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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

日本工業規格

JIS

K 6800-1985

接着剤・接着用語

Glossary of Terms Used in Adhesives and Adhesion

1. 適用範囲 この規格は,接着剤及び接着に関する用語について規定する。

対応国際規格:ISO 6354 Adhesives−Vocabulary

2. 番号,用語,読み方及び意味 番号,用語,読み方及び意味は,次のとおりとする。

なお,参考のために対応英語を示す。

ア 1 圧締

2 圧縮せん断接着強さ

3 当て板

4 後硬化

5 アプリケータ

イ 6 一液型接着剤

7 糸引き

読み方

対応英語(参考)

あってい

接着剤を塗付し,はり合わせたもの

に圧力を加えて固定する操作。

あっしゅくせ

圧縮荷重によって接着面にせん断応

んだんせっ 力を加え,接着接合部が破壊したとき

ちゃくつよ

の強さ。

あていた

圧締作業時に被着材の片面又は両面

に使用する板。

あとこうか

初期硬化後の接着物に熱などを加え

て硬化を進めること。

塗付機器の総称

いちえきがた

他成分の添加なしに,適当な手段

せっちゃく (光,熱,電子線など)によって硬化

ざい

する接着剤。

接着剤の付着した表面を引き離すと

きに生じる無数の糸を引くこと。

ウ 8 ウエルドボンディング

点溶接と接着の複合技術で金属接合

すること。

エ 9 A−ステージ

えい−すてー

熱硬化性樹脂生成反応の初期の状

態。この状態の樹脂はまだある種の溶

剤に溶け,加熱すると溶融する。

10 エマルジョン型接着

えまるじょん

合成樹脂を水に乳化分散させた接着

剤,

がたせっち

剤。ラテックス型接着剤ともいう。

ゃくざい,

(エマルション型接着

剤)

(えまるしょ

んがたせっ

ちゃくざい)

オ 11 応力緩和

おうりょくか

一定の長さに伸張又は圧縮した状態

んわ

に保持したとき,接着接合部に生じる

応力が連続的に徐々に低下する現象。

12 オーバーラップ

いとひき

二つの被着材を重ね合わせること。 overlap

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2

K 6800-1985

読み方

13 オーバーレイ

14 オープンタイム

15 オリゴマー型接着剤

対応英語(参考)

各種材料の表面にプラスチック,紙,

布,金属薄板,極めて薄い単板などを

はり付けること。

接着剤を被着材に塗付してから張り

合わせるまでの張り合せ可能時間。

おりごまーが

オリゴマー(低重合体)に架橋剤,

たせっちゃ 分子鎖延長剤などを配合し,適当な手

くざい

段(光,熱,電子線など)で硬化させ

る接着剤。

カ 16 開放たい(堆)積時間 かいほうたい

接着剤を塗付してから圧着するま

せきじかん

で,被着材を空気中に放置しておく時

間。

17 重ね継手,

かさねつぎて,

二つの被着材を重ね合わせて接着す

(重ね合せ接合)

る接合方法。単純重ね継手(a)

(かさねあわ

せせつごう) lap joint) と二重重ね継手(b) (double

lap joint) がある。

18 可使時間,

(ポットライフ)

かしじかん

塗付するために調製した接着剤が使

用できる状態を維持する時間。

19 架橋剤

かきょうざい

20 可塑剤

かそざい

接着剤成分を化学的に結合させ,三

次元の網目構造を形成させる物質。

接着剤に配合してガラス転移点や融

点を低下させ,可とう性を付与する物

質。

21 片面塗付

かためんとふ

22 割裂接着強さ

二つの被着材の片面だけに接着剤を

塗付すること。

かつれつせっ

接着面の一端に集中応力を加え,接

ちゃくつよ

着接合部を破壊したときの強さ。

23 加熱硬化型接着剤

かねつこうか

がたせっち

ゃくざい

24 カプセル型接着剤

かぷせるがた

特定成分を保護皮膜(マイクロカプ

せっちゃく セル)に内包し,適当な手段(圧力,

ざい

熱など)によって皮膜を破壊するまで

は安定性を保持できる接着剤。

かんあつがた

常温で圧力を加えるだけで接着する

せっちゃく

接着剤。

ざい

きかいてきせ

被着材表面の空げき(隙)に接着剤

っちゃく

が浸入硬化し,その投びょう(錨)効

果によって結合する接着。

きざい

接着剤を塗付する材料。被着材より

も広い意味で用いられる。

きしゃくざい

接着剤の固形分濃度及び粘度を低下

させるために添加する液体。

25 感圧型接着剤

キ 26 機械的接着

27 基材

28 希釈剤

加熱によって硬化する接着剤。

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3

K 6800-1985

29 凝集

30 凝集破壊

ク 31 クリープ

ケ 32 欠こう部

33 ゲル化

34 嫌気性接着剤

コ 35 硬化

36 硬化温度

37 硬化剤

38 硬化時間

39 高周波加熱接着

40 構造用接着剤

41 合板

42 固化

43 コールドフロー

44 固有接着

45 コンタクト型接着剤

サ 46 再活性接着

読み方

対応英語(参考)

ぎょうしゅう

物質を構成する分子が分子間力によ

って結合している状態。

ぎょうしゅう

見掛け上接着層の内部に生じた破

はかい

壊。

接着接合部に応力が加わったときに

生じるひずみが時間とともに変化する

こと。

けっこうぶ

十分な接着を得るのに必要な接着剤

の量が不足した接合部。

げるか

蒸発,冷却又は化学変化などによっ

て接着剤が液状から半固体状態に変化

すること。

けんきせいせ

酸素の存在によって硬化が抑制さ

っちゃくざ れ,酸素が遮断されると硬化する接着

剤。

こうか

物理的作用又は化学反応によって接

着剤の構造が変化し,接着特性を発現

させる過程。

こうかおんど

接着剤を硬化させるのに必要な温

度。

こうかざい

接着剤の主剤と反応し,硬化を促進

又は調整する物質。

こうかじかん

接着剤を硬化させるのに必要な時

間。

こうしゅうは

高周波の電場に被着材を置いて加熱

かねつせっ

接着すること。

ちゃく

こうぞうよう

長期間大きな荷重に耐える信頼でき

せっちゃく

る接着剤。

ざい

ごうはん

単板の繊維方向を直交させて奇数枚

はり合わせた板材料。

こか

物理的作用によって接着剤の状態が

変化し,接着特性を発現させること。 solidification

一定荷重下で接着剤が常温で流動変

形する性質。

こゆうせっち

接着剤と被着材が,分子間力,水素

ゃく

結合,共有結合,イオン結合などによ

って結合する接着。

こんたくとが

両方の被着材に塗付し,溶媒を乾燥

たせっちゃ した後,タックのあるうちに軽い圧力

くざい

ではり合わせることによって,高い初

期接着強さを発現する接着剤。

さいかっせい

被着材に接着剤を塗付後,乾燥した

せっちゃく

接着層を溶媒で湿すか,又は加熱する

ことによって再び粘着性を発現させ接

着すること。

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4

K 6800-1985

読み方

対応英語(参考)

47 最低造膜温度

さいていぞう

エマルジョン型接着剤を被着材に塗

まくおんど

付したとき,粒子が融着して連続した

皮膜を形成することのできる最低温

度。MFTと略称することもある。

48 サンドイッチ構造

2枚の外板(フェーシング)の間に sandwich structure

さんどいっち

こうぞう

心材(コア)を挟んで外板と心材を接

着した構造。

熱膨張係数の異なる2種類の被着材 residual strain

ざんりゅうひ

ずみ

を接着したとき,又は加熱硬化した接

着物を常温に戻したときに生じた接着

接合部に残るひずみ。

しい−すてー

熱硬化樹脂の硬化反応の最終状態。

この状態の樹脂は,不溶不融性であり,

完全に硬化した接着層中の熱硬化性樹

脂はこの状態にある。

しつじゅんせ

特定条件下で水中に浸せきした試験

っちゃくつ 片を水中から取り出した直後の接着強

よさ

さ。

じちゃく

分子鎖が相互に拡散し合うことによ

って,物質が接合すること。

厚さ5〜50mm程度のひき板や小角 laminated wood,

しゅうせいざ

材を用いて繊維方向を長さの方向に合

わせ,接着した材料。

じゅうてんざ

接着剤の作業性,耐久性,接着強さ

などの性質を改良するために添加する

物質。

しゅざい

二成分又はそれ以上の反応型接着剤

において反応性樹脂を含む成分。

見掛けの接着強さは,被着材の厚さ joint factor

(つぎてけい

(t),重ね合せの長さ (l) などによって

すう)

変わるので,t及びlを変えたときの試

験片t/lと接着強さを求めておけば,任

意のt/lの被着材を接着したときの接

着強さを算出,推定することができる。

このt/lをジョイント・ファクターとい

う。

熱を加えないで硬化する接着剤。

じょうおんこ

うかがたせ

っちゃくざ

49 残留ひずみ

シ 50 C−ステージ

51 湿潤接着強さ

52 自着

53 集成材

54 充てん(填)剤

55 主剤

56 ジョイント・ファクタ

ー,

(継手係数)

57 常温硬化型接着剤

58 衝撃接着強さ

59 常態接着強さ

60 触媒

しょうげきせ

接着面に衝撃応力を加え,接着接合

っちゃくつ

部が破壊したときの強さ。

よさ

常態 (23±2℃,50±5%RH) におけ dry strength

じょうたいせ

っちゃくつ

る接着強さ。

よさ

しょくばい

反応性接着剤に添加して反応を促進

する物質。開始剤 (initiator) ともいう。

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5

K 6800-1985

読み方

対応英語(参考)

61 シーリング材

しーりんぐざ

構造体の目地,間げき(隙)部分に

充てん(填)して防水性,気密性など

の機能を発揮させる材料。

62 真空加圧接着

しんくうかあ

可とう性シートを介して減圧し,被

つせっちゃ 着材を密着させ,その後加圧して接着

する方法。

しんくうばっ

内部を減圧し,中の被着材を圧着さ

せる軟質の袋。

63 真空バッグ

ス 64 水性接着剤

すいせいせっ

ちゃくざい

水を溶媒又は分散媒とした接着剤。 water borne adhesive

65 スカーフジョイント

二つの被着材の端面を接合する

場合,接着面が傾斜している被着

材どうしの接合方法。

66 スプレッダ

ロールなどによって一定の量の接着

剤を塗付する機械。

67 寸法効果

セ 68 積層

69 接触角

70 接着

71 接着剤

72 接着層

73 接着強さ

74 接着破壊

75 セッティング

76 せん断応力

すんぽうこう

接着した試験片の大きさが接着強さ

などの性能に及ぼす影響。

せきそう

(1)フィルム状,シート状の薄物材料を laminating

重ねて薄層状集積体を作る操作。

(2)単板,ひき板などを数多く重ね合わ

せて積層材,集成材などを製造す

る操作。

せっしょくか

液体が固体面に接触しているとき,

液面と固体面のなす角 (θ)。

せっちゃく

接着剤を媒介とし,化学的若しくは

物理的な力又はその両者によって二つ

の面が結合した状態。

せっちゃくざ

物体の間に介在することによって物

体を結合することのできる物質。

被着材間にある接着剤の層。

せっちゃくそ

せっちゃくつ

接着された二面間の結合の強さ。引

よさ

張りせん断強さ,圧縮せん断強さ,は

く離強さなどで表される。接着力とも

いう。

せっちゃくは

接着剤と被着材との界面で生じた破

かい

壊。界面破壊ともいう。

化学的又は物理的作用(例えば,重

合,酸化,ゲル化,水和,冷却又は揮

発性成分の揮散)によって接着強さが

発現する過程。

せんだんおう

接合部に懸かった力が接着層と同一

りょく

面にあるときに生じる応力。引張りせ

ん断応力と圧縮せん断応力がある。

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6

K 6800-1985

77 せん断接着強さ

ソ 78 層間はく離

79 増粘剤

80 増量剤

81 促進剤

タ 82 耐久性

83 たい(堆)積

84 たい(堆)積時間,

(アセンブリタイム)

85 タック

読み方

対応英語(参考)

せんだんせっ

接着面にせん断応力を加え,接着接

ちゃくつよ

合部が破壊したときの強さ。

そうかんはく

積層品の接着接合部の破壊によるは

く離。

ぞうねんざい

接着剤に分散又は溶解させて粘度及

びちょう度を調節するために配合する

物質。

ぞうりょうざ

接着剤の性能を大きく変化させるこ

となく量を増やすために配合する物

質。

そくしんざい

硬化剤又は触媒に作用してその活性

度を高め,接着剤の硬化を促進させる

ために添加する物質。

たいきゅうせ

接着結合の劣化作用に対する抵抗

性。

たいせき

接着剤を塗付した部材を圧締,接着

ができる状態に積み重ねること。

たいせきじか

被着材に接着剤を塗付してからはり

合わせ,圧締するまでの時間。閉鎖た

い(堆)積時間ともいう。

非常に軽い力で被着材の表面と接触

した直後に結合を形成することのでき

る接着剤の性質。

86 だぼ継ぎ

だぼつぎ

孔中に円柱又は角柱状の小材片(だ

ぼ)を入れる接合方法。

87 単板

たんぱん

ナイフで切削した厚さ0.2〜6mm程 veneer

度の木材薄板。

88 単板積層材

たんぱんせき

単板の繊維方向を平行に積層した板

そうざい

材料。

かくはんすることによって粘度が低

(ようへんせ 下し,次に放置することによって粘度

い)

が増大する性質。

チ 89 チクソトロピー,

(揺変性)

90 超音波接着

91 ちょう度

ツ 92 疲れ接着強さ

ちょうおんぱ

熱可塑性プラスチックの接着部に超

せっちゃく

音波を当て,発熱させて溶融接着する

方法。

ちょうど

液状接着剤の変形に耐えようとする

性質。ちょう度は基本特性ではないが,

粘度,塑性などの性質を含む。

つかれせっち

接着接合部が無限回数の繰返し応力

ゃくつよさ

に対しても破壊しない強さをいう。接

着においては,実用上107回までの繰

返し応力をとることがある。

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7

K 6800-1985

93 突き合せ接合

94 つき板

ト 95 投びょう(錨)効果,

(アンカー効果)

96 ドクターブレード,

ドクターナイフ,

ドクターバー

97 ドクターロール

98 ドープセメント

99 塗付量

読み方

対応英語(参考)

つきあわせせ

二つの被着材の端面どうし又は端面

つごう

と平面を突き合わせて接着する接合方

法。

つきいた

スライスラーで切削した単板。

とうびょうこ

接着剤が被着材の表面にある空げき

うか,

(隙)に浸入固化し,くぎ又はくさび

(あんかーこ

のような働きをすること。

うか)

塗付ロール又は塗付面に均等に接着

剤を広げたり,厚さを調節する塗付機

の機構。

塗付ロール上に供給された接着剤の

量を調節するためのロール。

接着すべきプラスチックと同種のプ

ラスチックの溶剤溶液。

とふりょう

被着材の単位面積当たりに塗付され

る接着剤量。

100 留め継ぎ

とめつぎ

101 ドライタック

溶媒の揮散又は被着材への吸収によ

って見掛け上乾燥状態であっても,必

要な粘着性を示す接着剤の性質。

にえきがたせ

二つの成分(主剤と硬化剤又は架橋

っちゃくざ 剤など)に分かれていて,使用直前に

混合され,硬化する接着剤。

ニ 102 二液形接着剤

ヌ 103 ぬれ

ネ 104 練り接着

105 粘着剤

106 粘着付与剤

107 粘着保持時間

108 粘度

ノ 109 ノークランプ法

ハ 110 白化

角りょう(稜)と上端,下端面以外

には継ぎ目を現さない隅角部の接合方

法。

固体面に液体が広がる現象。ぬれが

良い場合は両者の間の接触角が小さ

く,固体面に液体が広がる。

ねりせっちゃ

板を平行に上部に重ねて接着する接

合方法。

ねんちゃくざ

常温で粘着性を有し,軽い圧力で被

着材に接着する物質。

ねんちゃくふ

接着剤の粘着性を改善したり,粘着

よざい

保持時間を延長させるために配合する

物質。

ねんちゃくほ

特定の温度及び湿度の下で,被着材

じじかん

に塗付した接着剤が乾燥状態で粘着性

を保持している時間。

ねんど

流動する物質の内部に生じる抵抗。

せん断応力とせん断ひずみ速度の比で

表される。

のーくらんぷ

仮締めしないで圧締作業を行う方

ほう

法。

はっか

接着剤皮膜の表面に曇りを生じる現

象。

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8

K 6800-1985

111 はぎ接着

112 はく離接着強さ

113 バインダー

114 パーティクルボード

115 ハニカムコア

116 発泡型接着剤

117 反応型接着剤

118 反応性希釈剤

ヒ 119 B−ステージ

120 被着材破壊

読み方

対応英語(参考)

はぎせっちゃ

板を横に幅広く並べて接着する接合

方法。

はくりせっち

接着面の一端にはく離応力を加え,

ゃくつよさ

接着接合部が破壊したときの強さ。

接着剤を構成する主成分。接着剤の

接着強さは主としてこれによる。

木材を切削・破砕して小片にしたも

のに接着剤を加えて熱圧縮成形した板

材料。

シート状の金属,樹脂加工材などで

作つた六角形細胞状の材料。はちの巣

に似ており,主にサンドイッチパネル

の心材として使用される。

はっぽうがた

見掛けの比重を下げ,同じ量で塗付

せっちゃく 面積を増大させたり,シール又は充て

ざい

ん機能を付与するためにガスや発泡剤

を配合した接着剤。

化学反応によって硬化する接着剤。 reactive adhesive

はんのうがた

せっちゃく

ざい

はんのうせい

反応型接着剤の性状や性能を改善

きしゃくざ し,それ自体も硬化する低粘度の反応

性物質

びい−すてー

熱硬化性樹脂の硬化中間状態。この

状態での樹脂は加熱すると軟化し,あ

る種の溶剤に触れると膨潤するが,完

全に溶融・溶解することはない。

見掛け上被着材内部で生じた破壊。 adherend failure

ひちゃくざい

はかい

121 非破壊試験

ひはかいしけ

被着材を破壊しないで各種の接着性

能を測定する試験。破壊試験

(destrudive test) に対応して用いられ

る。

122 引張り接着強さ

ひっぱりせっ

接着面に引張り応力を加え,接着接

ちゃくつよ

合部が破壊したときの強さ。

123 引張りせん断接着強さ ひっぱりせん

引張り荷重によって接着面にせん断

だんせっち 応力を加え,接着接合部が破断したと

ゃくつよさ

きの強さ。

124 表面処理

ひょうめんし

被着材表面を接着に適した状態にす

ょり

るための化学的又は物理的な処理。

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9

K 6800-1985

フ 125 Vカット法

読み方

対応英語(参考)

ぶいかっとほ

(1) 化粧板の基板の裏面からV溝を化 V−cut process

粧シートの寸前まで切削し,その

部分に接着剤を塗付して接着する

接合方法。

(2) コンクリート構造物などのクラッ

クに添ってV字形の溝を作る方

法。その部分をシールするか又は

樹脂を注入して補修する。

126 フィルム状接着剤

ふぃるむじょ

熱,圧力,溶剤などによって接着さ

うせっちゃ せるフィルム状の接着剤。支持体のあ

くざい

るものとないものがある。

127 フィンガージョイント

被着材の接着面をフィンガー状に溝

加工して接着する接合方法。水平形と

垂直形がある。

128 フィレツト

129 不揮発分,

(固形分)

130 プライマー

二つの被着材の接合点に生じる角又

は隅を満たす接着剤部分。

ふきはつぶん,

規定された試験条件で測定した蒸発

(こけいぶん) 残分。

被着材と接着剤又はシーリング材と

の接着性を向上させるために,あらか

じめ被着材表面に塗付する下地処理材

料。

131 フラッシュパネル

132 ブロッキング

ホ 133 ほぞ継ぎ

134 保存性,

(貯蔵安定性)

135 ホットメルト接着剤

136 ボンドライン

マ 137 曲げ接着強さ

ほぞつぎ

木質材料などの両面に合板などを接

着した中空構造の軽量パネル。

硬化した接着剤が接触したときに生

じる好ましくない接着剤の性質。

接着面に付けた突起によって接着す

る接合方法。

ほぞんせい

接着剤が作業性,接着性などの基本

(ちょぞうあ

特性を発揮できる期間。

んていせい)

ほっとめると

溶融状態で塗付し,冷えると固まっ

せっちゃく

て接着する接着剤。

ざい

接着剤と被着材の界面。

まげせっちゃ

接着面に曲げ応力を加え,接着接合

くつよさ

部が破断したときの強さ。

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10

K 6800-1985

読み方

対応英語(参考)

モ 138 木部破断

もくぶはだん

ユ 139 油性コーキング材

ゆせいこーき

展色材(天然油脂,合成油脂,アル

んぐざい

キド樹脂など)と鉱物質充てん(填)

剤(石綿,炭酸カルシウムなど)を混

合して製造したペースト状のシーリン

グ材。相対変位の小さな目地のシール

に使用される。

ヨ 140 溶剤型接着剤

ようざいがた

せっちゃく

ざい

141 溶剤接合法

142 養生

ラ 143 ラテックス型接着剤

リ 144 両面塗付

レ 145 劣化

木材の接着強さ試験における木材の

破壊。木部破断率は,木部破壊の生じ

た全面積を百分率で表示する。

有機溶剤を溶媒とした接着剤。

ようざいせつ

熱可塑性プラスチックの接着面に溶

ごうほう

剤を塗付し,接着面を溶解させて接着

する方法。

ようじょう

接着接合部の性質を向上させるため

に一定条件下に放置すること。熟成と

もいう。

らてっくすが

天然ゴム又は合成ゴムを水に乳化分

たせっちゃ

散させた接着剤。

くざい

りょうめんと

両方の被着材の接着する両面に接着

剤を塗付すること。

れっか

物理的又は化学的作用によって接着

接合部の性能が低下すること。

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K 6800-1985

原案作成委員会 構成表

氏名

(委員長)

小 野 昌 孝

水 町 浩

後 藤 輝 男

宮 入 裕 夫

天 野 晋 武

長 沢 長八郎

本 橋 健 司

鹿 毛 紀久雄

石 黒 敏

辻 洋 典

奥 敏 夫

本 山 卓 彦

福 沢 敬 司

元 起 巌

五十嵐 清 一

鶴 田 康 彦

岩 田 立 男

青 木 恒太郎

田 中 公 雄

佐 藤 勝 亮

永 田 宏 二

柳 沢 誠 一

中 島 常 雄

三 輪 欽 秀

島 本 巌

岡 崎 久

所属

実践女子大学

東京大学

島根大学

東京医科歯科大学

工学院大学

工業技術院製品科学研究所

建設省建築研究所

プラスチック標準試験方法研究会

財団法人接着剤研究所

通商産業省基礎産業局化学製品課

工業技術院標準部繊維化学規格課

昭和電工株式会社

福沢技術士事務所

株式会社富士電機総合研究所

レンゴー株式会社

大成建設株式会社

日本楽器製造株式会社

株式会社コスガ

東亜合成化学工業株式会社

旭化学合成株式会社

セメダイン株式会社

横浜ゴム株式会社

コニシ株式会社

日立化成ポリマー株式会社

サンスター技研株式会社

日本接着剤工業会