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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

日本工業規格

JIS

K 3211 : 1990

界面活性剤用語

Technical terms for surface active agents

1. 適用範囲 この規格は,界面活性剤工業において用いられる主な用語及びその定義について規定する。

対応国際規格:

ISO 862 Surface active agents−Vocabulary

2. 用語の分類 用語の分類は,次の2分類とする。

(1) 一般基本用語(用語番号:1001〜1170)

(2) 応用製品用語(用語番号:2001〜2151)

3. 用語,定義,参考 用語及び定義は,次のとおりとする。

なお,参考のために対応英語を示す。

備考 対応英語の中で太字で示したものは,ISO 862-1984 (Surface active agents−Vocabulary) 規定の用

語を示す。

(1) 一般基本用語

番号

対応英語(参考)

アニオン界面活性剤

水中でイオン化し,界面活性を示す部分が陰イ

オンである界面活性剤。

アルキルフェノール

ベンゼン核の水素原子の1個を水酸基,残りの

水素原子の1個以上をアルキル基で置換した化

合物。主として炭素数8又は9のアルキル基1

個で置換したものはノニオン界面活性剤の原料

として用いられる。

アルキルベンゼン

ベンゼン核の水素原子の1個以上をアルキル基

で置換した炭化水素類の総称。主として炭素数

12のアルキル基1個で置換したものはアニオン

界面活性剤の原料として用いられる。

アルファオレフィン

末端の炭素−炭素結合が二重結合である炭化水

素。炭素数が10〜20の混合物はスルホン化,中

和してアニオン界面活性剤として用いられる。

気泡と泡まつの両方の意味に使われる総称。

泡立ち

泡立ち試験

陰イオン界面活性剤

泡ができること,また,それが持続する状態。

起泡力試験と同じ。

アニオン界面活性剤と同じ。

エーロゾル

気体中に,液体又は固体の微粒子が分散,浮遊

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2

K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

した系。エアロゾルともいう。

液晶

流動性はあるが,光学的等方性がなく,複屈折

を示し,結晶のような性質をもつ状態又はその

ような状態を示す物質。

エステル化

エステルを生成する反応の総称。通常は酸とア

ルコールとの脱水反応。

エタノール可溶分

エタノール不溶分

エチレンオキシド

合成洗剤を規定の方法でエタノールに溶解した

とき,溶解する物質又はその量を百分率で表し

たもの(JIS K 3362参照)。

石けんを規定の方法で95%のエタノールに溶解

したとき,溶解せずに残る物質又はその量を百

分率で表したもの(JIS K 3304参照)。

で表される化合物。エチレンの酸化

で得られ,ノニオン界面活性剤の原

料として用いられる。

(えっちえるびー)

界面活性剤の親水性と親油性(疎水性)の程度

を表す尺度。親水性の強いものほど値は大きい。

親水性親油性比と同じ。

エトキシル化

活性水素をもつ化合物にエチレンオキシドを反

応させ,−(C2H4O) nHを導入する反応。

エプトン法

アニオン界面活性剤の定量分析法の一つ。カチ

オン界面活性剤とコンプレックスを生成する性

質を利用した測定法。

エマルション

互いに溶解しない二液体の一方が微粒子となっ

て他方の液体に分散した系。

LB膜

(えるびーまく)

単分子膜を固体表面上に何層も重ね合わせたも

の。創案者ラングミュア,ブロジェットの名前

に由来する。累積膜ともいう。

塩析

O/W型

(おーだぶりゅーがた)

ある物質の水溶液に無機塩類などを加えて,先

に溶けていた物質を析出させること。石けんの

製造に応用されている。

水中油型と同じ。

界面活性

界面に吸着が起こって界面張力を低下させるな

ど界面の性質を著しく変える性質。

界面活性剤

分子中に適当な親水基と親油基をもち,液体に

溶けて低濃度で界面活性を示す物質。

界面現象

表面や界面の性質が顕著に現れるために起こる

現象。毛管現象,ぬれ,起泡などがその代表的

な例である。

界面自由エネルギー

界面張力

液体や固体の界面が内部に比べ過剰にもってい

る自由エネルギー。

単位面積当たりの界面自由エネルギー。

カチオン界面活性剤

水中でイオン化し,界面活性を示す部分が陽イ

オンである界面活性剤。

可溶化

溶媒に難溶な物質が,界面活性剤のミセル中に

溶解することによって溶媒に溶けたようになる

現象。

カルボキシメチルセルロ

ース

セルロースとグリコール酸とのエーテルのナト

リウム塩。アルカリセルロースとモノクロロ酢

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3

K 3211 : 1990

番号

酸ナトリウムとの反応で得られる。

カルボキシル基 (−COOH) をもつ有機化合物

の塩の総称。

対応英語(参考)

カルボン酸塩

気泡

液体や固体の内部に取り込まれた気体の巨視的

大きさをもつ相。

起泡力

溶液にかくはんなどの外力を加え比較的安定な

泡を作らせる能力。界面活性剤の代表的な性能

の一つ。

起泡力試験

溶液の起泡力を,かくはんしたり気体を吹き込

んだりして測定する方法。ロスマイルス試験法

はその代表的な例。

逆ミセル

有機溶媒中で水中とは逆に,親水基を内側に疎

水基を外(溶媒)側に向けて集合した界面活性

剤分子の集合体。

吸着

吸着質

気相,液相中のある物質が,その相と異なる相

(固相,液相)との界面において相内部の濃度

と異なる現象。

固体や液体の表面や界面に吸着する物質。

吸着層

物質が表面や界面に吸着することによって形成

される層。

吸着等温式

一定温度の下で,固体や液体の表面や界面に吸

着している物質の量とその物質の濃度(気体の

場合は圧力)との関係を示す式。

吸着等温線

一定温度の下で,固体や液体の表面や界面に吸

着している物質の量とその物質の濃度(気体の

場合は圧力)との関係を示す曲線。

吸着膜

物質が表面や界面に吸着することによって形成

される膜。

境界濁滑

境界層の厚さが数分子〜数十分子層と薄くな

り,油の粘度などの流体力学的法則が適用でき

なくなった領域の潤滑。

凝集

コロイド状粒子などが媒体中で互いに付着し合

い,大きな粒子に変化する現象。

凝集エネルギー

分子間に引力が働くために,分子をばらばらの

状態から集合させたときに発生する安定化エネ

ルギー。

極性基

分子に大きな双極子モーメントを与える原子

団。アミノ基,カルボキシル基,水酸基などが

その代表的な例。

キレート化剤

キレート結合によって金属イオンを封鎖する薬

剤。

金属イオン封鎖剤

水溶液中で金属イオンと可溶性の錯塩を形成

し,金属の活性を抑制する作用をもつ薬剤。

曇り点

ノニオン界面活性剤水溶液の温度を上昇させた

とき,白濁し始める温度。通常は,白濁し相分

離が起こる。曇点ともいう。

クラフト点

界面活性剤の水への溶解度を温度を変えて測定

したとき,溶解度が急に大きくなる温度。

グリセリン

CH2OH・CHOH・CH2OHで表される代表的な三

価アルコール。天然油脂の加水分解又は合成に

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4

K 3211 : 1990

番号

よって得られる。

対応英語(参考)

蛍光増白剤

近紫外部の光を吸収し,紫青又は青の蛍光を発

し,繊維を白く感じさせる染料。繊維製品のほ

か,紙,パルプの増白にも用いられ,洗剤にも

配合される。

ゲル

コロイド粒子が連なったり,高分子鎖が架橋し

たりして網目構造をつくり運動性を失った状態

又はその状態を示す物質。

ゲル化

溶液やゾルが,温度,pH,塩濃度などの条件の

変化によってゲルになる現象。

けん化

油脂又はエステルがアルカリによって加水分解

し,石けんを生成する反応。脂肪酸のアルカリ

による中和反応も含まれる。

けん化価

試料の油脂1gを完全にけん化するのに必要な

水酸化カリウムのミリグラム数。

懸濁

液体中に固体の微粒子が分散する現象又は分散

している系。後者の場合は懸濁液と同じ。

懸濁液

液体中に固体の微粒子が分散したもので,粒子

の大きさが比較的大きいものをいう。

懸濁質

懸濁液中に分散している粒子又はその粒子を構

成している物質。

コアセルベーション

高分子や界面活性剤の溶液が条件の変化によっ

て液/液相分離を起こす現象。二つの相は同成

分を異なる割合で含み平衡を保つ。

硬化油

高級アルコール

不飽和脂肪酸成分を含む油脂に水素を添加し

て,不飽和部の一部又は全部を飽和させて得ら

れる固形油脂。

炭素数8以上の脂肪族一価アルコールの総称。

天然油脂を原料とするものと石油化学製品を原

料とするものとがある。

硬水

カルシウム,マグネシウムなどの塩類が比較的

多量に含まれている水で,一般には酸化カルシ

ウムとして100mg/l以上を含む水をいう。

合成アルコール

高分子界面活性剤

石油化学製品を原料として得られる高級アルコ

ールの総称。天然油脂を原料とする高級アルコ

ールに対比して,合成高級アルコールを単に合

成アルコールと称する。

比較的高分子量の界面活性剤。

コロイド溶液

コロイド粒子が媒体中に分散したもの。巨大分

子やミセル程度の大きさの粒子を含む真の溶液

の場合と,より大きな粒子を含む熱力学的に不

安定な分散液の場合とがある。

コロイド粒子

粗大な粒子と分子の大きさの中間に位置し,

1μm〜1nm程度の大きさをもつ粒子の総称。

再汚染

サスペンション

布などの基質から一度除去された汚れが再び付

着して汚染すること。

懸濁と同じ。

酸価

油脂1g中の遊離脂肪酸を中和するのに必要な

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5

K 3211 : 1990

番号

酸化エチレン

酸化プロピレン

(しーえむしー)

(しーえむしー)

カルボキシメチルセルロースと同じ。

(しーおーでぃー)

湿潤

排水や環境中の水域の水の汚染指標の一つで,

水中に含まれる被酸化性物質,主として有機物

によって消費される酸化剤の量を対応する酸素

の量 (mg/l) で表したもの。化学的酸素要求量と

もいう。

ぬれと同じ。

湿潤性

ぬれやすさの程度。接触角がその目安となる。

脂肪

油脂のうち常温で固体のもの。

また,常温で液体の脂肪油を含めた油脂と同義

語として用いられることもある。

脂肪アルコール

脂肪酸

天然油脂又はろうを原料として得られる高級ア

ルコール。

カルボキシル基を1個もつ鎖式カルボン酸の総

称。狭義には天然油脂を構成する長鎖のモノカ

ルボン酸をいう。

縮合りん酸塩

純石けん分

植物油

植物の種子,果実,核,はい芽などを原料とし

て得られる油脂。

親水基

親水性

界面活性剤などの分子中で,水によくなじむ官

能基。

水に親和性を示す性質。

親水性親油性比

HLBと同じ。

真性コロイド

たん白質や合成高分子のように,分子1個が既

にコロイド次元の大きさをもつ物質の溶液又は

その分子。分子コロイドともいう。

浸透

液体が紙や繊維などの固体組織内部に入り込む

現象。

親油基

界面活性剤などの分子中の油によくなじむ官能

基。通常は炭化水素基。

親油性

油に親和性を示す性質。

水酸基価

水中油型

ヒドロキシル価と同じ。

スルホン化

アルキルベンゼン,オレフィンなどの有機化合

物にスルホン酸基 (−SO3H) を導入する反応。

スルホン化油

脂肪油をスルホン化し中和したもので,アニオ

水酸化カリウムのミリグラム数。

エチレンオキシドと同じ。

プロピレンオキシドと同じ。

臨界ミセル濃度と同じ。

対応英語(参考)

りんを2個以上含むりん酸塩化合物で,りん酸 condensed phosphate,

の脱水縮合反応によって得られる。トリポリり

ん酸ナトリウムはその代表例。

石けん試料中の石けん分(脂肪酸中和物)含量。 pure soap content

分散媒(連続相)が水で,分散相が油であるエ

マルションの型。O/W型とも表す。

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6

K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

ン界面活性剤の一種。

生分解

有機化合物が微生物の作用によって分解するこ

と。

ζ電位

固体と液体の界面における電位差のうち,界面

動電現象に有効に作用する部分。すなわち固体

と液体が相対運動するとき,固体表面上の液体

分子の固着相と液体内部との電位差のことで,

界面動電位ともいう。

(ぜーたでんい)

ゼオライト

結晶性アルミノシリケートの含水アルカリ金属

塩,又はアルカリ土類金属塩。洗剤のビルダー

としても使用される。

石油エーテル可溶分

合成洗剤などの試料中の石油エーテルに溶解抽

出される物質。

接触角

洗浄力

洗浄力試験

相乗効果

疎水基

疎水性

ゾル

固体面上にある液体が気体又は液体中にあると

き,液体と固体面のなす角のうち液体を含む角。

汚れを基質から除去し,これを溶液又は分散状

態にする能力。

洗剤の洗浄力を測定する試験。洗剤の用途によ

って各種の試験方法がある。

二つ又は二つ以上の要因が作用を及ぼす場合,

それらの要因が助け合って単独作用の効果の和

より大きい効果を現すこと。

分子内の水に親和性を示さない部分。親油基と

同じ。

水になじまない性質。

コロイド分散系が流動性をもっている状態,又

はその状態を示す物質。

ソルビトール

C6H8 (OH) 6で表される六価の多価アルコール。

ソルビットともいう。ノニオン界面活性剤の原

料としても用いられる。

対イオン

コロイド粒子の表面やイオン交換体内部に存在

する固定イオンと反対の電荷をもつイオン。

第一級アミン

アンモニアの水素原子の1個をアルキル基など

で置換した一般式R-NH2で表される化合物。

耐硬水性

第三級アミン

界面活性剤やその他の物質の硬水中における安

定性。

アンモニアの水素原子のすべてをアルキル基な

どで置換した一般式

で表される化合

物。カチオン界面活性剤,両性界面活性剤の原

料として用いられる。

第四級アンモニウム塩

アンモニウムイオンの4個の水素原子をすべて

アルキル基などで置換した構造をもつ化合物。

カチオン界面活性剤として用いられる。

多価アルコール

脱脂力

W/O型

(だぶりゅーおーがた)

同一分子内に水酸基を2個以上もつアルコー

ル。グリセリン,ソルビトールなどはその代表

例。

固体表面に付着した油類を除去する能力。

油中水型と同じ。

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7

K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

単分子層

固体又は液体の表面に吸着によって分子が1分

子の厚さに並んだ状態。たん白質などの高分子

が水面上に広がり1nm程度の厚さであるときも

単分子層と呼ぶ。

単分子膜

固体又は液体の表面に吸着によって分子が1分

子の厚さで配列してできた膜。表面上での広が

りの程度によって気体膜,膨張膜,凝縮膜など

に区別される。

チキソトロピー

温度一定の下で単にかき混ぜたり振り混ぜたり

することによってゲルが流動性のゾルに変わ

り,これを放置すると再びゲルに戻る性質。

中和

酸とアルカリが反応して塩を生成する反応。脂

肪酸とアルカリによる石けん生成反応をいうこ

ともある。

転相

エマルションの連続相と分散相が逆転してO/W

型エマルションからW/O型エマルションへ(又

はその逆に)変化する現象。

等電点

両性電解質が,溶液中で陰陽両イオンの電荷の

代数和が0になる状態の溶液のpH値。

動物油

動物体から採取される油脂。陸産動物油と水産

動物油に分類される。

軟水

カルシウム,マグネシウムなどの塩類の溶存量

の少ない水。

二分子膜

水中で界面活性剤の二分子層が疎水基どうしを

合わせ親水基を外側に向けて平面状に集合し,

膜状になったもの。ラメラともいう。

乳化

互いに溶解しない二液体の一方が微粒子となっ

て他方の液体中に分散し,エマルションを生成

する現象。

乳化機

均一には溶解しない液体−液体を完全に混合,

乳化し,容易には分離しない分散状態にする機

械。

乳化試験

ぬ(濡)れ

ノニオン界面活性剤

エマルションを調製し,エマルションの状態や

安定性を調べる試験。乳化剤の選択,乳化条件

の決定,農薬乳剤の品質管理などに利用される。

液体が固体表面から気体を押しのけて広がる現

象。

水中においてイオン解離しないで界面活性をも

つ界面活性剤。

排液

固体面に付着した液体,泡まつの中の液体及び

多泡系中に含まれる液体が重力の作用で流下離

脱する現象及びその液体。

バイオサーファクタント

動植物の生体内に存在する天然の界面活性剤及

び微生物の代謝によって生産される界面活性物

質。

白色度

物体の白さの程度を表す指標。色差計と呼ばれ

る測定器などによって測定され,洗浄力試験の

評価などに利用される。

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8

K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

半コロイド

鎖状重合体のうち平均重合度が10〜100,分子

量が1万以下のもの。天然高分子の分解や不飽

和化合物の重合によって得られる。

反射率

非イオン界面活性剤

物体表面での反射において,入射光の強度に対

する反射光の強度を百分率で表した数値。洗浄

力試験の評価などに利用される。

ノニオン界面活性剤と同じ。

(ぴーいーじー)

(びーおーでぃー)

ポリエチレングリコールと同じ。

排水や環境中の水域の水の汚染指標の一つで,

水中の好気性微生物の増殖又は呼吸作用によっ

て消費される溶存酸素量 (mg/l)。生物化学的酸

素要求量ともいう。

比界面張力

灯油の試験液に対する界面張力と灯油の水に対

する界面張力との比。通常は滴容法によって求

める。

非極性基

分子に大きな双極子モーメントを与えないよう

な原子団。

ヒドロキシル価

試料中のヒドロキシル基 (−OH) 含量を示す値

で,試料1g中に含まれるヒドロキシル基の量を

それと当量の水酸化カリウムのミリグラム数で

表した値。水酸基価と同じ。

比表面張力

水と試験液の表面張力の比。通常は滴容法によ

って求める。

表面張力

表面張力計

液体の表面に作用する表面積をできるだけ小さ

くしようとする力。液体表面の単位面積当たり

の自由エネルギーで表す。

液体の表面張力を測定する器械。デュヌイ (Du

Nouy) 表面張力計やウィルヘルム表面張力計な

どがある。

ビルダー(洗剤用)

プロピレンオキシド

石けんや合成洗剤に添加してその洗浄作用を向

上させるために用いられる物質。けい酸ソーダ,

ゼオライトはその代表例。

で表される化合物。プロピレン

の直接酸化又は塩素化後アル

カリ処理によって得られる。ノニオン界面活性

剤の原料として用いられる。

プロポキシル化

活性水素基をもつ化合物にプロピレンオキシド

を反応させ,-(C3H6O) nHを導入する反応。

分散

一つの相の中に他の物質が微粒子状に散在する

現象。

分散性

界面活性剤の代表的な性能の一つで,分散系を

つくる性質のこと。

分散相

分散媒

分散系において,分散媒中に微粒子となって散

在する物質。

分散系の媒質を形成する均質な物質。

ベシクル

泡まつ(沫)

リポソームと同じ。

固体又は液体の薄い膜で隔てられた気泡が多数

集合した状態。

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9

K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

保護コロイド

コロイド粒子間の凝集を防ぎ,分散安定性を改

善するために加えられる別種のコロイド。

ポリエチレングリコール

エチレンオキシドの開環重合で得られ,一般式

HO (CH2CH2O) nHで表される線状ポリエーテル

の総称。ノニオン界面活性剤の原料としても用

いられる。

ミセル

界面活性剤溶液の一定濃度以上で現れる分子又

はイオンの集合体。

ミセル形成

界面活性剤分子が溶液中で多数集まってミセル

をつくること。

ミセルコロイド

臨界ミセル濃度以上の界面活性剤溶液や,ある

種の染料溶液などが形成するコロイド系。

毛管活性

遊離アルカリ

油中水型

溶液中の物質が界面張力を減少させ,毛管中を

上昇する性質。

石けん中に過剰に存在するアルカリ分。

油膜強度

分散媒(連続相)が油で分散相が水であるエマ

ルションの型。W/O型とも表す。

潤滑油膜の機械的強さのこと。

陽イオン界面活性剤

カチオン界面活性剤と同じ。

よう素価

油脂などの不飽和度を表すもので,試料100gに

吸収されるハロゲンの量をよう素に換算し,グ

ラム数で表した値。

四級化

リポソーム

第四級アンモニウム塩を生成する反応。第三級

アミンと塩化メチルなどのハロゲン化アルキル

との反応はその代表例。

脂質の二分子膜からなる閉鎖小胞。

硫酸化

一般に有機化合物に硫酸基を導入する反応。特

にアルコール性のOH基を硫酸エステルにする

反応。

硫酸化油

脂肪油を硫酸化し中和したもので,アニオン界

面活性剤の一種。

両親媒性

分子内に親水基と親油基を同時にもつことによ

って現れる性質。界面活性剤はすべて両親媒性

物質である。

両性界面活性剤

同一分子内に陽イオン活性基と陰イオン活性基

をもち,水中で条件によってアニオン又はカチ

オン界面活性剤のいずれかの性質を示す界面活

性剤。

臨界ミセル濃度

りん酸化

界面活性剤溶液においてミセルの存在する最低

濃度。

−OH又は−NHなどの基をもつ有機化合物か

ら,りん酸エステル又はりん酸アミドなどを生

成する反応。

レシチン

ホスファチジルコリン。最も典型的なグリセロ

りん脂質の一つで,りん脂質混合物の総称とし

て使われることもある。

ロート油

ひまし油を硫酸化し中和したもので,硫酸化油

の一種。

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10

K 3211 : 1990

(2) 応用製品用語

番号

アジュバント(濃薬用)

農薬製剤中農薬以外に分散,乳化及び薬効向上

などの目的で用いられる助剤。

アスファルト乳剤

乳化剤を用いてアスファルトを水中に分散した

液体。アスファルト乳剤を使用すれば道路舗装

などを,加熱せずに施工できる。

アスファルトはく離防止

舗装用アスファルトと骨材との接着性を向上さ

せる薬剤。通常カチオン界面活性剤が用いられ

る。

金属材料を圧延加工するとき,潤滑性を向上さ

せるために用いられる油剤。

編み立て油剤

泡安定剤

編み立て工程において繊維と金属の摩擦を調整

し,静電気の発生,糸切れを防止するために用

いられる油剤。

気泡安定剤と同じ。

泡切り剤

泡立て剤

泡立て増進剤

(いーおーあーる)

破泡剤と同じ。

起泡剤と同じ。

起泡力増進剤と同じ。

移染防止剤

染着した染料が,繊維上の他の部分へ移行する

ことによる色むらを防止する薬剤。

水,汗,洗濯などに対する染色堅ろう度を高め

る処理。

コンクリートなどの中に多数の微細な気泡を均

一に分布させるために用いられる混和剤。

AE剤

(えーいーざい)

液体洗剤

エマルション塗料

オイリング剤(繊維用)

製品形態が液体の洗浄剤。狭義には,粉体の衣

料用洗剤に対比して,液体の衣料用洗剤をいう

ことがある。

樹脂エマルションに顔料を配合した塗料。

カーディング油

羊毛のそ毛紡績のカーディング工程において,

金属−繊維間の摩擦を低減し工程を円滑にする

ために用いられる油剤。

カードソープ

含核石けんのことで,油脂をけん化塩析したま

まの石けん。外観がミルクカードに似ているの

でこの名称がある。

解こう(膠)剤

凝結したコロイドの沈殿又は固体ゾルをコロイ

ド溶液の状態に戻すために用いられる薬剤。

海水用石けん

解乳化剤

海水で用いても洗浄作用のある石けん。比較的

低級な脂肪酸を主体とするやし油などから製造

する。

乳化破壊剤と同じ。

地下の油層に界面活性剤,ポリマーなどを圧入

したり熱を加えることによって,残っている原

油を取り出すこと。原油の二・三次回収又は三

次回収ともいう。

繊維加工において繊維と繊維,又は繊維と金属

の摩擦を調整し,静電気の発生を防止し,かつ

繊維の柔らかさを調整する薬剤。

なめした革に用いて,革繊維の固着を防ぎ,柔

軟性,弾性などを高める薬剤。

対応英語(参考)

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

11

K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

家庭用洗剤

家庭で用いられる洗剤で,衣料用,台所用,住

宅・家具用などがある。

可溶化剤

カリ石けん

界面活性剤など可溶化のために用いられる薬

剤。

高級脂肪酸のカリウム塩。軟石けんともいう。

(かんせんざい)

機械練石けん

気泡安定剤

石けん素地を小片又は削片にして乾燥し,着色

料,香料を混練して押出機で圧出し,成型した

石けん。

溶液の泡まつの安定性を増す作用をする薬剤。

起泡力増進剤

溶液の起泡力を増すのに役立つ薬剤。起泡剤と

併用されることが多い。

起毛助剤

布面から毛羽をかき出しやすくするために摩擦

の調整及び静電気の発生を防止するために用い

られる油剤。

逆性石けん

カチオン界面活性剤の別名。水中で界面活性を

示す部分が通常の石けんと逆の正荷電をもつの

でこの名称が用いられる。殺菌剤として使用さ

れることが多い。

キャリア(染色用)

疎水性繊維を分散染料などで染色するとき,繊

維を膨潤して染料の繊維内拡散速度を高めて促

染効果を与える染色助剤。

給油剤

繊維加工工程に用いられる紡糸油剤,紡績油剤,

編み立て油剤などの総称。

極圧添加剤

(きょくあつてんかざい)

凝集を容易にするのに役立つ薬剤。

金属石けん

空気連行剤

クリーム

クレンザー

ベントナイト,けいそう土などの研磨材に少量

の界面活性剤を配合した洗剤。

軽質洗剤

軽い汚れの繊維,又は洗濯機などの機械的な力

をかけない方がよい絹,毛などを手洗いすると

きに用いられる合成洗剤。主として中性洗剤で

ある。

染色速度を緩やかにし,色むらを防止する薬剤。 retarding agent

安定な泡を立てるために用いられる薬剤。界面

活性剤やたん白質などが用いられる。

境界潤滑における摩擦面間の油膜強度を増し,

摩擦面間の焼付け防止のために用いられる薬

剤。

繊維を均一に染色するために用いられる薬剤。

高級脂肪酸のアルカリ金属以外の,亜鉛,アル

ミニウムなどの金属塩。水に難溶又は不溶で,

合成樹脂の安定剤,グリース,防水剤などとし

て使われる。

AE剤と同じ。

極めて濃厚なエマルションで,粘性が非常に高

く半固体状ののりのような外観を呈するもの。

食用クリーム,化粧用クリームなどがある。

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

化粧石けん

洗顔,手洗い,身体洗浄などに使用する石けん。

石けん素地を乾燥し,香料などを混練し,押出

機で成形する機械練石けんと,枠に流し入れて

固化させる枠練石けんとがある。

ゲル化剤

ゾルの状態からゲルの状態にするのに役立つ薬

剤。

コンクリートなどの単位水量を増やすことな

く,流動性をよくするか,流動性を変えること

なく単位水量を減らすために用いられる混和

剤。

金属加工,繊維加工などの際に摩擦を減少させ

るために用いられる薬剤。

高級アルコール系洗剤

高級アルコール系界面活性剤を主成分とする洗

剤。通常は高級アルコール又は高級アルコール

エトキシル化物の硫酸エステル塩を主成分とす

るものをいう。

工業用石けん

繊維工業,機械・金属工業,合成ゴム工業など

の諸工業分野で用いられる石けん。

工業用洗剤

繊維工業,機械・金属工業,食品工業などの諸

工業分野で用いられる洗剤。

硬水用石けん

硬水中で用いても洗浄作用のある石けん。海水

石けんはその一種。

合成洗剤

石けん以外の,アルキルベンゼンスルホン酸ソ

ーダ,アルファオレフィンスルホン酸ソーダな

どの合成によって製造された界面活性剤を主成

分とする洗剤。

抗乳化剤

潤滑油など水に不溶性の油に添加し,水による

エマルションの生成を防止する薬剤。

また乳化破壊剤と同じ意味に用いられることも

ある。

コーニング油

糸をコーンに巻くとき潤滑の目的に用いられる

油剤。

固結防止剤

粉末,粉状物質が吸湿,加圧などで固まるのを

防ぐ薬剤。肥料などには界面活性剤が用いられ

る。

(こむ)

微粉炭を重油に混合分散,安定化させた液状化

燃料。分散,安定化のために界面活性剤が用い

られる。

コンクリート流動化剤

主としてレデーミクストコンクリートに用いら

れ,減水性とスランプロス防止性の機能をもつ

混和剤。

再汚染防止剤

繊維を洗浄するとき,一度除去された汚れが再

び付着するのを防止する目的で洗浄剤に配合さ

れる添加剤。

サイズ剤

紙を適度に疎水化し,筆記時のにじみを防止し

たり,紙の加工工程での吸水性を調節したりす

る目的で製紙工程に用いられる薬剤。

バクテリア,かびなどの菌類の繁殖を防止し,

死滅させる薬剤。

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K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

(しーだぶりゅうえむ)

微粉炭を水に混合分散し,安定化させた液状化

燃料。石炭−水スラリーともいわれる。分散,

安定化及び高濃度化のために界面活性剤が用い

られる。

湿

湿潤作用を促進させる薬剤。界面活性剤が用い

られる。

シャンプー

頭髪及び頭の地肌の汚れを落とすのに用いられ

る洗浄剤。

重質洗剤

アルカリ性ビルダーなどが配合された,汚れの

度合いの大きいものの洗浄に用いられる合成洗

剤。

織物などの感触を柔らかくするために用いられ

る薬剤。

縮じゅう(絨)助剤

蒸解助剤

羊毛製品のフェルト生成を円滑にするために用

いられる薬剤。

接触する固体間の相対運動を円滑にする油。

破泡剤,抑泡剤の総称。特殊な界面活性剤又は

シリコーン油が用いられる。

燃料の燃焼を促進し,不完全燃焼による油煙の

生成を少なくする薬剤。

浸透を促進させるために用いられる薬剤。主と

して界面活性剤が用いられる。

水に加えると粒子が水中に浮遊して懸濁液とな

る農薬製剤の一つ。

スランプロス

混練したコンクリートの流動性が経時的に失わ

れる現象。コンクリートの作業性に大きな影響

を及ぼす因子。

清浄分散剤

主に内燃機関用潤滑油に添加し,燃料の燃焼な

どによって副生する酸成分を中和したり,スラ

ッジを分散させたりする薬剤。

繊維及び繊維製品に含まれる一次不純物を除去

し,清浄にすること。染色,漂白工程前の洗浄

工程を意味する場合もある。

精練に用いられる薬剤。

高級脂肪酸の塩類。通常はアルカリ塩をいう。

繊維助剤

金属材料を切削加工するとき,金属と工具の摩

擦を低減し摩擦熱を除去することによって,工

具の寿命を延ばし,製品の仕上げ精度を上げる

ために用いられる油剤。水溶性及び不水溶性の

ものがある。

繊維の各種加工工程に用いられる薬剤の総称。

固体の表面に付着した汚れに対し洗浄作用をも

つ薬剤。主として合成洗剤をいう。

洗剤と同じ。

染色堅ろう(牢)度増進剤 繊維染色物の水,汗,洗濯などに対して堅ろう

度を増すために用いられる薬剤。

ケミカルパルプ製造工程において,蒸解作用を

促進するために添加される薬剤。

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K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

染色助剤

染色加工において,染着濃度の調整,均染性の

向上などの目的に用いられる染料以外の薬剤。

洗濯堅ろう(牢)度

染色された繊維製品の洗濯によって起こる変退

色,他の繊維製品への汚染に対する抵抗性。

洗濯石けん

洗濯に用いられる石けん。固型及び粉末のもの

があり,それぞれに無添剤と添剤入りとがある。

原毛中の不純物(ウールグリース,スイント,

土砂など)を除去するのに用いられる薬剤。

液体に分散又は溶解させて粘度を増すのに用い

られる薬剤。

摩擦抵抗を大にして滑り止めを目的とする薬

剤。

ソーピング

染色又は処理加工の最後の工程において,未染

着染料や不用の加工剤を除去すること。

そ(梳)毛油

羊毛のそ毛紡績工程で摩擦調整,静電気防止の

ために用いられる油剤。

帯電防止剤

プラスチック,繊維などの加工工程や使用時の

帯電を防止するために用いられる薬剤。界面活

性剤が主に用いられる。

台所用洗剤

野菜,果物,食器及び調理器具などの洗浄のた

めに,主として台所,調理室で用いられる洗剤。

金属などの表面に付着している油脂類を除去す

るための薬剤。

脱色助剤

染色されたものの脱色に用いられる酸化剤,還

元剤などの脱色剤の効果を向上させる薬剤。

印刷古紙(特に新聞紙)からインキを取り除き,

再使用可能なパルプに戻す脱インキ工程で用い

られる薬剤。

チャージソープ

中性洗剤

ドライクリーニングにおいて,溶剤に添加して

抱水性を付与し洗浄効果を高める薬剤。主とし

て油溶性の界面活性剤が用いられる。

標準使用濃度で水素イオン濃度(pH値)が6.0

以上8.0以下を示す中性の合成洗剤。

透明石けん

ドライクリーニング

クリーニング業界で溶剤を用いて衣料を洗濯す

ること。通常溶剤には少量のチャージソープと

水が加えられる。

トライボロジー

摩擦,摩耗,潤滑などに関する総合的な科学,

技術の総称。

なめし剤

ニートソープ

動物の皮を革に変える性質をもつ薬剤。

石けん製造工程で仕上塩析の場合,食塩濃度の

比較的低いとき,下層に分離してくる不純物を

含む石けん液層。

植物の茎,葉や病害虫に農薬を均一に付着させ,

その効果を十分に発揮させるために,乳剤,水

和剤又は液剤の希釈液に添加する補助剤。

グリセリンなどの透明化剤を配合して製造した

透明な固形化粧石けん。

石けん製造工程中,仕上塩析によって上層に分

離してくる精製された石けん。

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K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

安定なエマルションを生成するのに用いられる

薬剤。

乳化重合

乳化剤を用いて単量体を水中に分散させ,重合

させる方法。

乳化破壊剤

エマルションを破壊して二液相に分離するため

に用いられる薬剤。

練 り

生糸を精練してセリシンを一部又は全部除去す

る工程。

ねん(撚)糸油

ねん糸工程において糸の摩擦調整及び静電気防

止のために用いられる油剤。

燃料油貯蔵安定剤

重質燃料油中のスラッジの凝集や,沈降を防止

し,その貯蔵の安定化を図る薬剤。

のり(糊)抜き

精練・染色の前に織物に付いているのりを除去

すること。

媒染助剤

はっ(撥)水剤

媒染剤の作用を強化するために用いられる薬

剤。

繊維表面に水をはじく性質を与える薬剤。

抜染助剤

はつ(撥)油剤

抜染剤(すず化合物など)の浸透及び分解染料

の溶出を容易にし,抜染を促進するために用い

られる薬剤。

起泡剤と同じ。

(はんもうゆ)

(ひきぬきゆ)

金属材料を引抜き加工するとき,潤滑性を向上

させ工具の摩耕を防ぎ製品の仕上げを美しくす

るために用いられる油剤。

ピッチコントロール剤

パルプの製造工程や抄紙工程で生じるピッチト

ラブルを軽減又は抑制するために用いられる薬

剤。

標準重量

化粧石けんの表示に関する公正競争規約施行規

則(昭和47年公正取引委員会告示)で定められ

た化粧石けんの販売で製造後約5か月の乾燥減

による予想される重量。

漂白助剤

漂白剤を繊維に均一に浸透させることによって

漂白をむらなくさせるために用いられる薬剤。

フェルト洗浄剤

抄紙工程において用いられるフェルトの汚れを

落とすために用いられる洗浄剤。

複合石けん

石けん以外の界面活性剤を配合した石けん。主

としてカルシウム石けんの分散剤が配合されて

いる。

腐食防止剤

金属表面に保護膜を形成し,金属が腐食性物質

に侵されるのを防止するために用いられる添加

剤。

浮遊選鉱

鉱石の細粉を水系サスペンションから気泡を用

いて浮上させ,目的とする鉱石を他の鉱石と分

離すること。

繊維,紙などに油をはじく性質を付与する薬剤。

主に有機ふっ素化合物が用いられ,同時に,は

っ水作用も示す。

生成した泡まつを消す作用のある薬剤。

反毛工程で適度の滑りを与え静電気の発生を防

止するために用いられる油剤。

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16

K 3211 : 1990

番号

フラッシング剤

顔料製造工程において含水顔料に油性物質を加

え,顔料の油相への移行を促進させるための薬

剤。

粉末洗剤

微粒子を液中に分散させて,安定な懸濁液をつ

くるために用いられる薬剤。界面活性剤の代表

的用途の一つである。

粉末状の洗剤。主として合成洗剤をいう。

紡糸工程で糸に対し潤滑性,静電気防止性,均

一な延伸性を与えるために用いられる薬剤。

紡糸浴添加剤

特に紡糸浴槽を清澄にし,紡糸ノズルがふさが

れることを防ぐために用いられる薬剤。

布などに水を通しにくくする加工に用いられる

薬剤。

紡績油剤

紡績工程において,繊維と繊維及び繊維と金属

の摩擦を調節し,静電気の発生を防止するため

に用いられる油剤。

ガラスや高分子フィルムの表面で水蒸気が凝縮

し,曇るのを防ぐ薬剤。

羊毛の防毛績工程で摩擦調節,静電気発生防止

のために用いられる油剤。

粒子表面を疎水化して気泡に付着しやすくし,

浮遊選鉱や古紙の脱インキ工程などに用いて,

目的とする鉱石粒子や脱離されたインキ粒子を

捕集するための薬剤。

ボディシャンプー

身体の汚れを落とし,清潔にするのに用いられ

る主として液体の洗浄剤。

マーセル化助剤

マーセル化のとき,濃厚なアルカリ液が繊維へ

均一に浸透するのを促進するために用いられる

薬剤。

マルセル石けん

繊維工業などに使われる石けん。オリーブ油を

主原料としたフランスのマルセーユ地方で製造

された石けんに由来している。

焼入れ油

金属材料を焼入れ処理するとき,冷却速度を調

節して材料を均一に冷却することによって,金

属の焼き割れを防止するために用いられる油

剤。水溶性と不水溶性のものとがある。

薬用石けん

消毒,殺菌などの医療又は衛生用に使うために

殺菌剤を配合した石けん。

油性向上剤

金属表面に吸着膜を形成することによって潤滑

性能を向上させる添加剤。

起泡作用を抑止する薬剤。

浴用石けん

ラテックス

入浴時に用いられる石けん。

織物などに汚れが付着するのを防止する薬剤。

一度ついた汚れを落ちやすくする加工剤を含む

こともある。

ゴム植物の樹皮に切付をしたときに流れ出る牛

乳状の液体又は乳化重合によって得られた高分

子乳剤。

対応英語(参考)

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

17

K 3211 : 1990

番号

対応英語(参考)

ランドリー

布はくや衣類を洗濯すること。広義には洗濯一

般を意味するが,狭義にはクリーニング業界で

の水を使う洗濯処理を意味する。

プラスチックやコンクリートの型離れを良くす

る薬剤。

流出油処理剤

海上や河川に流出した油類を乳化分散するため

の薬剤。油処理剤とも呼ばれる。

流動点降下剤

潤滑油,燃料油などが流動し得る最低の温度を

降下させる薬剤。

リンス

洗髪後の頭髪に柔軟性と平滑性を付与し,くし

けずりやブラッシングを容易にさせ,更に外的

な影響から頭髪表面を保護するために用いられ

る処理剤。主にカチオン界面活性剤が配合され

る。

枠練石けん

(わくねりせっけん)

石けん素地を溶融したまま枠に入れて個化させ

て作った石けん。

改正原案作成委員会 構成表

(委員長)

(分科会主査)

(事務局)

浅 原 照 三

荻 野 圭 三

須 原 康 夫

森 田 全 三

寺 西 大三郎

細 川 幹 夫

田 坂 勝 芳

前 田 雄 男

松 隈 義 則

湯 村 崇 男

大内山 彗

池 田 克 己

伊 佐 弘

中 村 好 伸

半 田 卓 郎

岡 野 孝 一

久田原 辰 夫

井 出 袈裟市

武 捨 清

山 本 敏 昭

植 田 茂 幸

吉 田 一 郎

緒 方 尤

本委員会

分科会

東京大学名誉教授

東京理科大学理工学部

工業技術院科学技術研究所

東京農工大学工学部

通商産業省基礎産業局

工業技術院標準部

工業技術院標準部

花王株式会社研究開発本部

日本石鹼洗剤工業会

日本化学繊維協会技術部

日本合成ゴム株式会社生産物流部

富士興産株式会社

ライオン株式会社研究開発本部

東邦化学工業株式会社研究本部

旭電化工業株式会社化学品開発研究所

三洋化成工業株式会社研究技術部

第一工業製薬株式会社技術開発本部

日本油脂株式会社油化技術部

旭電化工業株式会社化学品開発研究所

第一工業製薬株式会社技術開発本部

ライオン株式会社研究開発本部

日本界面活性剤工業会

日本界面活性剤工業会