アングル

でもよい。

3.14 フート弁

矢印は省略してもよい。

は使用例を示す。

3.15 ニードル弁及び 玉形

Vポート弁

アングル

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F 7006:2004

表3 (続き)

番号

名称

3.16 逃し弁

図記号

備考

玉形

対応英語(参考)

主として,液体の圧力上昇防

止に使用する。

アングル

3.17 コック

3.18 三方コック(L形)

3.19 三方コック(T形)

3.20 錠付コック

3.21 ボール弁

3.22 連成弁

は逆止め弁の場合に

用いる。

3.23 遠隔操作弁

3.24 非常遮断弁

(遠隔操作)

3.25 エアモータ弁

3.26 電動弁

3.27 ピストン弁

3.28 電磁弁

3.29 ダイヤフラム操作弁

駆動部がシリンダによる弁

を示す。

バルブ

3.30 非常開放弁

3.31 ワックス式三方弁

参考

バルブの接続部の図記号 バルブ,コック,管附属品などの接続部を図示する必要がある場合を

考慮して,“バルブの接続部の図記号”を参考として次に示す。

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F 7006:2004

参考表1 バルブの接続部の記号

形式

名称

図記号

対応英語(参考)

フランジ形

ねじ込み形

溶接形

表4 管附属品

番号

名称

図記号

備考

対応英語(参考)

ローズボックス

マッドボックス

単式こし

複式こし

分離器

は使用例を示す。 separator

ドレントラップ

Y形こし

ホッパ

空気抜管

4.10 キャップ付き測深管頭

4.11 自動閉鎖弁付き測深管頭

4.12 スカッパ

4.13 ウォーターシール付きスカ

ッパ

4.14 オリフィス

4.15 ホース継手

はふた付きを示す。

は使用例を示す。 hose coupling

4.16 ハンドポンプ

4.17 エゼクタ,

エダクタ,

インゼクタ

4.18 シーチェスト

4.19 ドレン消音器

4.20 排ガス消音器

4.21 船体付きディスタンスピー

4.22 ビルジハット

は使用例を示す。 bilge hat

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F 7006:2004

表4 (続き)

番号

名称

図記号

備考

4.23 サイトグラス

対応英語(参考)

は使用例を示す。

4.24 可溶栓

4.25 温度計座

4.26 ボス

4.27 プラグ付きボス

4.28 ローズプレート

4.29 チェンジオーバピース

4.30 グースネック形エアパイプ

ヘッド(金網なし)

4.31 ボンネット形エアパイプヘ

ッド(金網なし)

4.32 グースネック形エアパイプ

ヘッド(金網付き)

4.33 ボンネット形エアパイプヘ

ッド(金網付き)

4.34 油受け皿,

コーミング

4.35 ベルマウス

表5 制御及び計装関係

番号

名称

図記号

備考

対応英語(参考)

油圧配管

一般配管を示す線に比べて

空気圧配管

細く書く。

信号の方向を明示したいと

きは,矢印を付けてもよい。

キャピラリチューブ

電気配線

機側指示計

遠隔指示計

温度計

2種類の変量を扱うか,又は local indicator

2種類の機能をもつ表示計

器若しくは調節器の場合,

又は

と書

く。

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F 7006:2004

表5 (続き)

番号

名称

図記号

備考

対応英語(参考)

圧力計

連成計

5.10 真空計

5.11 差圧計

5.12 流量計

は使用例を示す。 flow meter

5.13 圧力スイッチ

5.14 温度スイッチ

5.15 差圧スイッチ

5.16 フロートスイッチ

5.17 フロースイッチ

5.18 リミットスイッチ

5.19 切換開閉器箱

5.20 トランスミッタ

5.21 シールポット

圧力計とともに用いる。

5.22 ループシール

圧力計とともに用いる。

5.23 検塩計検出端

5.24 ガラス液面計

は,バルブなし,

は,バルブ付き,

は,自動閉鎖弁付きを

示す。

5.25 平形ガラス油面計

5.26 直動形フロート液面計

5.27 内装形フロート液面計

は密閉形を示す。

5.28 外装形フロート液面形

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F 7006:2004

表6 文字記号(変動又は動作)

変動又は動作

文字記号

流量

レベル

圧力(1)

差圧

運転

温度

粘度

塩分

開度

注(1) 真空の場合には,“V”

の文字記号を用いる。

表7文字記号(測定設備要素の形式又は機能)

測定設備要素の形式又は機

文字記号

警報

調節

指示

記録

積算

(開度)閉(1)

(開度)閉

注(1) OIの次に来る場合だけ閉を示す。表6

と表7の組合せで行う。

備考 文字記号のH及びLは,Aの次にだけ

用いて,高及び低警報を区別する。

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F 7006:2004

表8 文字記号(測定設備要素の形式又は機能)

測定設備要素の形式

又は機能

文字記号

測定設備要素の形式

又は機能

文字記号

指示計

記録計

調節器(無指示)

高警報器(無指示)

記録調節器

記録積算計

高低警報付記録計

警報付記録調節器

指示調節計

積算記録付調節器

指示積算計

低警報付指示計

高警報付指示調節計

備考1. 表8は,変量を “X” として表した例であるが, “X” を表6

に示す文字と置き替えて,それぞれの測定設備要素の形式又

は機能を表す。

2. 表8以外の測定設備要素の形式又は機能の組合せは,表8と

同じ要領で例に示すように表6及び表7の文字記号を組合せ

て用いる。

例1. 弁開指示 OIO

例2. 弁閉指示 OIS

関連規格 JIS Z 8204 計装用記号

JIS Z 8205 配管図示記号

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F 7006:2004

参考図1 配管系統図にポンプの遠隔操作,自動切換,停止警報,エアコンプレッサの自動発停,弁開閉遠隔指示な

どを記入する場合の例

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