2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

X 9204:2004 (ISO 12640-2:2004)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日

本工業規格である。

これによって,JIS X 9204:2000は,改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 12640-2:2004,Graphic technology

− Prepress digital data exchange ‒ Part 2:XYZ/sRGB encoded standard colour image data (XYZ/SCID)を基礎と

して用いた。

この規格の一部が, 技術的性質をもつ特許権, 出願公開後の特許出願, 実用新案権, 又は出願公開後の実

用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性質をもつ特許権, 出願公開後の特許出願, 実用新案権, 又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について, 責任はもたない。

JIS X 9204には,次に示す附属書がある。

附属書A(規定)高精細カラーディジタル標準画像データ-使用指針

附属書B(規定)検査合計データ

附属書C(参考)画像データの典型的なTIFFファイルヘッダ

附属書D(参考)テキスト挿入

附属書E(参考)画像の評価及び再現

(1)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

2

X 9204:2004 (ISO 12640-2:2004)

ページ

序文 ··································································································································· 1

1. 適用範囲 ························································································································ 1

2. 引用規格 ························································································································ 1

3. 定義 ······························································································································ 1

4. 画像データ ····················································································································· 2

5. データの表現方法及び定義 ································································································ 2

5.1データセットの定義 ·········································································································· 2

5.2 CIE XYZデータとsRGB色空間データとの関係····································································· 3

5.3 自然画像 ······················································································································ 4

5.4 合成画像 ······················································································································ 7

6. 電子データ ···················································································································· 12

6.1 画像データの特徴 ··········································································································· 12

6.2ファイルの構造 ··············································································································· 12

附属書A(規定)高精細カラーディジタル標準画像データ-使用指針 ·············································· 14

附属書B(規定)検査合計データ ··························································································· 15

附属書C(参考)画像データの典型的なTIFFファイルヘッダ ····················································· 17

附属書D(参考)テキスト挿入 ······························································································ 20

附属書E(参考)画像の評価及び再現······················································································ 21

参考文献 ···························································································································· 23

(2)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

日本工業規格

JIS

X 9204:2004

(ISO 12640-2:2004)

高精細カラーディジタル標準画像(XYZ/SCID)

Graphic technology −Prepress digital data exchange −

XYZ/sRGB standard colour image data (XYZ/SCID)

序文 この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 12640-2:2004,Graphic technology - Prepress digital

data exchange - Part 2:XYZ/sRGB encoded standard colour image data (XYZ/SCID)を翻訳し,技術的内容及び

規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

1. 適用範囲 この規格は,符号化,変換,圧縮及び復元を含む画像処理,カラーモニタ表示,又は印刷

の過程における画質変化を評価するための15種の標準カラー画像を表現する数値データを規定する。標準

カラー画像は,16ビットXYZ及び8ビットRGBのディジタルデータに符号化され,電子データファイル

として提供される。この規格は,画像形成にかかわる研究,開発,製品評価及び工程制御に利用すること

ができる。

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。

ISO 12640-2:2004,Graphic technology - Prepress digital data exchange - Part 2:XYZ/sRGB encoded

standard colour image data (XYZ/SCID) (IDT)

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。

これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格

の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付記

していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS X 9205 電子製版画像データ交換用タグ付きファイルフォーマット(TIFF/IT)

備考 ISO 12639:1998 Graphic technology-Prepress digital data exchange - Tag image file format for image

technology (TIFF/IT) が,この規格に一致している。

IEC 61966-2-1:1999 Colour measurement and management in multimedia systems and equipment. Part 2-1:

Colour management ‒ Default RGB Colour Space ‒ sRGB

ITU-R BT.709-3:1998 Parameter values for the HDTV standards for production and international programme

exchange

TIFF, Revision 6.0 Final, Aldus Corporation (now Adobe Systems Incorporated), June3, 1992

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。

3.1 検査合計 (check sum) ファイル中の数値の合計であって,ファイルが適切に転送されたかどうかを

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

2

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

検査するために使われるもの。

備考 通常,低位のビットだけが合計される。

3.2 色順 (colour sequence) 色をデータファイル内に格納する順番。

3.3 色空間 (colour space)色の幾何学的表示に用いる,通常3次元の空間。この用語は,XYZ及びsRGB

を記述するために使われる。

備考 この規格は,二つの色空間,XYZ及びsRGBに基づく。XYZとsRGBとの関係は,5.2による。

3.4 全体的色変更(global colour change)画像の中の色変更を,その画像のすべての部分に一貫して

適用すること。

備考 他の色変更の方法として,画像の選ばれた空間領域を,その他の画像領域とは独立に変更する

局所的色変更がある。

3.5 画像の向き (orientation) 利用者が観察する画像内容を基準とした,データの原点及び最初の行の

向き。

備考 画像の向きを指定するために使われるコードは,JIS X 9205による。

3.6 画素 (pixel) 画像における処理可能な最小要素。その色値が特定の色空間の座標値として符号化され

ている。

備考 画素が補間の結果である場合,注記しておくのが望ましい。

3.7 画素色値 (pixel colour value) 画素の色を表現する一組の数値。

3.8 点順次 (pixel interleaving) 画素についてのXYZ色空間又はRGB色空間での色値を次々と並べた

カラーデータの構成方法。色値の各座標値は,どの画素についても同じ順番に並べる。

備考1. 色の特定の順序は,JIS X 9205の中で定義されるColorSequenceタグによって決定される。

2. 他のカラーデータ順次表現方法として,線順次及び面順次がある。

3.9 三刺激値 (tristimulus values) 三色表色系において試料の色刺激に等色するために必要な3個の

原刺激の量。

4.画像データ この規格は,8種の自然画像及びコンピュータで生成した7種の合成画像に対し,16

ビットXYZデータ及び8ビット sRGBデータとして符号化したカラー画像データからなる。

これらのデータの画像特徴は5.で規定し,電子データ構造は6.で規定する。画像データそのものは,

この規格に含まれる30種のデータファイルに格納してある。画像の名称に対応するファイル名は,5.3

及び5.4に示す。

5.データの表現方法及び定義

5.1 データセットの定義 各標準画像データセットは,写真撮影された8種の自然画像及びコンピュータ

で生成した7種の合成画像からなる。自然画像の識別記号は,それぞれN1〜N8とし,各画像には,その

絵柄に由来する名前(例えば,“女性とグラス”)を付ける。合成画像の識別記号は,それぞれS1〜S7

とし,コンピュータグラフィクス,ビジネスグラフ,カラーチャート及びカラービネット(colour vignettes)

からなる。二つの色空間による画像データセットを区別するために,XYZ画像には“ISO-XYZ”,sRGB

画像には“ISO-sRGB”という小さな文字を画像中に挿入する。小さな文字の挿入位置情報は,附属書Dに示

す。

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

3

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

5.2 CIE XYZデータとsRGB色空間データとの関係

5.2.1 出力基準sRGB画像データの特徴 多数の画像装置間の互換性を最大限に保証するために,sRGB

画像データは,IEC 61966-2-1で規定される理想的なsRGBディスプレイ及びsRGB観察条件における出力

基準のデータとする。sRGB観察条件下で,sRGBディスプレイ上に望ましい画像の見え(appearance)を

作り出すために必要なすべての色処理は,sRGB画像データの符号化に先立って行われなければならない。

sRGB画像データは,望ましいsRGBの見えを伝えるものと考えることが望ましい。その後の色作りは,

異なる媒体の能力及び観察条件によって必要となるやや異なる見えを作るために行うことがあってもよい

が,このような色作りは,一般的に,かなり本質的な方法で自動的に見えを変えてしまうようなもので

あってはならないし,sRGB画像データが“未完成な”ものであるとみなすことも許されない。この規則

の例外は,使用者による画像データの編集及び操作,並びにsRGBではない任意のRGB画像データの処理

とする。

5.2.2 XYZデータとsRGBデータとの関係 CIE 1931 XYZ三刺激値とsRGBディジタルデータとの間の

変換は,次に示すようにIEC 61966-2-1で規定されている。これらの変換は,XYZ三刺激値が8ビットsRGB

値からいかに計算されるかを定義する。決定された測色値は,標準観測者が,標準観測条件で標準カラー

モニタ上の画像を観測するときの測色値とする。

両者の関係を,次のとおり定義する。

R'sRGB=R8bit/255

(1)

G'sRGB=G8bit /255

(2)

B'sRGB=B8bit /255

(3)

ここに,

R8bit

8ビットに符号化されたsRGB Rに対するコード値,

G8bit

8ビットに符号化されたsRGB Gに対するコード値,

B8bit

8ビットに符号化されたsRGB Bに対するコード値,

R' sRGB

sRGB R値,

G' sRGB

sRGB G値,

B' sRGB

sRGB B値,

R' sRGB ≤ 0.04045のときは,RsRGB = RʼsRGB / 12.92とし、他は

R

sRGB

=R

(

(

'

sRGB

+

.0

055

.1/)

055

)4.2

G' sRGB ≤ 0.04045のときは,GsRGB = GʼsRGB / 12.92とし、他は

G

sRGB

=G

(

(

'

sRGB

+

.0

055

.1/)

055

)4.2

B' sRGB ≤ 0.04045のときは,BsRGB = BʼsRGB / 12.92とし、他は

B

sRGB

=B

(

(

'

sRGB

+

.0

055

.1/)

055

)4.2

また,

.0

4124 .0

3576 .0

1805

R

sRGB

Y

=

.0

2126 .0

7152 .0

0722

G

sRGB

Z

B

sRGB

X

.0

0193 .0

1192 .0

9505

(4)

ここに,RsRGB,GsRGB及びBsRGBは,輝度に比例したsRGB値を表わす。また,X,Y及びZ値は,sRGB

画像が理想的なsRGBディスプレイに表示されたときに測定される値となる。このとき,各種フレア(flare)

を除いて測定を行う。式(4)によって計算されたCIE 1931 XYZ三刺激値は,0.0〜100.0ではなく, 0.0

〜1.0の相対値に調整されている。絶対的な三刺激値は,0.0〜1.0の相対値にsRGBディスプレイの白色点

輝度である80を乗算して計算された値となる。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

4

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

5.2.3 XYZ画像データ 5.2.2で計算されたXYZ画像データは、ディスプレイの白色点の三刺激値で正規

化を行い,16ビットのデータ範囲に拡張するための係数を掛けて、それぞれ16ビットデータとして記述

する。

X

16bit

=

65535

×

X / X

65

Y

16bit

=

65535

×

Y / Y

65

Z

16bit

t

=

65535

×

Z / Z

65

(5)

(6)

(7)

ここに,

X16bit

16ビットに符号化したXのコード値;

Y16bit

16ビットに符号化したYのコード値;

Z16bit

16ビットに符号化したZのコード値;

X, Y 及び Z

X65, Y65 及び Z65

内部フレア,ベイリンググレア(veiling glare),ビューイングフレア(viewing

flare)などの各種フレアを除いたディスプレイの三刺激値;

ディスプレイの白色点の三刺激値とする。

5.2.4 画像データ配置 各色空間における画像データは,RGB順(8ビット)及びXYZ順(16ビット)

の点順次とし,絵柄の左上を始点として右方向に1行分を配列し,順次下段に行走査して構成する。

5.3 自然画像 自然画像の特徴及び用途を表1に示す。各画像は,それぞれ識別番号及び名称をもつ。

自然画像を縮小し,カラーで再現したものを図1に示す。自然画像の仕様を,次に示す。

a) 画像の大きさ 4096画素(長辺) × 3072画素(短辺)

備考 4096 × 3072画素で構成される自然画像は,16画素/mmで印刷すると,256mm × 192mm

の寸法となる。

b) カラー画像データの並び順 点順次。

c) カラー画像データの色順

d) カラー画像データの色値

e) 画像データの向き

(R,G,B)又は(X,Y,Z)。

RGBデータは,各色8ビット,XYZデータ は,各色16ビット。

画像の左上を始点,右下を終点とする水平走査。

備考1. 画像”野火”の原物は,絵画であるが,自然画像として分類した。

2. 個々のファイルのヘッダにあるデータの符号化方法は,附属書Cによる。JIS X 9205

規定される書式に従う。

3. N1及びN5では,画像のハイライト部分の階調範囲を制限している。

4. N2,N4及びN8では,高度な観察者は,ハイライト又はシャドー部分での階調範囲の

制限に気づくことがある。このような階調範囲の制限は,通常,多くの画像に見られる。

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

5

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

表1 自然画像

画像の識別番号

画像の名称

画像の縦横

特徴

グラスを持った女性のクローズアップ画像で,人肌の色再現性

評価用画像。

豊富な色彩をもつ花のみずみずしさを表現した画像で,ハイライ

トの階調再現性の評価及び暗い階調の擬似輪郭評価用画像。

女性とグラス

縦長

横長

釣具

縦長

民芸品

横長

野火

横長

波止場

横長

複雑な幾何学的形状をもち,画像処理結果の評価に適した画像。

毛糸

横長

毛糸,鉛筆及びリボンで構成され,画像機器の色再現域評価に

適した画像。

銀製品

縦長

グレーの階調再現及び金属光沢の再現の評価に適した画像。

暗部の多い釣具の画像で,画像鮮鋭度評価用画像。

日本の伝統的な民族工芸品を多数同時に撮影した画像で,多くの

高彩度色をもつ色再現性評価用画像。

日本画の伝統的なテクニックを特徴づけている微妙な色調の

再現性評価用画像。

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

6

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

N1 女性とグラス

N2 花

N3 釣具

N4 民芸品

N5 野火

N6 波止場

N7 毛糸

N8 銀製品

図1 自然画像

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

7

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

5.4 合成画像

5.4.1 一般 合成画像は,コンピュータグラフィクス,ビジネスグラフ,カラーチャート及びカラー

ビネットで構成される。図2に縮小した合成画像を示す。カラー画像データの並び順,色順,色値及び

画像の向きは,自然画像と同じとする。画像の大きさを表2に示す。

表2 合成画像

画像の識別番号

画像の名称

画像の縦横

(画素数)

(画素数)

ティーポット

横長

フクスケ

横長

ネコ

横長

スポーツ

縦長

ビジネスグラフ

横長

カラーチャート

横長

カラービネット

横長

S1〜S5は,カラーモニタ出力画像として作成したので,最初に8ビットsRGB データを生成した。16

ビットXYZデータは, 8ビットsRGBデータを5.2.2に示すsRGB からXYZへの変換によって作成した。

S6及びS7は,最初にCIE L*が等間隔となるように設計した。画像の各部分の間隔のセットに対して,

適切なL* ( a* = b* = 0 )を16ビットXYZデータに変換し,その後,適切な正規化及びIEC 61966-2-1で

定義されるXYZからsRGBへの変換によって8ビットsRGBデータに変換した。

備考:S1及びS2は,ハイライト領域にディテイル(detail)のない,階調範囲の制限されたハイライト

を含む。

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

8

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

S1

ティーポット

S2

フクスケ

S3

ネコ

S4

スポーツ

S5

ビジネスグラフ

S6

カラーチャート

S7

カラービネット

図2 合成画像

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

9

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

5.4.2 コンピュータグラフィクス コンピュータグラフィクス(CG)は,人工的に作られた画像とする。CG

は,自然画像とは異なり,雑音を含まない広い等色相領域,並びに色相及び/又は明度が滑らかに変化

する領域を含む。

S1及びS2は,陰影をもつ3次元CG画像とする。一方,S3及びS4は,陰影のない2次元 CG画像と

する。4種のCG画像は,標準カラーモニタ画像として作成され,sRGBの各チャネルが8ビット解像度を

もつ。

a) S1 (ティーポット) S1は,3次元CG分野での標準立体データのUTAHティーポットに,水彩画

を写像して求めた3次元CG画像とする。一般に曲面は,多角形近似されるが,ベジエクリッピングを

用いた光線追跡(ray tracing)法によって高精度表示した。また,水彩画の微妙な階調は,ベジエ関数で

定義され,微妙な色の変化を示す。

b) S2 (フクスケ) S2は,立体物の実写画像を3次元CG画像に写像し直したもの,立体データ,

2次元CG画像,2次元CGスケッチなどをCGアーティストによって2次元画像上に合成されたCG画像

である。制作意図は,日本古来の人形素材であるフクスケ,現代的な素材であるパソコン,コンパクト

ディスクなどを混在させることによって,新しいマルチメディア世界をイメージすることとした。

c) S3 (ネコ) S3は,2次元CGの例である。ねこの写真をサンプリングして作ったディジタル画像

に,人間の目の特性を考慮した領域分割を施し,その分割された個々の領域の色相及び形を作者の感性

をもとに変化させることで作成した。画像中に幅広い色域の情報をもつことを特徴とする。

d) S4 (スポーツ) S4は,スキーヤの写真をサンプリングして作ったディジタル画像に対して,

色相及び形をCGアーティストの感性で変化させて作成した。制作意図は,スポーツとアートとの融合

をテーマに,躍動感を表現することである。この画像は,絵画的な要素,幅広い色情報及びバランスの

とれた色相をもつことを特徴とする。

5.4.3 ビジネスグラフ S5は,棒グラフ,円グラフ,連続階調パターン及び文字パターンで構成する。

棒グラフは,無彩色を背景として7本の棒で構成する。それぞれの棒は,基本色,基本色を淡色化した

中間色及びハイライト色,並びに基本色を2段階に暗色化したものからなる5色で構成する。円グラフは,

白色を背景として,7色の基本色で構成したもの,及び7色の中間色で構成する2種の円グラフから構成

する。連続階調パターンは,開始色が黄色,終了色が黄赤のもの及び開始色が黄緑,終了色が濃い青の

ものとの2種の連続階調パターンから構成する。

5.4.4 カラーチャート

5.4.4.1 割り付け S6画像は,ITU-R BT.709-3のRGB原色で規定される色空間内で,負の三刺激値を

使用しない色票(colour patches)によって構成する。これらの色票を使用して,原画像ファイルに対する

画像出力装置の色再現能力を,測定によって客観的に評価できる。S6XYZ画像は,16ビットXYZで,S6RGB

画像は,8ビットsRGBで符号化される。

各カラーチャートは,図3に示すように,次の二つの領域をもつ。

a) 63(=216)個の3次色色票領域

b) 1次色,2次色及び3次色グレーの領域(全77色票)

備考:符号化されたsRGB及びXYZ画像データは,5.2.2及び5.2.3で規定された変換によってディス

プレイに表示する画像の測色値に変換できる。しかしながら,ディスプレイ用に変換された

測色値は,どんな内部フレア,ベイリンググレア,ビューイングフレアも含まないことから,

理想的なsRGBディスプレイで観察される測色値を正確には表現しない。色再現の忠実性を

原画像と比較するときには,観察者が見る測色値と比較することが,一般にはより適切である。

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

10

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

ディスプレイに表示される再現物,又は観察者が見る再現物の測色値の,原画像の測色値に

対する忠実性が,常に再現物の質を表す指標である考えるのは適切ではない。最適な質を得る

ためには,sRGB観察条件と再現物を見る観察条件,及びsRGBと再現媒体の輝度及び色再現

域に差があるために,再現物の測色値を画像データに直接に結びつく測色値とは異なるように

調整することがしばしば必要である。

チャートの各色票の測色データは,テキストデータファイルCHART.CSVとして含める。

63 領域

1次色、2次色及び3次色の領域

図3 カラーチャート(S6)

5.4.4.2 63領域の作成法 S6画像の63領域のXYZデータ及びsRGBデータは,次の手順で作成する。

a) L* (0〜100)値を20きざみで均等に分割し,6段階とする。

b) 分割されたL*値(a*=b*=0と仮定)を,正規化(0〜1)されたXYZ値に変換する。

c) この6組のXYZ値を,式(8)によって線形sRGB値に変換する。

3.24

06

1.537

2

0.4986

X

R

sRGB

G

sRGB

= −

0.96

98 1.87

58 0.04

15

Y

0.055

7

0.2040 1.0570

Z

B

sRGB

(8)

d) 得られた6段階の線形sRGB値を組み合わせて63組の線形sRGB値を作成する。この63組の線形sRGB

値に対して,式(9)によってXYZ値を求める。

ZYX =

.0

4124 .0

3576 .0

1805

.0

2126 .0

7152 .0

0722

.0

0193 .0

1192 .0

9505

R

sRGB

G

sRGB

B

sRGB

e) 63組のsRGB値に対応した8ビットのsRGB値を,次に示す関係から求める。

RsRGB≦0.0031308のときは,RʼsRGB = 12.92×RsRGBとし、他はRʼsRGB =1.055 × RsRGB(1.0/2.4) −0.055

GsRGB≦0.0031308のときは,GʼsRGB = 12.92×GsRGBとし、他はGʼsRGB =1.055 × GsRGB(1.0/2.4) −0.055

BsRGB≦0.0031308のときは,GʼsRGB = 12.92×GsRGBとし、他はBʼsRGB =1.055 × BsRGB(1.0/2.4) −0.055

(9)

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

11

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

C1.1〜C1.6の6ブロックの中で,G値は,ブロックごとに変化する。各ブロックの中で,R値は,水平

方向に,B値は,垂直方向にそれぞれ変化する。

5.4.4.3 1次色,2次色及び3次色グレー領域の作成法 各々の領域のXYZ及びsRGBデータは,次の

手順で作成する。

a) 5.4.4.2 a)で述べた手順において,L* 値(0~100)の均等分割数を6段階から11段階(10きざみ)に変更

し,L* =5を加えてL* =100を除き,合計11段階とする。5.4.4.2 のb)及びc)の手順まで実行し,

線形sRGB値を求める。

b) 1次色,2次色及び3次色に対し,線形sRGB値を組み合わせる。

c) 5.4.4.2に示すd)及びe)の手順を使用して,線形sRGB値に対応したXYZ値を計算する。線形sRGB

値は,8ビットsRGB値を生成するためにも使用する。

各スケールに12段目の色票(L*=100の色票)が含まれない理由は,その段が白色点(L*=100,a*=b*=0)

であることによる。この段はすべてに共通で,すでに63領域に存在するため,この色票を削除する。

カラースケールは,RGBを垂直方向に変化させ,R,G,B,C,M,Y及びグレーの順に水平方向に

配置する。

5.4.5 カラービネット(Colour vignettes)

5.4.5.1 一般 S7画像は,明るさが水平方向に連続的に変化するカラービネットとする。これを用いて,

出力機器の階調特性又は表現できる階調数が評価できる。また,階調変換,画像圧縮などによる階調再現

性への影響を視覚的に判断することができる。特に,階調再現に不連続性が生じる場合には,垂直方向に

筋状のパターンが観察されるので,一目でそれを知ることができる。

5.4.5.2 カラービネットの作成法 5.4.4.3で述べた手順において,0から100のL* 値の均等分割数を4096

段階に変更して,1次色,2次色及び3次色のXYZデータに対応したsRGBデータを求める。

図4に示すように,S7画像は,1次色,2次色及び3次色に対して,それぞれ二つのカラービネットで

構成される。1次色及び2次色については,上段は黒から,下段は白から始まり,それぞれ左から右へ

純色に向かって変化する。3次色(グレー)については,上段は黒から白へ,下段は白から黒へ,それぞれ

左から右へ変化する。

カラービネット全体の外側を囲むフレーム及び個々のパターンの間にすき(隙)間を設ける。フレーム

及びすき(隙)間は,色がL* =50でa*=b*=0とする。

図4 カラービネット(S7)

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

12

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

6. 電子データ

6.1 画像データの特徴 画像データは,JIS X 9204に含まれる30個の画像データファイルで構成する。

ファイル名は,5.3及び5.4の画像の識別番号に対応する。表3に各データのファイル名,ファイル容量,

縦の画素数,横の画素数,色空間,色値及び画像の名称を示す。ファイル容量は,記録されたファイル

及びヘッダ情報などを含む。附属書Bの検査合計は,画像データの正当性を検査するために使用する。

画像データファイルの使用制限は,附属書Aに示す。色再現の手引きは,附属書Eに示す。

6.2 ファイルの構造 各データタイプに使用されるファイルフォーマットを次に示す。

RGB画像データ

XYZ画像データ

TIFF 6.0

TIFF 6.0及びJIS X 9205に基づく特殊なTIFF構造ファイルフォーマット

附属書Cに,画像ファイルN1XYZ.TIF及びN1RGB.TIFのTIFF 6.0ファイルヘッダを示す。

RGB画像ファイルは,TIFF 6.0の6及び20と互換性をもつ。

XYZ画像ファイルは,TIFF 6.0もTIFF/ITも認識しないので,互換性をもたない。したがって,

PhotometricInterpretationタグを,RGBデータを指定する“2”に設定するが,XYZデータをRGBデータと

解釈するので,アプリケーションは,間違った色を表示する。また,ColorSequenceタグ(JIS X 9205

定義される。)は,“XYZ”に設定する。

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

13

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

表3 自然画像及び合成画像データファイルの内容

ファイル名

ファイル容量

(バイト数)

(画素数) (画素数)

色空間

色値

画像の名称

各色16ビット点順次 女性とグラス

各色 8ビット点順次 女性とグラス

各色16ビット点順次 花

各色 8ビット点順次 花

各色16ビット点順次 釣具

各色 8ビット点順次 釣具

各色16ビット点順次 民芸品

各色 8ビット点順次 民芸品

各色16ビット点順次 野火

各色 8ビット点順次 野火

各色16ビット点順次 波止場

各色 8ビット点順次 波止場

各色16ビット点順次 毛糸

各色 8ビット点順次 毛糸

各色16ビット点順次 銀製品

各色 8ビット点順次 銀製品

各色16ビット点順次 ティーポット

各色 8ビット点順次 ティーポット

各色16ビット点順次 フクスケ

各色 8ビット点順次 フクスケ

各色16ビット点順次 ネコ

各色 8ビット点順次 ネコ

各色16ビット点順次 スポーツ

各色 8ビット点順次 スポーツ

各色16ビット点順次 ビジネスグラフ

各色 8ビット点順次 ビジネスグラフ

各色16ビット点順次 カラーチャート

各色 8ビット点順次 カラーチャート

各色16ビット点順次 カラービネット

各色 8ビット点順次 カラービネット

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

14

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

附属書A(規定)高精細カラーディジタル標準画像データ-使用指針

A.1 一般 これらの画像データは,種々のテスト及び比較に成功裏に使われることを保証するため,当該

画像データにかかわるすべての使用は,A.2及びA.3に述べる手続き及び指針に従わなければならない。

A.2 画像操作

A.2.1 再現 これらの画像を使用したすべての再現においては,画像源としてJIS X 9204(ISO 12640-2)

に基づくものであることの注釈を含まなければならない。また,画像データに含まれる色空間表示を

残さなければならない。

A.2.2 修正 これらの画像の修正によって作られたすべての画像(派生画像)も,画像の中に見える形で

色空間表示を含まなければならない。これらの画像データを修正するのに使用した,編集ステップや,

拡大縮小又は補間も含めたすべてのステップを示す図表が添付されなければならない。

A.2.3 色操作 これらの画像に対する色又は調子に関するいかなる操作も,画像全体に適用されなければ

ならない。

A.2.4 画像の切り出し これらの画像の切り出しによって色空間表示が消えた場合には,当該画像中又は

当該画像の近くに色空間表示を追記しなければならない。

A.3 配布及び共有に関する指針

A.3.1 はじめに これらの画像の目的とする多くの使用法は,それらがテスト計画の中で,いくつかの

場所で,そして又は幾人かの参加者によって使用されることを必要とする。次の使用法は,標準化機関(ISO

及びJISC)によって許容されると解釈される。

A.3.2 営利販売 A.3.3で規定される場合を除いて,これらのデータ,及びこれらのデータからの印刷物

とも営利販売は禁止される。

A.3.3 試験及び評価用パッケージ 無償で販売又は配布するために,この規格の審美的な印刷物が一部と

して含まれるようにした,試験及び評価を目的としたパッケージの中に,これらの画像に対応したデータ

又はこれらの画像の派生物を含めることが許される。

備考:これらの画像を使用するテストや評価パッケージが,他のデータ処理手順の中にデータを埋め

込むことが必要である場合もある。パッケージの一部として,適当な標準化機関(ISO及び

JISC)から得られたこの規格の審美的印刷物を含めることは,パッケージの中で必要となる

同様な又は派生的なデータを含めることを許すだろう。

A.3.4 試験及び評価プログラム これらのデータファイル又は派生ファイルのコピー(複製)は,試験

及び評価プログラムの参加者間で交換されてもよい。標準化機関(ISO及びJISC)は,この規格の審美的

印刷物の所有権をもつ。

A.3.5 報告 標準化機関(ISO及びJISC)がこの規格の審美的印刷物の所有権をもっている限り,試験

プログラムの報告の一部として又は宣伝行為の中で,これらの画像を示すことは許される。

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

15

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

附属書B(規定)検査合計データ

画像データの正当性を検査するため,各画像の検査合計を求めた。その結果を,附属書B表1及び

附属書B表2に10進数及び16進数で示す。検査合計は,XYZ,RGBの各プレーンの全画素を1バイト

の加算器で加え合わせて計算する。1バイトを超えるビットは,すべて無視する。三つのプレーンの

全成分を加え合わせた検査合計は,Tとして示す。検査合計は,10進数及び16進数の両方で示される。

XYZ画像の場合,1画素が2バイトであるため,上位下位ともに加算する。これらの検査合計値は,画像

データに関するものであるため,ヘッダなどのタグデータに関しては計算に含めない。

附属書B表1 検査合計(XYZ)

画像

10進数

16進数

女性とグラスXYZ

花 XYZ

釣具 XYZ

民芸品 XYZ

野火 XYZ

波止場 XYZ

毛糸 XYZ

銀製品 XYZ

ティーポットXYZ

フクスケ XYZ

ネコ XYZ

スポーツ XYZ

ビジネスグラフ XYZ

カラーチャート XYZ

カラービネット XYZ

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

16

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

附属書B表2 検査合計(RGB)

画像

10進数

16進数

女性とグラスRGB

花 RGB

釣具 RGB

民芸品 RGB

野火 RGB

波止場 RGB

毛糸RGB

銀製品 RGB

ティーポットRGB

フクスケ RGB

ネコ RGB

スポーツ RGB

ビジネスグラフ RGB

カラーチャート RGB

カラービネット RGB

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

17

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

附属書C(参考) 画像データの典型的なTIFFファイルヘッダ

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部では

ない。

C.1 一般 C.2及びC.3は,XYZ/SCID画像の自然画像“女性とグラス”のN1XYZ及びN1RGBのTIFF

ファイルヘッダを示す。

C.2 XYZ画像のTIFFファイルヘッダの例 XYZ/SCID画像のXYZセットの中のファイル名

“N1XYZ.TIF”のTIFFファイルヘッダを次に示す。タグは,TIFF 6.0で定義されたものを使用する。

ColorSequenceフィールド(タグ34017)(JIS X 9205で定義される。)を,“XYZ”に設定する。

PhotometricInterpretationフィールド(タグ262)をRGBデータを指定する2に設定する。

次のフィールドは,省略時の値をとるため,タグに含めない。

NewSubfileType

=0

Orientation

=1 (load from top left, horizontally)

RowsPerStrip

=232 - 1 (only one strip)

PlanarConfiguration =1 (pixel interleaving)

記号“n” は,空バイトを表し,“x” は,データの長さを調整するための埋め草(padding)としての

任意の16進数を表す。

Offsets

Value

Description

***TIFF File Header***

00000000

00000002

00000004

4D4D

002A

00000008

00000008

0010

Byte order “MM”(big-endian)

Version number: 42

Pointer to the 1st: the 1st IFD begins in 8th

byte in a file

***the 1st IFD***

Number of entries in this IFD: 16 entries in

this IFD

Tag# Type Count

Value-offset

0000000A 0100 0003 00000001 0C00xxxx 256

00000016 0101 0003 00000001 1000xxxx 257

00000022 0102 0003 00000003 00000200 258

0000002E 0103 0003 00000001 0001xxxx

0000003A 0106 0003 00000001 0002xxxx

259

262

00000046

010E 0002 00000014 00000206 270

00000052

010F 0002 0000000E 00000220 271

ImageWidth: 3072 pixels/line

ImageLength: 4096 lines/image

BitsPerSample: pointer to the area of

00000200h

Compression: 1(no compression)

PhotometricInterpretation: 2 (normally for

RGB image)

ImageDescription:pointer to the area of

00000206h

Make(Vendor name): pointer to the area of

00000220h

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

18

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

0000005E 0111

0004 00000001 00000400 273

0000006A 0115

00000076 0117

0003 00000001 0003xxxx 277

0004 00000001 04800000 279

00000082

011A 0005 00000001 00000230 282

0000008E 011B 0005 00000001 00000238 283

0000009A 0128 0003 00000001 0003xxxx 296

000000A6 0132 0002 00000014 00000240 306

000000B2 8298 0002 00000029 00000258 33432

000000BE 84E1 0002 00000004 58595A00 34017

000000CA 00000000

***Value area***

00000200 0010 0010 0010

00000206

57 4F 4D 41 4E 20 57 49 54 48 20 47 4C 41 53 53

58 59 5A 00 xx xx xx xx xx xx

00000220 49 53 4F 20 54 43 31 33 30 2F 57 47 32 00 xx xx

00000230 00003E80 00000064

00000238 00003E80 00000064

00000240 32 30 30 32 3A 30 34 3A 30 31 20 31 30 3A 30 30

3A 30 30 00 xx xx xx xx

00000258 43 6F 70 79 72 69 67 68 74 20 32 30 30 32 20 49

53 4F 2C 20 41 6C 6C 20 72 69 67 68 74 73 20 72

65 73 65 72 76 65 64 2E 00 xx

00000282 ‒ 000003FF

***Image data***

00000400 ‒ 048003FF

StripOffsets:00000400h (pointer to the image

data)

SamplesPerPixel: 3

StripByteCounts: 75,497,472 bytes in the

strip

XResolution: pointer to the area of

00000230h

YResolution: pointer to the area of

00000238h

ResolutionUnit: cm

DateTime: pointer to the area of 00000240h

Copyright: pointer to the area of 00000258h

ColorSequence: “XYZn”

Pointer to next IFD: None

BitsPerSample: 16,16,16,(16-bits/sample for

each separation)

ImageDescription:

“WOMAN WITH GLASSXYZn”

Make(Vendor name): “ISO TC130/WG2n”

XResolution: 16000/100 (160 pixels/cm)

YResolution: 16000/100 (160 pixels/cm)

DateTime: “2002:04:01 10:00:00n” (April

1, 2002 at 10:00:00)

Copyright:

“Copyright

2002

ISO,

All

rights

reserved.n”

not used

Image data area is from 00000400h to

048003FFh

附属書C図1 N1XYZ.TIF画像のTIFFファイルヘッダ

C.3 RGB画像のTIFFファイルヘッダの例

XYZ/SCID画像のRGBセットの中のファイル名

“N1RGB.TIF”のTIFFファイルヘッダを次に示す。タグは,TIFF 6.0で定義されたタグを使用する。

次のフィールドは,省略時の値をとるため,タグに含めない。

NewSubfileType

=0

Orientation

=1 (load from top left, horizontally)

RowsPerStrip

=232 - 1 (only one strip)

PlanarConfiguration =1 (pixel interleaving)

記号“n” は,空バイトを表し,“x” は,データの長さを調整するための埋め草としての任意の16進数を

表す。

Offsets

Value

Description

***TIFF File Header***

00000000

00000002

4D4D

002A

Byte order “MM”(big-endian)

Version number: 42

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

19

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

00000004

00000008

Pointer to the 1st: the 1st IFD begins in 8th

byte in a file

00000008

0000000A

00000016

00000022

0011

Tag#

0100

0101

0102

Type Count

0003 00000001

0003 00000001

0003 00000003

Value-offset

0C00xxxx

1000xxxx

00000200

0000002E

0000003A

00000046

0103

0106

010E

0003 00000001

0003 00000001

0002 00000014

0001xxxx

0002xxxx

00000206

00000052

010F

0002 0000000E

00000220

0000005E

0111

0004 00000001

00000400

0000006A

00000076

00000082

0000008E

0000009A

000000A6

000000B2

000000BE

0115

0117

011A

011B

0128

0132

013E

013F

0003 00000001

0004 00000001

0005 00000001

0005 00000001

0003 00000001

0002 00000014

0005 00000002

0005 00000006

0003xxxx

02400000

00000230

00000238

0003xxxx

00000240

00000258

00000268

000000CA

000000D6

8298

0002 00000029

00000000

***Value area***

0008

0008

0008

00000298

***the 1st IFD***

00000200

00000206

00000220

00000230

00000238

00000240

00000258

00000268

00000298

Number of in this IFD: 17 entries in this IFD

256

257

258

ImageWidth: 3072 pixels/line

ImageLength: 4096 lines/image

BitsPerSample: pointer to the area of

00000200h

259

Compression: 1(no compression)

262

PhotometricInterpretation: 2 (for RGB image)

270

ImageDescription: pointer to the area of

00000206h

271

Make(Vendor name): pointer to the area of

00000220h

273

StripOffsets: 00000400h (pointer to the image

data)

277

SamplesPerPixel: 3

279

StripByteCounts: 37,748,736 bytes in the strip

282

XResolution: pointer to the area of 00000230h

283

YResolution: pointer to the area of 00000238h

296

ResolutionUnit: cm

306

DateTime: pointer to the area of 00000240h

318

WhitePoint: pointer to the area of 00000258h

319

PrimaryChromaticities: pointer to the area of

00000268h

33432 Copyright: pointer to the area of 00000298h

Pointer to next IFD: None

57 4F 4D 41 4E 20 57 49 54 48 20 47 4C 41 53 53

52 47 42 00 xx xx xx xx xx xx

49 53 4F 20 54 43 31 33 30 2F 57 47 32 00 xx xx

00003E80

00000064

00003E80

00000064

32 30 30 32 3A 30 34 3A 30 31 20 31 30 3A 30 30

3A 30 30 00 xx xx xx xx

00000C37

00002710

00000CDA 00002710

00000280

0000012C

00000096

000003E8

000003E8

000003E8

0000014A

00000258

0000003C

000003E8

000003E8

000003E8

43 6F 70 79 72 69 67 68 74 20 32 30 30 32 20 49

53 4F 2C 20 41 6C 6C 20 72 69 67 68 74 73 20 72

65 73 65 72 76 65 64 2E 00 xx

000002C2 ‒ 000003FF

***Image data***

00000400 ‒ 024003FF

BitsPerSample: 8,8,8 (8-bits/sample for each

separation)

ImageDescription:

“WOMAN WITH GLASSRGBn”

Make(Vendor name): “ISO TC130/WG2n”

XResolution: 16000/100 (160 pixels/cm)

YResolution: 16000/100 (160 pixels/cm)

DateTime: “2002:04:01 10:00:00n” (April 1,

2002 at 10:00:00)

D65 white point:

x=3127/10000 y=3290/10000

ITU-R BT.709-3 primary colours:

R(640/1000,330/1000)

G(300/1000,600/1000)

B(150/1000,60/1000)

Copyright:

“Copyright 2002 ISO, All rights reserved.n”

not used

Image data area is from 00000400h to

024003FFh

附属書C図2 N1RGB.TIF画像のTIFFファイルヘッダ

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

20

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

附属書D(参考)テキスト挿入

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部では

ない。

各画像は,文字識別子(ISO-XYZ又はISO-sRGB)をその画像の中に挿入する。文字識別子を表現する

画素は,0又は65535/255の値とする。文字識別子は,XYZ及びRGBのそれぞれのセットを区別する。

文字識別子の位置は,附属書D図1に示すとおり,文字識別子を取り囲む長方形の対角の座標によって

規定する。各画像(画素の数に関して)中の文字識別子の位置座標を,附属書D表1に示す。

原点(1,1)

附属書D図1 文字識別子の座標

附属書D表1 各画像における文字識別子の位置座標

識別番号

画像の名称

女性とグラス

釣具

民芸品

野火

波止場

毛糸

銀製品

ティーポット

フクスケ

ネコ

スポーツ

ビジネスグラフ

カラーチャート

カラービネット

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

21

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

附属書E(参考)画像の評価及び再現

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部では

ない。

高画質画像がこの規格で提供されることを保証するために,視覚評価手順を定めることが必要となった。

画像をカラーモニタ又はハードコピーで評価することによって,これが達成されるかどうかについて,

多くの議論があった。画像をIEC 61966-2-1のセットアップ及び観察条件のディスプレイで観察する良い

機会ではあるが,ハードコピー上の再現が,より厳しい評価になると判断した。そこで,すべての画像を

Fuji Pictrographyディジタルプリンタで印刷し,ISO 3664の標準観察条件下で評価した。

しかし,この方法では評価のために作成されたハードコピーは,画像データと測色的に等価とはなら

なかった。これは,評価のために使うプリントを近似的に複製しようとする場合,どのように作るべきか

を記述する困難さを必然的に生み出す。印刷する画像は,色順応(画像は,D65による測色表現で規定され,

D50の観察条件に近似する。)及び画像をハードコピーに満足できるように再現するのに不可避な部分と

なる色域写像の両方の補正を受ける。色順応の変換は,比較的容易に規定できるが,色域の写像は容易

ではない。こうした変換は,しばしば経験的に導出されるが,数学的に記述するのは容易ではない。

色域の写像は,規定することが困難なため行わなかった。しかしながら,どのような色域写像でも重要

な部分となる,階調再現を付属書E表1で定義した。S6画像の1次色,2次色及び3次色のCIELAB値を提供

することで,これを行った。1次色及び2次色のデータは,色再現域の境界を近似的に定義でき,これらの

カラー色票は,階調再現を定義できる。このデータは,これらの画像を最適な再現に対するよい近似とな

るように再現しようとする場合,その装置が,同じようにふるまうか(必要な色域の差を補正しているか)

を確認するために利用できる。

定められた測定値は,二つの異なる研究機関で測定されたS6画像の12枚の異なる印刷物の測定の平均値

である。すべての測定は,ISO 13655に従っている。

page

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

22

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

附属書E表1 カラースケールのCIELAB値−12シートの平均値

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

23

X9204: 2004 (ISO 12640-2:2004)

参考文献

[1]

ISO 3664:2000, Viewing conditions - Graphic technology

and photography

[2]

ISO/IEC 10149:1995, Information technology - Data interchange on read-only 120 mm optical data

disks (CD-ROM)

[3]

ISO/CIE 10527:1991, CIE standard colorimetric observers

[4]

ISO/DIS 12231, Photography - Electronic still-picture imaging - Terminology

[5]

ISO 12639:2004, Graphic technology - Prepress digital data exchange - Tag image file format for

image technology (TIFF/IT)

[6]

ISO 13655:1996, Graphic technology - Spectral measurement and colorimetric computation for graphic

arts images

[7]

CIE Publication 15.2:1986, Colorimetry, 2nd edition

[8]

CIE Publication 131:1998, The CIE interim colour appearance model (simple version) CIECAM97s

[9]

PIMA 7667:2001, Photography - Electronic still picture imaging - Extended sRGB color encoding

(e-sRGB)

[10]

HUNT, R.W.G., Revised Colour-Appearance Model for Related and Unrelated Colours, Color Res. Appl.,

Vol. 16 (1991), pp. 146-165 (refers to the Von Kries chromatic adaptation transform)

[11]

SAKAMOTO, K., and URABE, H., Standard High Precision Pictures: SHIPP, Fifth Color Imaging

Conference: Color Science, Systems and Applications, (1997), pp. 240-244 (Scottsdale, Arizona, USA)

[12]

SAKAMOTO, K., and URABE, H., Development of XYZ/sRGB-SCID and Color Gamut Compression,

Seventh Color Imaging Conference: Color Science, Systems and Applications, (1999), pp. 212-216

(Scottsdale, Arizona, USA)

[13]

SUSSTRUNK, S.; HOLM, J. and FINLAYSON, G., Chromatic Adaptation Performance of Different

RGB Sensors, IS&T/SPIE Electronic Imaging, SPIE, Vol. 4300 (2001) (San Jose, California, USA)