2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
K 0213:2014
目
次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 用語及び定義 ··················································································································· 1
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
K 0213:2014
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
分析化学会(JSAC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格で
ある。これによって,JIS K 0213:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
K 0213:2014
分析化学用語(電気化学部門)
Technical terms for analytical chemistry (Electrochemistry part)
序文
この規格は,1962年に制定され,その後4回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2006年に
行われたが,用語の見直し,その後に改正された関連規格などに対応するために今回改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,分析化学の,電気化学部門で用いる主な用語及び関連する用語並びにそれらの定義につい
て規定する。
2
用語及び定義
用語及び定義は,次による。
なお,記載方法はa)〜d)によっている。
a) 二つ以上の用語を並べた場合には,その欄の順位に従って優先的に用いる。
b) 用語の中で角括弧内の文字は省いてもよい。角括弧内の文字を省略した用語を優先する。
c) 用語は,特に断らない限り電気化学分野の範囲内で用いるものであるが,誤解するおそれのある用語
については,用語の後の丸括弧内に使用分野を示す。
d) 参考として対応英語又はその略語を示す。対応英語の欄で,コンマ“,”の後ろに併記してあるものは,
同義語及び/又は略語である。
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
アガロースゲル
電気泳動
あがろーすげるで
寒天中の多糖類で形成された巨大網状構造のゲルを
支持体とした電気泳動(番号263)。
アドミタンス
あどみたんす
交流回路の電気抵抗(インピーダンス)の逆数。SI admittance
単位はジーメンス(S)。回路に加えている交流電圧
をV,交流電流をiとするとき,アドミタンスYは,
Y=i/Vで定義する。
アノード
あのーど
酸化反応を生じる電極。
アノーディック
ストリッピン
グボルタンメ
トリー,
アノードストリ
ッピングボル
タンメトリー
あのーでぃっくす
金属イオンを十分,負の電位で電析濃縮した後,正
方向に電位掃引して溶出させて,溶出電位からイオ
ンの定性を,また,電流(電気量)から定量を行う
手法。
んきえいどう
とりっぴんぐぼ
るたんめとり
ー,
あのーどすとりっ
ぴんぐぼるたん
めとりー
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番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
アノード不動態
化,
陽極不動態化
あのーどふどうた
いか,
金属をアノードとして電解し,その表面に腐食作用
に抵抗する酸化皮膜を生じさせる操作。
アマルガム電極
あまるがむでんき
ょく
水銀滴を金属極表面に落として薄層水銀又は金属ア
マルガムとして用いる電極。
アルカリ誤差
(pH計の)
あるかりごさ
強アルカリ性溶液の,pH測定における理論値(計算
値)とガラス電極を用いたpH計の指示値との差。
アルカリ度
あるかりど
水中に含まれている炭酸水素塩,炭酸塩,水酸化物
など酸を消費するアルカリ成分の量を表した水質の
指標。
アルカリ度計
(水質分析の)
あるかりどけい
検水を定めたpHまで中和滴定するのに要する酸消
費量を求める際,終点検出にpH計を用いてアルカリ
度を測定する水質分析計。
アンソンプロッ
ト
あんそんぷろっと
ポテンシャルステップ(ダブルポテンシャルステッ
プ)クロノクーロメトリー(番号127)の実測値につ
いて,横軸を時間の二分の一乗,縦軸に電気量をプ
ロットした曲線。その勾配から拡散係数,濃度及び
電極表面積,並びに縦軸との切片から二重層容量又
は吸着などの情報が得られる。
アンチモン電極
あんちもんでんき
ょく
アンチモン金属とその表面酸化物との溶解平衡の
pH依存性を利用して,pH測定に用いる電極。
暗電流
(電気化学分析
の)
あんでんりゅう
光電流を発生する系において,光を遮断したときに
得られる電流。
アンペロメトリ
ー
あんぺろめとりー
作用電極に一定又はパルス状の電位を印加し,目的
物質の電解による電流を電気化学的に測定する分析
方法。
アンモニウムイ
オン分析計
あんもにうむいお
んぶんせきけい
溶液をアルカリ性にしてアンモニウムイオンをアン
モニアガスに変え,隔膜形電極(ガス透過膜電極)
のガス透過膜を透過したアンモニアによって変化す
るpHをガラス電極で連続的に測定する装置。
イオノフォア
(イオン選択性
電極の)
いおのふぉあ
特定の金属イオン又は親水性無機イオンと錯体を形
成して,脂溶性膜に溶けやすくしたり,それらのイ
オンを輸送する働きをもつ有機分子。イオン電極の
感応素子として用いる。
イオン化列
いおんかれつ
水溶液中における元素(主に金属)のイオンへのな
りやすさの相対尺度(順序)。イオン化傾向ともいう。
イオン感応性電
界効果トラン
ジスタ
いおんかんのうせ
イオン強度
いおんきょうど
特定のイオンに応答する電界効果トランジスタ。
注記 電界効果トランジスタとは,電圧入力によっ
て発生させた電界により電流を制御するトラ
ンジスタ。
溶液中のイオンiのモル濃度をci ,イオン価をziと
するとき,
で与えられる量,又は質量モル
濃度を用いて同様に定義した量。
ようきょくふどう
たいか
いでんかいこう
かとらんじすた
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番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
イオン交換膜電
極
いおんこうかんま
くでんきょく
イオン交換基を感応素子とするイオン選択性電極。
第4級アンモニウム塩を感応素子とする塩化物イオ
ン選択性電極などがある。
イオン性ミセル,
いおんせいみせる,
イオン性界面活性剤分子が水中で作る電荷を帯びた
かでんみせる
荷電ミセル
集合体。
イオン選択性電
極,
イオン電極
いおんせんたくせ
いでんきょく,
イオン伝導体
いおんでんどうた
い
電気を運ぶ担体がイオンである物質。代表例として,
電解質溶液,溶融塩などがある。イオン導電体とも
いう。
イオンメータ
いおんめーた
電気化学的方法で溶液中のイオン種の濃度を測定す
る装置。
位相弁別形交流
ボルタンメト
リー
いそうべんべつが
交流ボルタンメトリー(番号145)において,電解セ
ルのアドミタンス(番号2)のコンダクタンス(番号
154)成分とサセプタンス(番号157)成分とを分離
測定する分析方法。
一酸化炭素自動
計測器
いっさんかたんそ
ガス透過性隔膜を通して電解質中に拡散した大気中
の一酸化炭素(CO)を,定電位に保たれた電極上で
電気化学的に酸化し,その際発生する電解電流によ
って一酸化炭素濃度を連続的に測定する電気化学計
測器。
移動時間
(電気泳動の)
いどうじかん
成分イオンが検出端まで移動する時間。
移動度
いどうど
電界の下で荷電粒子が移動するとき,その移動速度
を電界の強さで除した値。
注記 易動度とはいわない。
イムノセンサ,
免疫センサ
いむのせんさ,
抗体の物質識別機能を利用するバイオセンサ(番号
イルコビッチ式
いるこびっちしき
滴下電極を用いる直流ポーラログラフィー(番号
227)において拡散電流を与える式。液体電極の滴の
成長開始後の時間t(s)における拡散電流id(μA)
は,次の式で表す。
特定のイオンを選択的に測定する電極。イオンセン
サともいう。
いおんでんきょく
たこうりゅうぼ
るたんめとりー
じどうけいそく
き
めんえきせんさ
ここに,ρ:滴下液体の密度(mg/cm3)
F:ファラデー定数
n:酸化還元電子数
D:電気化学的活性物質の拡散係数(cm2/s)
c:電気活性物質の濃度(mM)
m:滴下液体の流出速度(mg/s)
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番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
a) ボルタンメトリーにおいて,参照電極(又は対
極)に対して印加する作用電極の電位。
b) 電気泳動法において,泳動液の両端に印加する
電圧。
c) アンペロメトリーにおいて,電極間に印加する
電圧。
a) 電解において,電気活性物質へ電子を与える電
極。カソードとなる。
b) 電池の放電において,電池活物質から電子を受
け取る電極。負極ともいう。アノードとなる。
隔膜で陽極(アノード)室と陰極(カソード)室と
に仕切られた電解セルの陰極室に入れる電解液。電
解の場合,カソードは陰極となるので,カソード液
ともいう。
印加電圧
いんかでんあつ
陰極
いんきょく
陰極液,
カソード液
いんきょくえき,
インダクタンス
いんだくたんす
細い導体による閉回路において,閉回路を流れる電
流によって生じたループを通過する磁束を,その電
流で除した値。SI単位はヘンリー(H)。
インピーダンス
いんぴーだんす
電気回路又は回路素子における,交流の流れにくさ
を表す量。インピーダンスの逆数はアドミタンス(番
号2)。
インピーダンス
ブリッジ
いんぴーだんすぶ
りっじ
複素インピーダンスを測定するためのブリッジ回
路。
ウィンクラー電
極
うぃんくらーでん
きょく
電解重量分析などに用いる白金製の網状電極。
ウォールジェッ
ト電極
うぉーるじぇっと
でんきょく
試料溶液をノズルから噴出させ,ノズルより径の大
きい静止円板電極に打ち当てる電極系。
泳動液
えいどうえき
試料分子又は粒子を成分分離に適した性状とするた
めの溶液。適切な電気伝導性,イオン強度,pHなど
をもち,泳動の種類によって緩衝液,酸・塩基,両
性電解質溶液又はそれらの混合溶液を適宜用いる。
泳動電位
えいどうでんい
電位を印加して帯電粒子を動かす電気泳動(番号
263)とは逆の現象で,帯電粒子の移動に伴い,その
移動粒子と液との間に生じる電位。
泳動電流
えいどうでんりゅ
う
電気泳動に基づいて電荷が移動することによって流
れる電流。
液アース電極
えきあーすでんき
ょく
溶液の電気化学的測定を行うときに,溶液のバック
グラウンド電荷を接地するための電極。単に液アー
スともいう。
液液界面ポテン
シオメトリー
えきえきかいめん
互いに混ざり合わない二つの電解質溶液の界面電位
差を測定するポテンシオメトリー(番号414)。
液液界面ボルタ
ンメトリー
えきえきかいめん
互いに混ざり合わない二つの電解質溶液での界面電
位差とイオン移動に伴う電流との関係を測定するボ
ルタンメトリー(番号417)。
液間電位差
えきかんでんいさ
異なった組成の二つの液相間で,各イオン種(陽イ
オンと陰イオンとの間)の移動速度の差によって生
じる電位差。例えば,液絡に生じる電位差。
なお,イオン移動が拡散による場合を拡散電位差
という。
かそーどえき
ぽてんしおめと
りー
ぼるたんめとり
ー
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番号
用語
読み
定義
エキザルテーシ
ョン
えきざるてーしょ
ん
対応英語(参考)
拡散層内で,電解による支持電解質の濃度の減少に
伴い,目的イオンの泳動が加算され限界電流(番号
132)が増加する現象。
液体膜電極,
液膜電極
えきたいまくでん
きょく,
各種のイオン選択性をもつ成分を含む液体膜を利用
した膜電極。イオン交換膜電極ともいう。
えきまくでんきょ
く
液抵抗
えきていこう
電気化学系で測定された抵抗のうち,溶液の抵抗に
よる部分。
液抵抗補償回路
えきていこうほし
ょうかいろ
液抵抗による電圧降下を電気的に補償する回路。
液絡
えきらく
電解質溶液による電気的な接続。
H形セル
えっちがたせる
陽極室,陰極室を分離し,両者を隔膜を用いて結合
したH字形のセル。
エレクトロフェ
ログラム
えれくとろふぇ
電気泳動装置の記録計,ディスプレイなどに表示し
て試料成分の泳動状態を示す図形。
塩橋
えんきょう
二つの電解質溶液の混合を防止して相互作用を減少
させ,電気的な接触を得るために用いる電解質の溶
液又はゲル。
演算増幅器,
オペアンプ
えんざんぞうふく
き,
a) 非反転入力(+)及び反転入力(−),並びに一
つの出力を備えた増幅器の電子回路モジュー
ル。
b) ゲインと入力インピーダンスとが非常に大き
く,出力インピーダンスの小さな直流増幅器。
ろぐらむ
おぺあんぷ
応答時間
(電極測定の)
おうとうじかん
主に電極(センサ)において,測定開始から応答電
位が安定した最終指示値の一定割合に達するまでの
時間。多くは90 %応答が用いられる。
オーム損,
オーム降下,
iRドロップ
おーむそん,
溶液,電極などが抵抗Rをもつために,絶対値iの ohmic drop,
電流が流れると生じるi×Rの電圧損失。
オシログラフポ
ーラログラフ
ィー
おしろぐらふぽー
らろぐらふぃー
作用電極に対して印加電圧又は電流を高速の周期関
数として与え,オシログラフによって電流又は電極
電位の応答を観察するポーラログラフィー。
温度補償
(電極測定の)
おんどほしょう
主に電極(センサ)において,電極(センサ)応答
の温度の電気的な補償。
カーボンペース
ト電極
かーぼんぺーすと
でんきょく
グラファイト微粉末をパラフィンオイルと混合した
ペーストを絶縁体孔部に詰めて作製した電極。
カールフィッシ
ャー滴定
かーるふぃっしゃ
ーてきてい
カールフィッシャー試薬を用いて水分を定量する滴
定。終点の検出に定電流分極における電位応答を用
いる場合が多い。
回転ディスク電
極,
回転平板電極
かいてんでぃすく
でんきょく,
平板の中央部分を電極面とする回転電極。
回転電極
かいてんでんきょ
く
外力によって回転させながら電解を行う電極。
おーむこうか
あいあーるどろっ
ぷ
かいてんへいばん
でんきょく
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番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
回転リング・デ
ィスク電極
かいてんりんぐ・
内側にディスク状電極,その外側に同心となるよう
リング状の電極が配置され,一体となって回転する
電極。
注記 内側のディスク状電極での反応生成物は外側
のリング電極で検出でき,物質輸送速度は回
転数で再現よく制御できるため,電極生成物
の解析ができる。
界面動電現象
かいめんどうでん
げんしょう
液体と固体又は液体と液体との相対的な運動と,
各々の界面付近における電荷との相互作用によって
起こる種々の現象。電気泳動,流動電位(番号445)
などがある。
化学修飾電極,
修飾電極
かがくしゅうしょ
くでんきょく,
電極表面を,機能をもつ物質で化学修飾し,電極に
おける電子移動又は物質移動に付加的な機能をもた
せた電極。
でぃすくでんき
ょく
しゅうしょくでん
きょく
化学センサ
かがくせんさ
特定の物質の濃度(活量)を識別する機能をもつセ
ンサ。
可逆水素電極
かぎゃくすいそで
んきょく
被験溶液と同じpHの溶液に白金黒電極を浸し,水素
分圧を101.325 kPaとした水素電極(番号191)。
可逆電極反応
かぎゃくでんきょ
くはんのう
観測時間内で,熱力学的平衡が成立している応答を
与えるほど交換電流密度が大きい電荷移動過程。
可逆波
(電気化学分析
の)
かぎゃくは
可逆な電極反応に基づく電流-電位曲線。
拡散過電圧
かくさんかでんあ
つ
復極剤(番号392)の拡散過程に基づく過電圧。
拡散層
かくさんそう
電極表面から溶液内部にかけて濃度勾配が生じて,
拡散による物質移動が起こっている層。
拡散電流
かくさんでんりゅ
う
a) 電解において,大きさが拡散によって律速され
ているファラデー電流(番号380)。
b) 狭義には,a)の限界電流(番号132)。
拡散二重層
かくさんにじゅう
そう
電気二重層の中で,ヘルムホルツ層の外側に広がる
イオンが連続的に分布する層。
隔膜
(電解セルの)
かくまく
電解槽を陽極側と陰極側との二つに仕切る膜。電気
分解によって一方の電極側で生成した反応物が他方
の電極に移行するのを防ぐ機能を果たす。
隔膜セル
かくまくせる
陽極室の液と陰極室の液との混合を防止するために
用いる隔膜をもつ電気化学セル。
ガス選択性電極,
がすせんたくせい
でんきょく,
ガスセンサ
特定のガスを選択的に検出する電極。
がすせんさ
カソード
かそーど
還元反応を生じる電極。
カソーディック
ストリッピン
グボルタンメ
トリー,
カソードストリ
ッピングボル
タンメトリー
かそーでぃっくす
陰イオンなどを正電位で電析濃縮し,負方向の電位
掃引で溶出させて,溶出電位からイオンの定性を,
また,電流(電気量)から定量を行う手法。例えば,
銀電極においてハロゲン化物イオンに適用されるな
どがある。
とりっぴんぐぼ
るたんめとり
ー,
かそーどすとりっ
ぴんぐぼるたん
めとりー
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番号
用語
読み
定義
活性化過電圧
かっせいかかでん
あつ
対応英語(参考)
電気化学反応において,反応物質の活性化に必要な
余分なエネルギーを付与するための電圧。
活性電極
かっせいでんきょ
く
電極反応に直接関与して溶解又は析出するような電
極。
活量
かつりょう
理想系と実在系に存在する誤差を修正するためにギ
ルバート・ルイスによって導入された物理量。
(相対)活量
ここに,μi:i成分の化学ポテンシャル
R:気体定数
T:絶対温度
活量係数
かつりょうけいす
う
aB/xB,aB/(mB/m°)又はaB/(cB/c°)で定義される数値。
ここに,aB:成分Bの相対活量
xB,mB及びcB:それぞれ成分Bの物質量分
率,質量モル濃度及びモル
濃度
m°及びc°:それぞれ標準質量モル濃度(通
常,1 mol/kg)及び標準モル濃
度(通常,1 mol/L)
過電圧
かでんあつ
単一電極において,ある値の電流が流れているとき
のその電極の電位と平衡電位との差。作用電極に電
流iが流れているとき,その電極の電位をE(i)とすれ
ば,過電圧E(i)=E(0)−iRで表す。
ここに,E(0):i=0のときのE(i)の値
R::溶液の抵抗
ガラス電極
がらすでんきょく
溶液のpHに比例する起電力を発生するガラス薄膜
を先端とし,内部にガラス電極内部液及び内部電極
をもつ電極。
カラム電解
からむでんかい
カラム電極を用いた電解方法。全電解又はクーロメ
トリー(番号119)に用いる。
カラム電極
からむでんきょく
円筒形のバイコールガラス又は素焼きに,炭素繊維
又は炭素粒を密に詰めた作用電極。
ガルバニ電池
がるばにでんち
一対の半電池(番号349)から構成した電池。
ガルバニ電池式
酸素計
がるばにでんちし
きさんそけい
作用電極(Agカソードなど)と対極(Pbアノードな
ど)とからなる電池で,隔膜を通して拡散する酸素
の還元電流を測定して酸素濃度を測定する機器。
ガルバニ電池式
濃度計
がるばにでんちし
きのうどけい
分析種が関与する電極反応を利用して,電池の出力
電流値からその物質の濃度を測定する分析計。
ガルバノスタッ
ト
がるばのすたっと
作用電極に流れる電流を制御する装置。
ガルバノメータ,
がるばのめーた,
けんりゅうけい
検流計
電流を測定する装置で,特に感度の高い電流計。
カロメル電極
かろめるでんきょ
く
Hg|Hg2Cl2|Cl−で構成した電極系。
還元体
かんげんたい
酸化還元系において,酸化数の低い方の(相手に電
子を与える)物質。
還元電流,
カソード電流
かんげんでんりゅ
う,
電気活性物質の還元に基づく電流。この場合,正味
の正電荷がイオン伝導体相から電極を通して外部回
路に流れる。
かそーどでんりゅ
う
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番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
還元波
かんげんは
寒天橋
かんてんきょう
寒天を用いた塩橋。
感応素子
かんのうそし
化学センサが物質を認識するときの活性部又は活性
物質。
擬似容量
ぎじようりょう
酸化還元反応を伴って発生する電気容量。
基礎液
(電気化学分析
の)
きそえき
試料溶液から分析種だけを除いた溶液。
気体膜電極
きたいまくでんき
ょく
選択性膜として気体透過膜を用いた膜電極(番号
起電力
(電気化学分析
の)
きでんりょく
ガルバニ電池の外部回路に流れる電流を減少させ
て,ゼロになるときの電池の電位差の極限値。ただ
し,電池の電位差は,いわゆる電池図の右側の電極
に取り付けた金属端子の内部電位から左側の電極に
取り付けた同種の金属端子の内部電位を差し引いた
ものである。
キャパシタンス,
きゃぱしたんす,
せいでんようりょ
静電容量
電荷を電位差で除した値。SI単位はファラド(F)。
電気容量ともいう。
キャピラリーゲ
ル電気泳動
きゃぴらりーげる
でんきえいどう
キャピラリーにゲル又は流動性のある高分子溶液を
充塡して行う電気泳動。主としてDNA,たんぱく質
などをそのサイズの違いで分離する。
キャピラリーゾ
ーン電気泳動
きゃぴらりーぞー
キャピラリーに電解質溶液を満たして行う電気泳
動。成分イオンを移動度の差に基づいて分離する。
キャピラリー電
気泳動
きゃぴらりーでん
きえいどう
キャピラリーを泳動槽とした電気泳動。泳動槽とし
て無担体で行う場合及びポリアクリルアミドゲルな
どの支持体を用いる場合がある。
キャピラリー電
気クロマトグ
ラフィー
きゃぴらりーでん
中空又は粒子を充塡したキャピラリーカラムを用
い,両端に電位をかけ電気浸透流を送液に用いる液
体クロマトグラフィー。
キャピラリー等
電点電気泳動
きゃぴらりーとう
泳動槽としてキャピラリーを用いた等電点電気泳動
(番号316)。
吸着ストリッピ
ングボルタン
メトリー
きゅうちゃくすと
キレート剤の存在下,正電位で金属イオンを電析濃
縮し,負方向の電位掃引で溶出させて,溶出電位か
らイオンの定性を,また,電流(電気量)から定量
を行う手法。
吸着電流
きゅうちゃくでん
りゅう
電極上に物質が吸着したときに電気化学反応(電解
反応)を伴わずに外部回路に流れる(容量性)電流。
吸着波
きゅうちゃくは
吸着電流に基づく酸化波,還元波など。
強制滴下[水銀]
きょうせいてきか
[すいぎん]で
電極
強制的に水銀の滴下を行わせる装置が付いた電極。
極大現象における電流。
ポーラログラフィー及びボルタンメトリーにおい
て,電流が還元反応に基づく電流-電位(電圧)曲線。
う
んでんきえいど
う
きくろまとぐら
ふぃー
でんてんでんき
えいどう
りっぴんぐぼる
たんめとりー
んきょく
極大電流
(電気化学分析
の)
きょくだいでんり
ゅう
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
9
K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
極大波
(電気化学分析
の)
きょくだいは
極大抑制剤
きょくだいよくせ
いざい
電気分析の極大波の出現を抑制するために添加する
試薬。
局部電池
きょくぶでんち
電解質溶液中に浸した金属単体,合金などに局部的
な電位差が生じ,金属表面の局部で電流が流れるこ
とで形成される電池。金属腐食の原因の一つとなる,
銀-塩化銀電極
ぎん-えんかぎん
Ag|AgCl|Cl−で構成した電極系。
極大現象が現れる酸化波,還元波など。
でんきょく
キンヒドロン電
極
きんひどろんでん
きょく
キンヒドロンを飽和した溶液と平滑白金電極又は金
電極からなる半電池を構成した電極系。pH8以下の
溶液のpHの測定に用いる。
空間電荷層
くうかんでんかそ
う
電気二重層で,電子又はイオンの移動によって電荷
が薄膜状に分布する領域。特に半導体電極で,半導
体|金属又は電解質溶液界面における半導体中に形
成される層を指すことが多い。
クーロメータ
くーろめーた
電気量を測定する機器。
クーロメトリー,
くーろめとりー,
でんりょうぶんせ
電量分析
100 %の電流効率又は滴定効率が得られる条件で分
析種又は別成分の電気化学反応を行わせ,分析種の
反応に要する電気量から定量を行う分析方法。
掃引直流電位にく(矩)形波電圧を重畳するポーラ
ログラフィー。く(矩)形波電圧の後半部分で電流
サンプリングを行い,充電電流の寄与を軽減する。
直流電圧を時間掃引しながら作用電極に印加し,そ
こにく(矩)形波状の電圧パルスを重畳させて電解
を行った場合の電極電位と交流電流成分との関係を
測定するボルタンメトリー。
き
く(矩)形波ポ
ーラログラフ
ィー,
方形波ポーラロ
グラフィー
くけいはぽーらろ
ぐらふぃー,
く(矩)形波ボ
ルタンメトリ
ー
方形波ボルタン
メトリー
くけいはぼるたん
めとりー,
くし(櫛)形電
極
くしがたでんきょ
く
二つの微小くし(櫛)形の電極を対向させて配置し
た電極。化学的に可逆系に対して,片側の電極で酸
化を,もう一方の電極で還元を起こさせ,レドック
スサイクルを作ることによって検出感度を増大でき
る。
グラジエントゲ
ル,
勾配ゲル
ぐらじえんとげ
る,
電気泳動支持体としての合成高分子ゲルのうち,ゲ
ル濃度が連続的に変化するように調製したゲル。た
んぱく質などの生体高分子の分離能を広い分子量範
囲で向上させるために用いる。
グラッシーカー
ボン電極
ぐらっしーかーぼ
んでんきょく
ちゅう(稠)密な非晶質炭素からなる電極。研磨が
容易,溶媒の浸透がない,電位窓が広い,化学修飾
が容易などの特長がある。
クラッセン電極
くらっせんでんき
ょく
電解重量分析に用いられる白金製の皿状の電極。
クロノアンペロ
メトリー
くろのあんぺろめ
とりー
作用電極に加えた電位ステップに応答して流れる電
流を時間の関数として測定するアンペロメトリー
(番号13)。
ほうけいはぽーら
ろぐらふぃー
ほうけいはぼるた
んめとりー
こうばいげる
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
クロノクーロメ
トリー
くろのくーろめと
りー
作用電極に加えた電位ステップに応答して流れた電
気量を時間の関数として測定するクーロメトリー
(番号119)。
クロノポテン
シオメトリー
くろのぽてんしお
めとりー
作用電極に加えた電流関数に応答して生じる電極電
位を時間の関数として測定するポテンシオメトリー
(番号414)。
結晶化過電圧
けっしょうかかで
んあつ
金属,酸化物などが電解析出するときの結晶化エネ
ルギーの大きさに起因する過電圧。
ゲルシフト法
(電気泳動の)
げるしふとほう
DNA断片にたんぱく質が結合すると泳動が遅れる性
質を利用し,DNA結合たんぱくの結合部位を決定す
る電気泳動方法。
ゲル電気泳動
げるでんきえいど
う
ゲルを支持体として用いる電気泳動。
限界電流
げんかいでんりゅ
う
対流の生じている系における電流-電位曲線におい
て,その傾きが正の値から徐々に減少してほぼゼロ
となった平たん部分の電流。
交換電流
こうかんでんりゅ
う
電極反応が平衡状態にあるとき,電極反応の酸化の
方向に流れる電流と還元の方向に流れる電流とは絶
対値が等しく互いに打ち消し合うが,その各々の大
きさを示す電流。
高周波滴定
こうしゅうはてき
てい
高周波を用いて溶液の導電率,誘電率などの変化を
測定することによって,滴定の反応終点を求める容
量分析法。
高周波導電率測
定法,
高周波分析
こうしゅうはどう
約100 kHz以上の交流電圧を印加して溶液のコンダ
クタンスを測定する導電率測定法。サセプタンス(番
号157)又はアドミタンス(番号2)を測定する場合
もある。
でんりつそくて
いほう,
こうしゅはぶんせ
き
高周波ポーラロ
グラフィー
こうしゅうはぽー
らろぐらふぃー
低い周波数のく(矩)形波で変調した高周波電圧を
掃引直流電位に重畳して行うポーラログラフィー。
酵素電界効果ト
ランジスタ
こうそでんかいこ
イオン感応性電界効果トランジスタを用いたバイオ
センサ。
酵素電極,
酵素センサ
こうそでんきょ
く,
酵素反応に関与する物質の電気化学的検出を行う電
極系。例えば,イオン選択性電極又はガス選択性電
極に酵素を固定化させた薄膜を被覆して構成する。
うかとらんじす
た
こうそせんさ
光電流
こうでんりゅう
電極などに光照射するとき,
a) 光によって誘起される電流。
b) 光照射下での全電流と非照射下での暗電流との
差。
光電流作用スペ
クトル
こうでんりゅうさ
ようすぺくとる
電極に入射する光の波長と流れる光電流との関係を
示すスペクトル。
高分子電解質
こうぶんしでんか
いしつ
高分子の構造単位が電離基をもつ高分子化合物。
高分子膜被覆電
極
こうぶんしまくひ
ふくでんきょく
表面を高分子膜で被覆した修飾電極。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
交流インピーダ
ンス法
こうりゅういんぴ
ーだんすほう
セルに非常に微小な交流信号を印加し,電圧と電流
の応答信号からセルのインピーダンスを測定する電
気化学測定手法。一定電位(電流)分極下で,微小
交流電圧(微小交流電流)を重畳し,交流電圧と交
流電流の振幅比と位相差を交流周波数に対して測定
し,ナイキストプロット(番号321)及びボードプロ
ット(番号407)を得る。
交流ポーラログ
ラフィー
こうりゅうぽーら
ろぐらふぃー
滴下水銀電極を用いる交流ボルタンメトリー。
交流ボルタンメ
トリー
こうりゅうぼるた
んめとりー
交流電圧を直流電圧に重畳させて電解を行った場合
の直流電極電位と交流電流成分との関係を測定する
ボルタンメトリー。
固体ガスセンサ
こたいがすせんさ
固体電解質,半導体などの固体を用いるガスセンサ。 solid-state gas
固体電解質
こたいでんかいし
つ
よう化銀,安定化ジルコニアなどのイオン伝導性を
もつ固体。
固体電解質セン
サ
こたいでんかいし
つせんさ
固体電解質を利用する,特定のガスに応答するセン
サ。
固体膜電極,
難溶性塩膜形イ
オン電極
こたいまくでんき
ょく,
ガラス膜,無機単結晶膜,プレス方法で作製した難
溶性塩膜,マトリックス方法による難溶性塩分散膜
などを,固体感応膜として利用するイオン電極。
平板電極におけるクロノアンペロメトリーで拡散電
流の時間変化を与える式。拡散電流をid(μA),時間
をt(s)とすれば,次の式で表す。
なんようせいえん
まくがたいおん
でんきょく
コットレル式
こっとれるしき
対応英語(参考)
ここに,n:酸化還元電子数
F:ファラデー定数
A:電極面積(cm2)
D:電気活性物質の拡散係数(cm2/s)
c:電気活性物質の濃度(mM)
コットレルプロ
ット
こっとれるぷろっ
と
ポテンシャルステップクロノアンペロメトリーの実
測値について,横軸に時間の平方根の逆数,縦軸に
電流値をとってプロットした曲線。その勾配から拡
散係数,濃度,電極表面積などの値が求められる。
混合伝導体
こんごうでんどう
たい
電子伝導とイオン伝導との両方が導電性に寄与する
物質。代表例として,硫化銀結晶がある。
混合溶液法
(イオン選択性
電極の)
こんごうようえき
ほう
2種のイオンを含む混合溶液中で選択係数(番号207) mixed solution
を求める方法。
コンダクタンス
こんだくたんす
複素数であるアドミタンスをY,実数部をG,虚数部
をBとしてY=G+Biと表すときの実数部G。回路に
おける電流の流れやすさを示す。直流回路では電気
抵抗の逆数,交流回路ではインピーダンスの逆数(ア
ドミタンス)の実数部。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
サイクリックボ
ルタンメトリ
ー
さいくりっくぼる
たんめとりー
作用電極の電位をある範囲内で往復掃引し,応答し
て流れる電流と電極電位との関係を測定するボルタ
ンメトリー。
細胞電気泳動
さいぼうでんきえ
いどう
負の電荷をもつ動物細胞などを対象とする電気泳
動。
サセプタンス
させぷたんす
複素数であるアドミタンスをY,実数部をG,虚数部
をBとしてY=G+Biと表すときの虚数部B。
作用電極
さようでんきょく
電極反応を行わせるための,少なくとも2本の電極
のうち注目している反応が進行する電極。
酸化還元電位差
計
さんかかんげんで
んいさけい
電位差測定法によって水溶液の酸化還元電位(平衡
電位)を測定し,水溶液中の成分濃度又は純度を測
定する分析計。ORP計ともいう。
酸化還元電位差
滴定
さんかかんげんで
んいさてきてい
酸化剤又は還元剤を添加したときの指示電極の電位
差の変化を終点判定に用いる滴定。
酸化還元波
さんかかんげんは
一つの酸化還元系のサイクリックボルタンメトリー
において,酸化波と還元波とが連続的に記録された
もの。
酸化水銀電極
さんかすいぎんで
んきょく
Hg|HgO|OH−で構成した電極系。アルカリ性溶液
中でしばしば参照電極として用いる。
酸化数
さんかすう
化合物中の電子を,ある一定の方法で各原子に割り
当てたとき,その原子がもつ荷電を表す数。原子が
単体であったときよりどの程度電子不足又は電子過
剰の状態にあるかを表す。
酸化体
さんかたい
酸化還元系における酸化数の高い物質。
酸化電流,
アノード電流
さんかでんりゅう,
電気活性物質の酸化に基づく電流。この場合,正味
あのーどでんりゅ
う
の正電荷が外部回路から電極を通してイオン伝導体
相に流れる。
酸化波
さんかは
ポーラログラフィー及びボルタンメトリーにおい
て,電流が酸化反応に基づく電流-電位(電圧)曲線。
酸誤差
(pH計の)
さんごさ
強酸性溶液のpH測定における溶液の理論値(計算
値)とpH計の指示値との差。
参照電極,
比較電極
さんしょうでんき
ょく,
作用電極又は指示電極と組み合わせて電位を測定又
は制御するために基準とする電極。
酸素過電圧
さんそかでんあつ
酸素発生反応における過電圧。
酸素電極
さんそでんきょく
白金又は金電極を疎水性薄膜で被覆し,薄膜を通過
した酸素を定電位電解還元し,流れる還元電流を測
定して酸素濃度を測定する電極。
酸素波
さんそは
ボルタモグラム(番号416)における酸素分子の還元
波。
ひかくでんきょく
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
13
K 0213:2014
番号
用語
サンド式
読み
さんどしき
定義
平板電極を用いたクロノポテンシオメトリー(番号
128)における遷移時間と電気活性物質の濃度との関
係を表す式。遷移時間τ(s)と電気活性物質の濃度
対応英語(参考)
c(mM)との間の関係は,次の式で表す。
ここに,i:一定電流(μA)
n:酸化還元電子数
F:ファラデー定数
A:電極面積(cm2)
D:電気活性物質の拡散係数(cm2/s)
残余電流
ざんよでんりゅう
注目する電極反応以外の過程で流れる電流。
残留塩素計
(電気化学方式
の)
ざんりゅうえんそ
けい
回転電極を用いた電気化学的測定方法によって,水
中の残留塩素(遊離有効塩素,結合塩素)を測定す
る分析計。残留塩素をよう素又は臭素と反応させる
試薬形,残留塩素を直接測定する無試薬形などの方
式がある。
式量電位
しきりょうでんい
ネルンスト式(番号329)において,活量の代わりに formal potential
モル濃度を用いてネルンスト式と同じ形式で表して
定義したときの値(E0')。電極反応O+ne ⇄Rにお
いて,電気活性物質O,Rのモル濃度をそれぞれCO,
CRとし,気体定数をR,ファラデー定数をF,絶対
温度をTとすれば,平衡電位Eは次の式で表す。
この値は活量係数に関する項を含むので,溶液の
イオン強度によって変化する。見かけの電位ともい
う。
支持体
(電気泳動の)
しじたい
アガロース,ポリアクリルアミド,中空の石英ガラ
スなど,電気泳動を展開させる場。
支持電解質,
支持塩
しじでんかいしつ,
液体の導電性を高めるために添加する物質。
しじえん
指示電極
しじでんきょく
試料溶液の電気化学的性質を指示する電極。ボルタ
ンメトリーなどにおける作用電極,pH測定における
ガラス電極などを指す。
指示電流
しじでんりゅう
指示電極に流れる電流。
自然[電極]電
位,
静止電位
しぜん[でんきょ
く]でんい,
作用電極を流れる電流がゼロとみなしたときの電
位。
下地電極
したじでんきょく
電気めっき,電気化学センサなどの機能付加のため
に,化学修飾が施された最下層の電極。
しーぴーいー
インピーダンスが,一例として次の式で表す要素。
周波数(ω)に依存せず,一定の位相をもつ。nの大
きさ(1,0,−1)によって,キャパシタンス,抵抗,
インダクタンスになり得る。
四分波電位
しぶんぱでんい
クロノポテンシオメトリーにおいて,四分の一遷移
時間における作用電極の電位。
せいしでんい
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
14
K 0213:2014
番号
用語
読み
自由ゾーン電気
泳動,
自由界面電気泳
動
じゆうぞーんでん
きえいどう,
定義
支持体を用いない泳動槽で行う電気泳動。
じゆうかいめんで
んきえいどう
じゅうでんでんり
a) 電極界面における電気二重層を形成するときに
充電電流,
ゅう,
容量[性]電流,
流れる電流。
ようりょう[せい]
b) コンデンサが荷電されるために流れる電流。
荷電電流
でんりゅう,
対応英語(参考)
かでんでんりゅう
準可逆電極反応
じゅんかぎゃくで
んきょくはんの
う
可逆電極反応と不可逆電極反応との中間的な大きさ
の交換電流密度をもつ電荷移動過程。
電位を時間の関数として制御するとき,最初に印加
する電位。
初期電位,
開始電位
しょきでんい,
ジルコニア式酸
素計
じるこにあしきさ
んそけい
固体電解質ジルコニアを用い,酸素分圧の差に依存
した起電力を発生することを利用した酸素濃度測定
器。
振動電極
しんどうでんきょ
く
外力によって周期的に振動させながら電解を行う電
極。
水素過電圧
すいそかでんあつ
水素発生反応における過電圧。
水素電極
すいそでんきょく
2H++2e ⇄H2の電極反応が,安定にその平衡電位を
示す電極系。
水素波
すいそは
ボルタモグラム(番号416)における水素イオンの還
元波。
ステアケースボ
ルタンメトリ
ー
すてあけーすぼる
たんめとりー
作用電極の電位を階段状に変化させて電解したとき
に得られる電流と電極電位との関係を測定するボル
タンメトリー。
ストリッピング
ボルタンメト
リー,
溶出波ボルタン
メトリー
すとりっぴんぐぼ
目的成分を電極上に析出濃縮した後,電気化学的に
溶出させ,溶出電位からイオンの定性,電流(電気
量)から定量する分析方法。
正極
せいきょく
電池において,その放電時に外部回路に向かって正
電荷が流れ出す,又は外部回路から電子が流れ込む
電極。
せいしでんきょく
静止電極
ゼータ(ζ)電位,
ぜーたでんい,
静止した状態で用いる電極。
流動する液体と接する固体表面の最も外側の電位。
かいしでんい
るたんめとり
ー,
ようしゅつはぼる
たんめとりー
界面動電位
かいめんどうでん
い
析出電位
せきしゅつでんい
電析又は電着において,実際に固体生成物が析出し
始める電位。
積分容量
(電気化学分析
の)
せきぶんようりょ
う
電極表面の電荷密度Qを,電気毛管ゼロ電位を基準
とした電位で除した値。電位をE,電気毛管ゼロ電
位をEPZCとすれば,
で表す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
15
K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
異種の金属を接触させるとトンネル効果によって界
面を電子が移動し,フェルミ準位が等しくなって平
衡する結果金属の表面間に現れる電位差。
注記 トンネル効果とは,2種類の金属板の間に絶縁
物の壁(障壁)を挟み,両電極間に電圧をか
けるときに,絶縁物の層の厚さが極めて薄い
とき,電流が流れるようになる現象。
接触電位
せっしょくでんい
接触電流
せっしょくでんり
ゅう
2種の電気反応が共存する系において,それぞれの単
独の電解電流の和より増加する電解電流。化学反応
によって一方の電気活性物質が再生される場合に生
じる。
接触波
せっしょくは
電極上での接触作用に基づく酸化波又は還元波。
せるていすう,
セル定数,
ようきていすう
容器定数
(導電率測定の)
電気伝導率を測定するセル固有の定数で,コンダク
タンスと電気伝導率との比。
全イオン強度調
整用緩衝液,
イオン選択性電極を用いる測定のときに,試料溶液
のイオン強度及びpHを調整するために添加する溶
液。
ぜんいおんきょう
どちょうせいよ
うかんしょうえ
き,
てぃさぶ
遷移時間
(クロノポテン
シオメトリー
の)
せんいじかん
クロノポテンシオメトリーで,電極電位が一つの酸
化還元系によって規制されている時間。
遷移時間定数
せんいじかんてい
すう
クロノポテンシオメトリーにおけるサンド式(番号
172)を変形して得られた
で表される値。
ここに,i:電流(µA)
τ:遷移時間(番号205)(s)
c:電気活性物質の濃度(mM)
選択係数
(イオン選択性
電極の)
せんたくけいすう
イオン選択性電極の選択性を表す指標。目的イオン
Am+の活量をaA,共存イオンBn+の活量をaBとする
とき,電極電位Eは次の式で表す。
このとき,KABを共存イオンに対する目的イオンの
選択係数という。
ここに,E0:標準酸化還元電位
F:ファラデー定数
R:気体定数
T:絶対温度
前置波
ぜんちは
ボルタモグラム(番号416)において,主波に先行し
て出現する酸化波又は還元波。
走査形電気化学
顕微鏡
そうさがたでんき
かがくけんびき
ょう
サンプル表面の近傍を,作用電極としての(超)微
小探針で走査し,そこで起こる酸化還元反応を画像
化する装置。
ゾーン電気泳動
ぞーんでんきえい
どう
対流の発生を防いだ泳動槽を用いて,試料中の成分
を層状に分離する電気泳動。
ターフェル式
たーふぇるしき
電極の活性化過電圧と電流密度との関係を表す式。
活性化過電圧をη,電流密度をjとすれば,
η=a+blog jで表す。
ここに,a,b:定数
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
16
K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
ターミナル液,
後続液
たーみなるえき,
等速電気泳動に用いるもので,分離したい試料成分
イオンと同符号で,かつ,どの試料成分イオンより
も移動度の小さいイオンを含む溶液。通常,溶液中
の反対符号のイオンとしては,先行液と同じものを
選択する。
対極
たいきょく
電極反応を行わせるのに必要な2本の電極のうち,
一方の電極(作用電極)と対になっている電極で,
電流を流すために用いる電極。
第二高調波交流
ボルタンメト
リー
だいにこうちょう
印加した交流電圧の周波数の2倍の周波数での電流
応答を測定する交流ボルタンメトリー。
対流電極
たいりゅうでんき
ょく
電解液を対流させながら行う電解に用いる電極。
対流ボルタンメ
トリー
たいりゅうぼるた
んめとりー
試料溶液の流動を規制した強制対流下で行うボルタ
ンメトリー。
タストポーラロ
グラフィー
たすとぽーらろぐ
らふぃー
滴下電極が滴下直前に示す電流値と電極電位との関
係を測定するポーラログラフィー。
ダブルポテンシ
ャルステップ
クロノアンペ
ロメトリー
だぶるぽてんしゃ
作用電極に加えた連続二段階の電位ステップに応答
して流れる電流を,時間の関数として測定するアン
ペロメトリー。
ダブルポテンシ
ャルステップ
クロノクーロ
メトリー
だぶるぽてんしゃ
作用電極に加えた連続二段階の電位ステップに応答
して流れる電気量を,時間の関数として測定するク
ーロメトリー。
単一電極,
単純電極
たんいつでんきょ
く,
検知電極,比較電極,温度補正電極などを一体にし
た複合電極に対して,単独の機能をもつ電極。単能
電極ともいう。
こうぞくえき
はこうりゅうぼ
るたんめとりー
るすてっぷくろ
のあんぺろめと
りー
るすてっぷくろ
のくーろめとり
ー
たんじゅんでんき
ょく
単極電位
たんきょくでんい
電極電位(番号296)のa)と同義語。
単独溶液法
(イオン選択性
電極の)
たんどくようえき
ほう
選択係数を求めるときに,目的イオン及び共存イオ
ンの単独溶液を用いて求める方法。
短絡[電流]滴
定
たんらく[でんり
ゅう]てきてい
定電位電流滴定のように外部から電位を加えること
なく,参照電極と指示電極を短絡することによって
電池を構成し,両電極間を流れる電流を測定しなが
ら滴定する方法。
短絡電流
たんらくでんりゅ
う
電池において,2個の電極の端子を短絡させ,外部回
路の抵抗をゼロとしたときの電流。
チャネルフロー
電極
ちゃねるふろーで
んきょく
長方形の断面をもつ電解液の通路の壁面に埋め込ん
だ電極。
頂点電流
ちょうてんでんり
ゅう
交流ポーラログラム,オシログラフポーラログラム
などの電流の極大値。
直流ポーラログ
ラフィー
ちょくりゅうぽー
らろぐらふぃー
電極に直流電圧を印加掃引して電極電位と電流との
関係を解析する分析方法。
つり下げ水銀滴
電極,
つりさげすいぎん
毛管の一端に水銀滴をつり下げた状態で用いる電
てきでんきょく,
極。測定中は,水銀滴を滴下させない。
えっちえむでぃい
ー
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
17
K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
抵抗率
ていこうりつ
ディスク電気泳
動
でぃすくでんきえ
いどう
ポリアクリルアミドのようなゲルで作製した平板状
の支持体を用いて行う電気泳動。
定電圧分極電流
滴定
ていでんあつぶん
一対の分極性電極に一定の直流電圧を印加したとき
に生じる限界電流を,分析のための化学反応に利用
して行う電流滴定。
定電位クーロメ
トリー,
定電位電量分析
ていでんいくーろ
めとりー,
電解液中の目的成分を一定電位で全電解し,ファラ
デーの法則を用いて,流れた電気量から物質量を求
める分析方法。
定電位電解,
電位規制電解
ていでんいでんか
い,
作用電極の電位を参照電極の電位に対して一定に保
つために,作用電極と対極との間の電圧を制御して
行う電解。
分析種の定電位電解時の電解電流(番号257)によっ
て,その特定物質の濃度を測定する分析計。
きょくでんりゅ
うてきてい
ていでんいでんり
ょうぶんせき
でんいきせいでん
かい
ある物質内の電場の強さ(E)と,そのときに流れる resistivity
電流密度(j)との比(E/j)。電気伝導率(番号286)
の逆数。
定電位電解式濃
度計,
ポーラログラフ
式濃度計
ていでんいでんか
定電位電解分析
法
ていでんいでんか
いぶんせきほう
作用電極の電位を一定にして電解を行う分析方法。
定電位電流滴定
ていでんいでんり
ゅうてきてい
作用電極と参照電極との間に一定の電位を印加した
ときに生じる電流変化を終点判定に利用して行う滴
定。
定電流ダブルパ
ルス電位差測
定法
ていでんりゅうだ
作用電極に二重層の充電のための定電流パルスと定
電流電解のための電流パルスとを連続して与え,生
じる電位を時間の関数として測定する電位差測定
法。
定電流電解,
電流規制電解
ていでんりゅうで
んかい,
作用電極に流れる電流を一定に保って行う電解。
作用電極に流れる電流を一定にして電解を行う分析
方法。
滴下電極において,滴ができ始めてから落下するま
での時間又は滴下間隔。一般に,滴下電極の特性を
示すためのパラメータの一つとして取り扱われ,τ
いしきのうどけ
い,
ぽーらろぐらふし
きのうどけい
ぶるぱるすでん
いさそくていほ
う
でんりゅうきせい
でんかい
定電流電解分析
法
ていでんりゅうで
滴下時間
てきかじかん
滴下電極
てきかでんきょく
水銀電極などの液体電極において,電解液に挿入さ
れた毛管の一端から液体の電極材料が細滴となって
滴下するように構成された電極。水銀電極の場合に
は,滴下水銀電極(DME)という。
滴定曲線
てきていきょくせ
ん
被滴定溶液の一つの特性が,滴定の進行に伴って変
化する様子を示す曲線。
滴定効率
てきていこうりつ
電量滴定において,流した電気量が直接・間接を問
わず,分析種の滴定に使われる割合。
んかいぶんせき
ほう
で表す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
デッドストップ
滴定
でっどすとっぷて
きてい
微小電圧を印加して分極させた2個の指示電極間に
流れる電流が,滴定終点以後でゼロになることを利
用した定電圧分極電流滴定。
電位緩衝液
でんいかんしょう
えき
互いに共役関係にある酸化剤と還元剤とを含み,酸
化還元電位をほぼ一定に保つ能力をもつ溶液。
電位差
でんいさ
2点間の電位の差。
電位差計,
ポテンシオメー
タ
でんいさけい,
a) 測定しようとする電池の電圧に対して,それと
逆の電圧を加えることによって電圧がつり合っ
て電流が流れないようにして未知電圧を求める
測定器。
b) ガラス電極の起電力を測定できる程度の高入力
抵抗をもつ電圧計。
電位差滴定
でんいさてきてい
被滴定溶液中に浸された一対の電極の間の電位差
を,分析のための化学反応の終点判定に用いる滴定。
電位掃引ボルタ
ンメトリー
でんいそういんぼ
るたんめとりー
作用電極に加える電位を時間掃引し,応答して流れ
る電流と電極電位との関係を測定するボルタンメト
リー。
電位-pH図,
プールベ・ダイ
ヤグラム
でんい-ぴーえっ
ちず,
種々の物質の式量電位とpH値との関係を示した図。
プールベ図又はプルベー図ともいう。
電位窓
でんいまど
作用電極,溶媒及び支持電解質の組合せにおいて,
目的とする反応に対してその電極,溶媒及び支持電
解質の反応による妨害が無視できる電位範囲。
電解液
でんかいえき
電気分解に用いる電解質溶液。
電解質溶液
でんかいしつよう
えき
電気伝導性をもつ溶液。イオン性物質を水などの極
性溶媒に溶解して調製する。
電解重量分析
でんかいじゅう
りょうぶんせき
電極上に電解析出した物質の質量を測定し,物質の
量を求める分析。
ぽてんしおめーた
ぷーるべ・だいや
ぐらむ
電解析出
でんかいせきしゅ
つ
電解によって電極表面に物質が生成する現象。例え
ば,金属の析出,高分子膜の析出などがある。
電解セル,
電解槽
でんかいせる,
電気分解を行う槽。容器,電極(アノード及びカソ
ード),電解液の3部分から構成されている。
電解電流
でんかいでんりゅ
う
電解現象に基づく電流。ファラデー電流と同義。
電荷移動過程
でんかいどうかて
い
原子間,物質間,物質と電極間などで電子の移動を
伴う遷移過程。
電荷移動過電圧
でんかいどうかで
んあつ
電極反応における電荷移動過程を実際に生じさせる
のに必要な過電圧。
電解発生試薬
でんかいはっせい
しやく
定量分析の滴定試薬として用いる,電解で発生させ
た試薬。
電解分析
でんかいぶんせき
電解を伴う電気化学分析。
電解分離
でんかいぶんり
電解分析によって溶存成分を目的成分から分離する
方法。電解析出,ガス発生などの電解反応が利用さ
れる。
電気泳動
でんきえいどう
溶液中に電極を入れてこれに直流電圧を加えると
き,イオン,荷電粒子などがいずれか一方の電極へ
移動する現象。
でんかいそう
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
電気泳動移動度
でんきえいどうい
どうど
電気泳動による泳動液中の分子又は粒子の移動速度
を,その場の電場の強さで除して得られる値。電気
浸透が存在するときは,電気浸透移動度がゼロの状
態に補正する。
電気化学検出器
でんきかがくけん
しゅつき
電気化学的方法で溶液中の成分の濃度を測定する検
出器。
電気化学光電池
でんきかがくこう
でんち
半導体などの電子伝導体又はイオン伝導体中の化学
種が,光エネルギーを吸収して起こる電気化学反応
を駆動力とする電池。
電気化学水晶振
動子質量天び
ん
でんきかがくすい
電解質溶液に浸せきした電極表面での電気化学反応
に伴って起こる微小質量変化を測定するシステム。
電気化学セル
でんきかがくせる
電気化学分析において,電気化学的現象の進行する
電極をもつ系。
電気[化学的]
活性物質
でんき[かがくて
電極において直接電荷を授受し得る物質。電池では,
電池反応での電気活性物質を,単に活物質というこ
とが多い。
電気化学的脱ド
ーピング
でんきかがくてき
だつどーぴんぐ
電気化学反応によって電極又は電極被覆膜中の成分
が溶液中に送出される現象。
電気化学滴定
でんきかがくてき
てい
定量分析のための化学反応の終点の検知に,電気化
学的現象を用いる滴定の総称。
電気化学的電子
スピン共鳴法
でんきかがくてき
でんしすぴんき
ょうめいほう
電気化学反応を行わせながら,中間体などの電子ス
ピン常磁性共鳴スペクトル(ESR)を測定する分析
方法。
電気化学的ドー
ピング
でんきかがくてき
どーぴんぐ
電気化学反応によって電極又は電極被覆膜中に溶液
成分が注入される現象。
電気[化学的]
非活性物質
でんき[かがくて
可能な範囲で電極電位を変化させても,電極上で直
接電荷を授受しない物質。
電気化学薄層セ
ル分光法
でんきかがくはく
そうせるぶんこ
うほう
2枚のガラス板などの間に数十マイクロメートルの
薄い溶液層を作り,挟んだ網状電極などで電解を行
って吸収スペクトルを測定する分析方法。
電気化学発光
法,
電解化学発光法
でんきかがくはっ
こうほう,
電極反応によって生じた励起分子からの発光を測定
する分析方法。
電気化学反応
でんきかがくはん
のう
電気化学系において,電気化学ポテンシャルが自発
的又は他動的要因によって変化する反応。
電気[化学]分
析
でんき[かがく]
ぶんせき
物質の電気的又は電気化学的性質を直接的又は間接
的に利用して行う分析方法。
電気浸透
でんきしんとう
管の長さ方向に電場がかかって,泳動槽内面又は支
持体表面と泳動液との間に生じる電気二重層の可動
部分の電荷が,泳動槽又は支持体分子の電荷と同符
号の電極方向へ移動するときに,粘性で泳動液も移
動する現象。
電気浸透移動度
でんきしんとうい
どうど
電気浸透流速を電場の強さで除して得られる値。
しょうしんどう
ししつりょうて
んびん
き]かっせいぶ
っしつ
き]ひかっせい
ぶっしつ
対応英語(参考)
でんかいかがくは
っこうほう
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
電気浸透流
でんきしんとうり
ゅう
直流電場とキャピラリー内壁又は粒子表面に存在す
る電気二重層との電気的作用によって,緩衝液が移
動する現象。界面動電現象(番号63)の一種。
電気伝導度
(溶液の)
でんきでんどうど
溶液の電気抵抗の逆数。SI単位はジーメンス(S)。 conductance (of
電気伝導度セル
でんきでんどうど
せる
電気伝導度を測定するためのセル。
電気伝導度測定
法,
コンダクトメト
リー
でんきでんどうど
そくていほう,
少なくとも一対の電極を含むセルを用い,10 μHz〜
32 MHzの周波数レンジの交流電圧を印加し,溶液の
電気伝導度を測定する分析方法。
電気伝導度滴定
でんきでんどうど
てきてい
被滴定液の電気伝導度を,化学反応の終点判定に用
いる滴定。
電気伝導率,
導電率
(溶液の)
でんきでんどうり
つ,
溶液がもつ抵抗率(番号229)の逆数で,電極間距離
を電極表面積と電気抵抗との積で除した値。SI単位
はS/m。
注記 電気伝導率,電気伝導度及び測定セルのセル
定数は,次の式で示す関係にある。
ここに,L:測定試料の電気伝導率(S/m)
J:セル定数(m−1)
LX:測定した電気伝導度(S)
電気透析
でんきとうせき
電位差を駆動力とするイオン性溶質の膜透過を利用
した分離法。
電気二重層
でんきにじゅうそ
う
組成が異なる二つの相の接触界面で,一方の側に余
分の正電荷が,他方の側に余分の負電荷が分布する
層。
電気分解,
電解
でんきぶんかい,
一対の電極を電解質溶液などのイオン伝導体に挿入
し,外部電源から電流を流して化学変化を起こさせ
る操作。
でんかい
電気毛管曲線
でんきもうかんき
ょくせん
キャピラリー中の液体金属(Hg)の電解液に接する
表面張力を電位変化に対してプロットした曲線。
電気毛管極大
でんきもうかんき
ょくだい
電気毛管曲線の極大点。
電気毛管ゼロ電
位
でんきもうかんぜ
ろでんい
電気毛管曲線で極大を示す電位で,電極の表面電荷
の絶対値が最小である状態に対応する電位。
電極
でんきょく
a) 電解質溶液,固体電解質,気体などの系に外部
から電流を流すため,若しくはこれらの系から
電流を外部に取り出すため,又は真空,誘電体
などの系に電場を与えるための電子伝導体。
b) 電気化学では,広義には金属などの電子伝導体
の相と電解質溶液などのイオン伝導体の相とを
含む少なくとも二つの相が直列に接触している
系(電極系ともいう。)。狭義にはイオン伝導体
に接触している電子伝導体の相。
電極液,
内部液
でんきょくえき,
膜電極,参照電極などの内部に入れた一定の組成を
もつ溶液。
電極触媒作用
でんきょくしょく
ばいさよう
電極材料が電極反応速度に与える作用。電極反応の
速度は用いる電極材料にしばしば依存するが,この
ような電極を電極触媒ともいう。
こんだくとめとり
ー
どうでんりつ
ないぶえき
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
a) 電極が溶液相などのイオン伝導体相と接してい
るとき,後者の内部電位に対する前者の内部電
位。
注記 この値を直接実測することは不可能であ
る。
b) 注目している電極系を,ある参照電極と組み合
わせてガルバニ電池を構成させたとき,注目す
る電極に取り付けた金属端子の内部電位から,
参照電極に取り付けた同種の金属端子の内部電
位を差し引いた値。
電極電位
でんきょくでんい
電極反応
でんきょくはんの
う
電極と電解質溶液,溶融塩などのイオン伝導体との
間で起こる少なくとも一つの電荷移動過程,及びそ
れに伴って電極近傍で起こる物質移動,化学反応な
どの全ての過程。狭義には,電荷移動過程だけをい
う。
電気量
でんきりょう
流れる電流を時間に対して積分した数値。積算電力。 quantity of electricity
テンサメトリー
てんさめとりー
電極表面における吸脱着現象によって生じる微分容
量の変化を,交流ポーラログラフを用いて測定する
分析方法。
電子移動反応
でんしいどうはん
のう
電子の移動が起こる反応。
電子伝導体
でんしでんどうた
い
電気を運ぶ担体が電子である物質。例えば,金属,
半導体,グラファイトなどがある。
電磁誘導式導電
率計
でんじゆうどうし
電磁誘導現象を利用した高入力抵抗の導電率計。
電析
でんせき
電解析出のうち,電極表面に金属,金属酸化物結晶
などが生成する現象。
電池
でんち
一対の電極を電解質溶液に浸した系。
注記 電気分析では,ガルバニ電池(番号86)に同
じ。
電池活物質
でんちかつぶっし
つ
電池の放電によって電極に電子の授受を行う物質。
電着
でんちゃく
電解析出のうち,生成物が電極表面に付着して生成
する現象。
電流効率
でんりゅうこうり
つ
供給された電流のうち,目的とする電極反応に使用
された電流の割合。
電流滴定
でんりゅうてきて
い
分析種を含む溶液に浸した電極間に流れる電流変化
から滴定の終点を判定する容量分析法。
電流-電位曲線,
i-E曲線
でんりゅう-でん
いきょくせん,
作用電極の電位を変化させて電極間に流れる電流値
をプロットした曲線。ボルタモグラムともいう。
きどうでんりつ
けい
あい-いーきょく
せん
電流密度
でんりゅうみつど
単位面積当たりに流れる電流。
電量滴定法,
クーロン滴定法
でんりょうてきて
いほう,
電流効率100 %で定電流電解によって電解発生させ
た滴定剤で滴定を行い,電解に要した電気量から定
量を行う分析方法。
くーろんてきてい
ほう
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
インピーダンス計測結果を解析するときの着目した
特性に関して,相似(等価)の関係をもたせるよう
に作った電気回路。集中定数回路要素(抵抗,キャ
パシタンス,インダクタンスなど)及び数式で表現
できる要素(ワールブルグ,ネルンスト拡散,有限
拡散,伝送線,一定位相要素など)で置き換え,実
測値と比較する。
等価回路
(インピーダン
ス解析の)
とうかかいろ
等速電気泳動
とうそくでんきえ
いどう
分析対象のイオンより移動度の大きいイオン種を含
む溶液と移動度の小さいイオン種を含む溶液との間
に試料液を導入して,キャピラリー又はチューブを
使用して行うゾーン電気泳動。
動電クロマトグ
ラフィー
どうでんくろまと
ぐらふぃー
擬似固定相を含む緩衝液を満たしたキャピラリー中
で,擬似固定相と試料成分との相互作用に基づいて
分離する電気泳動。
等電点
とうでんてん
両性電解質が溶液中で酸及び塩基として解離すると
き,陽イオンがもつ電気量と陰イオンがもつ電気量
との絶対値が等しくなり,電気移動度がゼロになる
等電点電気泳動
とうでんてんでん
きえいどう
pH勾配を形成した泳動槽中で,試料がそれぞれの等
電点の位置に収れん又は分離する電気泳動。
導電率計,
電気伝導率計
どうでんりつけい,
a) 導電率を測定する装置。
導電率セル,
電気伝導度セル
どうでんりつせる,
溶液の導電率を測定するために用いるセル。
透明電極,
光透過性電極
とうめいでんきょ
く,
でんきでんどうり
つけい
b) 導電率を用いて,水溶液の成分濃度又は純度を
測定する分析計。
でんきでんどうど
せる
ネサ電極(番号327),ガラスなどの透明基板上に金, transparent
白金などの光透過性の薄膜を保持した電極。
ひかりとうかせい
でんきょく
特異吸着
(電気化学分析
の)
とくいきゅうちゃ
く
電極と電解液との界面に,あるイオンが静電力によ
るよりも多量に存在する現象。
ナイキストプロ
ット
ないきすとぷろっ
と
一定電位(電流)分極下で微小交流電圧(微小交流
電流)を重畳し,交流電圧と交流電流の振幅比と位
相差を交流周波数に対して測定し,横軸を実数部,
縦軸を虚数部とし,周波数をパラメータとしてイン
ピーダンスを表示する手法。コール・コールプロッ
トともいう。
内部電極
ないぶでんきょく
内部液をもつ電極の内部液中に挿入して組み込まれ
た半電池。
難溶性塩膜形イ
オン電極
なんようせいえん
イオン感応性物質として,難溶性の無機金属塩の結
晶膜,加圧成型膜,高分子に分散した膜を用いる固
体膜イオン電極。
まくがたいおん
でんきょく
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
ニコルスキー‐
アイゼンマン
式
にこるすきー-あ
イオン選択性電極の電位とイオンの活量との関係を
表す理論式。
目的イオンAm+の活量をaA,共存イオンBn+の活量
をaBとするとき,電極電位Eは次の式で表す。
いぜんまんしき
ここに,E0:標準酸化還元電位
F:ファラデー定数
R:気体定数
T:絶対温度
KAB:選択係数
二次元電気泳動
にじげんでんきえ
いどう
原理の異なる2種類の電気泳動を逐次組み合わせて
行う電気泳動。
ニュートラルキ
ャリア形電極
にゅーとらるきゃ
電荷が中性のキャリア(輸送体)を感応素子とする
イオン選択性電極。
ネサ電極
ねさでんきょく
透明基板上に形成した導電性をもつ酸化インジウム
及び酸化すず(IV)からなる電極。
ネルンスト応答
ねるんすとおうと
う
目的イオンに対して選択的なイオン選択能をもつ膜
を試料溶液に接触させると,その膜電位がネルンス
ト式又はニコルスキー-アイゼンマン式の係数と同
じ大きさの電位変化を示す応答。
ネルンスト式
ねるんすとしき
電極の平衡電位と電気活性物質の活量との関係を与
える式。電極反応O+ne ⇄Rにおいて,電気活性物
質O,Rの活量をそれぞれaO,aRとし,気体定数を
R,ファラデー定数をF,絶対温度をTとすれば,平
衡電位Eは,次の式で表す。
りあがたでんき
ょく
ここに,E0:標準電極電位
活量の代わりに組成変数を用いる場合もある。
燃料電池
ねんりょうでんち
負極活物質として水素など,正極活物質として酸素
などを供給し,反応させることによって継続的に電
力を取り出すことのできる電池。
濃淡電池
のうたんでんち
電解質の濃度だけが異なる二つの半電池からなる電
池。
濃度過電圧
のうどかでんあつ
電解の進行に伴い,電極表面での反応種の濃度が溶
液内部よりも低下し,濃度が異なることによって生
じる過電圧。
濃度勾配電気泳
動
のうどこうばいで
んきえいどう
泳動槽中に添加剤又はゲルの濃度勾配を作り,試料
中の分析種を分子量に応じて分離する電気泳動。
濃度分極
のうどぶんきょく
濃度勾配に基づく分極。
ノルマルパルス
ボルタンメト
リー
のるまるぱるすぼ
るたんめとりー
逐次少しずつ大きなパルスステップ電圧を作用電極
に印加しながら,パルスの終わり近くで求めた電流
値とステップ電位との関係を測定するボルタンメト
リー。
パームセレクテ
ィビティー
ぱーむせれくてぃ
びてぃー
液膜及び脂質二分子膜において起こるイオンの非対
称的な輸送。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
24
K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
バイオセンサ
ばいおせんさ
バイポテンシオ
スタット
ばいぽてんしおす
たっと
二つの作用電極の電位を独立に制御できるポテンシ
オスタット(番号413)。
パイロットイオ
ン
ぱいろっといおん
内標準法で標準として用いるイオン。
薄層セル
はくそうせる
薄層ボルタンメトリー又は電気化学薄層セル分光法
で用いるセル。
薄層ボルタンメ
トリー
はくそうぼるたん
めとりー
拡散層の厚さ以下の薄い電解液層を用いるボルタン
メトリー。電解液層は,測定時間をt,拡散係数をD
とするとき,
より十分薄くする必要がある。
薄膜電極
はくまくでんきょ
く
導電性を示す金属又は半導体を数ナノメートル〜数
百ナノメートルの厚さでガラス基板などに固定する
か,又は電解析出させた電極。
波高
(電気化学分析
の)
はこう
ボルタモグラムの波の高さ。限界電流,頂点電流又
はピーク電流から残余電流を差し引いて求める。
白金黒電極,
白金黒付き白金
電極
はっきんこくでん
きょく,
白金上に更に白金をめっきした電極。
生体又は生体成分の,化学物質識別機能又は酸化還
元機能を利用するセンサ。
はっきんこくつき
はっきんでんき
ょく
バックグラウン
ド電流
ばっくぐらうんど
でんりゅう
目的とするファラデー電流のほかに流れる電流。電
気二重層の形成に基づく充電電流,目的以外の成分
(不純物)によるファラデー電流(番号380)などが
寄与する。
発生電極
はっせいでんきょ
く
クーロメトリーなどにおいて,滴定剤を電気化学的
に発生させる電極。
バトラー・ホル
マー式
ばとらー・ほるま
ーしき
電極反応における電荷移動過程の速度と電極電位と
の関係を表す式。種々の表記法があり,次に示すも
のはその一例である。電極反応に関与する電子数を
n,気体定数をR,ファラデー定数をF,絶対温度を
Tとすれば,電流iは,次の式で表す。
ここに,i0:交換電流
α:移動係数(遷移係数)
η:過電圧
半積分ボルタン
メトリー
はんせきぶんぼる
たんめとりー
電流の半積分値と電極電位との関係を測定するボル
タンメトリー。
半電池
はんでんち
金属などの電子伝導体の相と電解質溶液などのイオ
ン伝導体の相とを含む,少なくとも二つの相が直列
に接触している系。二つの半電池を組み合わせれば
電池を構成することができる。
半導体ガスセン
サ
はんどうたいがす
せんさ
ガスの吸着によって半導体の伝導性が変化して電流
が変化するセンサ。
反応過電圧
はんのうかでんあ
つ
反応物質を活性化して,反応を一方向に進行させる
ための過電圧。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
反応電流
はんのうでんりゅ
う
電気活性物質が,化学反応によって生成又は消滅す
るときの反応速度によって律速されるファラデー電
流(番号380)。
半波電位
はんぱでんい
電気活性物質の電流-電位曲線において,波高又は拡
散電流値の半分の電流を与える電位。記号はE1/2で
示す。
半微分ボルタン
メトリー
はんびぶんぼるた
んめとりー
サイクリックボルタンメトリー(番号155)で得られ
る電流信号に半微分という演算処理を施して,左右
対称なピーク状の電流の半微分と電極電位との関係
を測定するボルタンメトリー。
ぴーえっち,
水素イオンの活量の逆数の常用対数。
注記 これは概念上の定義で実測できない値であ
る。実際のpH測定に当たっては,JIS Z 8802
を参照。
ぴーえっちかんし
ょうえき,
互いに共役関係にある酸及び塩基を含み,pHを一定
に保つ能力の大きい溶液。
ぴーえいちかんし
ょうえき
ぴーえっちけい,
電気化学的方法によってpH値を測定する機器。
溶液のpH値を一定に保持するための装置。
pH測定用の電極。一般にガラス電極を用いる。
ぴーえいち
pH緩衝液
pH計
対応英語(参考)
ぴーえいちけい
pHスタット
ぴーえっちすたっ
と,
ぴーえいちすたっ
と
pH電極
ぴーえっちでんき
ょく,
ぴーえいちでんき
ょく
ピーク電位
ぴーくでんい
ピーク電流を与える電極電位。
ピーク電流
ぴーくでんりゅう
電位掃引ボルタモグラムなどに現れる電流の極大
値。
光電気化学
ひかりでんきかが
く
光と電気化学系との相互作用を扱う学問領域。
微小電極
びしょうでんきょ
く
サイズが数十マイクロメートルより小さな電極。球
面拡散が支配するので輸送効率が高く,電流密度は
大きいが電流の絶対値は小さくできるため,溶液抵
抗が大きくてもボルタンメトリーが容易になる。定
常的応答が得られる。ナノメートルサイズになると
超微小電極という。
微小電極ボルタ
ンメトリー
びしょうでんきょ
円板形,バンド形又は円筒形といった形状で数十マ
イクロメートル以下の径をもつ微小電極を作用電極
とするボルタンメトリー。
非水[溶媒]ポ
ーラログラフ
ィー
ひすい[ようばい]
電解液として水以外の溶液である有機溶媒,溶融塩,
ぽーらろぐらふ
イオン液体などを用いるポーラログラフィー。
ぃー
微生物電極,
微生物センサ
びせいぶつでんき
ょく,
非ファラデー電
流
くぼるたんめと
りー
びせいぶつせんさ
微生物の行う酸化還元反応に関与する物質の電気化
学的検出を行う電極系。構成は酵素電極に準じて,
酵素の代わりに生きた微生物を固定させたものを用
いる。
ひふぁらでーでん
りゅう
電気化学反応(電解反応)に寄与しない電流。電気
二重層の充電に使われる電流などがある。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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番号
用語
読み
定義
非分極性電極
ひぶんきょくせい
でんきょく
電極反応が定常的に起こって電位を任意に変えるこ
とのできない電極。参照電極として使用される水素
電極(白金黒|水素イオン|水素ガス),銀-塩化銀
電極,カロメル電極など。
微分パルスポー
ラログラフィ
ー
びぶんぱるすぽー
らろぐらふぃー
作用電極に滴下水銀電極を用いる微分パルスボルタ
ンメトリー。
微分パルスボル
タンメトリー
びぶんぱるすぼる
たんめとりー
一定の大きさをもつく(矩)形波電圧パルスを,時
間掃引している直流電圧に重畳させて作用電極に印
加し,電圧パルスが終わる直前とパルス印加直前と
の電流値の差と電極電位との関係を測定するボルタ
ンメトリー。
微分容量
(電気化学分析
の)
びぶんようりょう
電極表面の電荷密度をQ,電極電位をEとするとき, differential capacity,
で定義する量。
標準酸化還元電
位,
標準電極電位
ひょうじゅんさん
電極反応の標準電位の略称。電極反応A+ne ⇌Bの
標準酸化還元電位(E0)は,次の式で表す。
ここに,ΔrG0:反応
の標準反応ギ
ブズエネルギー
F:ファラデー定数
かかんげんでん
い,
ひょうじゅんでん
きょくでんい
標準水素電極,
ひょうじゅんすい
そでんきょく,
えすえっちいー,
えぬえっちいー
標準添加法,
既知量添加法
(電気化学分析
の)
ひょうじゅんてん
かほう,
標準電池
対応英語(参考)
水素ガスの分圧が101.325 kPa,水素イオンの活量が standard hydrogen
1にある水素電極。電極電位の基準として用いられ,
全ての温度において,この電極の電位はIUPACの規 SHE,
約によって0 Vと定められている。
試料溶液に少量の標準液を添加して,分析種を一定
量だけ増加させ,電位変化から試料溶液の濃度を求
める方法。
ひょうじゅんでん
ち
起電力測定の標準に用いられる電池。電圧の一定性
に優れている。
表面電位
(電気化学分析
の)
ひょうめんでんい
電極,コロイド粒子などが溶液に接触したときに,
その界面と十分離れた所との間に生じる電位差。そ
の界面では,表面荷電に対する対イオンによって電
気二重層が形成されイオン濃度勾配が生じる。ゼー
タ電位又は界面動電位ともいう。
微量電量滴定式
酸化法
(硫黄分析計
の)
びりょうでんりょ
電解発生させた臭素で二酸化硫黄を滴定する電量滴
定によって大気中の硫黄含量を測定する方法。
ファラデーイン
ピーダンス
ふぁらでーいんぴ
ーだんす
電極界面二重層容量と未補償溶液抵抗を除いて,電
極反応に起因するインピーダンス。電荷移動抵抗と
ワールブルグインピーダンスからなる。
きちりょうてんか
ほう
うてきていしき
さんかほう
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
ファラデー定数
ふぁらでーていす
う
電気素量とアボガドロ定数との積。1価のイオン1
モル当たりの電気量に等しい。記号はFで示す。
ファラデー電流
ふぁらでーでんり
ゅう
電気活性物質の酸化又は還元に基づく電流。ファラ
デーの法則に従う電流。
ファラデーの法
則
(電気化学分析
の)
ふぁらでーのほう
そく
電解において,電極で反応する物質の質量と流れた
電気量との関係を表す法則。
注記 反応式A+ne ⇌Bで示す電極反応において,
電気量Q(C)が流れたときに反応する物質A
の質量mA(g)は,次の式で表す。
ここに,MA:Aのモル質量(g/mol)
n:電極反応の電荷数
F:ファラデー定数
ファンクション
ジェネレータ
ふぁんくしょんじ
ぇねれーた
種々の関数形をもつ電圧又は電流信号を発生する装
置。
フィックの[拡
散]法則
ふぃっくの[かく
さん]ほうそく
第一法則:“拡散量(単位面積,単位時間当たりの)
は,濃度勾配に比例する。”という法則。
第二法則:“濃度勾配が時間とともに変化する。”と
いう法則。
ここに,J:拡散束又は流束
D:拡散係数
C:濃度
x:位置
t:時刻
i:成分
プールコンデン
サ
ぷーるこんでんさ
交流ポーラログラフィーにおいて,液絡のインピー
ダンスの影響を小さくするために,水銀プールと参
照電極との間に挿入するコンデンサ。
不可逆電極反応,
ふかぎゃくでんき
ょくはんのう,
非可逆電極反応
a) 交換電流密度が小さく,逆反応が無視できるよ
うな電荷移動過程。
b) 電極反応生成物が後続化学反応によって電気化
学的に不活性になり,逆反応が観測されない電
荷移動過程。
酸化波,還元波などで不可逆な電極反応に基づく電
流-電位曲線。
ひかぎゃくでんき
ょくはんのう
対応英語(参考)
不可逆波,
非可逆波
(電気化学分析
の)
ふかぎゃくは,
不活性電極
ふかっせいでんき
ょく
電極反応において,電子の授受だけに関与し,電極
自身は化学変化を起こさない電極。厳密な意味では
このようなものは実在しない。
負極
ふきょく
電池において,その放電時に外部回路から正電荷が
流れ込む,又は外部回路に向かって電子が流れ出す
電極。
複合電極
ふくごうでんき
二つ以上の電極又はセンサが一体となっている電
極。例えば,ガラス電極と参照電極とが一体となっ
たpH電極。
ひかぎゃくは
ょく
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
隔膜を隔てて同一組成の電解液を入れたときに生じ
る膜電位。
不斉電位
ふせいでんい
復極
ふっきょく
電極の分極を減少させる操作又は現象。
復極剤,
減極剤
ふっきょくざい,
電池又は電解セル内において,分極(番号399)が起
こるのを防止するために添加する物質。
物理センサ
ぶつりせんさ
光,磁気,圧力,温度などの物理量を識別する機能
をもつセンサ。
フラットバンド
電位
ふらっとばんどで
んい
半導体電極において,空間電荷層の曲がりがなくな
る電位。
フロークーロメ
トリー
ふろーくーろめと
りー
流れ分析にフロー電解セルを用いるクーロメトリー
(番号119)。
フロー電解セル
ふろーでんかいせ
る
目的の電気活性物質が電解セルの入口から出口に至
る間にほぼ100 %の電解効率で迅速電解できる流通
式電気化学セル。
プロモータ
(電子移動の)
ぷろもーた
それ自身は酸化還元しないで,溶液中の酸化還元物
質と電極との間の電子移動を促進する物質。
分解電圧
ぶんかいでんあつ
電解で,生成物の定常的な生成を維持するために必
要な最小のセル電圧。
分極
(電極の)
ぶんきょく
電極系において,電流が流れていない状態の電位か
ら電流を流すように電極電位をずらす操作,又は電
流を流すことによって電極電位がずれる現象。
分極曲線
ぶんきょくきょく
せん
電流-電位曲線(番号309)に同じ。
分極抵抗
ぶんきょくていこ
う
電極系に,ある大きさの電流を流すのに必要な電位
の変化分を電流の大きさで除した量で,分極の程度
を表す。
分極容量
ぶんきょくようり
ょう
電極系に,一定の電位を与えたときに充電される電
気量。
分極容量C=Q/V
ここに,Q:電気量
V:電位
分光電気化学法
ぶんこうでんきか
がくほう
分光学的方法と電気化学的手法とを組み合わせた測
定方法。
平衡電位,
酸化還元電位
へいこうでんい,
単一の酸化還元系の電極反応が平衡にあるときの電
位。
ヘルムホルツ
[二重]層
へるむほるつ[に
じゅう]そう
電極と溶液との間に生じる電極と溶液中のイオンの
最近接面との間の層。
飽和カロメル電
極,
ほうわかろめるで
んきょく,
電解質溶液に飽和塩化カリウム溶液を用いるカロメ
ル電極。
ボードプロット
ぼーどぷろっと
横軸を周波数の対数とし,縦軸をゲイン,位相差,
又は複素インピーダンスの虚数部として表示した線
図。
注記 ナイキストプロット(番号321)と並んでイン
ピーダンスを表示する代表的方法。
ポーラログラフ
ぽーらろぐらふ
滴下電極を用いて電流と電位との関係を測定するた
めの機器。
げんきょくざい
さんかかんげんで
んい
えすしーいー
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
ポーラログラフ
ィー,
ポーラログラフ
分析
ぽーらろぐらふぃ
ー,
水銀などの滴下電極を作用電極として用いる電解に
おいて,作用電極の電位と電流との関係を測定する
分析方法。ボルタンメトリー(番号417)の一種。
ポーラログラフ
式酸素計
ぽーらろぐらふし
きさんそけい
選択性ガス透過膜で被覆した電極を用いて,透過し
た酸素の電極還元電流を基にして,試料溶液中の酸
素濃度を測定する装置。
ポーラログラム,
ぽーらろぐらむ,
ポーラログラフ
ぽーらろぐらふは
波
滴下電極を用いて得た電流-電位曲線。
補助電極
ほじょでんきょく
ボルタンメトリーにおいて,ポテンシオスタットを
用いて作用電極の電位を制御するとき,電流を流す
ために用いる電極。
ポテンシオスタ
ット
ぽてんしおすたっ
と
作用電極の電位を一定に保って電解する機器。
ポテンシオメト
リー,
電位差測定法
ぽてんしおめとり
ー,
試料溶液中に挿入した作用電極の電位特性を測定す
る分析方法。
ホフマイスター
系,
離液順列
ほふまいすたーけ
い,
りえきじゅんれつ
イオンを水和能力の順に並べた順列。陰イオンでは,
くえん酸イオン>酒石酸イオン>硫酸イオン>酢酸
イオン>Cl−>Br−>NO3−>ClO3−>I−>SCN−,陽イ
オンでは,1価イオン:Li+>Na+>K+>Rb+>Cs+,2
価イオン:Mg2+ >Ca2+>Sr2+>Ba2+。
ボルタモグラム
ぼるたもぐらむ
ボルタンメトリーにおける電流-電位(電圧)曲線。 voltammogram
ボルタンメトリ
ー
ぼるたんめとりー
微小電極を作用電極に用いた電解によって得られる
電流-電位(電圧)曲線を解析して行う分析方法。
マイクロアレイ
電極
まいくろあれいで
んきょく
基板上に位置を制御して微小電極を規則正しく配列
した電極。
マイクロチップ
形センサ
まいくろちっぷが
たせんさ
微細加工技術を利用して,プラスチック基板上に化
学分析システムを集積化したセンサ。
前電解
まえでんかい
a) 目的とする電解に先立って,電解液中の妨害物
質を取り除くために行う電解。
b) 分析を目的とする電解に先立って,電解液中の
物質を濃縮するために行う電解。
膜電位
まくでんい
二つの電解液を,膜を介して接触させたときに生じ
るそれぞれの液相の電位差。
膜電極
まくでんきょく
選択性膜とその内部に設置した電極とで構成する電
極系。
マッチドポテン
シャル法
(イオン選択性
電極の)
まっちどぽてんし
ゃるほう
同じ電位を示す目的イオン及び共存イオンの溶液の
各濃度から選択係数(番号207)を求める方法。
マンスフェルド
電極
まんすふぇるどで
んきょく
電解重量分析に用いる白金製の円筒状穴あき板電
極。
ミセル動電クロ
マトグラフィ
ー
みせるどうでんく
イオン性ミセル溶液を満たしたキャピラリー中に試
料を導入し,両端に電位をかけて試料とミセルとの
相互作用に基づいて分離を行うキャピラリー電気泳
動(番号104)の一種。
ぽーらろぐらふぶ
んせき
対応英語(参考)
でんいさそくてい
ほう
ろまとぐらふぃ
ー
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
30
K 0213:2014
番号
用語
読み
定義
対応英語(参考)
未補償溶液抵抗
みほしょうようえ
きていこう
ポテンシオスタットでも補償できない,参照電極と
作用電極間の溶液抵抗。ポジティブフィードバック
によって部分的に補償できる。
無抵抗電流計
むていこうでんり
ゅうけい
内部抵抗をゼロとみなすことができる電流計。
メディエータ
(電子移動の)
めでぃえーた
溶液中の酸化還元物質と電極との間の電子移動を仲
介する物質。
免疫電気泳動
めんえきでんきえ
いどう
抗原抗体反応によって試料中の分析対象の抗原又は
抗体を検出し,定量する電気泳動。
毛管特性
もうかんとくせい
滴下電極から単位時間当たりに流出する液体の質量
と滴下時間とで示した値。
モル導電率,
モル電気伝導率
もるどうでんり
つ,
導電率をモル濃度で除した値。
もるでんきでんど
うりつ
誘電率
ゆうでんりつ
a) 均質な物質をコンデンサの間に入れて電位差∆E
を加えて,電気量Qが誘起されるときQ/∆Eで
表した量。
b) 相対誘電率の略称。
輸率
ゆりつ
a) 電解質に電流を通じるときに特定のイオンが運
ぶ電流の割合。
b) 全体の電気伝導に対する陰陽両イオンの寄与す
る割合。
溶液電気伝導率
ようえきでんきで
んどうりつほ
法,
う,
溶液導電率法
ようえきどうでん
(ガス分析計の)
吸収液に試料ガスを設定流量で導入して試料ガス中
の目的成分ガスを吸収液に捕集し,試料ガス通気前
後の吸収液の電気伝導率変化から目的成分ガスを測
定する方法。硫酸酸性の過酸化水素水を吸収液に用
いた大気及び排ガス中の二酸化硫黄の自動計測器と
して実用化されている。
a) 電解において電気活性物質から電子を受け取る
電極。アノードとなる。
b) 電池の放電において電池活物質に電子を与える
電極。正極ともいう。カソードとなる。
隔膜で陽極(アノード)室と陰極(カソード)室と
に仕切られた電解セルの陽極室に入れる電解液。電
解の場合,アノードは陽極となるので,アノード液
ともいう。
りつほう
陽極
ようきょく
陽極液,
アノード液
ようきょくえき,
溶出曲線
(電気化学分析
の)
ようしゅつきょく
せん
ストリッピングボルタンメトリー(番号194)におけ
る溶出過程を示す電流-電位曲線。
溶出波
ようしゅつは
ボルタモグラム(番号416)において,電極材料又は
電極上の析出物の溶出に基づく波。
溶存酸素計
(隔膜電極の)
ようぞんさんそけ
い
溶液又は気体試料中の酸素が隔膜を通して拡散し,
計器内部の電解質溶液中で還元される場合の電流を
測定することによって,酸素濃度を表示する計器。
溶存水素計
ようぞんすいそけ
い
溶存水素濃度を電解酸化することによって測定する
計器。
溶媒和
ようばいわ
溶媒中でイオン又は溶質分子に溶媒分子が結合する
現象。
あのーどえき
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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K 0213:2014
番号
用語
読み
りあくたんす
定義
対応英語(参考)
リアクタンス
複素数であるインピーダンスをZ,実数部(交流抵抗) reactance
をR,虚数部をXとして,Z=R+Xiと表すときの虚
数部X。
リーディング液,
りーでぃんぐえき,
等速電気泳動(番号313)において用いるもので,分
せんこうえき
先行液
離したい試料成分イオンと同符号(正,負)で,か
つ,どの試料成分イオンよりも電気泳動移動度の大
きいイオンを含む溶液。通常,溶液中の反対符号の
イオンとしては,移動度の小さいものを選択する。
リニアスイープ
ボルタンメト
リー
りにあすいーぷぼ
るたんめとりー
電極電位を一定速度で直線的に掃引して電流-電位
曲線を測定する電気化学測定法。
流動電位
りゅうどうでんい
固体表面を液が流れるとき,固体と液体との間に生
じる電位。
量子効率,
量子収率
りょうしこうりつ,
光を吸収して光化学反応,光電気化学反応などを起
りょうししゅうり
つ
こした分子,電子などの数(a)と吸収された光量子
の数(b)との比(a/b)。
理論分解電圧
りろんぶんかいで
んあつ
分解電圧を考える場合の電極反応によって構成した
可逆電池の起電力。
ルギン管
るぎんかん
作用電極に接近して配置するために,先端を細いキ
ャピラリーとした参照電極に接続された塩橋。
レビッチ式
れびっちしき
回転円板電極を用いたボルタンメトリー(番号417) Levich [ʼs] equation
において限界電流を与える式。限界電流il(μA)と
電気活性物質の濃度c(mM)との間の関係は,次の
式で表す。
ここに,n:電子数
F:ファラデー定数
A:電極面積(cm2)
D:電気活性物質の拡散係数(cm2/s)
ω:回転電極の角速度(s−1)
v:溶液の動粘度(cm2/s)
ワールブルグイ
ンピーダンス
わーるぶるぐいん
ぴーだんす
参考文献 JIS Z 8802 pH測定方法
セル内での電気活性物質の拡散に由来するインピー
ダンス。バルク濃度と拡散係数に依存し,交流イン
ピーダンス法(番号143)によって測定される。ナイ
キストプロット(番号321)上では,周波数が低くな
るとともに実軸に対して45度の傾斜で増加する。