K 8359:2006

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8359:1996は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical

analysis―Part 2:Specifications―First seriesを基礎として用いた。

また,令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標

準化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会

は,このような技術的な性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用

新案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS K 8359には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(1)

K 8359:2006

ページ

序文 ··································································································································· 1

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 1

3. 一般事項 ························································································································ 1

4. 種類 ······························································································································ 1

5. 性質 ······························································································································ 1

5.1 性状 ···························································································································· 1

5.2 定性方法 ······················································································································ 1

6. 品質 ······························································································································ 2

7. 試験方法 ························································································································ 2

7.1 試験条件及び試験結果 ···································································································· 2

7.2 純度 (CH3COONH4) ······································································································· 2

7.3 水溶状 ························································································································· 2

7.4 強熱残分(硫酸塩) ······································································································· 2

7.5 pH (50 g/l,25 ℃) ·········································································································· 2

7.6 塩化物(Cl) ···················································································································· 2

7.7 硝酸塩(NO3) ·················································································································· 2

7.8 りん酸塩(PO4) ··············································································································· 3

7.9 硫酸塩(SO4) ·················································································································· 3

7.10 ナトリウム(Na) ············································································································ 3

7.11 カリウム(K) ················································································································· 3

7.12 7.12銅(Cu) ·················································································································· 3

7.13 マグネシウム(Mg) ········································································································· 3

7.14 カルシウム(Ca) ············································································································ 4

7.15 鉛(Pb) ························································································································ 4

7.16 鉄(Fe) ························································································································· 4

8. 容器 ······························································································································ 4

9. 表示 ······························································································································ 4

附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ····································································· 5

page

日本産業規格

JIS

K 8359:2006

酢酸アンモニウム(試薬)

Ammonium acetate

CH3COONH4 FW : 77.08

序文 この規格は,1983年に第1版として発行されたISO 6353-2,Reagents for chemical analysis―Part 2:

Specifications―First seriesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,附属書に示す。

1. 適用範囲 この規格は,試薬として用いる酢酸アンモニウムについて規定する。

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。

ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical analysis―Part 2: Specifications―First series (MOD)

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 8001 試薬試験方法通則

JIS K 8180 塩酸(試薬)

JIS K 8230 過酸化水素(試薬)

JIS K 8541 硝酸(試薬)

JIS K 8872 ホルムアルデヒド液(試薬)

JIS K 8951 硫酸(試薬)

3. 一般事項 試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。

4. 種類 種類は,特級とする。

5. 性質

5.1

性状 酢酸アンモニウムは,無色又は白色の結晶で潮解性がある。水に極めて溶けやすく,エタノ

ールに溶けやすく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。

5.2

定性方法 定性方法は,次による。

a) 試料1 gに水20 mlを加えて溶かす(A液)。A液10 mlに水酸化ナトリウム溶液(100 g/l)1 mlを加えて

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2

K 8359:2006

加熱すると,アンモニアが発生する。

b) A液10 mlに塩化鉄(Ⅲ)溶液(300 g/l) 0.2 mlを加えると,赤褐色が現れる。

6. 品質 品質は,7. によって試験したとき,表1に適合しなければならない。

表 1 品質

項目

純度(CH3COONH4)

水溶状

強熱残分(硫酸塩)

塩化物(Cl)

硝酸塩(NO3)

りん酸塩(PO4)

硫酸塩(SO4)

ナトリウム(Na)

カリウム(K)

銅(Cu)

マグネシウム(Mg)

カルシウム(Ca)

鉛(Pb)

鉄(Fe)

質量分率 %

質量分率 %

質量分率 ppm

質量分率 %

質量分率 ppm

質量分率 %

質量分率 %

質量分率 %

質量分率 ppm

質量分率 ppm

質量分率 ppm

質量分率 ppm

質量分率 ppm

規格値

97.0以上

試験適合

0.01以下

5以下

0.001以下

3以下

0.001以下

0.001以下

0.001以下

2以下

2以下

5以下

3以下

2以下

7. 試験方法

7.1

試験条件及び試験結果 JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は必

要に応じ実施する。また,表1で規定する各品質項目の試験は次の各試験方法によって行い,得られる計

算値及び操作結果は,JIS K 8001の3.5(測定値)による。

7.2

純度 (CH3COONH4) JIS K 8872に規定するホルムアルデヒド液25 mlに水50 mlを加え,フェノ

ールフタレイン溶液を指示薬として0.1 mol/l水酸化ナトリウム溶液で中和した後,0.1 mgのけたまではか

りとった試料約2 gを加え,ビュレットを用いて1 mol/l水酸化ナトリウム溶液20 mlを加えて,30分間放

置した後,1 mol/l水酸化ナトリウム溶液で滴定を続ける。終点は,液の色が無色から紅色に変わる点とす

る。この場合,1 mol/l水酸化ナトリウム溶液1 mlは,0.077 08 g CH3COONH4 に相当する。

7.3

水溶状 JIS K 8001の5.2(溶状)による。この場合,試料は2g,濁りの程度の適合限度標準は(a)

(澄明)を用いる。

7.4

強熱残分(硫酸塩) JIS K 0067の4.4.4(操作)(4)(第4法 硫酸塩として強熱する方法)による。

この場合,試料10 gを用いる。

7.5

pH (50 g/l,25 ℃) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料溶液 試料5.0 gを二酸化炭素を含まない水に溶かして100 mlにする。

b) 操作 JIS K 8001の5.5(pH)の(2)による。

7.6

塩化物(Cl) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料側溶液 試料2.0 gに水を加えて溶かして20 mlにする。

b) 標準側溶液 塩化物標準液(Cl:0.01 mg/ml) 1.0 mlに水を加えて20 mlにする。

c) 操作 JIS K 8001の5.7[塩化物(Cl)](1)(比濁法)による。

7.7

硝酸塩(NO3) 溶液の調製及び操作は,次による。

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3

K 8359:2006

a) 試料側溶液 試料1.0 gに水を加えて溶かして5 mlにする。

b) 標準側溶液 硝酸塩標準液(NO3:0.01 mg/ml) 1.0 mlに水を加えて5 mlにする。

c) 操作 試料側溶液,標準側溶液それぞれに,ブルシン溶液0.2 mlを加えて,冷却しながらJIS K 8951

に規定する硫酸10 mlを徐々に加え,沸騰水浴中で5分間加熱した後,冷却する。

d) 判定 試料側の色は,標準側の黄色より濃くないこと。

7.8

りん酸塩(PO4) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料側溶液 試料3.0 gに水10 mlを加え,水浴上で揮散させた後,水を加えて20 mlにする。

b) 標準側溶液 りん酸塩標準液(PO4:0.01 mg/ml) 0.90 mlに水を加えて20 mlにする。

c) 操作 JIS K 8001の5.13[りん酸塩(PO4)](1)(比色法)による。

7.9

硫酸塩(SO4) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料側溶液 試料5.0 gに水5 ml,炭酸ナトリウム溶液(100 g/l) 0.2 ml,JIS K 8230に規定する過酸化

水素1 ml,JIS K 8180に規定する塩酸10 ml及びJIS K 8541に規定する硝酸17 mlを加え,時計皿で

覆い,泡が発生しなくなるまで水浴上で加熱した後,時計皿をとり,水浴上で蒸発乾固し,水10 ml

及び塩酸(2+1) 0.3 mlを加えて溶かし,更に水を加えて25 mlにする。

b) 標準側溶液 硫酸塩標準液(SO4:0.01 mg/ml) 5.0 mlに水5 ml,炭酸ナトリウム溶液(100 g/l) 0.2 ml,JIS

K 8230に規定する過酸化水素1 ml,JIS K 8180に規定する塩酸10 ml及びJIS K 8541に規定する硝酸

17 mlを加え,時計皿で覆い,泡が発生しなくなるまで水浴上で加熱した後,時計皿をとり,水浴上

で蒸発乾固し,水10 ml及び塩酸(2+1) 0.3 mlを加えて溶かし,更に水を加えて25 mlにする。

c) 操作 JIS K 8001の5.15[硫酸塩(SO4)](1)(比濁法)による。

7.10 ナトリウム(Na) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料側溶液 試料1.0 gに塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて100 mlにする(X液)(X液は,7.11の試験

にも用いる。)。

b) 標準側溶液 試料1.0 gに塩酸(2+1) 1 ml,ナトリウム標準液(Na:0.01 mg/ml) 1.0 ml,カリウム標準液

(K:0.01 mg/ml) 1.0 ml及び水を加えて100 mlにする(Y液)(Y液は,7.11の試験にも用いる。)。

c) 操作 JIS K 8001の5.31(原子吸光法)(1)(直接噴霧法)(d) による。

7.11 カリウム(K) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料側溶液 7.10のX液を用いる。

b) 標準側溶液 7.10のY液を用いる。

c) 操作 JIS K 8001の5.31(1)(d)よる。

7.12 銅(Cu) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料側溶液 試料10 gに水40 mlを加えて溶かし,塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて80 mlにする。

b) 標準側溶液 試料10 gに水40 mlを加えて溶かし,塩酸(2+1) 1 ml,銅標準液(Cu:0.01 mg/ml) 2.0 ml,

鉛標準液(Pb:0.01 mg/ml) 3.0 ml,鉄標準液(Fe:0.01 mg/ml) 2.0 ml及び水を加えて80 mlにする。

c) 空試験用溶液 塩酸(2+1) 1 mlに水を加えて5 mlにする。

d) 操作 JIS K 8001の5.31(原子吸光法)(2)(抽出液噴霧法)(d)による(操作の途中で得られるX液,Y

液及びZ液は7.15及び7.16の試験にも用いる。)。

7.13 マグネシウム(Mg) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料側溶液 試料5.0 gに塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて溶かして100 mlにする(X液)(X液は,7.14

の試験にも用いる。)。

b) 標準側溶液 試料5.0 gに塩酸(2+1) 1 ml,マグネシウム標準液(Mg:0.01 mg/ml) 1.0 ml,カルシウム

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K 8359:2006

標準液(Ca:0.01 mg/ml) 2.5 ml及び水を加えて100 mlにする(Y液)(Y液は,7.14の試験にも用いる。)。

c) 操作 JIS K 8001の5.31(1)(d)による。

7.14 カルシウム(Ca) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料側溶液 7.13のX液を用いる。

b) 標準側溶液 7.13のY液を用いる。

c) 操作 JIS K 8001の5.31(1)(d)による。

7.15 鉛(Pb) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料側溶液 7.12のX液を用いる。

b) 標準側溶液 7.12のY液を用いる。

c) 空試験用溶液 7.12のZ液を用いる。

d) 操作 JIS K 8001の5.31(2)(d)③による。

7.16 鉄(Fe) 溶液の調製及び操作は,次による。

a) 試料側溶液 7.12のX液を用いる。

b) 標準側溶液 7.12のY液を用いる。

c) 空試験用溶液 7.12のZ液を用いる。

d) 操作 JIS K 8001の5.31(2)(d)③による。

8. 容器 容器は,気密容器とする。

9. 表示 容器には,次の事項を表示する。

a) 名称“酢酸アンモニウム”及び“試薬”の文字

b) 種類

c) 化学式及び式量

d) 純度

e) 内容量

f)

製造番号

g) 製造年月又はその略号

h) 製造業者名又はその略号

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K 8359:2006

附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表

JIS K8359:2006 酢酸アンモニウム(試薬)

(Ⅰ) JISの規定

(Ⅱ) 国際

規格番号

項目

番号

1. 適用範囲

ISO 6353−2:1983, 化学分析用試薬―第2部:仕様−第1シリーズ

(Ⅲ) 国際規格の規定

内容

項目

番号

内容

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

表示箇所:本体

表示方法:点線の下線又は側線

項目ごとの

評価

MOD/変更

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

技術的差異の内容

試薬として用いる酢

酸アンモニウムにつ

いて規定。

化学分析用試薬40

品目の仕様につい

て規定。

JIS K 8001による。

MOD/変更

MOD/追加

項目を追加。

JIS K 8001を引用。

編集上の差異であり,技術的な差異は

ない。

4. 種類

MOD/追加

種類の項目を追加。

JISは種類として“特級”だけなので,

ISO規格と技術的な差異はない。

5. 性質

MOD/追加

酢酸アンモニウムの

性質の項を追加。

一般的な説明事項であり,技術的な差

異はない。

2. 引用規格

3. 一般事項

JISは1品目1規格。 試薬の規格使用者が各規格を多く引用

しやすくするために1品目1規格とし

ている。

なお,対応国際規格は20年以上見直し

がされていないため市場の実態に合わ

ない。国際規格の改正提案を検討する。

ISO規格を1件削除 該当する対比項目を参照。

し,JISを追加・引用,

基本的には同等内容。

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K 8359:2006

項目

番号

6. 品質

(Ⅲ) 国際規格の規定

内容

項目

番号

7.試験方法

7.1 試験条件

及び試験結果

7.2純度

滴定法

7.3水溶状

7.4強熱残分

(硫酸塩)

内容

硫酸塩として強熱す

る方法。

試験溶液の調製

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

表示箇所:本体

表示方法:点線の下線又は側線

項目ごとの

評価

MOD/変更

MOD/変更

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

技術的差異の内容

1) 品質に差異のある

項目:純度,硫酸

塩,銅,鉛及び鉄。

2) 追加した項目:水

溶状,りん酸塩,

ナトリウム,カリ

ウム,マグネシウ

ム及びカルシウ

ム。

JISは,試験方法の該

当項目ごとに規定。

MOD/追加

ISO規格は,長期間内容の見直しが行

われず国際市場でISO規格品が用いら

れることはほとんどない。また,技術

的差異も軽微(1)(2)(3)である。

編集上の差異であり,技術的な差異は

軽微。

一般的な試験条件及び試験結果に関す

る事項であり,技術的な差異はない。

滴定法

MOD/変更

試料量,試薬溶液濃度

などを変更。

MOD/追加

項目を追加。

硫酸塩として強熱

する方法。

MOD/変更

1) 強熱温度,強熱時

間などを変更。

2) JIS K 0067の4.4.4

を引用。

JISは,定期的に見直しを行っている

が,ISO規格は,長年見直しが行われ

ていないことから実績のある従来の

JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

JISとして必要。

ISO規格の見直し時に,提案の検討を

行う予定。

JISは,定期的に見直しを行っている

が,ISO規格は,長年見直しが行われ

ていないことから実績のある従来の

JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

(Ⅱ) 国際

規格番号

(Ⅰ) JISの規定

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K 8359:2006

(Ⅰ) JISの規定

(Ⅱ) 国際

規格番号

内容

(Ⅲ) 国際規格の規定

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

表示箇所:本体

表示方法:点線の下線又は側線

項目

番号

項目ごとの

評価

MOD/変更

技術的差異の内容

1) ISO規格は溶液濃

度を質量分率%で

規定,JISは溶液

濃度をg/l で規

定。

2) JIS K 8001の5.5

を引用。

JISは操作性からg/lを使用。ISO規格

の見直し時に,改正提案の検討を行う

予定。

溶液濃度はg/lで規

定。

7.6塩化物(Cl)

比濁法

比濁法

MOD/変更

1) 試料の量,試薬の

量を一部変更。

2) JIS K 8001の5.7

を引用。

JISは,定期的に見直しを行っている

が,ISO規格は,長年見直しが行われ

ていないことから実績のある従来の

JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

硝酸塩

ブルシン法

ブルシン法

MOD/変更

試薬の調製方法を一

部変更。

JISは,定期的に見直しを行っている

が,ISO規格は,長年見直しが行われ

ていないことから実績のある従来の

JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

MOD/追加

項目を追加。

1) JISは種晶添加比

濁法を比濁法に変

更。

2) JIS K 8001の5.15

を引用。

項目を追加。

JISとして必要。

ISO規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

JISは,定期的に見直しを行っている

が,ISO規格は,長年見直しが行われ

ていないことから実績のある従来の

JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

JISとして必要。

ISO規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

溶液濃度は質量分

率%で規定。

硫酸塩

比濁法

種晶添加比濁法

MOD/変更

7.10ナトリウ

原子吸光法(直接噴

霧法)

MOD/追加

項目

番号

7.8りん酸塩

内容

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

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K 8359:2006

(Ⅲ) 国際規格の規定

内容

項目

番号

内容

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

表示箇所:本体

表示方法:点線の下線又は側線

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

項目ごとの

評価

MOD/追加

技術的差異の内容

項目を追加。

JISとして必要。

ISO規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

原子吸光法(直接噴

霧法)

7.12銅(Cu)

原子吸光法(抽出液

噴霧法)

原子吸光法(直接

噴霧法)

MOD/変更

1) 試料の量,操作法

を一部変更。

2) JIS K 8001の5.31

を引用。

JISは,定期的に見直しを行っている

が,ISO規格は,長年見直しが行われ

ていないことから実績のある従来の

JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.13マグネシ

ウム(Mg)

原子吸光法(直接噴

霧法)

MOD/追加

項目を追加。

7.14カルシウ

ム(Ca)

原子吸光法(直接噴

霧法)

MOD/追加

項目を追加。

7.15鉛(Pb)

原子吸光法(抽出液

噴霧法)

原子吸光法(直接

噴霧法)

MOD/変更

1) 試料の量,操作法

を一部変更。

2) JIS K 8001の5.31

を引用。

JISとして必要。

ISO規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

用途として必要。

ISO規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

JISは,定期的に見直しを行っている

が,ISO規格は,長年見直しが行われ

ていないことから実績のある従来の

JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.16鉄(Fe)

原子吸光法(抽出液

噴霧法)

1,10-フェナントロ

リン法

MOD/変更

8.容器

MOD/追加

1) ISO規格は1,10-

フェナントロリン

法,JISは原子吸

光法(抽出液噴霧

法)に変更。

2) JIS K 8001の5.31

を引用。

項目を追加。

9.表示

MOD/追加

項目を追加。

国際的に広く普及している原子吸光法

に変更。

ISO規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

規格適合性を評価する関係で必要な項

目を追加。

項目

番号

7.11カリウム

(Ⅱ) 国際

規格番号

(Ⅰ) JISの規定

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K 8359:2006

注(1) 理由:軽微な技術的差異。6.品質の(Ⅳ)欄の1)〜2)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能性はほと

んどない。ISO規格,JISとも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO規格とJISとの質量分率ppm〜質

量分率pptレベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。

なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。 (Ⅳ)の1)〜2)の品質項目及び品質水

準が不満足な場合は,通常,JIS試薬,ISO規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を使用するこ

とになる。

(2) ISO試薬規格の状況:ISO規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約20年経過)。このため,ISO規格の内容が現在の市場の要求にこたえ

ているかどうかの検討が行われていない(JISとの差)。また,ISO規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての

存在意義が乏しい。

(3) 今後の対策:(1)及び(2)の理由から,当面,対策を考慮しない。

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

― MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

― MOD/変更……… 国際規格の規定内容を変更している。

2.

JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

― MOD…………… 国際規格を修正している。