2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
W 0108 - 1976
航空用語(機体構造)
Glossary of Terms for Aircraft
(Structure)
1. 適用範囲 この規格は,航空機の機体構造に用いる主な用語について規定する。
2. 分類 分類は,次のとおりとする。
(1) 翼に関する用語
(2) 胴体に関する用語
(3) 発動機装着に関する用語
(4) 着陸装置に関する用語
(5) 構造の形式,要素,基準などに関する用語
3. 番号,用語,読み方及び意味 番号,用語,読み方及び意味は,次のとおりとする。
なお,対応英語を参考として示す。
(1) 翼に関する用語
番号
用語
主翼
中央翼
外翼
尾翼
水平尾翼
垂直尾翼
T形尾翼
V形尾翼
全可動尾翼
読み方
しゅよく
意味
対応英語(参考)
航空機の重量を支持するための揚力の大
部分を発生する翼。
ちゅうおうよく
分割構造になっている主翼の機体中心線
を含む部分。
がいよく
分割構造になっている主翼の外側の部
分。
びよく
航空機のつり合い,安定及び操縦を受け
持つために航空機の尾部に取り付けられ
た翼の総称。
すいへいびよく
縦のつり合い,安定及び操縦を受け持つ
尾翼。
すいちょくびよく 方向の安定と操縦とを受け持つ尾翼。
備考 通常,機体の対称面に又は対称
面に平行に取り付けられる。
ていがたびよく
垂直尾翼の上端に水平尾翼が取り付けら
れた尾翼。
ぶいがたびよく
水平尾翼と垂直尾翼とを兼ねるV形の尾 V-type tail
翼。
ぜんかどうびよく 安定板とだ(舵)面とが一体として作動 flying tail,
し又は連動する尾翼。
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2
W 0108 - 1976
番号
用語
読み方
水平安定板
垂直安定板
操縦翼面
補助翼
ほじょよく
昇降だ(舵)
しょうこうだ
方向だ(舵)
ほうこうだ
タブ
マス バランス
意味
対応英語(参考)
すいへいあんてい 航空機の縦の安定のため水平尾翼の前部
ばん
の固定した部分。
すいちょくあんて 航空機の方向の安定のため垂直尾翼の前
いばん
部の固定した部分。
そうじゅうよくめ 航空機の姿勢及び飛行方向を制御するた
ん
めに使用される可動翼面。
備考 操縦だ(舵)面又はだ(舵)面
ともいう。
操だ(舵)によって航空機の前後軸まわ
りに回転運動(横揺れ)を起こさせるた
め,主翼の後部に取り付けられた可動翼
面。
操だ(舵)によって航空機の左右軸まわ
りの回転運動(縦揺れ)を起こさせるた
め,水平安定板の後部に取り付けられた
可動翼面。
操だ(舵)によって航空機の上下軸まわ
りの回転運動(偏揺)を起こさせるため,
垂直安定板の後部に取り付けられた可動
翼面。
補助翼,方向だ(舵),昇降だ(舵)など
の主操縦翼面の後部に取り付けられた小
さい翼面。
備考 操だ(舵)力の調整又はトリム
をとるのに用いられる。
フラッタの発生を防止する目的で,だ
(舵)面の質量及び重心位置を調整する
ため,操縦翼面に取り付けられた付加質
量。
高揚力装置
こうようりょくそ 離着陸速度を低減させ又は空中操作を容
うち
易にするため,最大揚力係数を大きくす
る装置。
フラップ
主翼の後縁又は前縁に取り付けられ,翼
面積若しくは翼のそり又は両方を増し
て,主として最大揚力係数を大きくする
働きを持つ装置。
備考 高揚力装置の一種。
フラップ トラッ
フラップを支持し,かつフラップを出し
ク
入れするときこれに沿って動かす部材。
フラップ ベーン
フラップを下げたときの効果を高めるた
め,すきまフラップの前方に取り付けら
れた小翼。
スラット
翼の前縁に取り付けられ,迎え角が大き
いときの気流のはがれを遅らせて最大揚
力係数を大きくする固定式又は可動式の
小翼。
備考 高揚力装置の一種。
スロット
気流のはがれを防ぐために翼の一部に設
けられた固定式又は可動式のすきま。
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3
W 0108 - 1976
番号
用語
読み方
意味
対応英語(参考)
スポイラ
主翼上面に取り付けられ,これを気流中
に出すことによって気流を乱し揚力を減
殺すると同時に,抗力を増加させる装置。
スピード ブレー
キ
前縁
ぜんえん
航空機の翼,胴体などの構造物に取り付
けられ,これを気流中に出すことによっ
て抗力を増加させる装置。
翼又は翼形の前端。
備考 構造上は前けたより前方の翼
の部分をいう。
後縁
こうえん
けた
翼又は翼形の後端。
備考 構造上は後けたより後方の翼
の部分をいう。
翼幅方向に設けられたはり状の主要構造
部材。
主けた
しゅけた
前けた
まえけた
翼に加わる荷重の大部分を受け持つけ
た。
多けた及び二本けた構造の最も前方のけ
た。
中央けた
ちゅうおうけた
後けた
うしろけた
補助けた
ほじょけた
けたフランジ
けたウェブ
小骨
フェアリング
こぼね
3本のけたを持つ翼構造の中央のけた。 mid-spar,
多けた及び二本けた構造の最も後方のけ
た。
フラップ,着陸装置などの局部的な荷重
を伝えるために設けられた主けた以外の
けた。
主として曲げ荷重を受け持つためにけた
の上下部に設けられた部材。
主として上下方向のせん断力を受け持つ
ためにけたフランジの間に設けられた板
部材。
翼の断面形を保ち,一般に翼外板に加わ
る荷重を翼けたに伝えるために翼の内部
に設けられた構造部材。
空気抵抗を減らすため,形状を整える覆
い。
フィレット
気流の干渉による抵抗の増加を防ぐため
の構造の結合部の覆い。
インテグラル タ
主翼又は胴体構造の一部となっている作
ンク
り付けの燃料タンク。
回転翼
かいてんよく
翼形断面を持つ羽根を回転させて揚力を
得る装置。
主回転翼
しゅかいてんよく 単回転翼機で,主として揚力を得るため main rotor
に使用される回転翼。
尾部回転翼
びぶかいてんよく 単回転翼機の尾部に取り付けられ,主回 tail rotor
転翼のトルクの平衡に使われ,方向の操
縦などにも用いられる回転翼。
ロータ ブレード
翼形断面を持った羽根で,揚力を発生す
る回転翼の構成部分。
ロータ ハブ
ロータブレードを結合し,回転軸上に支
持する回転翼の構成部分。
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W 0108 - 1976
番号
用語
読み方
意味
対応英語(参考)
ドラグ ヒンジ
ロータブレードをロータハブに対して回
転面内で角変位できるように取り付ける
ヒンジ。
フラッピング ヒ
ンジ
フェザリング ヒ
ンジ
ロータブレードをロータハブに対して回
転翼軸と羽根を含む平面内で上下方向の
角変位ができるように取り付けるヒン
ジ。
ロータブレードをロータハブに対して羽
根の取付け角を変えられるように取り付
けるヒンジ。
(2) 胴体に関する用語
番号
用語
読み方
意味
対応英語(参考)
胴体
どうたい
乗員,乗客,貨物その他のとう載物及び
主要な装備を収容する航空機の部分。
艇体
ていたい
機首
ノーズ コーン
きしゅ
水上で航空機を支持し,離着水に適した
形状を持った飛行艇の胴体。
胴体の前端部。
胴体前端の円すい状に整形された部分。 nose cone
テール コーン
尾部支材
フレーム
隔壁
耐圧壁
キール
床
ゆか
シート トラック
バルジ
レードーム
背びれ
せびれ
腹びれ
機室
はらびれ
きしつ
与圧室
操縦室
よあつしつ
そうじゅうしつ
客室
きゃくしつ
貨物室
かもつしつ
装置室
そうちしつ
爆弾倉
ばくだんそう
びぶしざい
かくへき
たいあつへき
胴体後端の円すい状に整形された部分。 tail cone
尾翼又は尾部を,主翼,胴体などに結合
するために後方に突き出された構造物。
胴体などの横断面にあって,断面形を保
つためのわく状の構造部材。
胴体などを横に仕切る壁状の構造部材。 bulkhead
与圧室端部の隔壁。
胴体,艇体又はフロートで底部中央の長
さ方向の主要構造部材。
機室,貨物室などの床。
床などに設ける座席取付け用の軌道状の
部材。
胴体の側面に張り出された部分。
レーダのアンテナの覆い。
胴体上面と垂直尾翼前縁をつないで取り
付けられたひれ。
胴体下面に取り付けられたもの。
直接外気に接触しないように閉じられた
操縦室及び客室の総称。
圧力が調整できるように作られた機室。 pressurized cabin
操縦者が航空機を操縦するところで,操
縦装置,操作装置,計器などが集中的に
取り付けられている機室。
乗客を乗せるように設備された機室。
貨物及び手荷物を積むように設けられた
機体内の区画。
各種の装置・系統が取り付けられた機体
の区画の総称。
爆弾その他投下する武器を積むように設
けられた機体内の区画
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5
W 0108 - 1976
番号
用語
読み方
とびら口
とびらぐち
出入口
でいりぐち
貨物口
かもつぐち
非常口
点検口
ひじょうぐち
てんけんぐち
エアステア
キャノピー
風防
射出座席
脱出カプセル
意味
対応英語(参考)
機体にあけられた,とびら付きの開孔部
の総称。
主に人の乗降に使われるとびら口
主に貨物及び手荷物の積み降ろしに使わ
れるとびら口。
非常脱出用のとびら口。
点検及び整備のためのとびら口。
機体に組み込まれた乗降用の階段。
操縦席の透明な覆い。
ふうぼう
操縦者を風からしゃへいし,前方の視野
を確保するため,操縦室の前側に取り付
けられた透明な部分。
しゃしゅつざせき 脱出のとき機外に射出できる仕掛けを持 ejection seat
った座席。
だっしゅつかぷせ 脱出のとき機体から分離できる仕掛けを
る
持った機室。
(3) 発動機装着に関する用語
番号
用語
ナセル
パイロン
エンジン ポッド
空気取入口
カウリング
読み方
意味
対応英語(参考)
主として発動機,それに付随する補機な
どを収め,又は保護するためのフェアリ
ング。
動力装置,回転翼,機外とう載物などを
支持するために,航空機の胴体,翼など
から突き出された構造物。
発動機を収めるために翼又は胴体から張
り出して取り付けられるナセル。
くうきとりいれぐ 発動機,冷却器,空気調和装置その他空
ち
気を必要とする装置,機器などに,機外
から空気を取り入れるための取り入口。
発動機,冷却器などを覆って抵抗を減ら
すとともに,内部の気流を整えるための
覆い。
カウル フラップ
カウリング内を流れる冷却空気の流量を
調節するため,カウリングの後縁部にヒ
ンジで取り付けられた可動式のフラッ
プ。
発動機架
はつどうきか
発動機を機体構造に取り付けるための架
構。
ショック マウン
発動機の振動を吸収し,機体構造に伝達
ト
しないよう発動機の取付部に装着された
緩衝装置。
備考 発動機ショックマウント
発動機防火壁
はつどうきぼうか 発動機部から発生した火災を他の構造部
へき
分から隔離するために設けられた,耐火
材料でできた隔壁。
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6
W 0108 - 1976
(4) 着陸装置に関する用語
番号
用語
読み方
意味
対応英語(参考)
着陸装置
ちゃくりくそうち 航空機を地上又は水上で支持し,離着陸 landing gear,
又は離着水のときに使用される装置の総
称。
備考 車輪式,フロート式,そり式,
スキー式着陸装置などがある。
主脚
しゅきゃく
前脚
ぜんきゃく
尾脚
びきゃく
脚室
きゃくしつ
脚とびら
きゃくとびら
引込装置
ひきこみそうち
アップ ロック
ダウン ロック
抗力支柱
緩衝支柱
横支柱
トルク リンク
シミー ダンパ
地上で機体重量の大部分を支持する脚装
置。
前輪式着陸装置で,機首に設けられた脚
装置。
尾輪式着陸装置で,胴体後部に設けられ
た脚装置。
引込式着陸装置を格納するために機体に
設けられた区画。
脚室のとびら。
着陸装置を機体内に引き込み又は引き出
すための装置。
引込式の着陸装置を上げ位置に固定する
金具。
引込式の着陸装置を下げ位置に固定する
金具。
こうりょくしちゅ
前後方向の荷重を受け持つ脚支柱。
う
備考 着陸装置の抗力支柱
かんしょうしちゅ 上下方向の荷重を受け持ち,かつ衝撃を
う
緩和するための機構を持つ脚支柱。
よこしちゅう
側方荷重を受け持つ脚支柱。
ピストン式の緩衝支柱を持つ脚で,ピス
トンの回転を拘束する結合リンク。
シミーの発生を防止する装置。
主車輪
しゅしゃりん
前車輪
ぜんしゃりん
尾輪
びりん
ブレーキ
スキー
車輪式着陸装置の主脚に用いられる車
輪。
前輪式着陸装置の前脚に用いられる車
輪。
尾輪式着陸装置の尾脚に用いられる車
輪。
航空機の離着陸及び地上走行のとき,車
輪を制動する装置。
航空機が雪上又は氷上に離着陸できるよ
うに考慮されたスキー状の着陸装置。
スキッド
テール スキッド
フロート
ステップ
航空機を地上で支持し不整地でも離着陸
できるように考慮されたそり状の着陸装
置。
前輪式着陸装置を持つ航空機で,離着陸
のとき,胴体尾部の保護のため,胴体尾
部下面に取り付けられたそり状の装置。
航空機を水上で支持し,離着水時に使用
される舟形又は円筒状の着陸装置。
艇体又はフロートの底面に機体軸にほぼ
直角に付けられた段。
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W 0108 - 1976
番号
用語
読み方
チャイン
意味
対応英語(参考)
艇体又はフロートの底面と側面とが交わ
るりょう線。
(5) 構造の形式・要素・基準などに関する用語
番号
用語
わく組構造
応力外皮構造
モノコック構造
読み方
意味
対応英語(参考)
わくぐみこうぞう トラス,ラーメンなどのようにわく組で frame structure
荷重を受け持つ構造。
おうりょくがいひ
外板が荷重を受け持つ構造。
こうぞう
ものこっくこうぞ 縦通材がなく,外板及びフレームだけか
う
らなる応力外皮構造。
セミモノコック構 せみものこっくこ 外板,フレーム及び縦通材からなる応力
造
うぞう
外皮構造。
組立構造
くみたてこうぞう 別々のいくつかの構造要素をリベット, built-up structure
接着,溶接などで結合して組み立てた構
造。
インテグラル構造 いんてぐらるこう
インテグラルスキンなどのように,リベ
ぞう
ット,接着,溶接などによる結合を持た
ない一体化された構造。
接着構造
せっちゃくこうぞ
接着剤を用いて結合して作られた構造。 bonded structure
う
サンドイッチ構造 さんどいっちこう 2枚のフェース プレートの間にコアを sandwich structure
ぞう
はさんでフェース プレートとコアとを
接着,ろう付け又は溶接により結合した
構造。
ハニカム
サンドイッチ構造のコアその他に用いら
れるはちの巣状の構造。
コア
サンドイッチ構造のフェース プレート
間の心材。
備考 サンドイッチ構造のコア
サンドイッチ構造の両面の板。
フェース プレー
ト
備考 サンドイッチ構造のフェース facing,
プレート
外板
がいはん
機体の外形を形成するためにその表面に
取り付けられた板材。
インテグラル ス
厚板から削り出し又は押し出し形材を用
キン
いてストリンガの機能をも含め一体に製
作された外板。
羽布
はふ
トラス構造などの機体の外形を形成する
ためその表面に張られた布。
縦通材
じゅうつうざい
長さ方向の部材。
ロンジロン
胴体構造などで,一般縦通材より大きな
断面積を持ち集中的な軸力を分担する縦
通材。
ストリンガ
インターコスタル
板を区切ることによってせん断強度を向
上させるとともに,長さ方向の軸力をも
受け持てるようにしたスティフナ。
板の座屈強度の向上又は横荷重の支持の
ため小骨,フレームなどの間に取り付け
られた短い部材。
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W 0108 - 1976
番号
用語
読み方
スティフナ
結合金具
けつごうかなぐ
継手
つぎて
ヒンジ金具
ひんじかなぐ
かく(殻)
パネル
片持翼
かたもちよく
箱形はり
はこがたはり
単けた構造
二本けた構造
多けた構造
支柱
クリップ
フォーマ
ビード
軽減孔
ダブラ
シヤタイ
クラック ストッ
パ
シーリング
アライメント点
水平標点
つり上げ点
ジャッキ点
係留点
意味
対応英語(参考)
板の面に垂直な変位を拘束し,座屈強度
の向上,変形の防止などのため取り付け
られた部材。
トーション ボッ
クス
部材の結合,取付けなどのとき,荷重を
伝達するために使われる金具。
備考 機体の結合金具
二つ以上の部材を結合し,荷重を伝達す
る構造。
動翼,とびらなど可動部のヒンジに使わ
れる金具。
荷重を受け持つ曲面の薄板構造。
平面又は曲面の板状構造。
付け根だけで胴体と結合されて荷重の伝
達を行う形式の翼。
箱形のはり。
ねじりモーメントを伝達させる閉断面の
箱形の構造。
たんけたこうぞう 1本の主けたを持つ構造。
にほんけたこうぞ
2本のけたを持つ構造。
う
たけたこうぞう
3本以上のけたを持つ構造。
しちゅう
軸力を受け持つ柱状の部材。
けいげんこう
部材間の荷重の伝達又は部材相互の変位
の拘束のため取り付けられた小結合材。
板の形状を保持するための部材。
薄板に剛性増加の目的で付けられた型押
しによるみぞ。
強度に余裕のある部材にあけられた重量
を軽減するための穴。
板構造に局部的応力増加,剛性の不足な
どを防ぐため部分的に追加された補強の
ための板。
外板と,小骨又はフレームとの間を結合
してせん断力を伝達させるための部材。
き裂の成長を防ぐために設けた部材及び
ストップホール。
与圧胴体の空気漏れ,インテグラル タ
ンクの燃料漏れ,外部からの水の侵入な
どを防ぐ処置。
機体組み立て後の寸法及び角度を測るた
めに機体に設けられた基準点。
すいへいひょうて 機体の水平方向を表すために,機体に設
ん
けられた基準点。
つりあげてん
つり上げ具を掛けるために機体に設けら
れた箇所。
じゃっきてん
ジャッキを当てるために機体に設けられ
た箇所。
けいりゅうてん
機体を地上に係留するとき,索などを掛
けるために機体に設けられた箇所。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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W 0108 - 1976
番号
用語
バフェッティング
構造減衰
対応英語(参考)
くうりきだんせい 空気力と構造の弾性力,慣性力などとの aeroelasticity
相互作用による諸現象及びその性質。
空力熱弾性
くうりきねつだん 特に空力加熱の影響をも考慮した空力弾
せい
性。
フラッタ
空気力と構造の弾性力,慣性力などとの
相互作用によって起こる自励振動。
ダイバージェンス
外力が,弾性復元力より大きくなったと
きに起こる静的不安定現象。
補助翼バズ
意味
空力弾性
読み方
ほじょよくばず
高亜音速及び遷音速域で,気流のはく離,
衝撃波の移動などが原因で補助翼のヒン
ジまわりに起こる振動
航空機の一部が,かく乱気流によって起
こす不規則な振動。
こうぞうげんすい 結合部の摩擦及び材料の内部減衰に起因 structural damping
する構造の振動減衰性。
疲労寿命
ひろうじゅみょう 繰返し荷重を受ける部材や構造が破壊す fatigue life
るまでの荷重の繰返し数又は時間。
熱疲労
ねつひろう
温度の変動の繰返しに起因する部材や構
造の疲労。
音響疲労
おんきょうひろう 音波によって生じる繰返し荷重に起因す acoustic fatigue,
る部材や構造の疲労。
フェール セーフ ふぇーる せーふ 一部の部材が壊れても構造全体は安全
構造
こうぞう
で,その設計荷重の特定の比率の荷重を
一定の期間受け持つことができる構造。
制限荷重
せいげんかじゅう 常用運用状態で,航空機又はその構造部 limit load
分に働くと予想される最大の荷重。
終極荷重
しゅうきょくかじ
制限荷重に安全率を乗じた荷重。
ゅう
荷重倍数
安全率
かじゅうばいすう 航空機に働く荷重と航空機重量との比。 load factor
あんぜんりつ
制限荷重より大きな荷重が生じる可能
性,材料,製造及び使用中の劣化を含め
た構造強さの変動並びに設計の不確かさ
に備えて用いる設計係数。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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W 0108 - 1976
航空部会 航空用語(機体構造)専門委員会 構成表
(委員会長)
(専門委員)
(事務局)
氏名
上 山 忠 夫
竹 内 和 元
古 賀 達 蔵
小 林 繁 夫
砂 川 恵
堺
司
逢 坂 国 一
藤 嶋 敏 夫
島 文 夫
金 田 安 雄
落 合 一 夫
井 田 孝
矢 島 武 憲
所属
科学技術庁航空宇宙技術研究所
科学技術庁航空宇宙技術研究所
科学技術庁航空宇宙技術研究所
東京大学工学部
東京大学宇宙航空研究所
通商産業省機械情報産業局
工業技術院標準部
社団法人日本航空宇宙工業会
日本航空機製造株式会社
富士重工業株式会社
日本航空株式会社
工業技術院標準部
工業技術院標準部機械規格課