2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
T 7330 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本医用光学機器工業会 (JMOIA) から,工
業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申し出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚
生大臣が制定した日本工業規格である。
今回の制定は,日本工業規格を国際規格に整合させるため,ISO 13666 : Ophthalmic optics−Spectacle
lenses−Vocabularyを基礎として用いた。
JIS T 7330には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 分光重み関数及び分光分布
附属書B(参考) JISと対応する国際規格との対比表
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
T 7330 : 2000
眼鏡レンズの用語
Ophthalmic optics−Spectacle lenses−Vocabulary
序文 この規格は,1998年に第1版として発行されたISO 13666, Ophthalmic optics−Spectacle lenses−
Vocabularyを翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,セミフィニッシュト眼鏡レンズブランク(以下,レンズブランクという。),
フィニッシュト眼鏡レンズ(以下,レンズという。)及びフィッティングに関連した眼光学の基礎的な用語
(以下,用語という。)及びその定義について規定する。ただし,製造及び表面処理(15.に収録した特殊
なコートを除く。)の工程に関する用語,材料に関する用語,材料及び光学的加工処理後の欠陥に関する用
語は,ISO 9802で規定する。
なお,用語の分類は,次による。
4. 基礎光学
5. レンズ及びフィッティング
6. レンズの材料
7. レンズの面
8. レンズ
8.1 機能
8.2 レンズ面形状
8.3 レンズ品種
8.4 製造状態
9. 焦点特性
10. プリズム特性
11. 球面屈折力レンズ
12. 乱視屈折力レンズ
13. レンチキュラーレンズ
14. 多焦点レンズ及び累進屈折力レンズ
15. 透過,反射及びコート
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 13666 : 1998, Ophthalmic optics−Spectacle lenses−Vocabulary (MOD)
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T 7330 : 2000
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7090 光学及び光学機器−基準波長
備考 ISO 7944 Optics and optical instruments−Reference wavelengthsが,この規格と対応している。
JIS B 7281 : 1990 眼鏡枠の寸法測定
備考 ISO/DIS 8624 Optics and optical instruments−Ophthalmic optics−Measuring system for
spectacle framesが,この規格と対応している。
ISO 8429 Optics and optical instruments−Ophthalmology−Graduated dial scale.
ISO 8980-3 Ophthalmic optics−Uncut finished spectacle lenses−Part 3 : Transmittance specifications and
test methods.
ISO 9802 Raw optical glass−Vocabulary.
ISO/CIE 10526 CIE standard colorimetric illuminants.
ISO/CIE 10527 CIE standard colorimetric observers.
IEC 60050 (845) International Electro-technical Vocabulary−Chapter 845 : Lighting.
3. 一般的事項 用語及びその定義の一般的事項は,次による。
a) レンズ又は面の屈折力の単位は,メートルの逆数 (m-1) で,ディオプトリ (D) で表す(9.1参照)。
b) プリズム屈折力の単位は (cm/m) で,プリズムディオプトリ (△) で表す(10.11参照)。
c) 光学及びレンズの定義を簡潔で理解しやすくするため,特別な断りがある場合を除き,レンズ及びプ
リズムの収差を無視する。
d) 用語及びその定義は,項目別に分類して掲載する。参考として,英・仏・独の対応外国語及び慣用語
を示し,日・英の索引を付ける。
なお,用語の読み方を,用語の下の ( ) 内に示す。略号が使用される用語には,用語と読み方の
間にその略号を示す。
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T 7330 : 2000
4. 基礎光学
番号
用語
(読み方)
光放射
(ひかりほうしゃ)
可視放射
(かしほうしゃ)
紫外放射
(しがいほうしゃ)
定義
参考
対応外国語
X線 (λ≒1nm) へ移行する波長領域と電波 (λ≒
(英) optical radiation
慣用語
光線
1mm) の波長へ移行する波長領域との間の電磁 (仏) rayonnement
放射[IEC 60050 (845) 参照]。
(独) optische Strahlung
視覚に直接作用する光放射。
(英) visible radiation,
可視光線,
備考1. 可視放射のスペクトル領域には正確な境
光線
界はない。これらは網膜に達する放射強
(仏) rayonnement
度と観察者の感覚によるからである。
一般的には,下方境界は360〜400nm (独) sichtbare Strahlung
の間にあり,上方の境界は760〜830nm
の間にある。
[IEC 60050 (845)参照]。
2. この規格及び眼光学に適用する場合は,
380nmと780nmとを境界とする。
可視放射より波長が短い光放射。
(英) ultraviolet radiation 紫外線
備考1. 100〜400nmの範囲の紫外放射は,次の (仏) rayonnement
領域に分けられる。
UV-A 315〜400nm(備考2.参照)
(独) ultraviolette
[IEC 60050 (845)参照]
2. この規格及び眼光学に適用する場合に
は,UV-Aの上限は380nmとする。
3. 200nm以下の放射は大気が吸収するた
め,UV-Cとして有効なスペクトル範囲
は,200〜280nmである。
可視放射より波長が長い光放射。
赤外線
赤外放射
(英) infrared radiation
(せきがいほうしゃ)
備考1. 780nm〜1mmの赤外放射は,次の領域に
(仏) rayonnemen
分けられる。
(独) infrarote Strahlung
[IEC 60050 (845)参照]
2. 赤外放射は,海面上において約2 000nm
まで広がる。
3. 赤外吸収物質の設計時には,光源から放
射されたレンズに到達する赤外放射範囲
を考慮する。
真空中の電磁波の速度に対する,媒質中における
(英) refractive index,
屈折率
波長λの単色放射波の位相速度の比[IEC 60050
(845) 参照]。
(くっせつりつ)
(仏) indice de rèfraction,
備考1. 工業的には,真空に対する屈折率の代わ
りに空気に対する屈折率が用いられる。
(独) Brechzahl,
2. レンズを含め,光学ガラス,すべての光
学系及び光学機器で使用する波長は,JIS
B 7090で定義する。
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T 7330 : 2000
用語
(読み方)
番号
分散
(ぶんさん)
アッベ数
又は
(あっべすう)
定義
参考
対応外国語
ある媒質中における単色放射の伝搬速度が,その
(英) dispersion
放射の周波数の関数として変化する現象[IEC (仏) dispersion
60050 (845) 参照]。
(独) Dispersion
ある光学材料の色収差に対する補正を見積もる
(英) Abbe number,
ための数学的表現。
次の式によって算出する。
(仏) nombre dʼAbbe,
ここに,ne:緑色の水銀e線(波長:
546.07nm)の屈折率。
nF':青色のカドミウムF'線(波長:
479.99nm)の屈折率。
nC':赤色のカドミウムC'線(波
長:643.85nm)の屈折率。
又は,
(独) Abbesche Zahl,
ここに,nd:黄色のヘリウムd線(波長:
587.56nm)の屈折率。
nF:青色の水素F線(波長:
486.13nm)の屈折率。
nC:赤色の水素C線(波長:
656.27nm)の屈折率。
(ISO 9802参照)
備考 これらの基準波長は,JIS B 7090で規定す
る。
光軸
(こうじく)
レンズの両光学面に垂直な直線。これに沿った光
(英) optical axis
は屈折せずに通過する。
(仏) axe optique
備考 非球面は,回転軸である単一の対称軸をも (独) optische Achse
つ。相対する面の曲率中心がこの軸上にな
ければ,真の光軸は存在しない。
頂点
レンズの光軸とレンズ面との交点。
(英) vertex
(ちょうてん)
(仏) sommet
(独) Scheitelpunkt
屈折力
レンズ又は光学面が,屈折によって入射波面の曲
(英) power
(くっせつりょく)
率又はその方向を変化させる能力。
(仏) puissance
(独) Wirkung
焦点
光軸上の無限遠物点と共役な像点。
(英) focal point
(しょうてん)
(仏) foyer
(独) Brennpunkt
生化学放射線作用の
生体組織に対する光化学放射線作用の現れ又は
(英) bioactinic
(仏) bioactinique
(せいかがくほうしゃ
それに関すること。
せんさようの)
(独) bioaktinisch
生化学放射線作用
生体組織に化学変化を及ぼす光放射の性質。
(せいかがくほうしゃ
せんさよう)
(英) bioactinism
(仏) bioactinisme
(独) Bioaktinität
慣用語
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5. レンズ及びフィッティング
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
ボクシングシステム
レンズ又はレンズブランクに外接する,水平及
(英) boxing system,
び垂直接線から成る長方形を基準とした測定及
び定義のシステム。
(仏) système《boxing》,
備考 JIS B 7281参照。
(独) Kastensystem
水平中心線(ボクシン ボクシングシステムの二つの水平接線から等距
(英) horizontal
グシステムの)
離にある線。
(仏)
(すいへいちゅうしん
せん)
(独) horizontale
垂直中心線(ボクシン ボクシングシステムの二つの垂直接線から等距
(英) vertical centreline
グシステムの)
離にある線。
(仏) ligne médiane
(すいちょくちゅうし
んせん)
(独) vertikale Mittellinie
ボクシング中心
水平中心線と垂直中心線との交点。
(英) boxed centre
(ぼくしんぐちゅうし
備考 この用語は,眼鏡枠及び玉形加工済レン (仏) centre《boxing》
ん)
ズに適用する。
(独) Mittelpunkt nach
幾何学中心
(きかがくちゅうし
ん)
レンズブランク又はアンカットレンズの形状に
(英) geometrical centre
対する水平中心線と垂直中心線との交点。
(仏) centre géométrique
(独) geometrischer
ISO 8429に定義する乱視軸及びプリズム基底方 (英) horizontal axis
向を特定するための,レンズ上の基準点を通る
(仏) axe horizontal
0-180度方向の軸。
(独) Glashorizontale
(英) meridians
(仏) Méridiens
(独) Meridianebene
水平軸
(すいへいじく)
経線
(けいせん)
面の経線
(めんのけいせん)
レンズの経線
レンズの光軸を含む任意の平面。
(れんずのけいせん)
前面
(ぜんめん)
面の曲率中心を含む任意の平面(7.4参照)。
装用眼から遠い方のレンズの表面。
(英) meridian of a
(仏) méridien dʼune
(独) Meridianebene
(英) meridian of a lens
(仏) méridien dʼun
(独) Meridianebene
(英) front surface
(仏) surface avant
(独) Vorderfläche
慣用語
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
後面
(こうめん)
定義
参考
対応外国語
装用眼に近い方のレンズの表面。
(英) back surface
(仏) surface arrière
(独) Rückfläche
光学中心
(英)
実用的な目的においては,レンズの光軸とレン
(仏) centre optique
(こうがくちゅうし
ズ前面との交点。
ん)
(独) optischer
ビジュアルポイント
視軸とレンズ後面との交点。
(英) visual point
(仏) point visuel
(独) Durchblickpunkt
設計基準点
設計仕様が適用された,レンズブランクの仕上
(英) design reference
(せっけいきじゅんて げ面又はフィニッシュトレンズの前面上の点。
ん)
それらは製造業者によって規定される。
(仏) point de référence
備考 例えば,遠用部設計基準点及び近用部設
計基準点。
(独) Konstruktions-
遠用部設計基準点
遠用部の設計仕様が適用された,フィニッシュ
(英) distance design
(えんようぶせっけい トレンズの前面又はレンズブランクの仕上げ面
きじゅんてん)
上の点。それらは製造業者によって規定される。 (仏) point de référence
(独) Fern−
近用部設計基準点
(英)
近用部の設計仕様が適用された,フィニッシュ
(きんようぶせっけい トレンズの前面又はレンズブランクの仕上げ面
きじゅんてん)
上の点。それらは製造業者によって規定される。 (仏) point de référence
(独) Nah−Konstruktions
遠用部測定基準点
遠用部の屈折度数が適用された,レンズの前面
(英) distance reference
(えんようぶそくてい
上の点。
きじゅんてん)
備考 この点は,場合によっては,遠用部設計
基準点と区別するために,供給者によっ
て明示される。
(仏) point de référence
(独) Fern−Bezugspunkt,
慣用語
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
定義
レンズブランク又はレ レンズブランク又はレンズの寸法は,次のよう
ンズの寸法
に分類される。
公称寸法
製造業者によって表示された寸法。
(英) nominal size,
(仏) dimension
(こうしょうすんぽ
う)
(独) Nenngröße
実寸法
(じつすんぽう)
使用可能寸法
光学的に使用可能な領域の寸法。
(しようかのうすんぽ
う)
慣用語
遠用ビジュアルポイン 一定条件下で遠方視のために使われるレンズ上
(英) distance visual point,
ト,
に想定されるビジュアルポイント。
備考 通常,頭をまっすぐにして眼が第一眼位 (仏) point visuel de loin
(えんようびじゅある
にある状態での,視軸とレンズとの交点
(独) Fern−
ぽいんと)
が想定される。
(英)
近用ビジュアルポイン 一定条件下で近方視のために使われる,レンズ
ト,
上に想定されるビジュアルポイント。
(仏) point visuel de près
(独) Nah−
(きんようびじゅある
ぽいんと)
装用時前傾角
レンズの光軸と第一眼位にある眼の視軸(通常
(英) pantoscopic angle
(仏) angle pantoscopique
(そうようじぜんけい
水平方向にある)との垂直面内の角度。
かく)
(独) Vorneigungswinkel,
参考
対応外国語
ブランク又はレンズの実寸法。
(英) effective size,
(仏) dimension effective,
(独) effektive Größe,
(英) usable size,
有効径
(仏) dimension
(独) nutzbare Größe,
心取り点,
処方プリズム又はレンズ厚を減ずるプリズムが
(英) centration point,
ない状態,又はそれらのプリズムを相殺した状
(しんとりてん)
態での,光学中心,設計基準点又はフィッティ
(仏) point de centrage,
ングポイントが置かれるべき眼鏡平面上の点。
(独) Zentrierpunkt,
光学中心間距離,
処方プリズムを相殺した状態の,枠入れされた
(英) optical centre
一対のレンズの水平方向の光学中心間距離。
(こうがくちゅうしん
備考 累進屈折力レンズではフィッティングポ
かんきょり)
イント間の距離。
(仏) distance des centres
(独) Mittenabstand
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番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
心取り点間距離,
一対のレンズの心取り点間に要求される水平距
(英) centration distance,
離。
(しんとりてんかんき
備考1. 鼻りょう(梁)の中心又は眼鏡枠ブリ (仏) distance de centrage
ょり)
ッジの仮想中心線からはかった,単眼
(独) Zentrierpunktabstand
の値として規定されることがある。
2. どう(瞳)孔間距離だけが表示されて
いる場合は,これを心取り点間距離と
みなす。
寄せ(心取り点の)
玉形加工済レンズ形状のボクシング中心からの
(英) decentration
(仏) décentrement
[よせ(しんとりてん
心取り点の偏位。
の)]
(独) Dezentration
フィッティングポイン 眼前にレンズを位置付けるための基準点として
(英) fitting point
ト
製造業者によって指定された,レンズ又はセミ
(仏) point de montage
フィニッシュトレンズブランクの前面上の点。 (独) Anpaßpunkt
フィッティングポイン (玉形加工済)レンズ形状のボクシング中心か
(英) fitting point position
ト位置
らフィッティングポイントまでの,垂直及び水
(仏) position du point
(ふぃってぃんぐぽい
平の距離及び方向(図1参照)。
んといち)
(独) Anpaßpunktlage
慣用語
フィッティングポイン レンズ最下端点での水平接線からフィッティン
(英) fitting point height
ト高さ
グポイントまでの垂直距離(図1参照)。
(仏) hauteur du point de
(ふぃってぃんぐぽい
備考 レンズがやげん状の場合は,周縁部とし
んとたかさ)
てやげんの頂点をとる。
(独) Anpaßpunkthöhe
図1 フィッティングポイントに関する用
語
頂点間距離
角膜頂点とレンズ後面との距離。眼鏡枠のフロ
(英) vertex distance
(ちょうてんかんきょ
ント部の平面に垂直な視軸に沿ってはかる。 (仏) distance verre-oeil
り)
(独) Hornhaut−
装用距離
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番号
用語
(読み方)
作業距離
(さぎょうきょり)
定義
参考
対応外国語
指定された点又は平面から,物体平面までの距
(英) working distance
離。
(仏) distance de travail
備考 通常眼鏡平面が指定の平面として用いら (独) Arbeitsabstand
れる。
どう(瞳)孔間距離,
遠方に位置する物体をまっすぐ注視した状態で
(英) interpupillary
の,どう(瞳)孔中心間距離。
(どうこうかんきょ
り)
(仏) distance
(独) Pupillenabstand,
単眼どう(瞳)孔距離
眼が第一眼にある状態で,鼻りょう(梁)又は
(英) monocular
(たんがんどうこうき 眼鏡枠ブリッジの中央線と,どう(瞳)孔中心
ょり)
との距離。
(仏) distance pupillaire
(独) monokularer
第一眼位
眼の高さにあるまっすぐ前方の物体を注視して
(英) primary position
(だいいちがんい)
いるときの,頭部に対する眼の相対位置。
(仏) position primaire
(独) Primärstellung
視軸
眼の中心か(窩)の中心と射出ひとみの中心と
(英) visual axis
(しじく)
を結び,入射ひとみの中心から物体空間へ向か
(仏) axe visuel
う線。
(独) Fixierlinie
慣用語
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6. レンズの材料
番号
用語
(読み方)
光学材料
(こうがくざいりょ
う)
ガラス,無機ガラス
(むきがらす)
定義
光学部品を製造するのに適した透明材料。
参考
対応外国語
慣用語
(英) optical material
(仏) metériau optique
(独) optisches Material
無機物質を溶融成形した材料。
(英) glass,
備考 光学ガラスの種類の用語は,ISO 9802参
照。
(仏) verre,
(独) Glass,
硬質樹脂
(英) organic hard resin
(こうしつじゅし)
(仏) Résine
(独) Kunststoff,
熱硬化性硬質樹脂
重合によって,不溶解性及び不溶融性の状態に
(英) thermosetting hard
熱硬化性
樹脂
(ねつこうかせいこう された,有機ポリマーから成るプラスチック材
しつじゅし)
料。通常は加熱によって変形しない。
(仏) résine polymérisée
(独) duroplastischer
熱可塑性硬質樹脂
加熱による軟化と冷却による硬化とを繰り返す
(英) thermoplastic hard
(ねつかそせいこうし ことが可能で,柔らかい状態では鋳造や射出成
つじゅし)
形によってレンズ又はレンズブランクに再加工
(仏) résine polymérisée
可能な,有機ポリマーから成るプラスチック材
料
(独) thermoplastischer
フォトクロミック材料
照射された光放射の強度と波長に依存して視感
(英) photochromic
調光材料
(ふぉとくろみっくざ
透過率の特性が可逆的に変化する材料。
いりょう)
備考1. この材料は主に300〜450nmの,太陽光 (仏) matériau
スペクトル範囲の波長に反応するよう
に設計されている。
(独) phototropes
2. 透過特性は周囲の温度に影響される。
フォトクロミック劣化
長時間の累積的な及び/又は繰り返し露光の結
(英) photochromic
調光性の
劣化
(ふぉとくろみっくれ 果による,フォトクロミック材料の視感透過率
っか)
特性の不可逆的変化。
(仏) fatigue des
(独) phototrope
熱可塑性
樹脂
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7. レンズの面
番号
用語
(読み方)
定義
対応外国語
球面
(きゅうめん)
球の内側又は外側表面の一部。
円柱面
(えんちゅうめん)
円柱の内側又は外側表面の一部。
参考
慣用語
(英) spherical surface
(仏) surface sphérique
(独) sphärische Fläche
(英) cylindrical surface
(仏) surface cylindrique
(独) zylindrische Fläche
非球面
頂点から周辺にかけ曲率が連続的に変化する回
(英) aspherical surface
(ひきゅうめん)
転面の一部。
(仏) surface asphérique
(独) asphärische Fläche
面の主経線
測定によって最大曲率又は最小曲率を示す面の
(英) principal meridians
(めんのしゅけいせ
経線。
ん)
(仏) méridiens
(独) Hauptschnitte einer
トロイダル面
円弧を,その円弧と同一面内にあり円弧の曲率
(英) toroidal surface
円環体の
(とろいだるめん)
面
中心を通らない軸の回りに回転させて得られる
(仏) surface toroïdale
面の一部。
(独) torische Fläche
備考 “トロイダル”は面に,“トーリック”は,
レンズ又は物体に限定することが望まし
い。
非トロイダル面
非円環面
曲率が異なる互いに垂直な主経線をもつ面で,
(英) atoroidal surface
(ひとろいだるめん)
少なくとも一方の主経線の断面が円ではない
(仏) surface atoroïdale
面。
(独) atorische Fläche
累進面
(るいしんめん)
表面の一部又は全体にわたり,曲率が連続的に
(英) progressive surface
変化する面。回転対称ではない。
(仏) surface progressive
(独) Gleitichtfläche
ニュートンリングテス 一方の曲率が確認されている二つの表面を接触
(英) Newtonʼs rings test
ト
させ,その曲率の違いを干渉じまで特定するテ
(仏) essai des anneaux
スト方法。
(独) Probeglasverfahren
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8. レンズ
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
慣用語
機能別分類
眼用レンズ
(がんようれんず)
眼の測定,補正及び/又は保護のため,又は見掛 (英) ophthalmic lens
けを変えるために使用するレンズ。
(仏) verre ophtalmique
(独) Augenglas
眼鏡レンズ
眼球に接触せずに,眼の前方に掛ける眼用レン
(英) spectacle lens
眼鏡レン
(がんきょうれんず) ズ。
(仏) verre de lunettes
ズ
(独) Brillenglas
(めがね
れんず)
屈折補正用レンズ
屈折度数をもった眼鏡レンズ。
(くっせつほせいよう
れんず)
(英) corrective lens
(仏) verre correcteur
(独) Korrektions−
保護レンズ
外界の危険から眼を保護するために設計された
(英) protective lens
(ほごれんず)
レンズ。
(仏) verre protecteur
(独) Schutzglas
光吸収レンズ
入射光の特定波長範囲又は特定比率で吸収する
(英) absorptive lens
(仏) verre absorbant
(ひかりきゅうしゅう
ように設計されたレンズ。
れんず)
(独) absorbierendes
カラーレンズ
透過において顕著に色(グレーを含む。)が付い
(英) tinted lens
たレンズ(一般的には光吸収レンズ)。
(仏) verre teinté
(独) getöntes
無色レンズ
透過で色を感じさせないレンズ。
(英) clear lens
(むしょくれんず)
(仏) verre blanc
(独) farbloses
クリアレンズ
視感透過率がISO 8980-3のカテゴリー0に入る (英) clear lens
レンズ。
(仏) verre blanc
備考 このようなレンズはわずかに着色してい (独) farbloses
ることがある。
均一カラーレンズ
材料自体が均一な色合いであるか,加工後にそ
(英) uniformly tinted
(きんいつからーれん の表面が一様な色となるよう処理された材料に
ず)
よって製造されたレンズ。
(仏) verre teinté
備考 材料の段階で均一に着色されたレンズ
(ソリッドタイプのカラーレンズ)の場
(独) einheitlich
合,屈折度数をもっと中心部から周辺部
にかけてレンズの厚さが変わるため視感
透過率の値が変わる。このようなレンズ
はグラディエントカラーレンズではな
い。
色レンズ
(いろれ
んず)
グラディエントカラー 全面又は一部が,設定された色合い(濃度,色)
(英) gradient-tinted
レンズ
に変化しているレンズ。
(仏) verre dégradé
(独) Verlaufglas
ぼかし色
レンズ
(ぼかし
いろれん
ず)
白レンズ
(しろれ
んず)
均一色レ
ンズ
(きんい
ついろれ
んず)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
バランスレンズ
レンズ面形状による分
類
レンズ面形状
所定の屈折力を作り出すように選択された面形
(英) lens form
(仏) géométrie du verre
(れんずめんけいじょ
状(面屈折力)の組合せ。
う)
(独) Brillenglasform
メニスカス状レンズ
一面がすべての経線に沿って凸面であり,他面
(英) curved-form lens
(仏) verre ménisque
(めにすかすじょうれ
がすべての経線に沿って凹面であるレンズ。
んず)
(独) durchgebogenes
(英) afocal lens
アフォーカルレンズ,
呼称屈折度数がゼロのレンズ。
プラノレンズ
備考 平面レンズ (plane lens) という用語は使
用しない。
(仏) verre afocal
(独) afokales
球面レンズ
二つの球面をもつレンズ。
(英) spherical lens
(きゅうめんれんず) 備考 一面が平面の場合を含む。
(仏) verre sphérique
(独) sphärisches
円柱レンズ
少なくとも一つの円柱面をもつレンズ。
(英) cylindrical lens
(えんちゅうれんず)
(仏) verre cylindrique
(独) zylindrisches
慣用語
フォトクロミックレン 入射する光線の放射強度と波長によって,視感
(英) photochromic lens
調光レン
ズ
透過率特性が可逆的に変化するレンズ。
(仏) verre
ズ
備考1. 主として300〜450nmの太陽光線で変
化するように作られたレンズ。
(独) photochromes
2. 一般に,透過率は温度に依存する。
偏光レンズ
(英)
入射光線の偏光面方向によって吸収が異なるレ
(へんこうれんず)
ンズ。
(仏) verre polarisant
(独) polarisierendes
コート付きレンズ
レンズの一つ又はそれ以上の特性を変えるため
(英) coated lens
(こーとつきれんず) に付加された,単層又は多層膜をもつレンズ。 (仏) verre traité
(独) beschichtetes
他方のレンズの質量又は見栄えをつり合わせる
(英) balancing lens,
ように,眼鏡枠又は保持具に枠入れされたレン
ズ。
(仏) verre
(独) Ausgleichsglas
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
定義
球面円柱レンズ
一つの球面と一つの円柱面とをもつレンズ。
(きゅうめんえんちゅ
うれんず)
参考
対応外国語
慣用語
(英) spherocylindrical
(仏) verre
(独) sphäro-
トーリックレンズ
非球面レンズ
(ひきゅうめんれん
ず)
非トーリックレンズ
(ひとーりっくれん
ず)
レンズ品種による分類
単焦点レンズ
単一の屈折度数をもつように設計されたレン
(英) single-vision lens
(仏) verre unifocal
(たんしょうてんれん
ズ。
ず)
(独) Einstärken−
多焦点レンズ
視覚的に分割された二つ以上の異なる屈折力を
(英) multifocal lens
(仏) verre multifocal
(たしょうてんれん
もつように設計されたレンズ。
ず)
(独) Mehrstärken−
少なくとも一つのトロイダル面をもつレンズ。 (英) toric lens
(仏) verre torique
(独) torisches
少なくとも一つの非球面をもつレンズ。
(英) aspheric lens
(仏) verre asphérique
(独) asphärisches
(英)
少なくとも一つの非トロイダル面をもつレン
ズ。
(仏) verre atorique
(独) atorisches
アトーリ
ックレン
ズ
二重焦点レンズ
一般的に,遠方視及び近方視用の二つの部分を
(英) bifocal lens
バイフォ
もつ多焦点レンズ。
(仏)
(にじゅうしょうてん
ーカルレ
れんず)
(独) Zweistärken-
ンズ
三重焦点レンズ
一般的に,遠方視,中間視及び近方視用の三つ
(英) trifocal lens
トライフ
(仏) verre triple-foyer
ォーカル
(さんじゅうしょうて
の部分をもつ多焦点レンズ。
んれんず)
(独) Dreistärken−
レンズ
累進屈折力レンズ
レンズの一部又は全体にわたって,屈折力が連
(英) progressive-
累進焦点
レンズ
(るいしんくっせつり
続的に変化する非回転対称面をもつレンズ。
ょくれんず)
累進レン
ズ
(仏) verre progressif,
(独) Gleitsicht−
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番号
用語
(読み方)
製造状態による分類
レンズブランク
定義
参考
対応外国語
レンズ面加工前のレンズ製造のための材料。
(英) lens blank
(仏) palet
(独) Linsenrohling,
セミフィニッシュトレ
一面だけを光学的に仕上げたレンズブランク。 (英) semifinished lens
ンズブランク
(仏) verre semi-fini
(独) Brillenglas−
慣用語
レンズ生
地
半製品レ
ンズ生地
単焦点セミフィニッシ 表面仕上げ後に単一の屈折度数をもつように設
(英) single-vision
ュトレンズブランク
計されたセミフィニッシュトレンズブランク。
(たんしょうてんせみ
ふぃにっしゅとれんず
ぶらんく)
(仏) verre semi-fini
(独) Einstärken−
多焦点セミフィニッシ 表面仕上げ後に視覚的に分割された二つ以上の
(英) multifocal
ュトレンズブランク
異なる屈折度数をもつように設計されたセミフ
(たしょうてんせみふ
ィニッシュトレンズブランク。
ぃにっしゅとれんずぶ
備考 この定義には,境界線のない(境界線を
らんく)
ぼかした)小玉をもつセミフィニッシュ
(仏) verre semi-fini
トレンズブランクを含む。
(独) Mehrstärken−
単焦点半
製品レン
ズ生地
多焦点半
製品レン
ズ生地
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番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
累進屈折力セミフィニ 表面仕上げ後にレンズの一部又は全体にわた
(英) progressive-power
ッシュトレンズブラン り,連続的に屈折度数が変化するように設計さ
ク
れたセミフィニッシュトレンズブランク。
(るいしんくっせつり
ょくせみふぃにっしゅ
とれんずぶらんく)
(仏) verre semi-fini
(独) Gleitsicht−
慣用語
累進屈折
力半製品
レンズ生
地
フィニッシュトレンズ 両面とも仕上げ後の最終光学面をもつレンズ。 (英) finished lens
備考 レンズはカット又はアンカットのどちら (仏) verre fini
でもよい。
(独) fertiges Brillenglas
アンカットレンズ
フィニッシュトレンズであって,玉形加工前の
(英) uncut lens
レンズ。
(仏) verre non détouré
(独) ungerandetes
玉形加工済レンズ
玉形の大きさと形状に縁ずりされたフィニッシ
(英) edged lens
(仏) verre détouré
(たまがたかこうずみ
ュトレンズ。
れんず)
(独) randbearbeitetes
玉形加工する
アンカットレンズの縁を,玉形の大きさと形状
(英) edge,
(たまがたかこうす に加工するとともに,希望する端面形状(例え
る)
ば,平やげん又はやげん)に加工する。
(仏) détourage
(独) Randbearbeitung
アンカットレンズの偏 アンカットレンズの設計基準点と幾何学中心と
(英) predecentration
心量
の水平方向及び/又は垂直方向の距離。
(仏) pré-décentrage
(独) Vordezentration
(あんかっとれんずの
へんしんりょう)
縁ずり加
工前レン
ズ
縁ずり加
工済レン
ズ
縁ずり加
工する
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9. 焦点特性
番号
用語
(読み方)
ディオプトリ
定義
参考
対応外国語
レンズ又は表面の光を,焦点に集める能力の単
(英) dioptre
位,又は波面(1)のバージェンス(2)の単位。
(仏) dioptrie
注(1) 波面とは光の等位相面であり,収束する
(独) Dioptrie
場合は正,発散する場合は負であり,平
行光束の場合はゼロである。
(2) 波面のバージェンスとは媒質の屈折率を
波面の曲率半径で除したもの。
備考1. 通常Dの記号を使用する。dpt及びδが,
慣用語
ディオプ
ター
使われることもある。
2. 単位は,メートルの逆数 (m-1)。
焦点屈折力
レンズの球面頂点屈折力及び乱視頂点屈折力を
(英) focal power
(仏) puissance focale
(しょうてんくっせつ
表す一般的用語。
りょく)
(独) fokussierende
屈折度数
(くっせつどすう)
度数
レンズの屈折力及びプリズム屈折力を表す一般
(英) dioptric power
的用語。
(仏) puissance
(独) dioptrische
面屈折力
(英)
空気中において表面に入射する光線束のパージ
(めんくっせつりょ
ェンス(3)を変化させる表面(又は表面の一部)
(仏) puissance de la
く)
の能力。
注(3) 入射する光線束のバージェンスとは,入
(独) Flächenbrechwert
射面から収束点までの距離の逆数。
備考 多焦点レンズ及び累進屈折力レンズにお
いては,セミフィニッシュト面屈折力は
遠用部設計基準点での屈折力のことであ
る。
呼称面屈折力
製造業者によって識別を目的として表示された
(英) nominal surface
(こしょうめんくっせ
面屈折力。
つりょく)
(仏) puissance nominale
(独) nomineller
面の乱視屈折力
(英)
表面仕上げ後の面の両主経線方向の面屈折力の
(めんのらんしくっせ
差。
つりょく)
備考 面の乱視屈折力の値は,測定された両主 (仏) puissance
経線の曲率半径から計算する。
(独) Flächenastigmatis-
頂点屈折力
(英) vertex power
(仏) puissance frontale
(ちょうてんくっせつ
りょく)
(独) Scheitelbrechwert
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番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
慣用語
後面頂点屈折力
近軸領域でレンズ後面頂点から後側焦点までの
(英) back vertex power
内側頂点
(仏) puissance frontale 屈折力
(こうめんちょうてん
距離の逆数。
くっせつりょく)
(独) bildseitiger
前面頂点屈折力
(英)
外側頂点
近軸領域でレンズ前面頂点から前側焦点までの
(仏) puissance frontale 屈折力
(ぜんめんちょうてん
距離の逆数。
くっせつりょく)
備考 慣例では後面頂点屈折力を“屈折力”と
呼ぶが,前面頂点屈折力は多焦点レンズ
(独) objektseitiger
及び累進屈折力レンズでの加入屈折力測
定のような特定の目的に対して必要であ
る。
必要屈折力
頂点間距離を変えたときに要求されるレンズの
(英) effective power
(仏) puissance effective
(ひつようくっせつり
屈折度数。
ょく)
(独) effektiver
等価屈折力
(英)
遠方の物体に対して実際のレンズによって結像
(とうかくっせつりょ される像と同じ大きさの像を結像する,厚さが
(仏) puissance
く)
無限に薄いレンズの屈折力。
備考 空気中における光軸上の後側主点と,そ (独) Äquivalentbrechwert
れに対応する光軸上の焦点との距離をメ
ートルで測定した等価焦点距離の逆数。
測定屈折力
レンズの特定位置において所定の方法で測定し
(英) measured power
(仏) puissance mesurée
(そくていくっせつり
た屈折力。
ょく)
(独) gemessene
装用時屈折力
装用位置と特定物体距離に対応するレンズの屈
(英) “as-worn”power
(仏) puissance《au
(そうようじくっせつ
折度数。
りょく)
(独) Gebrauchswirkung,
形状係数
屈折補正用レンズの後面頂点屈折力と等価屈折
(英) shape factor
シェイプ
(仏) facteur de forme
(けいじょうけいす
力との比。
ファクタ
う)
(独) Eingenvergrößerung ー
プラスレンズ
平行入射光線を,実焦点に収束させるレンズ。 (英) plus-power lens,
(仏) verre de puissance
(独) Brillenglas mit
収束レン
ズ
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番号
用語
(読み方)
マイナスレンズ
定義
参考
対応外国語
平行入射光線を,虚焦点から発散させるレンズ。 (英) minus-power lens,
(仏) verre de puissance
(独) Brillenglas mit
慣用語
発散レン
ズ
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10. プリズム特性
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
慣用語
平面プラノプリズム
二つの非平行平面から成る屈折光学素子。
(へいめんぷらのぷり
ずむ)
(英) flat plano prism
(仏) prisme à surface
(独) Prisma mit ebenen
プリズムりょう(稜) 二つの非平行平面が交わる,又は交わると思わ
(英) refracting edge
線
れる線。
(仏) arête du prisme
(独) brechende Kante
(ぷりずむりょうせ
ん)
プリズムの主断面
垂直入射光線とその屈折光線とを含む平面。 (英) principal section of
(ぷりずむのしゅだん
備考 平面プラノプリズムの場合は,プリズム
めん)
りょう(稜)線に垂直な平面内の断面。 (仏) section principale
(独) Hauptschnitt eines
プリズム頂点
(英)
プリズムりょう(稜)線とプリズムの主断面の
(仏) sommet
(ぷりずむちょうて
交点。
ん)
備考 実際にはプリズムの主断面の最も薄い部 (独) Scheitelpunkt des
分。
プリズム頂角
(ぷりずむちょうか
く)
プリズムの主断面内で,屈折面に挟まれた角度。 (英) apical angle,
(仏) angle au sommet,
(独) Prismenwinkel,
プリズム基底
(ぷりずむきてい)
プリズムの主断面の最も厚い部分。
プリズム基底方向
基底方向
プリズムの主断面において,プリズム頂点から
(英) base setting,
(ぷりずむきていほう
基底へ引いた線の方向。
こう)
備考1. プリズムの基底方向は,“基底上方”
(base up) ,“基底下方” (base down) ,
(仏) orientation de la
“内側” (in) 又は“鼻側” (toward the
nose) ,“外側” (out) 又は“耳側”
(toward temples) で表す。又はISO 8429
に規定された極座標で表す。
2. レンズにおける基底方向は,屈折力を (独) Basislage,
打ち消した状態でレンズを通るすべて
の光線が均一にフレる方向。
屈折した後の光線の方向の変化(フレ)。
(英)
プリズムによる光のフ
レ
(仏) déviation
(ぷりずむによるひか
りのふれ)
(独) prismatische
(英) base,
(仏) base,
(独) Prismenbasis
基底,プ
リズムベ
ース
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番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
プリズムによる光のフレ及び基底方向による作
(英) prismatic effect
用の総称。
(仏) effect prismatique
(独) prismatische
プリズム屈折力
設計基準点において規定されたプリズム作用の
(英) prismatic power,
(ぷりずむくっせつり
値。
ょく)
(仏) puissance
(独) prismatische
プリズム
度数
プリズムディオプトリ プリズムによる光のフレの単位。
(英) prism dioptre
プリズム
100×tan δで与えられる。
(仏) dioptrie prismatique
ディオプ
ここに,δ:プリズムのフレの角 (°) 。
(独) Prismen dioptrie
ター
備考1. 通常∆の記号を使用する。pdptが使われ
ることもある。
2. 単位は, (cm/m) 。
慣用語
プリズム作用
(ぷりずむさよう)
プリズムレンズ
設計基準点又は累進屈折力レンズのプリズム測
(英) prismatic power
定基準点においてプリズム作用のあるレンズ。
(仏) verre à puissance
(独) Brillenglas mit
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11. 球面屈折力レンズ
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
球面屈折力レンズ
近軸平行光線が一点に集光するレンズ。
(英) spherical-power
(きゅうめんくっせつ
備考1. この定義は,非球面をもつレンズにも
りょくれんず)
適用する。
(仏) verre à puissance,
2. 球面屈折力レンズは,意図しない非点
収差を発生させることがある。非点収
(独) Brillenglas mit
差が許容差以内であれば,このような
レンズも球面屈折力をもつものに分類
する。
球面屈折力
球面屈折力をもったレンズの頂点屈折力又は乱
(英) spherical power,
視レンズの二つの主経線のうち,あらかじめ定
(きゅうめんくっせつ
められた一方の屈折力。
りょく)
備考 一般に記号Sで表す。
(仏) puissance
(独) sphärischer,
ベースカーブ
(単焦点レンズの)前面の呼称面屈折力(又は
(英) base curve
呼称曲率)
(仏) courbure de base
備考1. 面屈折力で表す場合は,測定時に使用 (独) Basiskurve eines
する屈折率を明示する。
2. マイナスの高屈折力レンズの場合など
では,後面屈折力を表示してもよい。
3. 面屈折力の代わりに呼称曲率又は呼称
曲率半径を用いてもよいが,この場合
は明確に表示する必要がある。
メニスカスレンズ
凸球面及び凹球面をもつレンズ。
(英) meniscus lens
(仏) verre ménisque
(独) Meniskus
慣用語
球面レン
ズ
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12. 乱視屈折力レンズ
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
乱視量
(らんしりょう)
乱視屈折力,
選択された主経線を基準として,乱視量に正負
(英) cylindrical power,
の符号を付けたもの。
備考 一般に記号Cで表す。
(仏) puissance
(らんしくっせつりょ
く)
(独) Zylinderstärke,
乱視軸
(英)
基準として選択された頂点屈折力をもつ,レン
(らんしじく)
ズの主経線の方向(ISO 8429参照)。
(仏) axe du cylindre
(独) Achslage,
慣用語
乱視屈折力レンズ
近軸平行光線が,二つに分かれて互いに直交す
(英) astigmatic-power
乱視レン
ズ
(らんしくっせつりょ る焦線として結像するレンズ。それ故に,ただ
くれんず)
二つの主経線方向に頂点屈折力をもつ。
(仏) verre astigmatique
備考1. 屈折力のうち一つがゼロである場合, (独) Brillenglas mit,
対応する焦線は無限遠にある。
2. 円柱レンズ,球面円柱レンズ,トーリ
ックレンズはすべて乱視レンズであ
る。
主経線
二つの焦線に平行な,乱視レンズの二つの互い
(英) principal meridian
(しゅけいせん)
に直交する経線。
(仏) méridien principal
(独) Hauptschnitt
第一主経線
レンズの乱視作用の主経線で,代数学上小さい
(英) first principal
(だいいちしゅけいせ
頂点屈折力をもつ方の主経線。
ん)
(仏) premier méridien
(独) erster Hauptschnitt
第二主経線
レンズの乱視作用の主経線で,代数学上大きい
(英) second principal
(だいにしゅけいせ
頂点屈折力をもつ方の主経線。
ん)
(仏) second méridien
(独) zweiter Hauptschnitt
主経線屈折力
乱視レンズの二つの主経線のいずれかの後面頂
(英) principal power
(仏) puissance principale
(しゅけいせんくっせ
点屈折力。
つりょく)
(独) Hauptschnitts-
第二主経線の頂点屈折力から第一主経線の頂点
(英) astigmatic
屈折力を引いた値。
備考 乱視量は常に正となる。
(仏) différence
(独) astigmatische
円柱屈折
力
円柱軸
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番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
乱視作用
(らんしさよう)
乱視屈折力と乱視軸による作用の総称。
(英) astigmatic effect
(仏) effect astigmatique
(独) astigmatische
乱視レンズの各屈折力
各主経線の頂点屈折力と乱視屈折力から成る三
(英) astigmatic lens
つの屈折力。
(らんしれんずのかく
備考 これら三つの値は,許容差を適用する場 (仏) puissance dʼun
くっせつりょく)
合に必要となる。
(独) Stärke eines
度数転換
(どすうてんかん)
乱視の表記をプラスからマイナスに又はその逆
(英) transposition
に,オリジナルの処方せん(箋)をそれと等価
(仏) transposition
な他の方式の表記に転換すること。
(独) Umrechnung
慣用語
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13. レンチキュラーレンズ
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
レンチキュラーレンズ 処方度数に仕上げられた中央部分と,周辺に支 (英) lenticular lens,
持するためのつばをもつレンズ。
備考1. この定義には,境界をぼかした光学部
をもつレンズも含む。
(仏) verre lenticulaire,
2. 境界のぼかしは,光学的理由又は単に
美容上の理由によってデザインされ
る。
(独) Lentikularglas
レンチキュラー部
レンチキュラーレンズの,処方の屈折力をもつ
(英) lenticular portion
(れんちきゅらーぶ) 部分。
(仏) partie lenticulaire
(独) Lentikularteil
(英) lenticular aperture
(仏) ouverture
(独) Größe des
レンチキュラーレンズ レンチキュラーレンズの,レンチキュラー部の
(英) margin,
のつば
周囲の部分。
(仏) partie marginale,
(独) Rand,
慣用語
レンチキ
ュラーレ
ンズの有
効部
レンチキュラー部の口
レンチキュラー部の直径(寸法)。
径
(れんちきゅらーぶの
こうけい)
レンチキ
ュラーレ
ンズの周
縁支持部
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14. 多焦点レンズ及び累進屈折力レンズ
番号
用語
(読み方)
一般的記述用語
遠用部
(えんようぶ)
中間部
(ちゅうかんぶ)
近用部
(きんようぶ)
主要部
(しゅようぶ)
台玉
(だいだま)
定義
参考
対応外国語
慣用語
多焦点レンズ又は累進屈折力レンズの,遠方視
(英) distance portion
のための屈折力をもつ部分。
(仏) zone de vision de
(独) Fernteil
三重焦点レンズの,遠方と近方との中間領域を
(英) intermediate
見るための屈折力をもつ部分。
(仏) partie intermédiaire
(独) Zwischenteil
多焦点レンズ又は累進屈折力レンズの,近方視
(英) near portion,
のための屈折力をもつ部分。
(仏) zone de vision de
(独) Nahteil,
視野がより広い又は最も広いレンズの部分。
(英) major portion
(仏) partie principale
(独) Grundteil
多焦点レンズを作るため,一つ以上の小玉を付
(英) main lens
加するためのレンズ。
(仏) verre de base
(独) Grundglas
境界線
多焦点レンズ又はレンチキュラーレンズの,二
(英) dividing line
(きょうかいせん)
つの隣接した部分の境界線。
(仏) ligne de séparation
(独) Trennlinie
小玉
多焦点レンズの台玉に,所定の屈折度数差を与
(英) segment
セグメン
(こだま)
えるために付加した部分。
(仏) segment
ト
(独) Zusatzteil
小玉のある側
多焦点レンズの小玉を設けた側。
(英) segment side
(こだまのあるがわ)
(仏) emplacement du
(独) Zusatzlinsenseite
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
小玉径
(こだまけい)
定義
参考
対応外国語
境界線が円形の小玉において,完成小玉の境界
(英) segment diameter
が形作る円の直径(図2 d参照)。
(仏) diamètre du
(独) Durchmesser des
図2 主にセミフィニッシュトレンズブラ
ンクに使用される多焦点レンズの寸法
小玉横幅
(こだまよこはば)
小玉中心
小玉の境界線に外接する水平,垂直接線から成
(英) segment centre
(こだまちゅうしん)
る長方形のボクシング中心。ただし,小玉がレ
(仏) centre du segment
ンズの外周にかかるときは,レンズ外周を境界
(独) Mittelpunkt des
線とみなす(図2Sc参照)。
備考 これはセミフィニッシュトレンズブラン
ク又は研磨若しくは玉形加工によって,
小玉のいかなる部分も失われていないレ
ンズにだけ適用する。
小玉端点
小玉中心を通りレンズの水平軸に垂直な線と,
(英) segment extreme
(こだまたんてん)
水平軸に最も近い境界線との交点(図3S参照)。
備考 この点は,次のように認識されている。 (仏) point extrême du
1. レンズの下方にある小玉の場合は,セ
グメントトップ。
(独) Extrempunkt des
2. レンズの上方にある小玉の場合は,セ
グメントボトム。
円形でない小玉において,小玉の水平方向の最
(英) segment width
大寸法(図2W参照)。
(仏) largeur du segment
備考 この測定は,EX形多焦点レンズでは不 (独) Breite des
要。
慣用語
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
小玉端点位置
(こだまたんてんい
ち)
定義
参考
対応外国語
慣用語
玉形加工したレンズ形状の水平中心線から,小
(英) segment extreme
玉端点までの垂直方向の距離で表す(図3s参
照)。
(仏) position du point
備考 これは,水平中心線に対して上方又は下
方と明記され,小玉が円形でないものと
円形のものとの両方に適用する。
(独) Lage des
図3 玉形加工前に必要で,かつ,玉形加
工済レンズに適用可能な主な多焦点レン
ズの寸法
小玉縦幅
(こだまたてはば)
小玉の高さ
(こだまのたかさ)
小玉深さ
小玉端点から測定した,セミフィニッシュトレ
(英) segment depth
ンズの小玉の垂直方向の最大寸法(図2de参照)。 (仏) hauteur du segment
備考 小玉縦幅は識別のために用いられること (独) Tiefe des
がある。
レンズ外周の最下点で接する水平接線から小玉
(英) segment height,
端点までの垂直距離(図3h参照)。
備考 レンズがやげん加工されている場合は,
やげんピーク部をレンズ外周とする。
(仏) hauteur du segment
(独) Zusatzteihöhe,
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
小玉の垂直方向偏位
小玉端点から遠用部光学中心までの垂直方向の
(英) vertical segment
(こだまのすいちょく
距離(図4V参照)。
ほうこうへんい)
備考 ペアレンズの片方のレンズを注文すると
きは,垂直方向の相対的なプリズムが入
(仏) décentrement
るのを防ぐために,小玉の垂直方向偏位
を明確にする必要がある。
(独) Höhenversetzung
丸小玉
(まるこだま)
ストレートトップ小玉 小玉端点を含む境界が直線状の小玉。
(すとれーととっぷこ
だま)
図4 多焦点レンズの小玉の垂直方向偏位
小玉の境界線が単一の円弧である小玉。
(英) round segment
(仏) segment rond
(独) rundes Zusatzteil
(英) straight-top
(仏) segment droit,
(独) Zusatzteil mit
ストレートトップ二重
ストレートトップ小玉をもつ二重焦点レンズ。 (英) straight-top bifocal
焦点レンズ
(仏) double foyer à
(すとれーととっぷに
(独)
じゅうしょうてんれん
ず)
慣用語
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
カーブドトップ小玉
小玉端点を含む境界が浅い弧状の小玉。
(かーぶどとっぷこだ
ま)
(英) curved-top
(仏) segment supérieur
(独) Zusatzteil mit
(英) curved-top bifocal
カーブドトップ二重焦
カーブドトップ小玉をもつ二重焦点レンズ。
点レンズ
(仏) double foyer à
(かーぶどとっぷにじ
(独) Zweistärken−
ゅうしょうてんれん
ず)
EX形多焦点レンズ
レンズを完全に横切る直線状の境界線によって
(英) E-line multifocal,
(いーえっくすがたた
区分けされる多焦点レンズの種類。
しょうてんれんず)
備考 “エグゼクティブ”多焦点という用語は,
この種の多焦点レンズの創作者の登録商
標である。
(仏) verre multifocal de
(独) Mehrstärken−
累進面の側
(るいしんめんのが
わ)
累進屈折力レンズの,より大きな加入屈折力が
(英) progressive side
設定されている面。
(仏) face progressive
(独) Progressionsseite
慣用語
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
慣用語
アライメント基準マー レンズ又はレンズブランクの水平方向を確定す
(英) alignment
ク
る,又は他の基準点を割り出すために,製造業
(あらいめんときじゅ
者によって付けられた永久マーク。
んまーく)
(仏) marquage de
(独) Markierung zur
中間累進帯
遠用と近用との間の中間領域の明りょうな視界
(英) intermediate
(ちゅうかんるいしん
を提供する,累進屈折力レンズの帯状の部分。
たい)
(仏) courloir
(独) Progressionskanal
光学中心と屈折特性
加入屈折力
加入度数
所定の条件で測定された,近用部頂点屈折力と
(英) addition power
(仏) puissance
(かにゅうくっせつり
遠用部頂点屈折力との差。
ょく)
備考 測定方法はそのレンズに適合する日本工
業規格による。
(独) Nahzusatz
中間部の加入屈折力
所定の条件で測定された,中間部頂点屈折力と
(英) intermediate
(ちゅうかんぶのかに
遠用部頂点屈折力との差。
ゅうくっせつりょく)
(仏) addition
(独) Nahzusatz im
遠用部光学中心
遠用部の光学中心(図4O参照)。
(英) distance optical
(えんようぶこうがく
ちゅうしん)
(仏) centre optique de
(独) optischer
遠用部レンズカーブ
小玉のある側の面又は累進面の側の遠用部の湾
(英) distance portion
(えんようぶれんずか
曲を屈折力で表したもの。
ーぶ)
備考1. 測定する際に想定した屈折率が明示さ (仏) courbure de la zone
れていなければならない。
2. 累進屈折力レンズの場合には,遠用部 (独) Fernteilkurve
設計基準点で測定する。
中間部光学中心
中間部の光学中心。
(英) intermediate
(ちゅうかんぶこうが
備考 中間部光学中心の位置は,処方,小玉位
くちゅうしん)
(仏)
置及び小玉径又は小玉幅によって決ま
り,小玉の領域外に位置することもある。
(独) optischer
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
慣用語
近用部光学中心
近用部の光学中心。
(英) near optical centre,
(きんようぶこうがく
備考 近用部光学中心の位置は,処方,小玉位
ちゅうしん)
置及び小玉径又は小玉幅によって決ま
り,小玉の領域外に位置することもある。 (仏) centre optique de la
(独) optischer
小玉レンズ
計算のための小玉を形成する仮想の補足レンズ
(英) segment lens
(こだまれんず)
で,台玉から独立して実在するとみなした小玉。 (仏) verre segment
(独) Zusatzlinse
小玉の内寄せ
遠用部基準点から鼻側への多焦点レンズの小玉
(英) inset,
小玉の水
(こだまのうちよせ)
の偏位。通常近用部光学中心については考慮し
平方向寄
ない。
displacement of せ
備考1. これは一般的には,左右の近用視野を
一致させる目的がある。
(仏) décentrement,
2. この用語は,光学中心の内側への偏心
には使用しない。
(独) Innenversetzung
幾何学的内寄せ
遠用部心取り点を通る垂直線と小玉端点との間
(英) geometrical inset
(仏) décentrement
(きかがくてきうちよ
の水平方向の距離(図3i参照)。
せ)
(独) Seitenversetzung
像の跳躍
視線を一つの部分から他の部分へ移動すると
(英) image jump
(ぞうのちょうやく)
き,境界線でのプリズム差によって引き起こさ
(仏) saut dʼimage
れる像のとび。
(独) Bildsprung
備考 視線を下方に移動するときに像が上方へ
変位した場合には,像の跳躍の垂直成分
を正 (+) とみなす。
プリズムシニング
累進屈折力レンズ又はEX形多焦点レンズで, (英) prism thinning
厚さを減少させるための基底方向が垂直のプリ
(仏) prisme
ズム。
備考1. 左右一対のレンズは両方ともに同じプ (独) Dickenreduktions-
リズムシニングを施す。
2. 片玉注文の際には,左右で垂直方向の
プリズム差を生じさせないために,プ
リズムシニング値を明示しなければな
らない。
プリズム測定基準点
累進屈折力レンズ又は累進屈折力レンズのセミ
(英) prism reference
(ぷりずむそくていき フィニッシュトレンズブランクで,フィニッシ
じゅんてん)
ュトレンズのプリズム作用を決定する,製造業
(仏) point de référence
者によって規定された前面上の点。
備考 処方プリズムとプリズムシニングの合成 (独) Prismenbezugspunkt
値を測定する。
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T 7330 : 2000
15. 透過,反射及びコート
備考 吸収率,反射率及び透過率は,通常パーセントで表示する。ここで用いる式は,この書式であ
る。
番号
用語
(読み方)
参考
対応外国語
定義
分光反射率
特定の波長 (λ) において,入射束に対する物質
(英)spectral reflectance,
分光透過率
特定の波長 (λ) において,入射束に対する物質
(英) spectral
によって反射される放射束の比。
(ぶんこうはんしゃり
備考 この値は,一般に片面について定義する。
(仏) réflexion spectrale,
つ)
両面での反射率を記す場合には,このこ
とを明示しなければならない。
(独) spektraler
を透過する放射束の比。
(ぶんこうとうかり
つ)
(仏) facteur spectral de
(独) spektraler
紫外線の透過率
(しがいせんのとうか
りつ)
紫外線A領域の平均透 315〜380nmの間の平均透過率。
過率
(しがいせんえいりょ
ういきのへいきんとう
かりつ)
(英) mean transmittance
(仏) facteur moyen de
(独) mittlerer
慣用語
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
参考
対応外国語
定義
太陽紫外線A領域の透 315〜380nmの波長において,エアマス2に対す (英) transmittance in the
る海面上の太陽放射分布Esλ (λ) と,UV放射に
過率
対する相対分光有効関数S (λ) とに重み付けさ
(たいようしがいせん
れた分光透過率の平均値。
(仏) facteur de
えいりょういきのとう
かりつ)
備考 完全な重み関数W (λ) は,Esλ (λ) とS (λ)
から導かれ,また表A.1に示す。
(独) solarer UV-A-
太陽紫外線B領域の透
280〜315nmの波長において,エアマス2に対す
(英) transmittance in the
る海面上の太陽放射分布Esλ (λ) と,UV放射に
過率
対する相対分光有効関数S (λ) とに重みづけさ
れた分光透過率の平均値。
(たいようしがいせん
びーりょういきのとう
かりつ)
(仏) facteur de
備考 完全な重み関数W (λ) は,Esλ (λ) とS (λ)
から導かれ,また表A.1に示す。
(独) solarer UV-B-
視感透過率
(しかんとうかりつ)
入射光束に対するレンズ又はフィルタを透過し
(英) luminous
た光束の比。
(仏) facteur de
ここに,τ (λ):カラーレンズの分光透過
(独) Lichttransmissionsgrad,
率。
V (λ):昼光の比視感度関数
(ISO/CIE 10527参照)。
SD65λ (λ):CIE標準光源D65の分
光分布(ISO/CIE 10526参
照)。
備考 SD65λ (λ) とV (λ) との積の分光値は,表
A.2に示す。
慣用語
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
参考
対応外国語
定義
相対視感度減衰率,
カラーレンズのCIE標準光源D65に対する視感
(英) relative visual
透過率 (τv) と,交通信号から放射される分光放
Q値
射束分布に対する視感透過率
との比。
(そうたいしかんどげ
すなわち,
んすいりつ)
(きゅうち)
(仏) coefficient
ここに,τSIGN:交通信号から放射される
光の分光放射束分布の視
感透過率。
(独) relativer visueller
備考 (Q値は,青,緑,黄及び赤の各信号光
に対して決定される。τSIGNは,次の式で
算出する。
ここに,τs (λ):交通信号レンズの分光透
過率。
SAλ (λ):CIE標準光源A(又は青
色信号光源に使用される
3 200°K光源)の放射の
分光分布。
[ISO/CIE 10526参照]
比視感度関数V (λ) 及びτ (λ) は,15.4に示す。
SAλ (λ) ,比視感関数V (λ) 及びτs (λ) の積によ
る分光値は,表A.2に示す。
赤外線の透過率
(せきがいせんのとう
かりつ)
太陽赤外線の透過率 780〜2 000nmの波長において,エアマス2に対 (英) transmittance in the
する海面上の太陽分光強度で重み付けされた分
光透過率の平均値。τSIRは次の式で算出する。
(たいようせきがいせ
んのとうかりつ)
(仏) facteur de
備考 ESλ (λ) の値は,表A.3に示す。
(独) solarer Infrarot−
慣用語
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
参考
対応外国語
定義
赤外線A領域の透過率 780〜1 400nmの赤外線A領域における溶接作 (英) transmittance in the
業用フィルタ及びIRフィルタの平均透過率。
(せきがいせんえいり
ょういきのとうかり
つ)
(仏) facteur de
(独) transmissionsgrad
赤外線B領域の透過率 1 400〜3 000nmの赤外線B領域における溶接作 (英) transmittance in the
業用フィルタ及びIRフィルタの平均透過率。
(せきがいせんびーり
ょういきのとうかり
つ)
(仏) facteur de
(独) Transmissionsgrad
視感反射率
(しかんはんしゃり
つ)
入射光束に対する,特定の形状に加工された材
(英) luminous
料,レンズ,コート又はフィルタによって反射
された光束の比。
(仏) facteur de réflexion
(独) Lichtreflexionsgrad,
ここに,φI:入射光束。
φR:反射光束。
備考 この値は,一般に単一表面に対するもの
である。レンズ両面の総合反射率に適用
する場合には,明確に表示する必要があ
る。
平均反射率
波長400〜700nmの分光反射率の平均値で,表 (英) mean reflectance,
面反射の視感量ではなく物理量である。
(仏)
(へいきんはんしゃり
つ)
備考1. 反射防止膜の違いをより明確にするた
(独) mittlerer
めに,平均反射率の波長範囲は,視感
反射率の波長範囲と意図的に変えてあ
る。
2. この値は,一般的に単一表面に対する
ものである。反射率をレンズ両面の総
合反射率に適用する場合には,明確に
表示する必要がある。
慣用語
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T 7330 : 2000
番号
用語
(読み方)
定義
参考
対応外国語
物質によって吸収される光の放射束又は光束φA
(英) absorptance
吸収率
(きゅうしゅうりつ)
(仏) absorption
と,物質に入射する放射束又は光束φIとの比
(独) Absorptionsgrad
一般に百分率 (%) で表す。
反射防止膜
(はんしゃぼうしま
く)
表面からの光の反射を低減するために,レンズ
(英) antireflection
表面に施された膜。
(仏) traitement
(独) reflexmindernde
慣用語
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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T 7330 : 2000
附属書A(参考) 分光重み関数及び分光分布
表A.1 UV光及び青色光の透過率を計算するための分光重み関数
波長
相対分光有効関数
重み関数
青色光障害関数
重み関数
太陽分光放射照度
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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T 7330 : 2000
波長
太陽分光放射照度
相対分光有効関数
重み関数
青色光障害関数
重み関数
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
41
T 7330 : 2000
表A.2 信号光の分光放射分布とCIE標準光源D65 (ISO/CIE 10526) の分光分布,
及び昼光の比視感度関数 (ISO/CIE 10527) の積
波長
赤
黄
緑
青*
計
*) 青色信号灯である3 200K光源の放射の分光分布を標準光源Aの代わりに使用する。
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T 7330 : 2000
表A.3 赤外線領域における太陽分光放射照度の分光分布
資料:Moon, P. , Journal of Franklin Institute, vol.230, No.5, 1940, .583〜617.
波長
分光放射照度
(単位面積及び波
長ごとの強さ)
波長
波長
分光放射照度
(単位面積及び波
長ごとの強さ)
分光放射照度
(単位面積及び波
長ごとの強さ)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS T 7330 : 2000 眼鏡レンズの用語
(I) JISの規定
(II) 国際
規格番号
項目番号
内容
1.適用範
囲
レンズとレンズブランク,
フィッティングに関連した
眼光学の基礎用語。
項目別目次。
2.引用規
格
3.一般的
事項
JIS2件,ISO規格5件,IEC
規格1件
4.〜15.用
語の定義
ISO 13666 : 1998 眼鏡レンズの用語
(III) 国際規格の規定
項目番号
項目別目次なし。
他はJISに同じ。
ISO規格4件
JISに同じ
MOD/追
加
単位の説明及び基本的前提
JISに同じ
索引及び規格票の様式説明
索引説明
用語の定義
次の項目番号で追加
次の項目番号を除き
JISに同じ。
MOD/追
加
IDT(以下
を除く)
左記の追加,変更なし MOD/追
加
(II) 国際
規格番号
(III) 国際規格の規定
技術的差異なし。
附属書Bを2.引用規格に記載。
技術的差異なし。
この用語規格票に特有の様式について
説明。
図示すべき中心線を
追加。
ISO規格見直し時に改正を提案する。
(IV) JISと国際規格との技術的差異 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由
の項目ごとの評価及びその内容
及び今後の対策
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線
5.26フィ 追加 VV:垂直中心線
ッティン
q:フィッティングポイント
の水平成分
グポイン
ト高さ
変更 VV⇒VsVs
図1
(I) JISの規定
第1版
内容
(IV) JISと国際規格との技術的差異 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由
の項目ごとの評価及びその内容
及び今後の対策
表示箇所:本体
表示方法:点線の下線
技術的差異の内容
項目ごと
の評価
MOD/追 技術的差異なし。
項目別目次を追加。
加
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
内容
9.1ディ
オプトリ
(注1,
9.4両屈
折力
(注)
波面及び波面のバージェン
スの解説を注記
注記なし
入射する光線のバージェン
スの解説を注記
注記なし
MOD/追
加
附属書A
(参考)
附属書B
(参考)
索引
3種類の分光分布特性数値
表
附属書A
JISに同じ。
削除。
附属書B
(参考)
索引
引用文献4件
MOD/削
除
MOD/追
加/削除
日英と英日索引。
項目
番号
内容
英・仏・独語索引
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
備考1.項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
―IDT……………… 技術的差異がない。
―MOD/削除………
国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
―MOD/追加………
国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
2.JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
―MOD……………
国際規格を修正している。
項目ごと
の評価
MOD/追
加
技術的差異の内容
技術的差異なし。
なじみのない用語のため解説を追加。
技術的差異なし。
なじみのない用語のため解説を追加。
技術的差異なし。
技術的差異なし。
引用文献4件のすべてを2.引用規格に
移動。
国内用語集は,日英と英日が一般的。
項目番号
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
45
T 7330 : 2000
JIS T 7330原案作成本委員会 構成表
(委員長)
(幹事)
(事務局)
氏名
○ 大 頭
仁
○ 高 橋 文 男
所属
早稲田大学理工学部
株式会社ニコン
村 上 貴 久
厚生省医薬安全局
宮 崎 正 浩
通商産業省工業技術院標準部
所
敬
東京医科歯科大学
井 上 治 郎
社団法人日本眼科医会
白 山 晰 也
株式会社東京メガネ
津 田 節 哉
社団法人眼鏡技術者協会
○ 梅 沢 忠 雄
日本眼鏡普及光学器検査協会
○ 岡 野
齊
日本レンズ工業組合連合会,東京レンズ工業協同組合
○ 畑 中 隆 志
HOYA株式会社
○ 加 藤 一 寿
セイコーエプソン株式会社
○ 大 橋 一 記
株式会社ニコン
○ 金 平 克 之
日本医用光学機器工業会
備考 ○印は,原案作成分科会委員