2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
R 7202:2008
目
次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 測定項目························································································································· 1
5 テーパねじの角度及び有効径測定器具 ·················································································· 1
5.1 測定器具の種類 ············································································································· 1
5.2 測定器具の形状及び組合せ ······························································································ 2
5.3 測定器具の寸法,許容差及び締付けトルク ·········································································· 3
6 数値の丸め方 ··················································································································· 8
7 テーパねじの角度及び有効径測定方法 ·················································································· 8
7.1 テーパねじの角度測定方法 ······························································································ 8
7.2 テーパねじの有効径測定方法 ·························································································· 10
8 テーパねじゲージの校正 ··································································································· 12
9 報告······························································································································ 12
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
R 7202:2008
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,炭素協会(JCA)及び
財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS R 7202:1997は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
R 7202:2008
人造黒鉛丸形電極のテーパねじの角度及び有効径
測定方法
Testing methods for taper screw thread angle and pitch diameter of
cylindrical machined graphite electrodes
序文
この規格は,1952年に制定され,その後6回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1997年に
行われたが,今回は2002年に発行されたJIS R 7201と整合性を図るために改正した。具体的にはテーパ
ねじサイズを追加し,ストレートねじを削除した。
なお,対応国際規格は,現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,主として電気製鋼に使用する人造黒鉛丸形電極のテーパねじの角度及び有効径測定方法に
ついて規定する。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0262 テーパねじゲージの検査方法
JIS B 4652 手動式トルクツールの要求事項及び試験方法
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS R 7201 人造黒鉛丸形電極の寸法
JIS Z 8401 数値の丸め方
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS R 7201による。
4
測定項目
この規格で規定する測定項目は,テーパねじの角度及び有効径とする。
5
テーパねじの角度及び有効径測定器具
5.1
測定器具の種類
テーパねじの角度及び有効径の測定には,テーパねじプラグゲージ及びテーパねじリングゲージを用い
る。その種類は,表1による。
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2
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表1−測定器具の種類
測定項目
ソケット
ニップル
5.2
テーパねじの角度
有効径
テーパねじの角度
有効径
テーパねじゲージ
器具
プラグゲージ
・JIS B 7503に規定するダイヤルゲージ
・JIS B 4652に規定する手動式トルクレンチ
・セットブロックゲージ
リングゲージ
測定器具の形状及び組合せ
a) プラグゲージの形状は,図1による。
b) プラグゲージ(PA,PB)の組合せは,図2による。
c) リングゲージの形状は,図3による。
d) リングゲージ(RA,RB,RC)の組合せは,図4による。
e) セットブロックゲージの形状は,図5による。
注記 図中の記号は,表2-1及び表2-2の
記号と対応する。
図1−プラグゲージの形状
注記 図中の記号は,表2-1,表2-2,表4-1及び表4-2の記号
と対応する。
図2−プラグゲージの組合せ
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3
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注記 図中の記号は,表3-1及び表3-2の記号
と対応する。
図3−リングゲージの形状
注記 図中の記号は,表3-1,表3-2,表4-1及び表4-2
の記号と対応する。
図4−リングゲージの組合せ
注記 図中の記号は,表4-1及び表4-2の記号と対
応する。
図5−セットブロックゲージの形状
5.3
測定器具の寸法,許容差及び締付けトルク
5.3.1
プラグゲージの寸法及び許容差は,表2-1及び表2-2による。
5.3.2
リングゲージの寸法及び許容差は,表3-1及び表3-2による。
5.3.3
ゲージ間隔(セットブロックゲージ)の基準寸法及び許容差は,表4-1及び表4-2による。この規
格に規定するテーパねじゲージの精度の測定方法は,JIS B 0262による。
5.3.4
締付けトルクは,表4-1及び表4-2による。
4
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ゲージ
の
種類
大端面の外径
寸法
許容差
大端面の有効径
寸法
許容差
ねじ山の角度
(半角)
ねじのピッチ
テーパの1/2
ゲージ厚さ
角度
寸法
許容差
角度
許容差
寸法
許容差
注記 K1,K2,B1及びB2は,図1及び図2の記号に対応する。
注a) 単一ピッチの許容差
b) 累積ピッチの許容差
許容差
単位 mm
ねじ軸心に
両端面の
対する大端
平行度
面の振れ (最大)
(最大)
33.0又は
ねじ部
の
呼び名
表2-1−プラグゲージの寸法及び許容差(4TPI)
5
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表2-2−プラグゲージの寸法及び許容差(3TPI)
単位 mm
ねじ部
の
呼び名
ゲージ
の
種類
大端面の外径
寸法
許容差
大端面の有効径
寸法
許容差
ねじ山の角度
(半角)
ねじのピッチ
テーパの1/2
ゲージ厚さ
角度
許容差
寸法
許容差
角度
許容差
寸法
許容差
ねじ軸心に
両端面の
対する大端 平行度
面の振れ (最大)
(最大)
注記
K1,K2,B1及びB2は,図1及び図2の記号に対応する。
注a) 単一ピッチの許容差
b) 累積ピッチの許容差
6
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ゲージ
の
種類
大端面の有効径
寸法
許容差
大端面の内径
寸法
許容差
ねじ山の角度
(半角)
ねじのピッチ
テーパの1/2
ゲージ厚さ
角度
寸法
許容差
角度
許容差
寸法
許容差
注記 B3,B4,B5及びB6は,図3及び図4の記号に対応する。
注a) 単一ピッチの許容差
b) 累積ピッチの許容差
許容差
単位 mm
ねじ軸心に
両端面の
対する大端
平行度
面の振れ (最大)
(最大)
33.0又は
ねじ部
の
呼び名
表3-1−リングゲージの寸法及び許容差(4TPI)
7
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表3-2−リングゲージの寸法及び許容差(3TPI)
単位 mm
ねじ部
の
呼び名
ゲージ
の
種類
大端面の有効径
寸法
許容差
大端面の内径
寸法
許容差
ねじ山の角度
(半角)
ねじのピッチ
テーパの1/2
ゲージ厚さ
角度
許容差
寸法
許容差
角度
許容差
寸法
許容差
ねじ軸心に
両端面の
対する大端 平行度
面の振れ (最大)
(最大)
注記 B3,B4,B5及びB6は,図3及び図4の記号に対応する。
注a) 単一ピッチの許容差
b) 累積ピッチの許容差
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表4-1−ゲージ間隔(セットブロックゲージ)の基準寸法,許容差及び締付けトルク(4TPI)
テーパ測定用
ゲージ間隔の基準寸法
有効径測定用
ゲージ間隔の基準寸法
PA-PB用
RA-RB用
PB-ポール
端面用
RA-RC用
ねじ部
の
呼び名
単位 mm
締付けトルクa)
許容差
53.00又は
注記 T1,T2,C1及びC2は,図2,図4及び図5の記号に対応する。
注a) リングゲージの締付けトルクは,図10及び式(3)によって求める。
表4-2−ゲージ間隔(セットブロックゲージ)の基準寸法,許容差及び締付けトルク(3TPI)
ねじ部
の
呼び名
テーパ測定用
ゲージ間隔の基準寸法
有効径測定用
ゲージ間隔の基準寸法
PA-PB用
RA-RB用
PB-ポール
端面用
RA-RC用
許容差
注記 T1,T2,C1及びC2は,図2,図4及び図5の記号に対応する。
注a) リングゲージの締付けトルクは,図10及び式(3)によって求める。
6
数値の丸め方
測定値及び計算値の数値の丸め方は,JIS Z 8401による。
7
テーパねじの角度及び有効径測定方法
7.1
テーパねじの角度測定方法
7.1.1
ソケット測定方法
単位 mm
締付けトルクa)
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a) 測定方法 ダイヤルゲージでセットブロックゲージの値T1を測定する。次に,図6のようにプラグゲ
ージPA及びPBを所定の締付けトルクではめ合わせ,その間隔T1′を測定し,T1との差∆T1を計算す
る。ただし,セットブロックゲージのT1測定時にダイヤルゲージの目盛を0点に合わせることによっ
て,T1′測定のとき∆T1が直接測定できるようにしてもよい。
b) 計算 求めるテーパねじの角度α′は,式 (1) によって計算し,分の単位に丸める(図7参照)。
α
′
=
2
tan
−
1
tan
α
T
1
−
2 T
1
ΔT
1
·························································· (1)
α′: 求めるテーパねじの角度(°)
α : テーパ1/3に相当する角度(18°55′29″)
ここに,
T1 : 表4-1及び表4-2に示すゲージ間隔の基準寸法(mm)
∆T1 : T1とT1′との差1)(mm)
注1) ∆T1の符号は,角度α′がテーパ1/3に相当す
る角度α(18°55′29″)より大きい場合を
正とし,小さい場合を負とする。
図6−ソケットテーパ測定ゲージの組合せ
7.1.2
図7−ソケットのテーパ
ニップル測定方法
a) 測定方法 ダイヤルゲージでセットブロックゲージの値T2を測定する。次に,図8のようにリングゲ
ージRA及びRBを所定の締付けトルクではめ合わせ,その間隔T2′を測定し,T2との差∆T2を計算す
る。ただし,セットブロックゲージのT2測定時にダイヤルゲージの目盛を0点に合わせることによっ
て,T2′測定のとき∆T2が直接測定できるようにしてもよい。
b) 計算 求めるテーパねじの角度α′は,式 (2) によって計算し,分の単位に丸める(図9参照)。
α
′
=
2
tan
−
1
tan
ここに,
α
T
2
·························································· (2)
2 T
2
−
ΔT
2
α′: 求めるテーパねじの角度(°)
α : テーパ1/3に相当する角度(18°55′29″)
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T2 : 表4-1及び表4-2に示すゲージ間隔の基準寸法(mm)
∆T2 : T2とT2′との差2)(mm)
注2) ∆T2の符号は,角度α′がテーパ1/3に相当す
る角度α(18°55′29″)より大きい場合を
正とし,小さい場合を負とする。
図8−ニップルテーパ測定ゲージの組合せ
図9−ニップルのテーパ
リングゲージの締付けトルクは,図10及び式 (3) によって計算する。
図10−リングゲージの締付けトルク
Q
=
W
×
(
+
)
A B ········································································· (3)
B
ここに,
7.2
7.2.1
Q: 締付けトルク(kN・cm)
W: トルクレンチの読み(kN・cm)
A: リングゲージ中心とトルクレンチ接続点との距離(cm)
B: トルクレンチ接続点と荷重点との距離(cm)
テーパねじの有効径測定方法
ソケット測定方法
a) 測定方法 ダイヤルゲージでセットブロックゲージの値C1を測定する。次に,図11のようにプラグ
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R 7202:2008
ゲージPB(ポール端面用)を所定の締付けトルクではめ合わせ,その間隔C1′を測定し,C1との差
∆C1を計算する。ただし,セットブロックゲージのC1測定時にダイヤルゲージの目盛を0点に合わせ
ることによって,C1′測定のとき∆C1が直接測定できるようにしてもよい。
b) 計算 求めるテーパねじの有効径B′は,式 (4) によって計算し,小数点以下2けたに丸める(図12
参照)。
ΔC
1
B
′
=
B
+
············································································ (4)
3
ここに,
B′: 求めるテーパねじの有効径(mm)
B : テーパねじの有効径基準寸法(mm)
C1 : 表4-1及び表4-2に示すゲージ間隔の基準寸法(mm)
∆C1 : C1とC1′との差3)(mm)
注3) ∆C1の測定値の符号は,有効径B′が基準寸法
Bより大きい場合を正とし,小さい場合を負
とする。
図11−ソケット有効径測定ゲージの組合せ
7.2.2
図12−ソケットの有効径
ニップル測定方法
a) 測定方法 ダイヤルゲージでセットブロックゲージの値C2を測定する。次に,図13のようにリング
ゲージRA及びRCを所定の締付けトルクではめ合わせ,その間隔C2′を測定し,C2との差∆C2を計算
する。ただし,セットブロックゲージのC2測定時にダイヤルゲージの目盛を0点に合わせることによ
って,C2′測定のとき∆C2が直接測定できるようにしてもよい。
b) 計算 求めるテーパねじの有効径B′は,式 (5) によって計算し,小数点以下2けたに丸める(図14
参照)。
ΔC
2
B
′
=
B
+
············································································ (5)
6
ここに,
B′: 求めるテーパねじの有効径(mm)
B : テーパねじの有効径基準寸法(mm)
C2 : 表4-1及び表4-2に示すゲージ間隔の基準寸法(mm)
∆C2 : C2とC2′との差4)(mm)
注4) ∆C2の符号は,有効径B′が基準寸法Bより大
きい場合を正とし,小さい場合を負とする。
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12
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図13−ニップル有効径測定ゲージの組合せ
図14−ニップルの有効径
リングゲージの締付けトルクは,図10及び式 (3) によって計算する。
8
テーパねじゲージの校正
テーパねじゲージの校正は,テーパねじマスタゲージを用いることができる。テーパねじマスタゲージ
の形状,寸法及び許容差を,表5-1〜表5-3に示す。テーパねじゲージの校正値は,テーパねじマスタゲー
ジの製作誤差を補正した値で示す。
9
報告
報告には,必要に応じて次の項目を含める。
a) 規格番号(JIS R 7202)
b) 測定日
c) ソケットの製品番号
d) ソケットのテーパネジの角度
e) ソケットのテーパネジの有効径
f)
ニップルの製品番号
g) ニップルのテーパネジの角度
h) ニップルのテーパネジの有効径
i)
その他特記事項
13
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表5-1−テーパねじマスタゲージの形状,寸法及び許容差(4TPI)
単位 mm
ねじ部の
呼び名
基本径面の外径
基本径面の有効径
ねじ山の角度
(半角)
寸法
寸法
角度
許容差
許容差
許容差
ねじのピッチ
寸法
単一ピッチ
の許容差
テーパの1/2
累積ピッチ
の許容差
角度
許容差
基本径面と
測定基準面
との距離
注a) 10T及び12T,14T及び16Tはそれぞれ共用テーパねじマスタゲージである。
14
R 7202:2008
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ねじ部の
呼び名
ゲージ
の種類
基本径面の
外径
寸法
許容差
基本径面の
有効径
寸法
許容差
ねじ山の
角度(半角)
角度
許容差
寸法
ねじのピッチ
テーパの1/2
単一ピッチ
の許容差
角度
累積ピッチ
の許容差
許容差
基本径面
と大端面
との距離
単位 mm
表5-2−テーパねじマスタゲージ(分割形)の形状,寸法及び許容差(4TPI)
15
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表5-3−テーパねじマスタゲージの形状,寸法及び許容差(3TPI)
単位 mm
ねじ部の
呼び名
基本径面の外径
寸法
許容差
基本径面の
有効径
寸法
許容差
ねじのピッチ
ねじ山の角度
(半角)
角度
許容差
寸法
単一ピッチ
の許容差
テーパの1/2
累積ピッチ
の許容差
角度
許容差
基本径面と
測定基準面
との距離