解説付表1
JIS
と対応する国際規格との対比表
ゴム−カーボンブラックの定量−熱分解法及び化学分解法
規定項目
の規定内容
国際規格番
号
規定内容
ゴム−カーボンブラック含有量の測定−熱分解法及び化学分解法
国際規格の規定内容
と国際規格との相違点
と国際規格との一
致が困難な理由,及び
今後の対策
適用範囲
この規格は,ゴム中のカーボ
ンブラック含有量の測定に
用いる熱分解法(A 法)及び二
つの化学分解法(B 法及び
法)について規定する。
法
:本法が望ましい方法であ
り,次に示す重合体に用い
るのがよい。
ただし,鉛塩及びコバルト
塩,黒鉛カーボンブラッ
ク,フェノール樹脂及びそ
の他の樹脂,ビチューメ
ン,セルロースなどは,熱
分解中に炭素質残さを生
成するため,これらの配合
材料が存在する場合は適
用しない。
−ポリイソプレン(天然又
は合成)
−ポリブタジエン
懸案事項
:ふっ素ゴム,水素化ニト
リルゴム,ウレタンゴ
ム及び多硫化ゴムは,
旧
及び
に規定
されていないので新規
格に含まれていない。
どの方法が適用できる
か今後の課題である。
ゴム−カーボンブラックの定量−熱分解法及び化学分解法
規定項目
の規定内容
国際規格番
号
規定内容
適用範囲
ゴム−カーボンブラック含有量の測定−熱分解法及び化学分解法
国際規格の規定内容
と国際規格との相違点
と国際規格との一
致が困難な理由,及び
今後の対策
−スチレンブタジエン共
重合体
−ブチルゴム
−アクリルゴム
−エチレンプロピレン共
重合体
−エチレンプロピレンタ
ーポリマー
−ポリエーテル
−ポリエチレン誘導重合
体
−シリコーンゴム
−フルオロシリコーンゴ
ム
−クロロスルホン化ポリ
エチレン
[塩素含有量が 30%(m/m)未
満]
熱分解温度で,アルミナや
炭酸カルシウムのように
分解又は脱水する無機充
てん剤が存在する場合,若
しくは,この温度でハロゲ
ン化重合体と揮発性ハロ
ゲン化物を生成する無機
充てん剤が存在する場合
確認事項
には,
シリコーンゴム及びフ
ルオロシリコーンゴム
は規定なし。
シリコーンゴム及びフ
ルオロシリコーンゴム
は窒素中での熱分解に
おいて炭素質残さを生
成しない。
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
解説付表1
解説付表1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
ゴム−カーボンブラックの定量−熱分解法及び化学分解法
規定項目
の規定内容
国際規格番
号
規定内容
適用範囲
参考
ゴム−カーボンブラック含有量の測定−熱分解法及び化学分解法
国際規格の規定内容
と国際規格との相違点
と国際規格との一
致が困難な理由,及び
今後の対策
は,この試験方法の精度が
影響を受けることがある。
クロロプレンゴム及びア
ク リ ロ ニ ト リ ル を
30%(m/m)を超えて含有す
るアクリロニトリルブタ
ジエンゴムには適用でき
ない。
塩素化ポリエチレンは炭
素質残さを生成し,定量誤
差が大きいので追加した。
また,
はアセトン抽
出又は
液抽出により
カーボン損失を発生する
ので追加した。
ポリエチレン誘導重合体の
中で,塩素化ポリエチレン
は,窒素中での熱分解時に炭
素質残さを生成するので
法を適用しないことが望ま
しい。また,エチレン酢酸ビ
ニル共重合体の未加硫ゴム
は,アセトン抽出時に,又は
液抽出時にポリマーが
溶解しカーボンブラックが
損失するので,
法及び
法
を適用しないことが望まし
い。
ゴム−カーボンブラックの定量−熱分解法及び化学分解法
規定項目
の規定内容
国際規格番
号
規定内容
:主として熱分解法(A 法)で
測定できない試料に適用
する。
なお,この方法はイソブチ
レンイソプレン共重合体
を除くすべての不飽和ゴ
ムに適用できる。
イソブチレンイソプレン共
重合体は,ブチルゴムと同じ
である。
法において,イソブチレン
イソプレン共重合体の場合,
硝酸分解が完全でなくても,
後操作の熱分解でポリマー
による炭素質残さを生成し
ない場合は,
法を適用でき
る可能性がある。
法
:かなり危険な方法である。
法及び
法で測定できな
い場合,イソブチレンイソ
プレン共重合体,並びにに,
エチレンプロピレン共重
合体及び関連ターポリマ
ーの試料に限って適用す
るのがよい。
参考
法
ゴム−カーボンブラック含有量の測定−熱分解法及び化学分解法
国際規格の規定内容
と国際規格との相違点
と国際規格との一
致が困難な理由,及び
今後の対策
国際規格には,二つの表現
があるので説明した。
実験結果によれば,イソブ
チレンイソプレン共重合
体は,硝酸分解後のろ過で
グーチるつぼにポリマー
が残るが,後操作の熱分解
で炭素質残さを生成しな
いので
法の適用が可能
である。
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
解説付表1
解説付表1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
ゴム−カーボンブラックの定量−熱分解法及び化学分解法
規定項目
の規定内容
国際規格番
号
規定内容
ゴム−カーボンブラック含有量の測定−熱分解法及び化学分解法
国際規格の規定内容
と国際規格との相違点
と国際規格との一
致が困難な理由,及び
今後の対策
法
参考
法
参考
法
燃焼ポート
:石英製。
取っ手付きで,長さが
のもの。
磁器製も使用可。
腐食性ガスが出る場合は,白
金製を用いる。
クロロホルム
クロロホルムは,健康及び環
境上の問題物質である。
現在,クロロホルムの代替溶
剤として使用可能な塩素系
溶剤としては,ジクロロメタ
ンが挙げられる。
試験方法に,はん(汎)用性
をもたせるため追加した。
使用に際し,注意を要する
ので説明した。
−
は規定していない場合を示す。
備考1.
対比項目(I)び(III)の小欄で, ○ は該当する項目を規定している場合,
2.
対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次のとおり。
≡ :JIS と国際規格との技術的内容は同等である。